【書評】異業種競争戦略

異業種競争戦略
異業種競争戦略

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内田 和成
日本経済新聞出版社
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元BCG代表の内田和成氏の最新刊。最近いろんな業界で見られる、異業種での競争について、戦略構築を体系的にまとめた一冊。結構話題になってるみたいなので、読んでみた。

企業の競争戦略などの前提知識があまり十分でない、と思われる人は、タイムリーかつ基本的な企業の競争戦略もおさらいできそうなので、良い本だと思う。ただ正直言えば、目新しいことは少ない。

いろんな業種が時間や場所や金銭などの誓約を奪い合っていることは以前から言われていることであり、より一層それが激しくなっていくことは確かだろう。それはこの本で書いてある通りだと思う。

そして、この本で提起されている、バリューチェーンを発展させた「事業連鎖」は興味深い。しかも、業界構造を中心とするのではなく、顧客を起点として描くことが、今後はより一層重要になっていくだろう。

また、自分が攻める人になる場合と、守りに回る場合があることを、常に意識しなければいけない、という姿勢が強く求められるんだろうな。

この本を読んで、自分の会社や業界の「事業連鎖」を書いてみたくなった。自分の仕事が、いきなり違うルールで奪われる可能性があるのだろうか。そういう意味で、考えさせられる一冊だった。

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