各党のTwitterアカウントをテキストマイニングしてみた

衆議院議員選挙が始まりましたね。いろいろな要素で盛り上がっていますが、各党のTwitterアカウントがどのように運営されているのかを知りたくて、テキストマイニングしてみました。各党の分析結果を示す前に、全体としての共通事項を述べておきます。

  • 演説に関する宣伝情報が多い
  • 党首の名前が多い

これはどの党でも共通しています。それを踏まえても、少しずつ党のTwitterアカウントの運営方法が違う点がわかると思いますので、ご覧くださいませ。

 

分析の前提

各党の公式Twitterアカウントのツイートを、10/13AM時点で2000件程度抽出したものを分析しました。細かい技術的な点は省きますが、品詞は名詞のみにするなど、ある程度はわかりやすくするためデータを省いています。

 

自民党は「これまでの実績アピール」

与党第一党の結果です。

自民党広報(@jimin_koho)さん | Twitter

jimin_koho

前述した共通事項に加えて、「アベノミクス」や「5年間の実績」「閣僚」などが含まれており、政権与党ならではの文言が並んでいますね。

こういうツイートですね。

「直滑降」や「ストリーム」というのは、選挙開始前の広報として「直滑降ストリーム」という番組をやっていたからですね。

 

公明党は「政策アピール」

次は公明党です。

公明党広報(@komei_koho)さん | Twitter

koumei_koho

「教育」「負担」「軽減税率」「社会保障」など、政策としてアピールするポイントが投稿に含まれているのがわかります。

同じことを投稿するわけではないですが、このような投稿に、政策との関連を紐づけて投稿されているのが多いですね。

 

希望の党は「演説の最新情報」

次は、新しい希望の党です。

希望の党(@kibounotou)さん | Twitter

kibounotou

並んでいるキーワードからは、政策の内容よりは演説の場所や動画など、最新情報を伝える場として使っているようですね。

 

立憲民主党は「支援者募集」

Twitterのフォロワーが自民党を抜いたことが話題になりましたが、10/13時点で17万人を超えています。

立憲民主党(@CDP2017)さん | Twitter

CDP2017

キーワードとして「まっとう」「BOTTOM DEMOCRACY」なども見えますが、何より「ボランティア募集」や「個人寄付」という言葉が目立ちます。立ち上がったばかりということで、体制を作りながら選挙活動しているという感じでしょうか。

それ以外にもタイムラインをみると、返信も積極的に行っており、インタラクティブな運用が行われているのがよくわかります。

 

共産党は「動画でアピール」

次は共産党です。

日本共産党(@jcp_cc)さん | Twitter

jcp_cc

「とことん共産党」ということで、様々な動画が投稿されています。

演説などの情報は少なめで、アピールしたい内容を動画で伝えるというのは、新鮮な印象です。

 

社民党は「演説情報と時事ニュース」

次は社民党です。

社民党OfficialTweet(@SDPJapan)さん | Twitter

shamintou

選挙が始まる前は、時事ニュースと政策を関連づけた投稿が多かったようで、「NHKニュース」や「Yahooニュース」というキーワードが多くなっています。

選挙開始後は、演説情報が中心になっていますが、沖縄のヘリ墜落に関する投稿を行うなど、時事ニュースとの関連も続いています。

 

日本のこころは「フランクな運営」

最後は日本のこころです。

日本のこころ(@nipponkokoro)さん | Twitter

nipponkokoro

ぱっと見は、演説に関する情報が中心かなと思うのですが、「消費税マイレージ」などの政策のキーワードも見られます。

実際にタイムラインをみると、リツイートや返信が結構多く、フランクに運営されていることがわかります。

 

民進党も・・・

気になったので調べてみたら、民進党のTwitterアカウントもまだ活動しているんですよね。

民進党(@MinshintoNews)さん | Twitter

MinshinNews

代表などの演説情報が中心のようです。

ということで、一通り各党のTwitterアカウントの運営状況を見てみました。それぞれ違いがあって面白いですね。Twitterは短文でリアルタイム性が強いメディアなので、選挙で端的にアピールする用途で用いられますが、小さい政党と言われているところでもフォロワーが多かったりします。選挙行動にネットの影響が増しているといわれている中で、どういうマーケティングを行うのか注目したいところです。

他の観点でも分析してみると、いろいろ面白いことがわかりますね。

ウェブサイトを構築するなら必ず「独自ドメイン」を利用しましょう

「無料ブログをビジネスで使うのはなぜ駄目なのか」という質問を時々受けますが、その理由の大きな1つにドメインが独自のものを使えないという点が挙げられます。

 

独自ドメインとそうでないもの

ドメインとは、自社のURLのことです。ヤフーでいえば「www.yahoo.co.jp」がそれにあたります。独自ドメインというのは、自社固有のドメインを指します。

無料サービスでブログやウェブサイトを作ると、そのサービスでのURLが付与されます。例えばアメブロであれば「ameblo.jp/◯◯◯」のようになります。このように、URL上は「サービスのひとつ」として取り扱われるのです。

では独自ドメインの場合はどの点で有利なのでしょうか。

 

サービスが停止あるいは変更したいときに簡単に引き継げる

どこかの企業のサービスでウェブサイトを作った場合は、そのサービスが停止してしまうことも可能性としてはゼロではありません。また、何らかの理由でウェブサイトを作成するサービスを違うところに変更したいと考える時もあるでしょう。

