TwitterとSNSの連携方法まとめ

SNSとTwitterを連携する方法をまとめておく。Twitterを始めた人が、意外に知らなかったので。

①mixi
mixi2twitterに登録すればOK。このサイトで、mixiとTwitterのアカウントをそれぞれ登録すれば、自動でTwitterのつぶやきをmixiボイスに送ってくれる。転送は1時間ごとになっているので、少しタイムラグが発生するけどね。

twitter2mixi | twitterしたらmixiボイスやアメーバなうに自動送信!!
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あと、アメーバなうにも対応しているそうな。

②GREE
「外部サービス連携の設定」のページで、Twitterの連携を設定すればOK。

③Facebook
Facebook上でTwitterアプリケーションを導入して、Twitterアカウントを設定すればOK。

おまけ:Windows Live Messenger
Windows Live Mesesngerのステータスも、Twitterと連携できる。Windows Live Messengerのアドインツールであるtwessengerをインストールして設定すればOK(だと思う。自分は未使用なので、インストールは各自の責任で)。

twessenger 2.0 | a twitter add-in for Windows Live Messenger
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【書評】異業種競争戦略

異業種競争戦略
異業種競争戦略

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内田 和成
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 197

元BCG代表の内田和成氏の最新刊。最近いろんな業界で見られる、異業種での競争について、戦略構築を体系的にまとめた一冊。結構話題になってるみたいなので、読んでみた。

企業の競争戦略などの前提知識があまり十分でない、と思われる人は、タイムリーかつ基本的な企業の競争戦略もおさらいできそうなので、良い本だと思う。ただ正直言えば、目新しいことは少ない。

いろんな業種が時間や場所や金銭などの誓約を奪い合っていることは以前から言われていることであり、より一層それが激しくなっていくことは確かだろう。それはこの本で書いてある通りだと思う。

そして、この本で提起されている、バリューチェーンを発展させた「事業連鎖」は興味深い。しかも、業界構造を中心とするのではなく、顧客を起点として描くことが、今後はより一層重要になっていくだろう。

また、自分が攻める人になる場合と、守りに回る場合があることを、常に意識しなければいけない、という姿勢が強く求められるんだろうな。

この本を読んで、自分の会社や業界の「事業連鎖」を書いてみたくなった。自分の仕事が、いきなり違うルールで奪われる可能性があるのだろうか。そういう意味で、考えさせられる一冊だった。

【書評】自分をいかして生きる

自分をいかして生きる
西村佳哲
バジリコ
売り上げランキング: 3996

「働き方研究家」の方の著作。働くことを考えさせられる一冊。今の自分にとっては、いろいろ考えさせられることが多かった。こういう、自己啓発というか、今の自分を見直すような本は、目新しいことがあまり多いとは言えないが、それでも定期的に読むと、新しい発見があるから不思議だ。

いろいろ目に留まった言葉を書き残しておく。

良い働き方とはなんだろうか

「いい影響」とは、その仕事に接した人間が「よりハッキリ存在するようになる」ことを指すんじゃないか。「より生きている感じになる」と言い換えてもいい。

 

働くことを通じて、「これが私です」と示せるような、そんな媒体になる仕事を求めているんじゃないか。

 

会ったこともないどこかの誰か、自分の仕事に触れる見ず知らずの誰かと、存在の交わし合いを望むこと。

自分の存在感を、潜在的に求めてるんだろうな。マズローの承認欲求だろうか。そういう、自分の存在感を追求できる仕事が、良い働き方なんだろうな。

どういう気持ちで仕事に取り組むのが良いんだろうか

「こんなもんでいいでしょ」という感覚の中で行われた仕事は、同じ感覚を人にうつす。ある人間の<あり方>が、仕事を通じて他の人にも伝播してゆく。

 

一名の人間においてはその循環もいつか終わるわけだが、迷ったり見失うことがあっても、その都度、より「生きる感じ」がする方へ動いてゆけばいいなじゃないか、と思う。

やはり惰性じゃだめだな、という気持ち。そして、自分が生き生きとできる場所を求める感覚を大事にしたいもんだ。

【岐阜カフェ】ル・ブドワ

岐阜駅の近くにある、大人びたカフェ。店内に入った瞬間に、コーヒー豆の良い香りが漂って、良い雰囲気だった。

店名はル・ブドワ。駐車場がないので、車の人は注意。近くにコインパーキングあり。
ル・ブトワ

店内の音楽はレコードみたい。全体的にアンティーク調。

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エスプレッソも淹れてくれる。カフェモカを注文。絶品だった。

