もうKindle買おうよ。僕が電子書籍をすすめる理由

いろんな人に電子書籍やKindleの素晴らしさを伝えてきたけど、何回も説明するのが疲れてきたので、改めてここでまとめて書いておこうと思います。

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電子書籍専用端末は目が疲れない

Kindleなどの電子書籍端末は、スマートフォンやタブレットと違って、e-Inkというバックライトを必要としない仕組みで文字を描画しています。なので、紙と同じように自然の光が照らされて読めるようになるので、目が疲れないのです。

これは、実際使ってみるまで僕も「本当か?」と思っていましたが、Kindle Paperwhiteで読んだ感想としては、本当にそうです。

 

電子書籍は安い

もう当たり前ですが、電子書籍は紙の本より大抵安いです。通常でも数%は安いのが特徴ですが、それ以外にも、Amazonでは日替わりセールなどをやっていますし、Koboもしょっちゅう○○%割引クーポンが送られてきます。電子コンテンツの特徴を活かして、様々なセールのパターンが生まれているのが、電子書籍の特徴です。電子書籍を読むようになって、読む量は確実に増えていますが、本に使う金額は減ってる気がします。

セール情報は、このあたりのブログかTwitterをフォローしておくと良いと思います。

きんどう
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また、KindleオーナーでAmazonプライム会員の場合、Kindleオーナーライブラリーというサービスがあり、対象本はある程度限定されていますが、月に1冊無料で電子書籍を読むことができます。これまで、これらの本を読みました。

スマホで読める

スマートフォンでもアプリがありますので、外出先のちょっとした隙間時間でも読むことができます。読書量は、これによって大きく増えました。

何人かに話して驚いたのは、「携帯だと文字が小さくなる」という質問に対して、「文字は大きくできますよ」と言うと、「大きくなっても、見切れて読みづらくなるでしょ」という話でした。「いや、文字を大きくしたら、画面に合わせてレイアウトも最適化されるので、読みづらくなりません」と言うと、驚いていました。

 

PDFファイルなど電子書籍以外も読むことができる

Kindleでは、パーソナルドキュメントというサービスがあり、自分で用意したPDFなどのファイルをKindleに送信することができます。PDFファイルは正直読みづらいですが、変換ツールを使ったりすれば、読みやすくなります。

PDFファイルをKindleに最適化して「あとで読む」環境を充実させる方法 | Synapse Diary

また、Kindleフォーマットに変換するツールもあります。ただ、こちらは日本語は苦手です。

Pdf to Kindle format (mobi and azw) – Free eBook Converter

 

洋書が読みやすい

Kindleには辞書が入っているので、洋書など単語を選択すれば、すぐに辞書から調べることができます。英語の多読では辞書は引かない、というルールがあったりますが、Kindleを使えば辞書を引くストレスがほとんどないので、辞書で単語を抑えながら、スムーズに洋書を読むことができるようになります。

 

かさばらない

ここまで紹介したように、複数の本も当然ですし、論文などのPDFファイルもまとめて持っておけるので、かさばらないし、読もうと思っている電子情報が一元的に取り扱えるので、資料管理としても非常に楽です。

 

というわけで、これだけ理由があるのだから、KindleでもKoboでも良いので買いましょう。電子書籍をはじめよう。Kindleなら、今なら1980円の電子書籍クーポン付きです。

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Jリーグはなぜ2ステージ制に移行するのか?

Jリーグが2ステージ制に移行することが発表されました。最初内容を見たときは、意味がわからないものだったのですが、いろいろ事情はあるようです。

 

収入の低下と、その背景にあるJリーグの関心低下

Jリーグ戦略会議の旗振り役である、中西大介競技・事業統括本部長のインタビューが要点がまとまっていてわかりやすいと思います。そこから引用すると、Jリーグが認識している問題点は3つあったと述べられています。

その前提として、戦略会議が認識している現状の問題点について、お話したいと思います。大きく3つありました。1つ目は、日本代表とJリーグのサイクルがアンバランスになり、パラドックス化しているということ。2つ目は、一般の人々の視線がなかなかJリーグに向かっていかないこと。3つ目は、未来への投資原資が枯渇しつつあるということ。

謎に包まれていた2ステージ制復活の意図|コラム|サッカー|スポーツナビ

これらの問題から、2ステージ制・ポストシーズンマッチという案が出てきた、ということです。

 

