PageSpeed Insightsでめっちゃ遅かったので改善を試みる

久々に自分のブログを真面目に見ているのですが、PageSpeed Insightsでブログの表示スピードを図ってみたら、すごい遅くてびっくりしました。

PageSpeed Insightsのスコアがひどかった

とりあえずトップページの速さを測ってみたら、

PCは83点なのでまだましかもしれませんが、

モバイルは26点・・・

 

これはダメだろってことで、いろいろやってみた結果がこちら。

PCは91点。こちらは合格ラインになりました。

モバイルは52点。まだ良いとは言えませんが、それでも改善したほう。

 

表示するスピードが遅いと、見る側からすればストレスですし、速いに越したことはありません。

速度を改善するためにやったこと

プラグインは極力削除

まず、なくても困らないプラグインは一斉に無効化しました。この際なので、無造作に導入されたプラグインを一掃しました。すごい数、停止した。

やはりプラグインはいろんな処理を増やしてしまうので、結果として表示が遅くなるというのを改めて実感した次第です。極力シンプルに。

ウィジェットも削除

サイドバーに表示していたウィジェットも削除しました。Twitterのタイムラインウィジェットなんかも貼っていましたが、これも表示が遅く原因なので削除です。

https://freeandlight.net/2019/01/26/sangomobilespeed/

高速化プラグインを導入

高速化のプラグインとして、次の2つを導入しました。

Autoptimize

JavaScript、CSSなどの圧縮。画像のLazy Loadもできます。

Compress JPEG & PNG images

画像を圧縮してくれる。後述するように、画像サイズが大きく、それが遅い原因だったので。

画像サイズを縮小

これまであまり画像サイズを意識してこなかったので、全体的に無駄に大きい画像サイズになっていました。特にアイキャッチにしか使っていない画像のサイズが大きく、それが読み込みの遅さにつながっていました。

全部やるのは大変なので、アクセスが多い記事の画像サイズを小さくしました。ただ、Googleアナリティクスやアドセンスのスクリプトでも遅くなると言われており、あまりこの点数を気にしすぎてもキリがないかもな、と思います。

 

というわけで、たまにはチェックしてスピードが遅くなっていないか、確認してみるもんですね。

そもそも、ブログサービスとかを使えば、こういうメンテナンス自体も不要になると言う考え方もあるんですけどね。最近だとnoteとか流行っているし。

簡単にサイトにウィジェットを表示できる「GetSiteControl」のアクセス解析方法

前回、お知らせやキャンペーンなどを簡単にポップアップできる「GetSiteControl」について、登録からウィジェットの作成までを書きました。

お知らせやキャンペーンをポップアップで簡単に表示できる「GetSiteControl」

今回は、そのGetSiteControlが、アクセス解析などの結果を分析しやすくなっているので、その機能のご紹介です。

 

基本的な指標はダッシュボードから

作成したウィジェットがどのような結果になったかは、GetSiteControlのダッシュボードから確認できます。ダッシュボードには、以下のように作成したウィジェットごとに指標が表示されます。

getsitecontrol-analytics

左から「インプレッション」「ヒット」「CTR」「掲載期間」です。今回作ったウィジェットは、44回表示されて、未だゼロです・・・・。

これだけでも、作成したウィジェットがどのような効果をもたらしているかがわかりますし、改善のインプットになるでしょう。

 

Google Analyticsと統合できる

ダッシュボードで指標を確認するだけでも、改善に役立つのですが、GetSiteControlはGoogle Analyticsとも連携できます。

英語ですが、こちらに連携方法が書いてあります。

GetSiteControl — How to integrate GetSiteControl with Google Analytics

連携方法は至って簡単で、「Site Setting」から「Integrate with Google Analytics」のチェックを入れるだけです。これだけ。

 

それでは、その結果を確認してみましょう。Google Analyticsで「行動」→「イベント」に「getsitecontrol」というイベントカテゴリが表示されるようになります。

getsitecontrol-dashboard

 