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デザートもおいしかった。写真は、ガトーショコラ。

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コーヒーがすごいおいしかったけど、紅茶もやってた。これも絶品。


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【書評】Googleの全貌

Googleの全貌
Googleの全貌

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日経コンピュータ
日経BP社
売り上げランキング: 730

Googleの話題性は、今や非常に高い。Googleは何か新しいサービスを始めたり、何か提言を発表したりするたびに、ネットで大きく取り上げられるようになる。それぐらい、特にネット世界での影響力が大きくなっているGoogleの全貌として、日経コンピュータが取りまとめた一冊。非常に深く、技術的な内容も含めてわかりやすくまとめられていた。非常に面白かった。

Googleのサービスだけではなく、それを取り巻くITシステムの動向や、Googleのカルチャーなども大きく取り上げられており、いろんな面で参考になる。ネット世界の動向に興味ある人や、SIer、エンジニアは、読んでおいて損はないと思う。

個人的に気になった点をメモしておく。

Googleは広告以外の収益源を開拓しつつある

Googleの収益源の97%が、広告であることは有名な話。これについて、他の収益源も開拓しようという動きが、最近は表面化しつつある。企業向けサービスのGoogle Appsがそのひとつ。これまで企業は、あくまで一般ユーザと同じアプリを転用するだけの位置づけで、あまり力を入れていないように見えたが、最近は違う。企業システムが保持しているExchangeやNotesから乗り換えられる移行支援ソフトを開発し、無償で提供しているそうだ。SIerとしても、顧客の特性に合わせてGoogle Appsへ移行するケースが増えるかもしれない。

(以前、Googleが出版で収益モデルを構築する動きがあることを書いた。参考まで。
出版業界はこれからパラダイム・シフトを迎えるのかもしれない | 思いつきブログ

特大のデータセンター特有のシステム構築アプローチ

一般的なシステムのイメージでは、ハードウェアの故障に備え、ハードウェアを2重化したりRAIDを組んだりして耐障害性を高める。しかし、サーバが数千台、数万台となると違う次元になる。

例えばMTBFが30年(30年に1回しか故障しない)サーバがあったとしても、1万台あれば常にどれかのサーバが故障していることになる。そうなると、ハードウェアの耐障害性を向上させることには限界がある、とGoogleは考えているようだ。

そこで考えられているのが、ソフトウェアによる耐障害性対策だ。これは、ハードウェアは故障する可能性を前提として、ハードウェアが故障したときでも正常に操作できるよう、ソフトウェアで耐障害性を高めよう、ということ。

これは一例であり、他にもいろいろな要素が組み込まれている。例えば、厳密なデータの一貫性は諦める「楽観的ロック」であったり、分散型にサーバを配置する代わりに待機系サーバは設けない、だったり、データベースはRDBMSではなくキー・バリュー型データストアが採用されていることだったり。ひとつひとつに理由がちゃんとある。詳細は読んで欲しい。

ここで重要なことは、よくSIerが採用するようなシステム構築のアプローチとは考え方が異なる、ということだ。クラウドコンピューティングが盛んに唱えられているが、その実現にあたって、現在導入されている技術要素と、クラウドサービスの技術要素は、大きく異なる部分が生じる可能性があるんじゃないか、ということ。エンジニアは、こういう事情を深く理解する必要があるな、と理解した。

クラウド・コンピューティングが本格的に導入するためのハードル

クラウド・コンピューティングが提唱されてから、これからはクラウドの時代だ、と言われているが、いまいち本格的な導入の機運が高まっていない気がする。導入のハードルについても、本書を読むと少し考えさせられる。

クラウドは、ハードウェアや基盤の負担を気にする必要がないが、その反面セキュリティの部分などで懸念が払拭できないでいるようだ。日本政府も霞ヶ関クラウドや自治体クラウドなどを提唱しているが、OGC(オープンガバメントクラウド)で検討されているように、まだ整備する事項は多い。
 