そのような時に、独自ドメインではなくサービスのURLを使っていた場合は、別の場所に新しいサイトを作成したとしても、新しいURLを使わざるを得ません。

独自ドメイン

また、ウェブサイトにリンクを貼っていた別のサイトが多く存在していた場合、それらのリンク切れが発生することになります。リンクはSEOの観点からも重要になるので、これが失われるのは大きいデメリットです。

しかし、最初から独自ドメインを使っていた場合は、ユーザが認識するURLは変わらないので、ビジネスとしての影響をほとんど与えることなくウェブサイトを変更することが可能になるのです。

独自ドメイン

なので、長期的なウェブサイトを運営を考えた場合は、独自ドメインをちゃんと取得しておくのが良いでしょう。

独自ドメインの取得の仕方はそれほど難しくありません。お名前.comのようなドメインサービスからURLを取得すればよいでしょう。

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無料サービスでは独自ドメインは使えない

多くの無料ウェブサイトやブログサービスでは、独自ドメインは使えないようになっています。ここまで述べたように、独自ドメインでなければそのサービスが終わった場合や変更に迫られた場合に、築き上げたドメインとしての信用を一度失ってしまうことになります。

一方で、無料のサービスでは有料オプションが用意されており独自ドメインを使えるケースも多くあります。

例えば、ウェブサイト作成サービスで有名なJimdoでは、以下3つのサービスメニューが用意されています。無料でもウェブサイトは作れますが、独自ドメインが使えるのは有料のみです。

プラン – Jimdo(ジンドゥー) – Jimdo
プラン Jimdo(ジンドゥー) Jimdo

このように長期的に安全なウェブサイト上をするために、多少の投資は惜しまないことが重要になってきます。

 

ウェブサイトは、名刺代わりでもあり、看板でもあり、集客ツールとしての存在感はますます大きくなっています。特性を理解し、「無料」という言葉に惑わされず、長く利用できるウェブサイトを構築しましょう。

TSUTAYAを運営するCCCが書店最大手だって知ってましたか?

TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ。TSUTAYAはCDやDVDの販売・レンタルのイメージが強いですね。最近でも、DVDレンタルし放題のサービスを発表しました。

TSUTAYA、月額1000円でDVD借り放題・動画見放題 (ITmedia NEWS) – Yahoo!ニュース

しかし、カルチュア・コンビニエンス・クラブは今や書店最大手だってご存知でしたでしょうか。

カルチュア・コンビニエンス・クラブについて過去にも記事にしてきましたが、今回は改めて最近の業績を確認するとともに、なぜ書店最大手になったのか。業界動向やカルチャーコンビニエンスクラブの戦略を確認したいと思います。

CCCの売上高推移

カルチュアコンビニエンスクラブは2014年から非上場になっており、IR資料はありません。

しかし、企業ウェブサイトに売上高が掲載されていますので、特定できる範囲でグラフにしたのが以下です。

2015年の売上高が特定できませんでしたが、それを除けば順調に成長しているように見えます。

CCCの売上高推移

会社概要|CCC カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社

取り巻く状況

書店業界は縮小が続いており、厳しくなっています。以前ここで上場企業である書店の分析をしましたが、小売としての書店業界は限界が見えてきています。

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もう一つの事業収益であるレンタル事業に関しても、ストリーミングサービスに押されており、なかなか難しくなってきているようです。

ただし、カルチュア・コンビニエンス・クラブはそれ以外にもTポイントや携帯電話事業なども行っており、どの分野がどれぐらいの収益を稼いでいるのかは簡単には特定が難しそうです。

CCCの戦略

CCCが書店最大手になった理由を考えるのがこの記事の目的なのですが、まずこれまでのカルチュア・コンビニエンス・クラブの企業戦略を整理しておきたいと思います。

簡単な模式図が以下のようになっています。店舗パッケージを企画し、その運営(仕入れ・販売)を行います。ただし、FC店の場合は販売はFC店側で行うことになります。TSUTAYAの場合は、CD・DVD・書籍などが対象になるわけですね。

TSUTAYAのビジネスモデル_mini

もちろん、TSUTAYA DISCASのようなネットサービスも行っていますし、Tポイントなど多岐に渡る事業を展開しているので、これは単純化した図になるのですが、小売店舗がビジネスの中心であり起点になっているのが、今後の戦略を読み解くポイントです。

TSUTAYAの店舗数は、CCCのサイトによると1468店舗あります(2013年12月末という古い情報ですが・・・)。

TSUTAYACCC カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社

なので、市場が縮小しているからといって、AmazonやNetflixに対抗するために戦略シフトする、ということも戦略としては考えられなくもないのですが、CCCの場合は「小売店舗を起点に」今後の戦略を描いています。その理由は、これまでのCCCの事業モデルから理解できます。

なぜリアルにこだわるのか。映画や音楽が急激にネット配信にシフトする中、ネットに事業の軸を移すことはできなかったのか。理由を探せば、増田社長が進めてきた事業が、リアル店舗を軸にしたFC事業だったというところに必然的に行き着く。

引用:「TSUTAYA」は小売業の未来を示せるか (3ページ目):日経ビジネスオンライン 

そして、TSUTAYAとは異なる店舗フォーマットとして、「蔦屋家電」や「蔦屋書店」などを直営で実験的に展開しながら開発を進めています。

で、次の戦略がSPAモデルの展開になります。

TSUTAYAが不振出版社を買い続ける狙い | メディア業界 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

