Mavericks配布開始!AppleがMavericksを無料で提供する理由

Macの最新OSである「Mavericks」が、一般公開されました。しかも無料です。

アップル – OS X Mavericks – 新しいアプリケーションと機能で、これまで以上にあらゆることを。
[scshot url=”http://www.apple.com/jp/osx/”]

 

アップデートしてみた

アップデートされる方は、まず自分が対象機器であるかを確認しましょう。僕は母艦がiMacなのですが、Mid 2007で結構古いから今回はアップデートを諦めていました。が、対応してるので驚きです。本当、Macって古い端末でも使い続けられるんだなー。

アップル – あなたのMacをOS X Mavericksにアップグレード。

OS自体はあまり大きなアップデートは正直なく、個人的にはiBooksの導入とFinderのタブ化が注目ポイントです。特にFinderのタブ化については、これまでフリーソフトである「XtraFinder」というソフトを使っていましたが、これが不要になりましたね。

XtraFinder adds Tabs and features to Mac Finder.

 

こちらのサイトでは、もう少し細かくMavericksでできることが書いてあります。

70 Mavericks Tips and Tricks | Mac|Life

 

AppleはなぜOSやiWorkを無料化するのか

今回驚いたのは、Mavericksが無料で提供されたことです。Appleはこれまで、Mac OSのアップデートは1700円ぐらいで提供してきました。今回もそれぐらいだろうと思っていたので、これは意外でした。ただ、iOS7が発表されたときも、新規端末に限定されましたが無料でiWorkが提供されたんですよね。

これは、何かビジネストレンドが変わっている気がします。そういえばGoogleも、それまで有料だったモバイル向けオフィスソフトを無料で提供するようになりました。

Appleに続きGoogleもスマホ向けオフィスアプリ無料化 – bizmash!:@nifty

 

最初に考えるのは、Appleの収益源はどこか、ということです。答えはiPhoneの端末販売です。Appleの収益の半分を占めています。

AppleのCEO、Tim Cook氏は決算発表の声明で、iPhone販売が最大の貢献をしているとした。iPhone販売はAppleの収益の半分を超えている。またこれに伴うiOSプラットホームの収益源としての成長も指摘している。デバイスの出荷によってプラットホームの収益が向上する構造を実直に進めている、と言える。

Appleの決算発表と、開発者サイトのダウン–松村太郎のApple一気読み – CNET Japan

で、パソコンの出荷台数は10%程度減少してきており、2015年までにはタブレットの出荷台数が上回ると言われており、パソコンの役割はスマートフォンやタブレットに移ってきているのは確実です。

タブレット年間出荷台数、2015年までにPCを上回る–IDCが予測 – CNET Japan

 

そして、コンピューティングデバイスという枠で捉えれば、Androidが60%のシェアを占めており、Appleは14%です。しかも、最近はiPhoneの勢いが衰えているという結果です。

Microsoft’s Biggest Problem In One Chart – Business Insider

 

まとめ

つまり、PCは今後も減っていくはずで、スマートフォンやタブレットを売っていく必要がある、ということです。そしてこれらの端末を売るためには、OSやアプリ、プラットフォームなど、端末を通じて得られる顧客体験を上げ続ける必要があります。

そして、そのひとつとしてOSやアプリの無料化がある、ということです。既にAppleのブランドは広がりすぎていますし、市場そのものが成熟してきているので、収益化のポイントを変えなければいけなくなっていると思うわけです。そのためにはソフトウェアを無料化して顧客体験を向上する人を増やして、端末を使い続けてもらえることが重要になると思います。

 

WordPressからSNSへの投稿リンクのクリック数を分析するならbit.lyを使う

この間、WordPressでTwitter投稿する場合はクリック数を把握しておく必要があるよ、という記事を書きました。今回はもう少し具体的に、どのように行うかを整理しておこうと思います。

クリック数の分析には、短縮URLサービスのbit.lyを使います。

bitly | ♥ your bitmarks
[scshot url=”https://bitly.com/”]

 

短縮URL「bit.ly」のメリットとは?