更に、国内Cloudサービスが世界で成功を収める為には、現在、米国のCloudサービスが抱えている課題を解決することが重要である。

1. 政府・企業はCloudサービスを安心して利用する為には、更なるセキュリティ機能を含めたガバナンス機能の強化を期待しており、それが実現できれば、既存システムも含めその移行も現実味を帯びてくる。併せて、所有から利用へと転ずることで、ITコストに占めるガバナンスコスト(現在拡大傾向にある)を軽減する事も可能となる。
2. Cloudサービスベンダーによる抱え込みに対する懸念を払拭する事が必要であり、Cloud間でのポータビリティを確保する必要がある。
活動内容 | オープンガバメントクラウド・コンソーシアム

クラウドとして共通ルールを設けるとともに、各国の法体制にフィットしたサービス提供が求められる必要があるのが現状だろう。そういう意味で、クラウドが本格的に導入するための基盤作りには、もう少し見守る必要がありそうだ。

その他にもいろいろ面白い内容あり

上記以外にもいろいろ興味深い要素が本書の中に含まれている。Googleの検索技術の改良頻度は年400回も行われており、ほとんど毎日のように検索アルゴリズムの見直しが行われていることは、Googleの検索へのこだわりと改善のスピードがうかがえる。

また、Googleの人事評価にも「ページランク方式」のように、会社で良い評価を受けている人が誰かに対し良い評価をした場合は、その評価は重み付けされるとか。Googleの作業の進め方やテストの実施方法なども。Google内の作業の進め方については、以下の動画の方がより理解できるだろう。柔軟かつ合理的に整備された作業フローに、結構驚いた。

というわけで、ビジネス、技術、組織などいろんな面で考えさせられる一冊だった。IT業界に少しでも関係する人は、ぜひ読んで欲しい。

【書評】情報を共有し、活用する技術

最近ナレッジマネジメントの興味を持ったので。具体的な方法が書いてあって、わかりやすかった。ただ、初歩的な部分が多かったりするので、あまり前提知識がない人が読むことを薦める。
 
参考になったことは、ここにメモ。

マニュアルに書かれるべき内容

 

マニュアルに書かれるべき3つの内容
①その行為の方法
②目的・意義
③例外時・異常時の対処法

これは、言われてみれば当然なんだけど、意外に守られていないのではないか。特に②。システム運用などでは、よくマニュアルとして手順などを記載するが、「何の目的でやるのか」など書かれていないことが多い。
 
これでは、時が経ち、人が変わったときに、意味の無い作業を繰り返してしまうことにつながる。理由がわからないから、理由を考えないし、見直すこともできないからだ。だから、必ず理由は書くべき。マニュアル文書をテンプレート化して、必ず書くよう「目的」の項目を盛り込めば、そういうリスクも減らせそうだ。
 

情報の「置き場マップ」をつくる

 
これは、まあポータルみたいな概念かね。情報がどこにあるかわからない状態では使われないので、それをガイドする役目をどこかに設ける必要がある。それが情報の「置き場マップ」ということだろう。
 
Yahooは各情報を分類し、到達までの時間を早めている。こういう目次で情報を整理することは不可欠だろう。逆にGoogleデスクトップみたいに、検索で見つける方法も考えられる。分類と検索システムの両方を整備して、情報へたどり着ける状況を作るのが望ましい。
 
チームの情報などを、どういう風に整理して、たどり着いてもらうようにするかは、組織に合わせてよく考えなければならないと思う。

【書評】経営の教科書

経営の教科書―社長が押さえておくべき30の基礎科目
新 将命
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 58

元ジョンソン・エンド・ジョンソン社長の本。「経営の教科書」と言うだけあって、シンプルだけど重要な原理原則を、わかりやすく書かれている。こういう経営の原則的な本って、出尽くしてる感もあるけど、淡々と書かれており、かつ数字による統計データなども挟まれており、意外にも面白く読めた。
 

経営者がコントロールできる範囲はどれぐらいか

面白い数値が紹介されていた。経営者が、自分の会社の業績に対して何がどれぐらい影響を与えているか、というアンケート結果だ。それが以下。
 
事業領域    16%
自社の強み  38%
環境     46%
 
これが何を示すか。上2つは自分でコントロールできるが、一番下の「環境」はコントロールが難しい。それぐらい、経営自体が難しい仕事であることがわかる。優秀な経営者として評価されている人も、本当に優秀なのかもしれないけど、偶然の要素もあるんだよな、きっと。
 