オリジナルコンテンツを作り込み、それを自社販売網で売り出す。売上予測や在庫管理を一体的に行うのがSPAの特徴です。先ほどの図をベースに変えれば、左側の領域を自社でも展開するということですね。

TSUTAYAのビジネスモデル_mini

CCCは最近徳間書店を買収しました。出版社を買収していることから、こういうコンテンツ企画を行いたいという目的でしょうし、そのためには「売る先」としての書店販売網も強化する必要があるのです。これが、書店最大手になっていった理由だと、僕は推測しています。

ということで、SPAモデルは有名になりましたし、原理として理解するにはシンプルなのですが、実際に行うのは非常に難しいのだと想像します。もともと衰退していく業界と言われている中で、新しいビジネスを作り出しているのですから。

この記事を書くためにいろいろ調べたり、思考を整理してみると、調べる前は「結構いろんなことをやってるな」という漠然としたイメージを持っていましたが、戦略的整合性を描きながら挑戦してることがよくわかってきました。

非上場となってどうなるかと思っていましたが、CCCの業績は好調のようですし、新しいビジネスモデル構築に向けて邁進中ということです。

今日はこのへんで。

これで英語ニュースを毎日読める。英語を習慣化するための環境をつくる方法

英語の勉強を薄く長く続けていますが、なかなか日本にいながらも英語に触れる機会を増やすのは難しいと日々実感しています。

しかし、地道に英語に触れる量が多いとやはり慣れてくる部分もあるので、生活の中でできるだけ英語に触れる時間を習慣化して増やしたいと思うのです。

いろんな方法を考えているのですが、最近取り組んでいるのが「毎日英語のニュースを読む」です。ニュースだと、本より短い時間で読み切れますし、毎日違うネタなので飽きずに読めるからです。

 

英語のニュースを読むときの問題

ただ、英語のニュースでも日本語に比べれば当然ながら読む速度が遅いです。なのでニュース記事とはいえど、結構時間かかってしまいます。なので流し読みしてたくさんニュースの記事を読むのが難しいのです。

だから、英語のニュース記事でもじっくり読みたいんですよね。

というわけで、習慣化するためには次の点を解消しなければいけませんでした。

  • 配信されるニュース記事の数が多くない(2~5記事程度)
  • 流し読みではなく、集中できる環境で読めるようにする

で、最近ようやくこの問題を解消できる環境をつくることができました。

 

「あとで読む」ツールの活用

いろいろ考えてたどり着いたのが、後で読むためのツールの活用です。代表的なものとしてInstapaperとPocketがあります。

Instapaper
Pocket

これらのツールのメリットは、読みたい記事をスタックして、いつでも読めることです。PCやスマホなどのマルチデバイス対応なのも利点です。また、途中まで読んだ場合は、次読むときに途中の場所から表示してくれるのも便利な機能です。

これらを使うと、空いた時間にゆっくりと読み進めることができるのです。これらのツールに、ニュース記事が自動で配信されるようにすることで、次のことができます。

  • 勝手にニュース記事がInstapaper(又はPocket)に登録される
  • 空いた時間にInstapaper(又はPocket)で読む

 

具体的な設定方法

では、具体的な手順を説明していきます。最初に全体像を示しておきます。

RSS→feedly→Instapaper
Pocket and other icons by Icons8

 

英語ニュースのRSSを特定する

まず英語サイトのRSSを入手しましょう。代表的なものにこちらのようなものがあります。

おすすめは、VOAです。やはり初心者にはわかりやすい内容になっているので。
Rss

BBCはこちらです。
News feeds from the BBC – BBC News

CNNもあります。
RSS (Really Simple Syndication) – CNN.com

技術系ならTechcrunchもおすすめです。
RSS Feeds | TechCrunch

これらを組み合わせて、読みたいジャンルのニュース記事を取り込めるようにします。配信される記事の数は、メディアやRSSによって違いますので、自分が一日で読めそうな数を意識して、登録すると良いと思います。

 

RSSをfeedlyに登録する

読みたいニュースメディアのRSSのアドレスがわかったら、それをfeedlyに登録しましょう。RSSリーダーとしては一番メジャーですし、後述するようにIFTTTに対応している必要があるので、feedlyが良いです。

Welcome to Feedly
Welcome to Feedly

そして、特定のカテゴリーを作って、対象のRSSを全て入れておきます。カテゴリー名はなんでも良いです。

 

feedlyからInstapaper(又はPocket)に登録する

feedlyから自動でInstapaperやPocketに登録するためには、IFTTTを使います。

Learn how IFTTT works – IFTTT
IFTTT

IFTTTでは、feedlyに記事が読み込まれた場合のアクションを指定できます。以下のAppletを参考に、自分の好みで作ると良いでしょう。

New items from a category in Feedly sent to Pocket to read later. – IFTTT

これで、自動でニュース記事がInstapaperやPocketに登録されるようになりました。

 

もっとじっくり読みたい人はKindleを使う手もある

上記の手順にひとつ増やせば、英語のニュース記事をKindleに流し込むことができます。Instapaperは標準でKindleへ送信する機能が用意されているので、以下の設定画面で登録すれば問題ありません。

Instapaper

Pocketの場合はP2Kというサービスがおすすめです。

P2K – Pocket to Kindle: Send Your Pocket Articles to Your Kindle

P2Kは試しに使ってみたところ、無料だと配信頻度が不安定だったので、その点はうまく割り切って使う必要がありそうです。

 

これでしばらく過ごしていますが、習慣化はうまくいっているようです。もう少し読む記事の数を増やそうかな、と思うぐらいです。英語を読むことを習慣化したい人は、参考になれば幸いです。

Flickrの写真をまとめてダウンロードして、Googleフォトに移行する

皆さんは、写真をどこに保管していますか?オンラインサービスは何を使っていますか?