イベントアクションとイベントラベルは、以下の内容が表示されます。

 

イベントアクション

イベントアクションは、ウィジェットに対してユーザーが起こしたアクションが記録されます。この例では、「show」と「close」が表示されていますが、それ以外にも「action」と「logo」というアクションが定義されています。

show (the widget is shown to a visitor)
close (a visitor clicks on the ‘close’ button)
action (a visitor clicks on the widget button)
logo (a visitor clicks on the ‘Powered by GetSiteControl’ logo)

GetSiteControl — How to integrate GetSiteControl with Google Analytics

イベントラベル

イベントラベルは、ウィジェットの種類を表示してくれます。今回の例では、Survey Widgetが表示されています。

getsitecontrol-analytics2

 

以上です。GetSiteControlがいろいろデータが取得できて、その成果を具体的に確認することがわかっていただけたかと思います。

興味がある方は、ぜひお試しください。

GetSiteControl — Perfect widgets for your website

お知らせやキャンペーンをポップアップで簡単に表示できる「GetSiteControl」

ウェブサイトにキャンペーンのお知らせやメルマガ登録の案内、アンケートなどをポップアップで表示したい時がありますよね。

そんな時に役立つのが「GetSiteControl Widget」です。

GetSiteControl — Perfect widgets for your website

 

GetSiteControlでできること

ウィジェットと呼ばれる小さなウィンドウを、いろんなパターンで表示することができるようになります。言葉では分かりづらいですが具体例を見るとわかっていただけるんじゃないでしょうか。

実例がサイトに掲載されているのですが、例えば、

 

自社のニュースや新着記事をメールで読んでもらうために、メールアドレスを登録してもらう

 

新しい製品をお知らせする

 

アンケートをとる

 

などなど、サイズや色、表示する場所などを含めて様々な形でできます。もちろん日本語にも対応しています。

このサイトでも、アンケートウィジェットを作成してみました。

さらにその結果をアクセス解析として分析することもできます。また、これらの機能は条件さえ満たせば無料で使えます。

では詳しく登録等の使い方を見ていきましょう。

 

アカウント登録

最初のアカウント登録は、新規で行うか、FacebookまたはGoogleでログインします。

その後、サイトを登録すると、埋め込み用コードが表示されます。これを貼り付けるか、Wordpressを使っている場合はプラグインを利用します。Wordpressの場合、「GetSiteControl」で検索すればプラグインを特定できます。

これで登録は完了です。

 

ウィジェットの作成

次は実際にウィジェットを作成します。

最初に、ウィジェットの種類を選びます。「Subscribe」「Contact」「Promo」「Survey」「Follow」「Share」「Chat」があります。

 

種類を選んだら、今度は具体的な設定です。

まずはウィジェットの出現位置、色と表示方法を設定します。これはプレビューが常に表示されてますので、わかりやすく設定できるのではないでしょうか。

次にコンテンツの文言を指定します。今回作ったサーベイの場合は、アンケートに答えてくれたら、Thank youメッセージも表示することができます。

次は振る舞いです。ウィジェットを表示するタイミング、頻度、いつウィジェットの表示をやめるかなどを設定できます。今回は3回表示したユーザーにはもう表示しない、という設定にしてみました。

あとは、ユーザーもセグメントすることができます。ブラウザやPC/モバイルの違い、場所など様々な条件で表示する条件を絞り込むことができます。モバイル向けのユーザーに対して、モバイルアプリのお知らせをする、などもできるわけですね。

これでウィジェットは作成できました。あとは「Activate」で有効化したら完了です。

 

プラン

プランは、Free、Plus、Proの3段階があります。Freeでもウィジェットの種類は全部使えますし、1つのサイトであまりカスタマイズにこだわらなければ、無料で良いと思います。

有料プランでは、高度なターゲッティングや、A/Bテストをできます。

 