経営理念の強みを再認識

経営理念のない企業の経常利益額は20年間で3.6倍にしかならなかったのに対し、理念のある企業は7.8倍になっていたのである。また経常利益率も、理念のない企業の2.16%に対して理念のある企業は8.07%と実に約4倍の差を生んでいるのだ。

この数字は、説得力がある。こういう形で説明されると、本当に経営理念は会社の業績に良い効果をもたらすことがわかる。
経営理念の重要性やそのメリットに、この本は多くのページを割いている。それぐらい、経営にとって理念とは重要なものなのだと再認識する。経営のブレを少なくする「軸」の役目だったり、社員や新規採用など、人材に対するアピールにもなる。
 
ちなみに本の中では、さらに理念が形骸化されていたり、うまく使われていない場合の対処方法についても書かれている。
 

PDCサイクルの「C」がちゃんとできているか

本の中では、PDCサイクル(PDCAともいう)のうち、どれも大事なんだが組織として特に重要で、かつ忘れられがちなのが「C」だと言っている。これは、自分もそうだと思う。改善のサイクルを回すためには、定期的な振り返りが必ず必要になる。
 
そういう意味では、本書の中で書かれている方法は参考になる。この中では、4半期に1回半日ずつ、1年の終わりには1日かけて、評価と学習と反省を行うと書いている。しかも、その予定は最初から固定してしまうのだ。
 
こういうタイミングで、チームなり組織が振り返りを行うことは、ぜひ導入してみたい。あとは、その中でどういう内容を取り扱うか、ということを考えなきゃな。
 
 
それ以外にも、結構参考になることは多い。顧客を感動させる会社になるための5原則とか、経営者がどういう風にリスクテイクしていくべきかとか、人事評価に対してどう考え取り組むべきか、などなど。今後もたまにこの本を振り返り、参考にしそうだ。

フジファブリック

昨日からフジファブリックをずっと聴いている。ボーカル&ギターの志村正彦さんの急逝を知ってから。

デビュー当時から知ってるほど熱心ではないけれど、ノスタルジックでエレクトリックなサウンドのファンである。「若者のすべて」の夏の淡い空気や、「ロマネ」の軽く強いロックバラードや、「星降る夜になったら」のピコピコした疾走感が好きだった。

最新アルバムの「chronicle」を聴いたとき、もっと進化するんだろうなーと勝手に想像して楽しみになってた。Puffyに提供した曲も、クレジットを見なくてもわかった。

美人薄幸のように、才能ある人は儚いのか、という無責任な感想も持ってみたり。亡くなったと知ってから、何とも言えない空虚感をずっと抱いている。独自のサウンドを出す人だと思っていただけに「惜しい」と感じてしまう。

何というわけではないけれど、これからもフジファブリックを聴き続けるんだろうな。名曲が多いから。合掌。

TEENAGER
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フジファブリック
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あわせてどうぞ。

ブログのフォントにもこだわってみるか

いろんなブログをのぞいていると、「ああ、これおしゃれ」とか「読みやすい」とかある。プロでも何でもないので、全然凝ったことはしていないが、読みやすいフォントを調べてみた。

まずはブログでのフォント設定の方法から

CSSテンプレートをfont-familyプロパティを書き換える必要がある。CSSテンプレートから{font-family}の記載を見つけたら、ひとまずOK。その中を書き換えます。
いろいろフォントが並んでるけど、これは表示するときに使う優先順位だそうな。フォント1に対応しているPCだったら、フォント1。それがだめなPCはフォント2、みたいな。
font-family-スタイルシートリファレンス
 
当然Macなども考える必要があるので、見慣れないフォントもあるかも。

今回導入したいのは「メイリオ」

Windows Vistaの発表時に、新しい日本語フォントがMicrosoftから発表されたらしい。全然知らなかった。
名前は「メイリオ」。「明瞭」からきてるとのこと。
メイリオ – Wikipedia
 