 

Flickrの限界と引越し先の検討

昔から、写真管理にはFlickrを利用してきました。オンライン写真サービスの老舗であり、当時はUIが洗練されていたこともあり、人気が高かったのを覚えています。

しかし、米Yahoo!に買収され、それに振り回されたのか、Googleフォトの到来によってFlickrの魅力は大きく失われてしまったように思います。

Google Photosが自動アルバム作成機能投入したので期待したい

 

米Yahoo!は中核事業をAOLに売却してしまいましたし、Flickrもいつまで続くか不安な部分もあるので、今のうちに写真をバックアップしておくことにしました。

 

Flickrのダウンロード方法

昔は一括でダウンロードできる機能がFlickrから提供されておらず、別のソフトウェアなどを使う必要がありました。

Flickrの写真をまとめてダウンロードする「Bulkr」

 

しかし今は公式サービスとしてまとめてダウンロードできます。カメラロールから写真を選択して、「Download」ボタンをクリックするだけです(ダウンロードはzipファイルでひとまとめになります)。アルバムを作れば、アルバム単位でできます。

 

Googleフォトにアップロードする

一括でアップロードするなら、こちらのソフトが便利です。

Google ドライブをダウンロード
Google ドライブをダウンロード

指定したディレクトリにある動画や写真を、自動でアップロードしてくれます。Flickrからダウンロードした写真を、指定したディレクトリに置いておけば、Googleフォトにアップロードは完了です。

 

ちなみに、今でもFlickrのデザインは好きですし、写真コミュニティとしてはユーザー数が多く、機能しているように思えます。一方で、Googleフォトは機械学習を駆使して、自動でアルバムや動画を作成したり、新しい画像フォーマットに素早く対応するなど、サービスの進歩が著しいです。

Googleフォトに2つの新機能!AIが共有相手を提案、写真を自動共有 – iPhone Mania

Google、iOS 11のHEVC動画とHEIF画像をサポートした写真クラウドアプリ「Google フォト 3.5.0」をリリース | iPad App Store | Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)

RAWなどの生データを保存しておきたい、などの理由があれば別ですが、ライトユーザーで写真を大量に保存したいのであれば、Googleフォトが今なら最適解かな、と思います。

それにしても、写真データは大量になるので、こうやって引っ越すのは本当に大変ですね・・・。

 

写真の幅を広げるために、オリンパスのボディキャップレンズを買いました。フィッシュアイのやつです。

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安いのですが、意外と映りが良く、手軽に広角やフィッシュアイの写真を楽しめるので、試してみたいという人にはおすすめです。

グルメサイトの二強「食べログ」「ぐるなび」のビジネス戦略を比較する

グルメサイトといえば、食べログやぐるなびが代表的でしょうか。それ以外にもホットペッパーやRettyなどもあるようですが、皆さんはどのサービスを利用していますか?

今回はアクセスが多そうな上位2社である、食べログとぐるなびを調べてみました。

Googleトレンドで比較してみると

食べログとぐるなびのGoogleトレンドを調べてみると、食べログの方が圧倒的に多くなっています。

こうなると、「メディアとしての支持を得ているのは食べログ」という印象を持ちます。

グルメサイトのビジネスモデル

食べログもぐるなびも、基本的には同じビジネスモデルになっています。

グルメサイトのビジネスモデル

収益は主にユーザーサイドと飲食店サイドがあり、ユーザーサイドの場合は有料課金、飲食店サイドは登録料や広告料になります。

つまり、グルメサイトは両者を媒介するプラットフォームになるので、両者に対して利便性を高めつつ、どこからどのようにお金をとるのかがポイントになります。

ユーザーのアクセスはどちらが獲得しているか?

食べログの公開資料によると、PV数は食べログの方が、ぐるなびよりもやや上回っているようです。

グルメサイトのアクセス数

https://tabelog.com/editorial/owner/tabelog_mediadata_1605.pdf

PVがユーザーからの支持だと読み替えると、食べログは多くのユーザーから支持されているのだと思います(ちなみに、僕は食べログを使うことが多いです)。そういう点では、ぐるなびよりもトラフィックを稼げているのは、成功しているといえるでしょう。

両者の今後の集客戦略も見てみましょう。

食べログは、ラーメンやスイーツなどで高い評価を集めた店を紹介する「食べログ 百名店」を企画し、新しいカットでメディアとしての魅力を高めるようです。

食べログの集客
(カカクコムのIR資料より)

ぐるなびは、インバウンド需要の取り込みや関連サイトとの連携によって、集客を高めようとしています。

ぐるなびの集客
(ぐるなびのIR資料より)

どちらも別メディアとの提携による集客拡大を述べていて、新しい集客方法を探しながら拡大しているようです。

どちらが収益が高いのか?