短縮URLというのは、長いURLそのままだと文字数がかさんでしまうので、短いURLに変換してくれるサービスで、いろいろなものがあります。Twitterならt.coですし。

短縮URL – Wikipedia

で、bit.lyが優れているのは、特定のサービスなどに限定して使うのではなく、広く利用することができるオープンな仕様という点です。APIが設けられていて、設定すれば様々なサービスに利用することができます。

ちなみに、AmazonもFacebookページのプロモーションで、bit.lyを使っていました。

 

WordPressのプラグインに組み込む

Woredpressでは、Twitterなどに投稿するプラグインがたくさん存在します。そのうち、僕が使っているプラグインをここでは紹介します。これらはbit.lyを利用することができます。

 

記事を投稿したらTwitterにつぶやく「WordTwit」

まず、シンプルなプラグインです。記事が新しく公開されたら、Twitterに投稿します。

WordPress › WordTwit « WordPress Plugins

WordTwitを使い記事の更新情報をTwitterに自動投稿する設定方法 – SEOのホワイトハットジャパン

 

過去の記事をランダムにTwitterに投稿する「Tweetily」

以前書いた、過去の記事をランダムにTwitterに投稿するプラグインです。投稿する期間やタイミングなどを指定することができます。

WordPress › Tweetily – Tweet Your Posts Automatically! « WordPress Plugins

ブログからTwitterへリンクを投稿するなら、CTRを意識すべき | Synapse Diary

 

プラグイン以外でもbit.lyを利用する

bit.lyはオープンなので、プラグイン以外でも利用することができます。

 

指定した時間に最新記事を投稿する「dlvr.it」

昔「プロブロガー本」で紹介されていた「dlvr.it」でも、bit.lyを使うことができます。dlvr.itは、ブログのRSSからTwitterやFacebook、Google+などへ投稿することができるWebサービスです。一度に複数のSNSへ投稿することもできますし、投稿する時間も指定することができます。今は夜に記事を投稿することが多いので、翌日にも周知できるように利用しています。

dlvr.it : feed your blog to facebook, twitter and google+

dlvr.itはRSSフィードからTwitter/Facebookへの自動投稿サービスの決定版かも | Web担当者Forum

 

指定した時間の投稿を管理できる「Buffer」

ブログ以外でも、TwitterやFacebookに投稿する際に、Bufferを利用しています。TwitterとFacebookで同時投稿もできて便利です。

Buffer – A better way to share on social media

僕がBufferを使い続けている6つの理由 | IDEA*IDEA

 

ちなみに、Bufferを登録して使ってみようと思われる方は、こちらから登録していただくと、僕とあなたのBufferで使える投稿枠が増えます。

Bufferを利用される方はこちら

 

これで、Wordpressから投稿されるリンクのクリック数を把握することができるようになります。ブログやWebサイトを運営するためには、トライ&エラーによる改善が必要です。投稿内容や投稿時間によって、どの程度リアクションが変わるか、ということを把握するために、こういった分析できる仕組みを整えておきましょう。

 

アビスパ福岡の経営難から、Jリーグのチーム数を考える

少しタイムリーではなくなってしまいましたが、J2クラブのアビスパ福岡が債務超過という報道が流れました。

一部報道についてのお知らせ|アビスパ福岡 公式サイト
[scshot url=”http://www.avispa.co.jp/indexbox/info/info201310_04.html”]

内容としては、以下の通りです。

アビスパがJリーグ退会の危機に陥った。クラブ関係者によると、運営資金約5000万円が不足。資金調達のめどが立たず、12月にも社員や選手の給与の遅配が起きる恐れがある。  今季は営業収入約9億6000万円で予算を組んだが、9月末現在で約8億2000万円にとどまっているという。

アビスパ危機 経営難 資金5000万円不足 Jリーグ退会も – 西日本新聞

ということで、今日はアビスパの経営難と今後のJリーグについて、です。

アビスパ福岡のこれまでの収益状況

アビスパの過去の収入状況はこんな感じでした。

全体として右肩下がりになっています。2006年と2011年が上がっているのは、J1に昇格したからだと思います。J1になるとなぜ収入が増えるかといえば、対戦相手が変わることと、Jリーグからの協賛金が増えるからです。J1だと有名選手が来て来場者が増えたり、相手がアウェイでもサポーターが来てくれるからですね。

そして、収入の低下に伴ってコスト削減もしていましたが、それに追いつかず赤字になることも発生していました。観客動員数も、こんな感じで減少してきています。

というわけで、観客が減る、スポンサーからのお金が減る、コスト削減でも間に合わない、というスパイラルで、資金繰りに困ったという状況です。

ただ、今回の問題は一時的な資金繰りに困りそうで、給料などの支払いが遅れる、ということだと思われます。なので、経常的な債務超過や破綻、というわけではないので、Jリーグ自体も今は静観ということのようです。