 
これが結構きれいなので、ぜひ導入してみたかった。単純な動機。。。
 

出来上がり

 
MacとWindowsの環境を想定して、次のフォント設定にしてみた。ここのサイトのパクリだけど。。。。

* { font-family: “Hiragino Kaku Gothic Pro”, “ヒラギノ角ゴ Pro W3″,”Meiryo”, “メイリオ”, “Osaka”, “MS PGothic”, “MS Pゴシック”, sans-serif; }
メイリオ, Meiryo, 明瞭? on Mac | SCREAMO CREATIVE

フォントの世界も奥が深い。フォントを変えただけでも、ちょっと印象変わった。とりあえず満足。
 
ちなみに、「メイリオ」はWindows Vista以降のフォントらしいけど、Windows XPにもインストールすることができます。
XP用「メイリオ」フォントも公開 – ITmedia News
 
Macにもインストールすることができるらしい。

リクルートのナレッジマネジメント

リクルートのナレッジマネジメント―1998~2000年の実験
リクルートナレッジマネジメントグループ
日経BP社
売り上げランキング: 51808

情報は第4の経営資源と言われており、どの組織でも情報を集約・共有するナレッジマネジメントが叫ばれている。で、いざ実際組織でどういう風にナレッジマネジメントを導入すれば良いか、と考え、参考にならないかと読んでみた。
 
読んでみて、やはりリクルートっぽいというか。あまりテクニックというものではなく、ナレッジマネジメントを構築するまでの組織の葛藤などが中心い描かれているので、具体的なノウハウなどを期待する人は読まない方が良いと思う。
 
いくつか参考になったことをメモ。
 
 
現場の求める情報を提供するためには
 
知識というのは不思議なもので、漠然とした日々の生活では、気づかず通り過ぎることがたくさんある。「こういう情報が欲しかったんだ」「こういう点が困っているんだ」というのも、「さあ、何かあるでしょう?出してください」では、出てこないものだ。
 
リクルートでは、業務内容を熟知した人間が、集めた情報を加工し、提供する形式をとる。そうでないと、現場が求めている情報を、求めている形で提供できない、という結論になるからだ。そういう意味で、ナレッジマネジメントというのは、現場の働き方などを正確に把握する必要がある。そういう人間がナレッジマネジメントの担当になることで、現場にフィットした仕組みができあがるのだろう。
 
 
集めた知識は再度組織に浸透することを考える
 
ナレッジマネジメントは、よく「暗黙知」を「形式知」にして、それをグループウェアなどのツールで共有できるようにする、というイメージがあるが、それだけでは不十分。具体化した知識は、もう一度組織の中に浸透するような仕組みがなければならない。
 
本の中では、次の4つのステップをループして回すと言っていた。
 
共同化(暗黙知) → 表出化(現場)
   ↑             ↓
内面化(セミナー) ← 統合化(形式知)
 
現場で出てきた知識や課題は、集約され、ポータルなどのツールで統合・整理される。
その後、整理・体系化された知識を基にセミナーなどを開催し、それをさらに現場に浸透させる。
 
リクルートでは、この4つのステップが、社内の仕組みとして構築されていた。実際のナレッジ・マネジメントでは、せいぜいが形式知化するまでじゃないかと推測する。肝心なのは、後半の「内面化」「共同化」なのだろう。このステップを、どういう組織の仕組みで創り上げていくかは、大きなポイントになると思われる。
 
 
普遍的なナレッジマネジメントはない
 
本の中では度々、組織の目的や活動内容によって、最適なナレッジマネジメントの内容は異なると書いてあった。最後のあたりに書いてあったのだが、リクルートは営業を行う組織だから、リスクに対する感度が低いのだそうだ。まあ、言われてみれば確かに。
 
一方で、自分が属するIT業界などは、失敗すると自分たちも吹き飛ぶが、お客さんにも増大な損失を被らせることになる。つまり、リスクヘッジするための管理色の濃いナレッジが求められるはずだ。そういう自分たちの組織の特色や、求める知識、業務分析などを基に、ナレッジマネジメントの仕組みを構築することが肝要なんだと思う。
 
 
リクルートの勢いみたいなのが感じられる一冊。あまりテクニックとかはないけど、組織としてどう立ち上げていくか、という空気感を知る意味では良いかも。