以上、GetSiteControlを使えば、ウェブサイトにちょっとしたウィジェットを簡単に表示できることがわかっていただけたと思います。キャンペーンやお知らせをしたい場合などは、通常のお知らせ欄に掲載するより目立つ形でユーザーに知ってもらえると思うので、利用を考えてみてはどうでしょうか。

GetSiteControl — Perfect widgets for your website

楽天とヤフーショッピングの流通総額を比較してみた

ECサイトが今後どうなっていくのかを把握するために、主要なECサイトがどの程度の規模になっているのかを調べてみました。

ECサイトの規模を見るなら、「流通総額」を見ます。そのプラットフォームでどれぐらい取引額が発生したかをみる数字です。

ECサイトとして大きなメジャーはやはり楽天、Amazon . Yahoo!ショッピングの3つでしょう。

この中でアマゾンは日本だけの流通総額を正式には発表しておらず、楽天やYahoo!とモデルが違う(楽天・ヤフーショッピングは店舗型)なので、今回は除外しました。そのため迎えは楽天とYahoo!ショッピングの2つを比較したいと思います。IR資料で公開されている数字から作成しました。その結果がこちら。


(両社IR資料から作成。単位は兆円。)

ヤフーショッピングについては、ヤフオクとアスクルは除いた数字です。

結果を見ると、楽天の方が流通総額が大きいのがわかりますね。直近の2016年の数字を見ると、ヤフーショッピングの流通総額は、楽天の約4分の1です。

ただ、「eコマース革命」を掲げたヤフーは、ここ3年で大きく伸びてきています。2012年〜2014年はあまり大きくは伸びていませんでしたが、2015年、2016年と明らかに伸びが生じています。さらに、IR資料を見るとヤフーショッピングを今後も投資すると明言しています。

ということで、現時点では流通総額で見ると楽天が圧勝です。しかし、まだ大きな差はあるもののヤフーショッピングも大きく成長しており、今後もその伸びは期待できるでしょう。

さらに言えば、EC市場の流通総額自体が全体で向上しているので、ECサイト全体が伸びていくことも十分期待できます。

今日は以上です。今後の石サイトの展開を考えている方に参考になれば幸いです。

楽天やヤフーショッピングなどのECサイトについては、こちらの本でも分析されているので、興味ある方はぜひ一読してください。

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ウェブサイトを構築するなら必ず「独自ドメイン」を利用しましょう

「無料ブログをビジネスで使うのはなぜ駄目なのか」という質問を時々受けますが、その理由の大きな1つにドメインが独自のものを使えないという点が挙げられます。

 

独自ドメインとそうでないもの

ドメインとは、自社のURLのことです。ヤフーでいえば「www.yahoo.co.jp」がそれにあたります。独自ドメインというのは、自社固有のドメインを指します。

無料サービスでブログやウェブサイトを作ると、そのサービスでのURLが付与されます。例えばアメブロであれば「ameblo.jp/◯◯◯」のようになります。このように、URL上は「サービスのひとつ」として取り扱われるのです。

では独自ドメインの場合はどの点で有利なのでしょうか。

 

サービスが停止あるいは変更したいときに簡単に引き継げる

どこかの企業のサービスでウェブサイトを作った場合は、そのサービスが停止してしまうことも可能性としてはゼロではありません。また、何らかの理由でウェブサイトを作成するサービスを違うところに変更したいと考える時もあるでしょう。

そのような時に、独自ドメインではなくサービスのURLを使っていた場合は、別の場所に新しいサイトを作成したとしても、新しいURLを使わざるを得ません。

独自ドメイン

また、ウェブサイトにリンクを貼っていた別のサイトが多く存在していた場合、それらのリンク切れが発生することになります。リンクはSEOの観点からも重要になるので、これが失われるのは大きいデメリットです。

しかし、最初から独自ドメインを使っていた場合は、ユーザが認識するURLは変わらないので、ビジネスとしての影響をほとんど与えることなくウェブサイトを変更することが可能になるのです。

独自ドメイン

なので、長期的なウェブサイトを運営を考えた場合は、独自ドメインをちゃんと取得しておくのが良いでしょう。

独自ドメインの取得の仕方はそれほど難しくありません。お名前.comのようなドメインサービスからURLを取得すればよいでしょう。

ドメイン取るならお名前.com|ドメイン取得 最安値 1円!