クラブライセンス制度からアビスパ福岡経営危機を読み解く | 新:アビスパ福岡ファンブログ (非公式) #avispa

Jリーグのチーム数は妥当かどうか

今回のアビスパの件で考えてしまったのは、最近話題になっている2ステージ制と根は同じで、Jリーグそのものの関心が薄れ、スポーツ産業として流れるお金が少なくなっているということです。

九州でいえば、福岡・鳥栖・北九州・大分・熊本と、J1・J2合わせて5チームあります。これだけチーム数があると、サポーターもスポンサーも分散します。ホームタウンが近いほど親近感も増しますし、いろんな地域にあればそれだけファン層を掘り起こせる、という考え方もあると思いますが、一クラブあたりが小さくなってしまい、選手年俸への投入やスタジアムの整備など、クラブ運営や戦力増強に必要な資金が、ひとつひとつ小さくなって確保できなくなってしまうリスクもあるんじゃないでしょうか。

JリーグがJ3を創設してチーム数を増やすのが悪いとは思わないですが、市場から引き寄せられる金額のパイとの関係から、チーム数など「プロサッカー」というスポーツ産業の規模は決まってくると思うわけです。そうなると、数を増やし続けること、今のチーム数が本当に良いのだろうか、という疑問は感じます。

プレミアリーグやブンデスリーガなど、世界のトップリーグに比べると1/3程度です。しかしそれぞれの一部リーグのチーム数は、ブンデスリーガは18チーム、プレミアリーグは20チームで、Jリーグとほとんど変わりません。

各国サッカーリーグの売上高合計推移

なかなか愛着があるとチーム数を減らすことは難しくなりそうですが、既にJリーグでもJ1の上に新しいリーグを作る、というプレミアリーグ構想も議論には出ているそうなので、経営が困難なチームが続出すれば、2ステージ制+ポストシーズン以外にも、制度変更を導入する可能性が上がってくるんじゃないでしょうか。

Jリーグ改革の切り札、日本版プレミアリーグ構想とは?|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva|集英社雑誌記事

 

チャンピオンズリーグは、いくつかのフォーマット変更を経て、今の盛り上がりを実現しています。お金やチーム数、対戦方式などを含め、リーグを盛り上げていくための制度設計は、非常に重要なポイントです。

ブログからTwitterへリンクを投稿するなら、CTRを意識すべき

このブログでは少し前まで、Wordpressプラグインの「Tweet Old Post」を使って過去の記事をTwitterに自動投稿していました。しかし、ある時期から動作が不安定で変な投稿をし始めたので、利用を控えていました。

が、今回Tweetilyという新しいプラグインを見つけたので、改めて導入することにしました。

過去の記事を自動投稿する「Tweetily」を導入する

導入はこの記事を参考にさせていただきました。Tweet Old Postの設定を引き継ぐことができたので、導入作業は楽でした。

Tweetily – Twitterで過去記事をランダムに自動投稿できるWordPressプラグイン | ネタワン

ただし、Tweet Old Postのときもそうでしたが、そのままだと日本語のタイトルを投稿する際にうまくいかないので、プラグインの修正が必要です。この記事を参考に修正しました。

過去記事紹介プラグイン Tweetily を日本語対応修正する! | thikasa note

これで、少し前の記事を投稿できるようになりました。今後は、こんな感じの投稿を1日に1回見かけると思います。

Twitterで投稿されるリンクのクリック率はどの程度か?

こういうプラグインを入れると、どの程度効果があるんでしょうか。気になって調べてみると、どうやらいろんな数字が登場しているようですが、ひとつの調査結果として3%という数字を見つけました。

Twitterでの1ツイートあたりのクリック誘導率は3%? Webアクセス向上委員会

1000人のフォロワーがいれば、30人ぐらいはリンクをクリックする、ということです。もちろん一概には言えないとは思うのですが、日頃投稿で使っているbit.lyの分析結果をみると1~2%程度なので、3%という数字は外していない感じがします。

何かを新しく行うときは、それがどの程度の効果が期待できるかは予め推測しておくべきでしょう。特にWeb系はデータが取得しやすく分析ツールも豊富にある場合が多いので、対応することが比較的簡単です。

ちなみに、以前はTwitterアカウントのリンククリック率を計測するWebサービスがあったようです。が、APIの仕様変更によってできなくなったみたいですね。。。。

Twitterで共有したリンクのクリック率を簡単に調べる方法!! あなたのアカウントの平均クリック率は?