日本人選手のレベルアップと、リーグの空洞化

日本のJリーグは、立ち上がりは非常にうまかったと言えます。それは「サッカービジネスの基礎知識」を読むとよくわかります。

一方で、育成がうまく行きだすと、有望な海外リーグに移籍する人が増え、スター選手となる人がJリーグから出ていってしまいます。これが今のJリーグの矛盾を生み出しているのです。

この点に関しては、ゼロ円移籍などの問題も言われていますし、Jリーグそのものが成熟してきているので、誰もかれもが海外リーグを目指さなくてもいいじゃないか、という論点もあります。が、現状としては海外リーグで活躍する選手がみれる日本代表は人気があって、Jリーグは注目されない、というジレンマを抱えているのです。

最近、セレッソの柿谷が注目されていますが、それがJリーグに観客を呼び込む効果を与えていることからも、日本代表→人気上昇、というマーケティングルートは未だに顕在していることがわかります。

 

テレビ放映権の拡大によって、潜在ファンを掘り起こす

プロ野球もそうですが、テレビ放映の機会が減ってきているように思います。Jリーグでは、主にスカパーが放映権を獲得しているのですが、視聴者の減少に伴い放映権料が減少してきています。

以下は、Jリーグの収益状況から引っ張ってきた放映権料収入の推移です。確かに減少傾向にあります。これは、Jリーグ全体の半分弱を占めているので、ここが減ってくると結構大きく響いてくるわけです。

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ちなみに、この放映権料は、各クラブへの配当金にもなっていて、これが減ることになります。「Jリーグ・各クラブ放映権料収入は1試合当たりJ1約3.7%、J2約1.5%」という数字があります。

Jリーグ・各クラブ放映権料収入は1試合当たりJ1約3.7%、J2約1.5% – コンサBizラボ | コンサドーレ札幌オフィシャルブログ

2ステージ制にする目的は、ポストシーズンにすることでテレビの露出機会を作り、放映権料を嵩上げする、という狙いがあります。また、Jリーグの観客数も確実に減少してきており、潜在顧客を増やすためにテレビの露出機会を増やし、Jリーグをもっと広く認知してもらおう、という狙いも含まれています。

 

まとめ

2ステージ制は、財政が弱くなってきたこと、その根底にあるJリーグ離れへの対策です。ポストシーズンの仕組みがわかりづらいな、とは思いますが、2ステージ制・ポストシーズンへ舵を切った理由はわかります。

プロ野球もクライマックスシリーズを導入したり、レスリングもルール改訂によって、スポーツそのものの魅力を向上させようと努力しています。Jリーグも同じように、新しく魅力あるスポーツになれるのかは、今後次第ということで。

【MBA書評】情報法コンプライアンスと内部統制

だーくろと共同テーマで書いているMBAの書評について、久々に書こうと思います。前回はリスクマネジメントについて書きました。

【MBA書評】ケースで学ぶERMの実践 | Synapse Diary

今回はそれに関連して、コンプライアンスに関する本を取り上げようと思います。

コンプライアンスとか内部統制というのは、どちらかというとネガティブな要素が目に入るので面白みを感じない人は結構いると思うのですが、経営においては非常に重要になっています。バイトテロ、という新しいコンプライアンス事象も登場していることですし。

コンプライアンスというのは、日本語に訳すと「法令遵守」とされる場合がしばしば見かけます。もちろん定義によって異なるのですが、僕の理解では法律以外にも、社会通念上のモラルや基準などについても範囲に含まれる、と考えています。

本の概要

本書では、これまでのコンプライアンスが発展してきた経緯と、事例が掲載されています。特に、法治の限界が露呈してきたことによって、企業がその穴埋めを担うためにコンプライアンスが発展してきた、という観点で描かれているのが印象的です。

コンプライアンスというテーマについて、体系的に学習することができます。

本の読みどころ

ビッグデータ、オープンデータなど、IT技術の進展と合わせて、情報資産の活用が叫ばれていますが、それに伴ってプライバシー情報の管理など、新しいコンプライアンスの問題が浮上しています。

TカードやSuicaなどの事案がありましたが、最近は特に法整備の方が遅れてきており、グレーゾーンをどう判断して対応していくのかが、企業側の対応として求められています。そういう意味では、これまでの流れを把握しつつ、企業をリスクに晒さないための体制を構築しておくことが求められます。

レイヤー化する世界

佐々木俊尚さんの新刊。Kindleオーナーライブラリーにあったので、気軽に読んでみようと思った次第だったのですが、正直予想以上の衝撃を受ける良書でした。

古代の歴史から本が始まったときは「この本、どうなるんだ?」と思いましたが、歴史から紐解く価値観や社会の仕組みを紐解いており、そして現在の社会がどうなっているのか、未来の社会がどうなっていくのか、というストーリーへつながる運びは、壮大な時間軸から導かれる楽しさと、納得性を与えるに十分なものでした。