 

無料サービスでは独自ドメインは使えない

多くの無料ウェブサイトやブログサービスでは、独自ドメインは使えないようになっています。ここまで述べたように、独自ドメインでなければそのサービスが終わった場合や変更に迫られた場合に、築き上げたドメインとしての信用を一度失ってしまうことになります。

一方で、無料のサービスでは有料オプションが用意されており独自ドメインを使えるケースも多くあります。

例えば、ウェブサイト作成サービスで有名なJimdoでは、以下3つのサービスメニューが用意されています。無料でもウェブサイトは作れますが、独自ドメインが使えるのは有料のみです。

プラン – Jimdo(ジンドゥー) – Jimdo
プラン Jimdo(ジンドゥー) Jimdo

このように長期的に安全なウェブサイト上をするために、多少の投資は惜しまないことが重要になってきます。

 

ウェブサイトは、名刺代わりでもあり、看板でもあり、集客ツールとしての存在感はますます大きくなっています。特性を理解し、「無料」という言葉に惑わされず、長く利用できるウェブサイトを構築しましょう。

Amazon・楽天・Yahooの流通総額からみるEコマース市場

先日、Eコマース全体の規模を調べて記事にしました。

ネット販売の市場規模とEC化率の動向を調べてみました(2017年版)

2016年時点で、BtoC向けのEC市場は15兆円程度の規模になっています。

今回は、楽天、Yahoo、Amazonの流通総額を調べて、それぞれがどういう動向になっているのか、シェアはどの程度かを確認してみました。ネットショップで販売する方は、参考にしていただければと思います。

楽天の流通総額

IRの説明資料から、2016年の流通総額を計算しました。合計でちょうど3兆円程度です。

楽天 流通総額

2017年度決算短信・説明会資料|楽天株式会社

ヤフーの流通総額

こちらも、IRの説明資料に2016年の流通総額が掲載されていました。Yahoo!ショッピングとASUKLを合計すると、9562億円です。

Yahoo! 流通総額

IR情報ヤフー株式会社

Amazonの流通総額

一番難しいのはAmazonの流通総額です。Amazonは日本の流通総額を公開していないので、正確な数字が分かりません。ただしアメリカの決算報告には日本の売上高は公開されているので、そこから日本の流通総額を設定した数字を発表している記事がありました。

ネッ担編集部ではこの数値を前提に、アマゾン日本事業の流通総額を推測してみる。2015年度については、第三者による流通額は約6200億円、直販による流通額は約9300億円と推計。2016年は、第三者による流通額は7200億円、直販による流通額は約1兆800億円となり、流通総額は少なくとも合計1兆8000億円規模まで広がっている推計できる。

引用:アマゾン日本事業の2016年売上高は約1.1兆円【Amazonの2016年販売状況まとめ】 | ネットショップ担当者フォーラム 

以上の数値によれば、Amazonは合計で1.8兆円の流通総額はありそうです。

では、BtoCの市場全体における、楽天・Yahoo!・Amazonのシェアを確認してみます。

Eコマースの流通総額シェア

このように、3社で1/3を超えていました。ネットショッピングを出店する際には、これらの状況を踏まえて考える必要がありそうです。

ちなみに、意外と「その他」が多いと思われたかもしれません。調べてみたら、洋服のネットショップで有名なZOZOTOWNは、1595億円でした。Yahoo!の1/5ぐらいの規模になります。