両者の売上高を見てみると、また違う様子が見えてきます。以下は、両者の過去5年間の売上高の比較です。(食べログはカカクコムのひとつの事業になっているので、IR資料で食べログの売上高だけを抜粋しています。)

食べログとぐるなびの売上比較

グラフを見てみればわかりますが、食べログは、ぐるなびの半分ぐらいの売上しかありません。食べログの方が使われているのに、ぐるなびの方が売上が大きいというのは、最初見たときは、違和感を覚えました。

いろいろ調べてみると、これはそれぞれの事業モデルの違いから出てきているようです。

食べログの収益モデルは、ユーザー課金、広告、飲食店課金の3つから獲得しており、飲食店課金が最も多くなっています。

食べログの収益構造
(カカクコムのIR資料より)

ぐるなびの収益モデルとしては、飲食店課金、広告になっており、ユーザー課金はありません。


(ぐるなびのIR資料より)

両者とも飲食店からの課金収入が最も大きな比率を占めています。やはり、飲食店の集客費用としてのメリットが大きいからでしょう。

しかし、食べログの場合は個人からの課金も少なからず存在しており、飲食店一辺倒ではないこともわかります。

飲食店サポートはどちらが手厚いか?

ぐるなびは、飲食店に向けた営業アプローチが強化されているようです。それはIR資料からも読み取れます。

ぐるなびの飲食店向けの案内ページがこちらです。

【飲食店の集客なら】ぐるなび掲載のご案内

一方、食べログの飲食店向けページはこちら。

食べログ店舗会員のご案内 [食べログ]

比較してみると、ページを作って集客を高めるというアピールポイントは共通していますが、リピーターの創出に向けた仕組みの提供や、顧客分析なども行っています。

さらに、1000人の営業部隊がオフラインで販促活動を行うなど、ネット企業というイメージが高い食べログ(カカクコム)とは違うアプローチになっていることがわかります。

ぐるなびの営業体制
(ぐるなびのIR資料より)

食べログはネット予約は拡大する方針ですが、経営サポートまでは行う様子がありません。飲食店へのサポートについては、経営方針としてぐるなびの方が力を入れていると言えるんじゃないでしょうか。

二社の違い

大きなレベルでは、両者とも事業モデルとして同じと捉えることができるのですが、力点の置いている場所が違うため、それがそのスタンスや収益の結果が異なっていることがわかりました。

食べログは、カカクコム全体がメディア企業であり、メディアとして事業を構築することが得意なようですが、一方で飲食店に営業をかけていくことは、ぐるなびの方が得意そうです。

その結果だと思うのですが、ぐるなびはチェーン店への強化がIR資料で強調されています。営業効率を上げるためには一件あたりの売上を高めるのが王道です。そのため、ぐるなびはチェーン店を多く持つ大企業がメインターゲットになっていると推測します。

一方で食べログは営業にあまりコストをかけない代わりに中小企業を多く対象にしている、という違いがあるように感じます。(そのため、収益としても多くは獲得できないのでは・・・。)

まとめ

  • PV数が多いのは食べログ
  • 売上が高いのはぐるなび
  • ぐるなびは営業強化でチェーン店を中心に経営支援

両社ともまだ伸びていますし、しばらく競争が続いていくのだと思いますが、集客チャネルを多様化させたり、オンライン予約を強化するなど、戦略が似通ってきている印象があります。今後はそれぞれ棲み分けを行いながら、市場を広げていくことでしょう。

この記事を書くにあたって、こちらの本を読みました。Kindle Unlimitedに入っている人は無料で読めます。ライトな本ではありますが、飲食店業界が置かれている問題や解決策が端的に書かれていて、面白かったです。

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自分の体のためだけでなく、組織のためになる。健康リテラシーを高めよう

最近、立て続けに2冊ほど健康に関する本を読みました。

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一冊目の「脳を鍛えるには運動しかない!」を読むと「これまでは適当にさぼってきたけど、これはもう運動するしかないな」と思いますし、二冊目の「SLEEP」を読むと「毎日早く寝なきゃな」と思うはずです。

本を読みながら考えたのは、こういう健康に関する知識って、いろんな人に今後どんどん重要になるだろうな、ということです。

その理由を説明したいと思います。

 

最近の健康ネタは科学的

ここ最近こうやって登場してきている運動や睡眠、マインドフルネスなどは、ほぼ全て科学的なアプローチによるものです。

年末年始にこそ考えたい。あなたの生産性を上げる休息法とは?

 

つまり、なんとなく良いというものではなく、科学的な検証を積み重ねたものです。

例えば、前述の「脳を鍛えるには運動しかない!」では、次のような研究結果が引用されています。

脳と体の両方に負荷をかける運動は、有酸素運動だけするより効果が高いのだ。ホフストラ大学のある大学院生が小規模な研究でそれを証明しようとした。八歳から一一歳までのADHDの少年のうち、週二回武術の稽古に通っている子どもは、普通の有酸素運動をしている子どもに比べて、行動と成績がいくつもの項目で大きく改善した(どちらのグループも、まったく運動をしないグループに比べると劇的な改善を見せた)

 

「SLEEP」でも同じように、科学的な研究結果が示されています。

ノースカロライナ州ブーンにあるアパラチア州立大学の調査から、最高の睡眠を得るには午前に運動するのが理想的だということが明らかになった。彼らは、被験者を午前7時、午後1時、午後7時に運動する三つのグループに分けて睡眠パターンを調べた。 すると、午前7時に運動したグループの睡眠時間がいちばん長く、眠りも深かった。実際、身体の回復にあてられる「深いノンレム睡眠」の段階は、最大で75パーセント多かったという。

 

取り上げた二冊を読めばわかりますが、様々な箇所で研究結果の引用が行われています。最近の人体に対する研究は進んでおり、それらの積み重ねから有効と考えられる方法が検討されているのです。

 

なぜ健康がこれほど世界的に注目されているのか?