他にも、CTRを上げる工夫として、投稿内容や投稿時間という要素もあります。

Twitterで共有したリンクのクリック率を簡単に調べる方法!! あなたのアカウントの平均クリック率は?

リンク投稿のベストタイミング: Facebook、Twitterで最もクリック率が高くなる時間帯は? – e-StoryPost

Tweetilyもbit.lyに対応しているので、これで統一的に分析しようと思います。

まとめ

  • 過去の記事を投稿すると、一記事あたり3%程度はアクセス数が上昇するかもしれない
  • Twitterのリンク投稿では、bit.lyなどを使ってクリック数を分析できるようにしておく
  • 時々分析結果をみて、投稿内容や方法について改善を図る

以上です。今日はこのへんで。

【書評】会社を変える分析の力(河本 薫)

データ分析がブームです。元々分析チックなことは好きな理系だったのですが、このブームはいつまで続くやら、という感じがしています。とはいえ、データ分析が企業経営に役立つ手段のひとつであることは間違いありません。

今回は、データ分析が企業を変えるためには、どのようなアプローチが必要かが書かれた本を紹介したいと思います。

本書の論旨は簡潔です。データ分析の目的は、「分析結果をいかに意思決定につなげるか」。企業の様々な意思決定に役立たなければ、どれだけデータ分析しても、自己満足や使われない分析結果になります。

データはビジネス分析に十分に活用されていない

ビッグデータがバズワードになっていますが、確かに世界ではデータ量が著しく増加しています。

  • 2020年までに40ゼタバイトまで増加する。2012年が2.8ゼタバイトだから、14倍以上増える計算になる。(ゼタバイトは、ギガバイトの10億倍)
  • マシン由来のデータが、2005年は11%から2020年には40%にまで増大する。
  • ビッグデータに有効と思われるデータは、全体の23%程度。現状は0.5%程度しか利用されていない。(ここがビジネスギャップ)
  • セキュリティの観点から、保護されるべきデータのうち半分しか実際は保護されていない。

ASCII.jp:2020年は40ZB!デジタル・ユニバースの未来とは?

ビッグデータに有効と思われるデータが全体の23%、という根拠もよくわからないですが、とにかくあまりデータが利用されていなくて、そのギャップにこそ商機がある、というのが今のビジネスシーンのようです。

しかし、ビッグデータに限らず、もっとデータ分析を行い、業務に活用する機会があるのでは、というのが本書に書かれていました。僕もそう思います。

業務システムに保存されているデータの多くは、分析されたこともない宝の山です。しかし多くの企業ではビッグデータへの関心が高まる反面、リトルデータへの関心が薄らいでいるように思えます。ソーシャルメディアの莫大なデータを分析する前に、社内の営業データは十分に分析できているか自問してみましょう。秒単位のデータを分析する前に、日次データは十分に分析できているか自問してみましょう。

中小企業であれば、ExcelとかAccessからスタートしても、集客に向けたマーケティングやリピーターの確保のためのデータ分析ができるんじゃないでしょうか。

リピーターになる時期は予想できる | Synapse Diary

データサイエンティストに求められるスキルとは?

データサイエンティストが今最もセクシーな仕事で、世界的に不足していると言われていますが、これは統計学の知識があったり解析ソフトの扱いに長けているだけではないことは、本書を読むとよくわかります

それらはあくまで前提であり、最も重要なことは、分析結果が組織の意思決定に影響を与えるようになることです。そのためにはたくさん壁があるのですが、それは本書を読んでください。

現在は、ITの恩恵で、どんな分析でも、誰もが簡単に実行できるようになったのです。そのような時代では、分析を実行する力よりも、どんな分析をするか構想する力が問われるのです。

データサイエンティストは、企業における問題とデータとをつなげる役割を担います。それはこのスライドを見てもわかります。

また、ビッグデータによる全量データ解析が進み、重要なのは相関関係にシフトすると言われていますが、やはり因果関係まで特定することは重要です。因果関係が特定できることで、解決策に汎用性が生まれ、発展が生まれるからです。そして、相関関係から因果関係へ導けるのは、今のところ人間だけです。

ということで、データを分析したい人も、データ分析を組織に活用したいと思う人もこの本を読みましょう。仕事や経営に常に問題意識を持ち、データ分析と結びつける感覚が養うことができると思います。