ジャンルとしては、少し前に読んだ「未来予測」と似ていると思います。「価値観の変化」や「場の創出」などは、共通するテーマです。

学校の歴史ではヨーロッパが常に世界の中心と錯覚してしまうかもしれないが、中世まではヨーロッパは世界からみて辺鄙な場所。それが世界の中心に踊り出ることで変わった世界の仕組み。その背景にあった、印刷技術による宗教の弱体化。

これらの歴史をひとつの流れとして捉えることで、みえてくる価値観と仕組みの変化があります。

 

国家や行政の役割は変わろうとしている

本書では、超国籍企業の話が出てきます。国家という枠組みを飛び越えてしまう存在として。それ以外にも、クラウドソーシングなどで物理的な距離は分散してしまっているし、個人の単位でも国境を飛び越えやすくなっています。

超国籍企業については、「企業が「帝国化」する」が面白いです。
社会に入る前に読むのがおすすめ。「企業が『帝国化』する」 | Synapse Diary

そうなると、国の権威や財政というのは、相対的に低下します。ただその半面、グローバル化によって世界が平等になりつつあり、富が分配され、先進国は相対的に貧しくなっています。そして、国家に頼ろうということになるわけです。

ただ、行政も国民の生活を支える力が低下しているので、別の枠組みが求められています。それが「小さな政府」から出てきたアンチテーゼである「大きな社会」であり、「新たな公共」であり、「オープンガバメント」です。ざっくりまとめてしまえば、これらはいずれも行政単独ではなく、民間やコミュニティの力を利用し、行政機関はプラットフォームになろう、というアプローチだと思っています。

 

今後のパブリックサービスはどうなるか?

今後の行政機関はどう事業を展開していくべきでしょうか。ひとつのヒントは、やはり本書に書いてある通り、「場」の創出にあると思います。「場」を作り、「場」の上に集まる人たち全体に利益を与える仕組みにすることが、特に基礎自治体などのレベルではひとつのアプローチになるのではないでしょうか。

これまで構築されてきた様々な社会的スキームが、いろいろほころびを帯びてきています。どこかで転換しなければならないと思いますし、今は価値観を含め変化している時なのだとすれば、形になって表れるのも近いのかもしれません。

そして、それを実現するためにも、いろいろ実験する場が必要なのだと思います。

「神が世界をこう定めている。それは聖書に書かれている」と考えるのではなく、「世界はどう定められているのかわからない。だから自分たちでひとつひとつ実験して証明しながら確認してみよう」と考えるようになります。この考え方こそが近代科学の出発点でした。

ドラマ「半沢直樹」を見終わったら「ロスジェネの逆襲」を読もう

半沢直樹が最終回を迎えました。正直最初は観ていませんでしたが、周りから「面白い」という話を聞いたので、途中(第2部あたりからかな?)から観るようになりました。

著者の作品としては、過去に直木賞を受賞した「下町ロケット」を読んでいましたが、ドラマもその特徴が出ているなーと思いました。

ビジネス上のディテールもあるのですが、勧善懲悪でわかりやすいストーリーで、感情的に揺さぶられるエンターテイメントという印象でした。ビジネス小説となると、リアリティを追求する路線もあると思いますが、どちらかというとエンタメ色が強く、読みやすい感じです。

で、ドラマ「半沢直樹」は、役者も演技力高いし、面白いエンターテイメントでした。僕は銀行出身じゃないので、どこまでがリアリティなのかはわかりませんが。

最後の終わり方からすると、続編である「ロスジェネの逆襲」は映像化されるのでしょう。この「ロスジェネの逆襲」は、先に原作で読んでしまいました。こちらも面白かったです。簡単にいうとIT企業の買収劇なのですが、いろいろ劇的な展開が続いてくるので、一気読みしてしまいました。

エンターテイメントとして楽しいし、熱い気持ちで仕事しようという気持ちにさせてくれるので、個人的には好きですよ。倍返しはしないけど。

iPhoneユーザーの皆様へ。iOS7へのアップデートは見送ることをおすすめします。

iOS7が公開されました。例に漏れず、iPhone5のOSをアップデートした私です。結論を言えば、今回のiOS7への更新は失敗です。

まず、機能的にはあまり不便は感じません。ちゃんと正常に使えてますし。動作の軽快です。そんなに使い倒したわけじゃないけど。ただ、アプリアイコンと画面遷移のインターフェースが、どうしても良い感じとは思えません。