以前から健康ブームというものはありましたが、最近はシリコンバレーが特に健康に注目しているようです。その理由を考えてみましょう。

日本は人口減少ですが、世界的にも人材獲得競争が激化しています。その中で、経営者と労働者のパワーバランスは崩れて、労働者の方が強くなってるんじゃないかと思うのです。つまり、人材獲得競争というのは売り手市場であり、労働者が働きやすい環境が整備されるインセンティブが働きます

また、物質が満たされていくことでシェアリングエコノミーが発達したように、労働者が企業に求める要素も単純な金銭だけでなく、健康的な労働環境など別の価値観が醸成されてきているようにも感じます。

 

上記は労働者の目線になりますが、経営者の目線でも考えてみましょう。最近の人材獲得競争では、いわゆるブルーカラーと呼ばれる単なる労働力ではなく、創造性など人間らしい高度な能力が求められるホワイトカラー人材が対象になっています。そうなると、不健康では力を発揮できず、結果として経営者が損をする要因になります。

人材獲得競争の激しさもありますが、創造性などは人数を増やせば単純に倍になる、というものではありません。そうなると、各個人の才能を最大限発揮してもらうことが、生産性の向上や、ひいては競争力の向上につながります。

このように、労働者サイドからも、経営者サイドからも、人が健康的な生活を送りながら労働する理由が生じていると僕は考えます。

 

健康リテラシーが求められる

上述してきたように、時代の流れとして、今は生産性を上げて、健康的に働く時代になっているのです。これは両者にとって良いことではないでしょうか。

また、このような価値観を理解し、組織で実行していくリテラシーが求められます。組織で働くのであれば、体と心のバランスがどう発生するのか知っておくのは良いことです。例えば、不機嫌な態度をする人がいたとして、それが個人の資質ではなく、寝不足やプライベートでの精神不安定か?など、いろんな可能性に気づくことができます。

メンタルヘルスケアは現代人には必須の知識

 

それ以外でも、健康的なチームを形成し、生産性を上げる方法を考えるために、健康に関する知識はこれからもっと重要になると思うのです。

と思っていたら、同じような考え方として「ヘルス・リテラシー」という言葉は従来からあるようです。

ヘルス・リテラシー(health literacy)とは、健康面での適切な意思決定に必要な、基本的健康情報やサービスを調べ、得、理解し、効果的に利用する個人的能力の程度を意味する[1]。医療リテラシーとも称される。

引用:ヘルス・リテラシー – Wikipedia

 

ヘルスリテラシーについては、こちらの記事も詳しくてわかりやすいです。

自分の意思で健康を手に入れる! 日本の“ヘルスリテラシー”の今とこれから|PR会社|電通PR

 

ということで、健康に関する知識を持ち、それを実践することは、自分の体のためだけでなく、自分の組織に対してもよい影響をもたらすはずです。ぜひ、健康に関心を持ちましょう。興味を持った本からどうぞ。

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Kindle fire HD8で、ついにカバーを買いました。Kindle fireは安いのがメリットなので、カバーなどをつけずガシガシ使うことをポリシーにしていましたが、机に置いて映画を観たりしたくなったので、立てかけられるカバーを買いました。純正は高いのでこちらです。結構良い感じですよ。

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【書評】アマゾノミクス データ・サイエンティストはこう考える

「データは第二の石油」であるといわれているほど、データの重要性が増しています。膨大に増えていくデータによって、新しいビジネスが登場したり、様々なことを知ることができるようになって、生活が豊かになっているように感じます。しかし、その反面プライバシーが簡単に侵されたり、ネットで炎上するなど、これまでと違った弊害も出てきています。

このようなデータ社会で、どのような仕組みが必要か、各個人にはどういう対策が求められるのか。それを考えてみたくて、この本を読みました。

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過去にアマゾンのデータサイエンティストだった人が書いた本です。

アメリカで非常に評判になっている本だという事ですが、タイトルが分かりづらいように思います。ちなみに洋書のタイトルは「Data for the People」です。

これからのデータ社会によって、どのような要素が求められるのかを考えさせられる良い一冊でした。

 

増加するデータ

もう当たり前に広く認識されていますが、世の中はあらゆる場面で様々なデータが増えています。ただ、こう書かれている数字をみると、改めてすごいスピードでデータの生成量が増えているのがわかります。

受動的か積極的か、義務的か自発的か、正確かおおまかかといった違いはあるにせよ、こうしたものをすべてひっくるめたソーシャルデータの量は指数関数的に増加している。今日ソーシャルデータの量は、一八カ月ごとに倍増している。五年も経てばソーシャルデータの量は約一〇倍、つまりケタが変わっているだろう。そして一〇年後には、およそ一〇〇倍に増えているはずだ。言葉を変えれば、二〇〇〇年に丸一年かけて生みだされたのと同じ量のデータが、今ではたった一日で生み出されている。現在の増加率が続けば、二〇二〇年には同じ量が一時間以内に生みだされているだろう。

 

パソコンやインターネットが普及し、さらにスマートフォンやウェアラブルデバイス、IoTが発展してきており、様々な生活やビジネスなどあらゆる行動においてデータが発生するようになっています。

昔よりも簡単に知りたいことを調べることができますし、他人の行動を知ることもできますし、ビジネスで深い洞察を得ることもできますし、自分の健康データもわかるのです。データの増加と活用について、目覚ましい変化が起きています。

 