ZOZOTOWN」の年間流通額は23.6%増の1595億円 | ネットショップ担当者フォーラム

それでも十分大きい方だと思うのですが、大手3社がいかに巨大かがわかりますね。

ネット販売の市場規模とEC化率の動向を調べてみました(2017年版)

最近はますます、私の周囲でも、ネットで販売を広げようと考えている事業者が多いのを実感しています。既存のビジネスを拡大させたい、あるいは副業や趣味など小規模な事業として、ネット販売を活用したいなど、ケースは様々です。

ネット販売を中心としたEコマースは、売る側のチャネルの選択肢として、当たり前のように考えるようになっています。今後もますますネットで販売されるようになるんでしょうか。

そこで、今の日本市場におけるEコマースの実態を、国の統計資料から読み解いてみたいと思います。

調査レポートは、経産省の「平成28年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」を参照します。

平成28年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)(PDF

全体のEC化率(B2C)

先ほど挙げたレポートでは、様々な商材のEコマースの市場規模が掲載されていますが、EC化率(全体の販売におけるネット販売の比率)は物販のみとなっています。

物販のEC化率は、全体のトレンドで見ると以下のように推移してきています。

BtoC-EC の市場規模および EC 化率の経年推移

全体的に上昇しており、Eコマースで購入する割合は増えていることがわかります。

ちなみにアメリカのEC化率は日本より進んでいると言われており、日本でも将来的にはもっとEC市場全体は拡大していくと予想されています。

さらに、スマートフォン経由の市場規模も拡大しており、相対的にスマートフォン比率が上がってきています。

スマートフォン経由の市場規模の前年比較

若者中心にパソコンを持たない人が増えてきていることもあり、スマートフォンの存在感はどんどん高まっているのが実態です。

カテゴリーごとのEC化率

物販系のECは、各カテゴリーごとで見ると以下の規模になっています。

物販系分野内での各カテゴリーの構成比率

また、各ジャンルのEC化率と市場規模との関係図がこちら。

市場規模とEC化率

市場規模に対して、どの程度EC化が進んでいるのかがわかります。市場規模が大きいものの、EC化率が低いジャンルとして「食品、飲料、酒類」や「衣類・服装雑貨等」が挙げられます。

食品系については、やはり鮮度が重要になることが多く、直接買うことが多くなるのではないかと推測します。報告書でも、以下のように考察されています。

EC化率は 2.25 と相対的に他のカテゴリーより低いが、これは一部の生鮮食品等、ECに不向きな商品が含まれること、食品をECで買う文化が根付いていないことが原因と考えられる。

ただ、ネットスーパーが普及してきていますし、Amazonも「Amazonフレッシュ」の提供を始めており、この領域のEC化率は各社力を入れているのがわかります。

Amazonフレッシュ | 生鮮食品、日用品・雑貨、専門店グルメアマゾン

あと、衣類系もサイズを確認して買いたいニーズがあったり、品数が多く比べづらいなどの特性が影響しているかもしれません。しかし、こちらもZOZOTOWNが売上を伸ばしていたり、ユニクロがECに力を入れるなど、アパレルのEC化は今後も上昇していくでしょう。

このように、ジャンルによって動向が違うものの、例えばEC化率が低く市場規模が大きいところは、今後大きく伸びる可能性があるなどの参考になるのではないでしょうか。

EC市場全体は、まだ市場全体が伸びる可能性がある、とも言えますし、ライバルが増えたり、大手が寡占化しはじめているため、楽に勝つのは難しいともいえます。中小・零細はジャンルを絞らないといけないでしょう。

実店舗の売場面積

次に、ネット販売ではなく、実店舗としての小売業の動向もみてましょう。こちらは商業統計(経済産業省)からデータを取得します。

以下は、事業規模ごとの売り場面積の推移です。

事業規模ごとの売り場面積

戦後の歴史でみれば、全体として小売業の売り場面積は伸びてきています。しかし、事業規模ごとでみると、大企業の売り場面積は伸びている一方で、小規模な企業ほど売り場面積は減少しています。実店舗の販売は体力勝負な面が出ており、小規模な小売業は苦戦している姿が浮かび上がってきます。