アプリアイコンは、角が丸くなったフラットデザインになっていますが、チープな印象が拭えません。個人の主観でしょうか。

iOS7

アイコンはいずれ見た目に慣れると解釈したとしても、画面遷移も気持ち悪い感じです。フォルダの中のアプリへのアクセスとか、アプリが終了した後の戻る動作とか、無駄にズームイン・ズームアウトが行われていて、なんとも使っていて違和感です。これまでの方が、これらの動作はコンパクトで使いやすかった。やはり、急に画面が大きく切り替わるのは、目が疲れてくるよ。。。

 

iOS7に関しては他にも、こういう意見があるようです。

iOS 7にアップデートしてはいけない7つの理由 LINEに通知の不具合も

Appleが思い切ってフラットデザインにかじを切ったこと自体は、単なる流行りだけじゃなくて、価値があると思ってます。その理由については、この記事に詳しく書いてあります。

iOS 7がフラットデザインを採用した理由、「既存のメタファーでは表現できない時代に」:ITpro

が、今回のiOS7を触ってみて、洗練されていない部分があるな、と思ったのが正直なところです。どうしても使いたい新機能がiOS7になければ、アップデートを見送った方が良いと思います。好きモノの方は、以下の動画など、自分の目で確かめてみると良いでしょう。僕はしばらく、このやや使いづらいOSと生きていくことになりました。

仕事で成果を上げたい人へ。「96%の人がやっていない 稼ぐ人の常識破りの仕事術」

成果を上げるためにはどうすれば良いのでしょうか。世の中にはたくさんこの手の情報が溢れていて、間違ったイメージが広く伝わっていることもあるようです。本書では、実績あるコンサルタントがそういう常識に対して疑義を呈していきます。

例えば、こういうことです。

・「優先順位を立てること」をやめたおかげで、働く時間が半分になり売上が倍になったセールスパーソン
・「顧客志向」をやめて、客単価が倍になり、会社の利益が2・7倍になった経営者
・「夢を紙に書いて」も、夢を細分化して計画しても叶わなかったのに、あることをやっただけで長年の夢だった独立起業を果たしたサラリーマン
・「人のために尽くす」のをやめて、徹底的に利己主義を貫くことで年収を倍にし、孤児院に寄付をしまくっているスーパーサラリーマンなど、「常識」を破ることで、一瞬で成果をあげるようになった人がたくさんいます。

本書で書かれている根本は、「いかに成果を出すか」であり、その観点に基いて実行されるべきである、というのがテーマです。僕もタスク整理をして日々作業をこなしていますが、タスク管理もやり過ぎるとあまり効率が良くないな、と感じることもあります。自由な発想が生まれなかったり、タスク管理が目的化してしまう場合もあります。そういうときは、本来の目的を見失っているのでしょう。

組織管理の面でも、非常に面白い示唆が含まれてます。この表現はわかりやすかったです。部下を叱る基準を明確に示してます。

「できない」と「やらない」を明確に区別する、ただそれだけ。その上で、「やらない」ときだけ叱ればいいのです。

部下の「成長」の観点がここには含まれていませんが、ある時点を切り出せば、この表現は非常に的確だと思います。「できない」ことを叱るのではなく、「やるべきことをやっていない」を叱るべきで、「できない」ことは成長を促す必要があります。

また、もうひとつ良い観点だと思ったのはこちらです。

さらに言うと、正しい行動をさせれば、結果的にモチベーションがアップします。スタッフのモチベーションが上がらない理由の8割以上は、成果をあげられないことにあるからです。スタッフには、成功体験が必要なのです。

結局は、成功体験だということです。内容やプロセスも重要だといっても、やはり成果に結びつくという事実に代えられるものはありません。

 

どうやったら成果を上げられるのか。それを考えるためのヒントを与えてくれる一冊でした。日頃の仕事の仕方に迷いがある方へ。

リピーターになる時期は予想できる

ビッグデータとか、データアナリティクスという言葉がバズっていますが、個人的にはデータ分析にはビッグもスモールもなく、重要だと思っています。それは企業経営、特に中小企業でも同じです。それはこの本を読んで、改めて確信した次第です。

久々に目から鱗でした。詳しいアプローチや考え方は本を読んでいただくとして、確かにこの方法を駆使すれば、リピーターの時期や予測できるようになるでしょう。有名な「やずや」で編み出された手法とのことです。

 