Yahooショッピング無料化からEコマースの現状とYahooの戦略を考える

昨日から、わずかですがYahoo砲がこのブログをかすめました。この記事が、動画メディアに関するニュースの関連記事として掲載されていたので。

広報担当者はUstream、ニコ動、YouTubeの収益モデルの違いを知っておこう | Synapse Diary

まあ、アクセス数がいつもの2倍ぐらいになったことと、アドセンスの収益がわずかながら上昇した程度で、それ以外の恩恵はなかったわけですが。ひとつの良い思い出になりました。

さて、今日は先日発表されたYahooショッピング無料化を取り上げたいと思います。

Eコマース市場の成長

まずは国内Eコマースの現状から。市場規模は2012年で約9兆円程度になっています。ジャンルにもよりますが、総合小売業は2桁成長を続けており、まだまだ伸びる余地がある市場と言って良いでしょう。

データ元:電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました(METI/経済産業省)

さらに、消費全体に占めるEC化率という指標があり、これがどの程度かで、今後市場が伸びるかどうかを予測することができます。

しかし、成長度合いは大きいものの、日本の消費全体に占めるEC化率は、わずか3%程度にすぎない。比較的進んでいる米国(5~6%台)と比べても、日本の水準はまだ低い。

市場規模9兆円!知られざるネット通販の実態 | 産業・業界 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

ということで、国内Eコマース市場は浸透してきているが、まだ伸びる余地がある段階、という捉え方になります。

楽天・Amazon・Yahooのシェア

次に、Eコマースにおけるプレイヤーの状況です。シェアでみると、楽天が圧倒的1位。それをAmazonが追い上げており、Yahooは2強から引き離されている状況です。このままだと、楽天・Amazonの寡占化が加速してしまう脅威が大きくなっています。

データ元:楽天株式会社: 決算短信・説明会資料 2012 | IR資料

各社ともレイトマジョリティの取り込みが必須

以上から、Yahooショッピングが置かれている状況は、「市場自体は今後も伸びる」「2強が勢力を伸ばしており、自分だけが凋落する恐れ」ということです。

まだEC化されていない層(レイトマジョリティ)をいかに取り込むかが、今後のプラットフォーム戦争の勝因になってきます。Yahooショッピングとしては、テコ入れが急務だったわけですね。

で、レイトマジョリティを取り込むという路線でいえば、いろいろ定義やアプローチはありますが、個人商店や楽天などではペイが難しかった小規模企業を取り込むことを図ったのだと思われます。Yahooは参入障壁のひとつである手数料をなくすことで、今の均衡を崩そうとしたわけです。

Yahooは、出店料を諦める代わりに広告料で補填すると言っています。こういうプラットフォームではいろいろ収益ポイントを作って儲けていくのが常套手段ですが、ECの場合出店料と広告料が主な収益源のようです。そして、店が増えてカスタマーが増えれば、メディアとしての価値が上がって広告料も上がるだろう、というのが戦略の要旨です。

Yahooがカオスとなるかどうか、今後注目

AppleとGoogleのプラットフォーム戦争のように、プラットフォームごとに色合いが異なります。金額や規制によってルールを強めに適用するAppleと、オープンにして競争・淘汰を重視するGoogleが、いずれも一長一短になっています。

そして、今回のYahooも出店料というひとつの障壁を取り払うことで、品質が低い業者が膨大に増え、ユーザーが買いたいものが探せない・買えない、というような状況にならないかが気になります。

個人的には、今アクションを起こさないといずれにしてもジリ貧にだったと思うので、この決断は孫さんさすがだな、と思います。

以下、参考記事を。

Yahoo!のショッピング手数料無料化で何が起こるか? – Rick08の日記

Yahoo!ショッピング無料化でYahoo!サポートに死者続出の予感が(マジ) | More Access! More Fun!

Googleグループ情報漏洩問題から、今後のIT部門の役割を考える

中央省庁によるGoogleグループ問題。少しタイムリーではありませんが、調べてみてわかった情報を整理すると、以下の事項で良いでしょうか。

  • 5つの省庁で、内部情報共有ツールとしてGoogleグループを利用。
  • グループメンバー限定への公開設定のつもりが、すべてのユーザーに公開されており、機密情報が閲覧可能な状態にあった。

参照:
Googleグループによる情報漏洩、環境省、復興庁、農水省、国交省、厚労省の状況と対応公表:ITpro
Googleグループに残る「非公開のつもり」のメーリングリスト 公開範囲設定に注意を – ITmedia ニュース

で、個人的に気になっているのは、これが「個人の判断で利用されたもの」だったのか、という点と、IT部門としてどの程度ガバナンスを効かせていたのだろうか、という点です。それに関しては、この記事に詳しく書いてありました。