まとめ

以上、ざっくりまとめると次のようになります。

  •  全体のEC化率は伸びており今後も成長が期待できる
  •  スマートフォンでの販売が今後は伸びていく
  •  様々な商材がECでの販売を伸ばしている
  •  売り場面積でみると、大規模な企業の比率が高まっている
小規模な企業は、売り場を持つことは難しくなっており、市場が拡大しているEコマースで、うまく商材を選んで売る必要があると考えます。

内部SEO対策状況を超簡単に診断するWebツール「Varvy」が便利

自社サイトがどの程度SEO対策できているか、把握していますか?

今日は非常に簡単に、SEO対策状況をチェックできるWebサービスをご紹介したいと思います。もちろん、無料です。

 

URLを入力するだけでチェックできる「Varvy SEO tool」

ご紹介するのは、「Varvy SEO tool」です。

Varvy SEO tool and optimization guide

 

使い方は非常に簡単で、テキストボックスにURLを入力するだけです。

Varvy-SEO-tool-and-optimization-guide-1024x583

このWebサービスの特徴は、使い方が非常に簡単であることと、主要なチェック項目の対応状況をわかりやすく示してくれるところです。

チェック項目はGoogleのSEOガイドラインに従っており、内容にも信頼ができます。

 

欠点といえば、全部英語であるってことでしょうか。そんなに難しくないので、なんとなくでも理解できる人は多いと思いますが、一応チェック項目の日本語訳を載せておきます(訳はざっくりです)。

チェック項目(英語)日本語(適当訳)
Googlebot AccessGoogleのクローラーが正しくアクセスできる状態か
Mobile Devicesモバイルで見やすいレイアウトになっているか
SecuritySSL通信ができているか
Accesibilityいろんな人にとって読みやすいサイトになっている
Page speedページを表示する速度は早いか
Robot.txt guidelineRobot.txtが配置されているか
Image alt text画像に代替テキストはあるか
Sitemapsサイトマップは配置されているか(Google用・ユーザー用)
If Modified Sinceブラウザのキャッシュ期限に対応しているか
Paid linkお金で外部リンクを買っていないか
Valid HTML正しいHTMLが使われているか
Amount of links無駄にたくさんリンクを貼っていないか
Findable linksリンクは認識しやすくなっているか
HTTP headersHTTP headerはGoogleに認識できるようになっているか

終わりの方の項目はあまり気にしなくてもよいかもしれませんが、これだけの項目がチェックできれば、SEOの内部対策としてはおおよそ問題ないでしょう。

ちなみに、チェック項目のひとつにSSLが含まれているのが、新しさを感じます。先日書いた、最近のSSL導入の重要性は、こういったチェックツールにも表れています。

最近いろんなサイトで導入してるSSLって何?独自SSLと共有SSLの違いは?

 

内部対策だけでなく、スピードチェックやモバイルチェックもできる

Vavryは内部対策だけでなく、他に二つのチェックを行うことが可能です。サイトの左上にあるメニューの「speed」「mobile」が該当します。

 

Speedは、サイト速度が適正であるかをチェックしてくれます。

Googleが提供しているPageSpeed Insightsの方が日本語で使いやすいかもしれませんが、Vavryは具体的に重いファイルを示してくれたり、グラフィカルに表示してくれますし、チェック項目も多いのが特徴です。

 

Mobileは、スマートフォンに対してサイトが適正化されているかをチェックできるツールです。

こちらも、Googleが同じく提供しているモバイル フレンドリー テストと重なるものがありますが、同じようにわかりやすく表示してくれるのがVarvyの良いところかな、と。

 

こういうツールを知っておくと、誰でも簡単にチェックできますし、ウェブサイトを改善するきっかけにもなります。さらに、SEOとして求められる要素もどんどん変わっていくので、定期的にチェックして、自社サイトの状況を把握しておくことも重要です。

ウェブサイトを少しでも訪問者にとってわかりやすく、より良いサイトにしましょう。

Twitterのユーザー数は本当に減っているのか?調べてみた

Twitterの業績不調や身売り話が最近良く出てきています。SNSの代表格であるTwitterは、既にメディアとしては終わってしまったのでしょうか。実際のユーザー数を公開資料から確認してみたいと思います。

 

Twitterのユーザー数は減っているのか?