データ分析に必要な設備投資

データ件数が少ないうちは良いですが、最もオフィスで馴染みがあるExcelでも数千件レベルになってくると、だんだんファイル操作が重くなってきます。やはりAccessや他のソフトやサービスなど、データベースを整備する必要が出てきます。

中小企業は日報管理や取引管理などのデータが存在しないか、あるいは存在していてもパッケージ製品などでフォーマットが固定されており、互換性などの処理も技術的にできない、あるいは人的にそういうリテラシーがない、という壁に当たり気味です。

なので、こういうデータ分析を行うためのデータ蓄積の業務アプローチと、それを実現するためのデータベースを含めた技術サポートが必要だと思っています。

 

中小企業を支えるクラウドサービスの台頭

一方で、中小企業や個人事業主が利用するハードルが低くなったクラウドサービスは、いろいろ台頭してきています。

無料の見積・請求書管理サービス misoca(みそか)|テンプレートで簡単作成
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全自動のクラウド型会計ソフト「freee (フリー)」
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クラウド日報とはどんなもの? | クラウド日報
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他にも海外では、いろんなサービスが登場してきているようです。

今年は中小企業もビッグデータとSaaSを有効利用できる | TechCrunch Japan

 

タイムマシン経営ではありませんが、日本も今後このようなサービスを受け入れる土壌ができて、たくさんのサービスが登場してくると思うと、非常に楽しみです。

というわけで、今後の企業経営のトレンドは、データ分析とクラウド利用だと思ってます。

住所データから簡単に地図を作成できる「BatchGeo」の使い方

マーケティング調査などで使えそうなツールを見つけました。住所を含んだExcelデータをコピペすると、Googleマップ上にデータをプロットしてくれるWebサービスです。

マップを作成 | BatchGeo
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試しに、以下のデータを使って作成してみました。

[株]全上場企業の本社住所一覧(1000~4000番台) | アマシィ

たまに住所を認識できないものもあるようですが、精度はそこそこ良いです。

BatchGeoのテスト

無料版はデータ件数300件まで、広告表示、など制約はありますが、それでも使えます。それ以上に使い倒したい方は、月額99ドルです。

BatchGeo Pro | BatchGeo

マーケティング調査でも使えそうだし、ビッグデータで地図情報は増えているはずなので、こういうニーズはあると思うんだよね。作成した地図情報はすぐに他の人と共有できますし。GoogleMapなので、拡大・縮小も簡単です。

【MBA書評】ケースで学ぶERMの実践

だーくろと共同テーマで書いている「MBA書評」ですが、これまでの書評は以下の通りです。

【MBA書評】企業分析入門 | Synapse Diary
【MBA書評】コーポレートファイナンス | Synapse Diary
【MBA書評】ビジネスインサイト|だーくろのブログ
【MBA書評】成功するビジネスプラン|だーくろのブログ

今回は結構ごっつい系の本について書きますよ。企業経営を行う上では、リスクマネジメントというのは外せない項目になっているわけでして、その考え方や取組内容は知っておかなければいけません。

特に、リスクマネジメントの世界も発展していて、ERMという企業全体でリスクマネジメント体制を構築することが重要になっています。

というわけで、今日の一冊はERMを構築するための理論と実例を集めた本です。

本の概要

分厚い本であるが故に、たくさん事例が掲載されています。なので、ERMを構築する、というあまり馴染みがないことに対しても、実際の企業例と照らし合わせながら確認することができるので、理解はしやすい本だと思います。

リスクを把握し、評価し、対策する。それだけといってしまえばそうなのだけれど、それが組織構造にも影響を与えるし、財務インパクトも予め計測しておいた方が良い、ということになります。そういう、リスク管理を中心にして、企業経営上考えなければならない要素が書かれています。

 

本のみどころ

リスクは基本的には「確率×インパクト」で把握するものですが、さらに残余リスクと許容リスクの考え方、リスクの保有・移転・回避などのアプローチなど、リスク対策の基本を深く理解することができました。感覚的にわかっていることも、理論的に学習すると思考と応用が深まるというものです。企業グループ内のリスクをまとめてヘッジするための「キャプティブ」という存在も、この本で初めて知りました。

さらに、投資や財務へのインパクトについても、具体的な計算方法を含めて学習することができます。これらが企業評価に加わることで、より現実的な価値に換算することができ、業績予測やデリバティブなど様々な領域とつながっていきます。

 

リスクマネジメントというと面倒、というイメージもありましたが、科学的にリスクを管理する仕組みが理論上存在していて、自分の中では新しい発見でした。