増大するデータから発生する価値観の変化

このように、膨大に増え続けているデータが社会生活に広く影響を与えてきており、その結果として、様々な社会規範やルールなども見直される必要が出てきています。わかりやすいのはプライバシーの問題でしょう。

大量のデータによって、個人の趣味・嗜好や行動などあらゆる状況が把握される可能性があり、それは政府や一部のデータ会社に偏在しています。

例えば、街中に監視カメラが設置され、犯罪捜査に活用されることも珍しくなりました。

このあたりの動画をみると、データを握られてしまうことが、個人の権利が不意に侵される可能性と、その恐ろしさが理解できるでしょう。

 

一方で、逆の観点も著者は提示しています。

過去一〇〇年にわたり、われわれはプライバシーを大切にしてきたが、そろそろそれが幻想にすぎないことを認めるべきだ。われわれは自らの関心、帰属意識、コミュニケーションを管理するためのツールを望んでいる。

プライバシー権というのが既に社会で確立されていると考えていて、それが大量のデータで脅かされる危機が高まっています。ただ、本書で書かれているのは、そもそもプライバシーという概念自体がそれほど古いものではなく、これほどのデータ社会を前提とした価値観ではないと説いているのです。

 

データリテラシーが必要

データ社会がここまで発展しているのは、データが増えることで多くの人が恩恵を受けている事実があります。

ソーシャルデータ革命とかかわりのない個人は一人もいない。そしてソーシャルデータから恩恵を享受したければ、自分に関する情報も共有しなければならない。これは断言できる。データを社会化することによるメリットは、たいてい意思決定能力の向上というかたちで表れる。何らかの交渉をするとき、製品やサービスを購入するとき、融資を受けるとき、仕事を探すとき、教育や医療を受けるとき、そしてコミュニティを良くするために、より良い判断ができるようになる。

ソーシャルデータの飛躍的増加によって、過去に例のない可能性が拓けるのは確実だ。どのような水準に達したら、個人的被害が大衆の利益の総和を上回ったと判断されるのか。ユーザーのプロフィールの編集履歴が偶然、あるいは悪意ある者の手によって友人や同僚にシェアされると社会的評価に傷がつくという理由で、婚活サイトでデート候補の編集履歴が閲覧できなくてもあなたはかまわないだろうか。

僕らは既に、こちらがデータを提供すれば便利なサービスを提供してもらえる体験を、たくさんしています。なので、いまさらその利便性を手放すとも考えられず、その利便性を実現しながら、個人の権利が侵されないようにコントロールする新しい社会の仕組みが求められているんだというのが、本書の主張です。

というわけで、データが大量に生成される社会では、新しい社会規範が必要になります。データを生み出すのは止められないし、データから生み出される画期的なサービスの利便性は享受したいし、データの集中管理によって不用意に権利が奪われるようなことはしたくないからです。

そこで求められるのは次の点だと著者は説きます。

今後ユーザーは、自らの投資に対してどれだけの価値を得られるかだけでなく、安全性リスクやプライバシーコストに対してどれだけの価値が得られるか、という包括的な視点でデータ会社を見られるようになるだろう。

プライバシーをはじめとする、自分の権利を確保しつつ、データを提供することによるメリットを享受する。そのバランスが求められており、「自分のデータを誰に提供することが、自分の利益を最大化できるのか」を見極める必要が出てきている、ということです。

 

他にもたくさんの具体的な示唆を提示しているのが本書の特徴です。どんどん強大になっていくデータ会社に対してどうガバナンスを高めていくか、など新しく求められる社会の仕組みを考える上で、良い本でした。

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新しいiPhoneに買い換える?自分の生活を変えてくれる製品を選ぼう

iPhone8とXが発表されましたね。

iPhone Apple(日本)

Appleの新製品に関しては毎回多くの人が注目をしていますが、今回の発表で、スマートフォンも一つの時代が終わるのかな、と感じました。

 

スマートフォンが成熟してきている

スマートフォンはどうやら、成熟市場になってきているようです。実際にiPhoneは販売台数が2017年2月にピークを迎えた後、減少傾向になっています。一方で、単価は高価格化しており、全体としては売上増という状況です。

iPhone失速?「販売台数減少」はヤバいのか | スマホ・ガジェット | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

iPhone販売台数、予想以上に減っていた | ロイター | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

こちらの記事では、端末の買い替えサイクルが徐々に伸びてきており、スマートフォンの買い替え需要が減少しているのがうかがえます。

「スーパーサイクルを気にしない」Appleの決算で見えたiPhone戦略の変化? – 松村太郎のApple深読み・先読み (2) AppleのiPhone戦略の変化 | マイナビニュース

つまりiPhone自体は売り上げが好調なわけですが、新機能の乏しさや買い替えサイクルの長期化によって販売台数が伸び悩んでおり、高付加価値化へのシフトを明確にしている状況です。

iPhoneをはじめとするスマートフォンについては、革新的な変化を起こし続ける時期は終わり、社会に必要ではあるものの、低価格化の流れが加速していくと同時に、別の付加価値が必要になっていくでしょう。

Appleに関しては、アプリや音楽、決済などの周辺サービスを含めた高付加価値化を目指しているのは明らかです。

 

自分の行動を変えてくれる製品やサービスを買おう

ということで、iPhoneが新しい機種を発表しまたが、正直あまり魅力を感じませんでした。別に買い換えてでも欲しいものではないな、と。

これまでiPhoneの発売は、ドキドキワクワクしたものでした。新しい機能や新しいデザインが発表のたびに投入され、自分の生活を変えてくれるような気がしたからです。そして実際に変えてくれました。