ユーザー数の定義にもよりますが、ここではMAU(Monthly Active Users)を対象にしたいと思います。

TwitterのMAUは、決算資料として公式に発表されています。

Financial information | About

 

以下は最新のデータである、2016年Q3の数値です。

グローバル全体でみれば、ユーザー数は伸びています。

 

マネタイズに苦戦するTwitterは、そのような最中でユーザー数が減少していることが不安視されています。ただ、一部のコアユーザーに対しては強い力をもっており、一人当たりの収益性も向上しています。

Twitterの成長を呼び起こすためには、基本的なしくみに大がかりで目に見える変更を加える必要がある。さもなけれは、広告を大きく、派手で、侵略的にすることによって、既存ユーザーから多くの収益を絞り取らなくてはならない。

この年のユーザー1人当たり売上は、1.48ドルから35%伸びて2.00ドルだった。無理にユーザー数を増やさなくても、Twitterは長期ユーザーに積極的に広告を見せ長く滞在させることで、彼らの忠誠度を利用できるかもしれない。

引用:Twitterの月間ユーザー数は、SMSユーザーを除くと減少している | TechCrunch Japan

 

以上から、Twitterは派手なユーザー数の拡大はなくなっていますが、コアユーザーに対する収益確保を行っている、というのが現状です(まあ、それでも赤字なのですが・・・)。

 

日本におけるTwitterのユーザー数は?

では日本の市場ではどうなってるのでしょうか。実はグローバルと日本では少し様相が異なります。

国内では過去1年で見るとユーザー数は伸びています。グローバル全体と比べると、日本市場は伸びている方と言えるでしょう。

・国内月間アクティブユーザー数:3,500万人 ⇒ 4,000万人

引用:【最新版】2016年12月更新! 11のソーシャルメディア最新動向データまとめ

Twitterユーザの4分の1は日本だと言われており、その中の比率として、若者が多く含まれています。SNSの中で若者に使われている、というのは今後の成長性を考える上で非常に重要になります。

(Facebookも一時期は若者のユーザー数が取り込めていないのではないか?と言われ、成長性に限界があると騒がれました。)

データを疑え!若者のFacebook離れは本当に進んでいるのか?

 

日本人の国民性とTwitterというサービスは相性がいいと言えるのかもしれません。日本のSNSにおけるTwitterの位置づけについては、古川健介(けんすう)氏のこちらの分析が非常に参考になります。

古川健介『TOKYO INTERNET』第4回 なぜTwitterは日本における最強の投稿サービスなのかを考察してみる【毎月第2水曜配信】 | PLANETS/第二次惑星開発委員会

これを読むと、ソーシャルメディアというのは国民性とも深く結びついているものだということが認識できます。

 

いかがでしょうか。最近、Twitterに対するネガティブなイメージが出てきていますが、それは確かにマネタイズがうまくいっていないことや、ユーザー数の成長に陰りが見えているからというのが理由です。しかしその一方で、日本においてはユーザー数が伸びており、その存在感はまだ失われていないと言って良いでしょう。

マーケティングにおけるSNSの存在は大きくなってきており、TwitterはFacebookと並ぶ巨頭として位置づけられてきました。日本でこれからも高い存在感が維持されるかはわかりませんが、少なくとも現時点でTwitterを否定する情報はあまりないと言っても良いのではないかと思います。

あとは自社のマーケティングを考える上で、Twitterの気質やコミュニケーションスタイルなどが相性が良いかなどを考えて、SNSマーケティングを行いましょう。

Twitterのユーザー数は本当に減っているのか?調べてみた

Twitterの業績不調や身売り話が最近良く出てきています。SNSの代表格であるTwitterは、既にメディアとしては終わってしまったのでしょうか。実際のユーザー数を公開資料から確認してみたいと思います。

 

Twitterのユーザー数は減っているのか?