しかしもうスマートフォンでは大きな変化は望めないのでしょう。思えば、パソコンもあまり買い替えなくなりましたし、技術的やデザインに大きな変化が訪れなくなると、市場自体が成熟化していくのがビジネスの常です。

最近の購買行動の重要な基準のひとつとして、「自分の行動や生活を変えてくれるか?」というのがあります。

Kindleを最初に買ったとき、明らかに読書スタイルが変化したし、自分の生活が変わってしまいました。Kindleを買って以降、紙の本を購入する機会は激減しています。

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WithingsのSteel HRを買ったときも、運動に気をつけるようになりましたし、休日でも腕時計をするようになりました。

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物欲が減少している世の中なので、新しいものが出たから買う、所有欲を満たしてくれるから買う、ではなく、「これで自分はどう変わりそうか?」で選んでみてはどうでしょうか。

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次の変化する領域はウエアラブルデバイスかホームスピーカーですかね。こうやって生活を変えてくれる領域を探して、そこにお金を投じることが自分の生活を豊かにしてくれるんだと最近は信じています。

皆さんはいかがでしょうか。

スマートウォッチ市場は今後5年で倍になる。今買うおすすめのスマートウォッチ3つ

スマートウォッチが、色々群雄割拠していましたが、それなりに市場としては用途や価格感が小慣れてきている印象があります。

スマートウォッチをはじめとするウェアラブルデバイスは、これからも市場全体が伸びると予想されており、その中でも腕時計型が多くを占めるようです。

IDCが発行する「Worldwide Quarterly Wearable Device Tracker」の予測によると、2017年には1億2,550万台と予測されるウェアラブルデバイスの出荷台数は、2021年には2億4,010万台に成長すると見込まれ、好調なペースでの市場拡大が期待されています。

引用:ウェアラブルデバイスの世界/国内出荷台数予測を発表

 

ちなみに、今のスマートウォッチ市場のトップシェアはアップルです。

世界のスマートウォッチ出荷台数が急減、アップルは首位を維持–IDC – CNET Japan

そして自分の中で、スマートウォッチを付けて過ごす生活が当たり前になっているので、今自分が使っているオススメのスマートウォッチをご紹介したいな、と思います。

 

Nokia Active Steel HR

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厳密には、Nokiaブランドになる前のWithingsの時に買いました。アナログ時計に小さなディスプレイが付いているだけなので、ビジネスなど、様々な場面で無難に使えるのが特徴です。

また、当然防水で心拍数の計測もできるので、運動にも使えます。

WithingsのActive Steel HRを購入して、生活が大きく改善された

 

スマートウォッチはベルトを替えるのも一つの楽しみですが、18mmベルトで選択肢が多いのもメリットです。僕はKnotのベルトがデザインやイージーレバーで交換しやすいので気に入っています。

 

心拍数が計測できて、ビジネスやカジュアルで幅広く使えるデザインで、通知も限定的ではありますが確認できるので、バランスが良い製品です。

 

Mi band 2

Active Steel HRが、夏で蒸れやすくなったのでステンレスベルトにしたら、重く感じるようになりました。重くなると、どうしても睡眠中や運動中にはめるのを避けるようになりました。

ただ、運動や睡眠のデータを計測したかったので、検討したのがこちらのMi bandです。

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なにせ安い。そして、中国メーカーとして勢いのあるXiamiがどういう製品を作るのかも興味があったので、試しに購入してみました。

感想としては、想像通り非常に軽くて扱いやすいです。デザインとしてはビジネスなどには向いていないと思うので、寝る時と運動用ですね。

iPhoneアプリのデザインも悪くないです。睡眠データは全体平均と比べてどれぐらい長い/短いかを教えてくれますし、運動データも細かく計測してくれます。睡眠データもActive Steelは計測できてない時もありましたが、Mi bandはそういうことがありません。精度がどちらが良いかはわかりませんが、目安として計測する分には問題ないです。

日本語化できないのが難ですが、コストの安さを考えれば、非常にコスパが良い買い物でした。

 

Pebble Time

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Fitbitに買収されてしまい、もう終わってしまったPebble。今も使えるのですが、今後新しい製品は販売されないですし、製品サポートもないので、価格としては下落中です。

ということで、以前から使ってみたかったので試しに買ってみました。

Pebble Timeを買ってみたら、一目惚れ。格安でコスパ高いスマートウォッチ

 

ちょっとおもちゃみたいでチープ感があるのは確かですが、それでもデザインとしては優れていて、Eペーパーの特徴で常に時刻が確認できますし、ウォッチフェイスがたくさん種類があること、iPhoneの通知を全て時計に表示できる点が良いですね。

 

 

あと、こうやって複数のスマートウォッチを使ってわかるのは、結局iPhoneのヘルスケアアプリがこういう健康情報のプラットフォームになるってことですね。ひとつのアプリしか使わないならそれでも良いのですが、複数のアプリを使っていると情報を統合したくなるのですよね。

僕としては、スマホの機能がリッチになるにつれて、体から少し離れていってる気がしており、その代わりとしてスマートウォッチが体に密着しながらデータを計測したり、通知を確認する存在になっていると感じています。

スマートウォッチはApple Watchのシェアが非常に大きいですが、上記のように様々な種類のものがあるので、いくつか使い分けながら楽しむのはいかがでしょうか。

スカーゲンもかっこいいなあ、、、

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