ユーザー数の定義にもよりますが、ここではMAU(Monthly Active Users)を対象にしたいと思います。

TwitterのMAUは、決算資料として公式に発表されています。

Financial information | About

 

以下は最新のデータである、2016年Q3の数値です。

グローバル全体でみれば、ユーザー数は伸びています。

 

マネタイズに苦戦するTwitterは、そのような最中でユーザー数が減少していることが不安視されています。ただ、一部のコアユーザーに対しては強い力をもっており、一人当たりの収益性も向上しています。

Twitterの成長を呼び起こすためには、基本的なしくみに大がかりで目に見える変更を加える必要がある。さもなけれは、広告を大きく、派手で、侵略的にすることによって、既存ユーザーから多くの収益を絞り取らなくてはならない。

この年のユーザー1人当たり売上は、1.48ドルから35%伸びて2.00ドルだった。無理にユーザー数を増やさなくても、Twitterは長期ユーザーに積極的に広告を見せ長く滞在させることで、彼らの忠誠度を利用できるかもしれない。

引用:Twitterの月間ユーザー数は、SMSユーザーを除くと減少している | TechCrunch Japan

 

以上から、Twitterは派手なユーザー数の拡大はなくなっていますが、コアユーザーに対する収益確保を行っている、というのが現状です(まあ、それでも赤字なのですが・・・)。

 

日本におけるTwitterのユーザー数は?

では日本の市場ではどうなってるのでしょうか。実はグローバルと日本では少し様相が異なります。

国内では過去1年で見るとユーザー数は伸びています。グローバル全体と比べると、日本市場は伸びている方と言えるでしょう。

・国内月間アクティブユーザー数:3,500万人 ⇒ 4,000万人

引用:【最新版】2016年12月更新! 11のソーシャルメディア最新動向データまとめ

Twitterユーザの4分の1は日本だと言われており、その中の比率として、若者が多く含まれています。SNSの中で若者に使われている、というのは今後の成長性を考える上で非常に重要になります。

(Facebookも一時期は若者のユーザー数が取り込めていないのではないか?と言われ、成長性に限界があると騒がれました。)

データを疑え!若者のFacebook離れは本当に進んでいるのか?

 

日本人の国民性とTwitterというサービスは相性がいいと言えるのかもしれません。日本のSNSにおけるTwitterの位置づけについては、古川健介(けんすう)氏のこちらの分析が非常に参考になります。

古川健介『TOKYO INTERNET』第4回 なぜTwitterは日本における最強の投稿サービスなのかを考察してみる【毎月第2水曜配信】 | PLANETS/第二次惑星開発委員会

これを読むと、ソーシャルメディアというのは国民性とも深く結びついているものだということが認識できます。

 

いかがでしょうか。最近、Twitterに対するネガティブなイメージが出てきていますが、それは確かにマネタイズがうまくいっていないことや、ユーザー数の成長に陰りが見えているからというのが理由です。しかしその一方で、日本においてはユーザー数が伸びており、その存在感はまだ失われていないと言って良いでしょう。

マーケティングにおけるSNSの存在は大きくなってきており、TwitterはFacebookと並ぶ巨頭として位置づけられてきました。日本でこれからも高い存在感が維持されるかはわかりませんが、少なくとも現時点でTwitterを否定する情報はあまりないと言っても良いのではないかと思います。

あとは自社のマーケティングを考える上で、Twitterの気質やコミュニケーションスタイルなどが相性が良いかなどを考えて、SNSマーケティングを行いましょう。