内閣官房情報セキュリティセンターによると、中央省庁の基本的な方針として、「情報の機密性に応じて取り扱いの統一基準があり、外部システムの利用については、許可が必要になる」としている。細かな運用などは各省庁による。    環境省の規定では、職員が外部情報システムを利用する際は届け出が必要で、機密性のある資料を扱う場合は、安全管理措置も義務付けられている。しかし今回届け出は行われず、さらに、重要な情報を扱うにもかかわらず、閲覧制限の措置もとられていなかった。条約交渉後にサービスを停止していなかったことも違反に当たるという。    要するに、今回の件では、グーグルのサービスを使うのは基本的には禁止されていて、問題の関係者らはそれを破ったということだ。
中央省庁だけじゃない「グーグルグループ流出」 専門家「アメリカに監視されている可能性が高い」 : J-CASTニュース

つまり、ルールは設けられていて、個人利用によってルール違反になった、というのが事態の捉え方になります。ただ、それだけでは簡単に済まない問題が含まれています。

ITのコンシューマ化によるユーザーのITリテラシー向上

メインフレーム時代など、昔はIT部門が中央集権的にIT機器やシステムを調達・構築して、それを組織のユーザーが利用する、という形が取られていました。そうなると、IT部門の方がリテラシーも高いですし、機器も高価なので、ユーザーは与えられたものを利用する、という立場でした。

しかし、パソコン・スマートフォン・タブレットなど、IT関連機器は高度化し、価格は低廉化しました。さらに、EvernoteやDropbox、Google関連サービスなど、一般ユーザーが広く使うサービスでも便利なものが次々登場します。そうなることで、いろんな人が「ITの利便性」を理解するようになりました。

一方で、IT部門はリスクや安定性などを重視する点や、組織全体をカバーする役割を担うことから、フットワークが重くなり、次々登場する一般ユーザー(コンシューマ)向けサービスに追いつくことが、難しくなってきました。こうなって、IT部門と一般ユーザーの関係が変わってきたわけです。

BYODとシャドーIT

BYODというのは、個人で利用しているIT機器(パソコンやスマホ)を会社のネットワークなどにつないで、業務利用することを指します。シャドーITというのは、会社が知らないところでIT機器やアプリケーションを利用することを指します。

で、まずBYODはどんどん増加していまして、IDC Japanの調査によると、ユーザー数が2011年の192万人から2016年には1265万人まで、年平均成長率45.8%で増加していくことが予想されています。

2013年 国内BYOD利用実態調査結果を発表

さらに、シャドーIT(会社に無許可)の割合は、約6割から8割を占めるという調査結果になっています。禁止すればいいじゃないか、という話もありますが、そうもいかないところもありまして。MMD研究所の調査によると、私用スマホを業務で使うと、仕事が効率化された、という結果が出ています。

私用スマホの業務利用、7割が「効果あり」–4割弱が外部の連絡先を記録 – ZDNet Japan

つまり、便利なツールがあれば使いたいし、実際便利だと思っている人が増えている、という背景があるわけです。

また、40%以上が個人向けオンラインストレージを仕事で利用している、という調査もあります。サンプル数が少ないので、パーセンテージはあまりあてにならない気がしますが、実際にこうやってコンシューマ向けサービスを仕事で使っている人が存在し、それが増えているのは間違いなさそうです。

40%以上が個人向けオンライン・ストレージを仕事で活用–シャドーITが進展 – CNET Japan

今後のIT部門はどう対応すべきか?

ひとつは、ルールや情報基盤を構築することで、ユーザーが自由と規律を確保しながらツールを使ったり調達できるようにすることです。

CIOは、IT部門ですべてをコントロールすることは無理だということを受け入れ、ITのコンシューマ化がもたらす多大なメリットを認めるべきである。CIOは組織を支援する方法を見つけ出すとともに、組織がおかしな行動を取ることも防がなければならないのである。
“ITのコンシューマ化” は、果たして “シャドーIT” と同義なのだろうか? | Enterprise CIO Forum

個人的には、もうひとつ見方があるんじゃないかと思っています。それは、今後コンシューマから生まれたサービスが、ビジネス向けにアレンジされて、様々なものが今後も登場してくると思います。今は過渡期なんじゃないでしょうか。Googleも企業や政府向けにサービスを提供しています。

Google Apps for Government
[scshot url=”http://www.google.com/enterprise/apps/government/”]

こんな形で、利便性は確保しつつ、セキュリティや使い勝手を企業向けにマイナーチェンジするサービスです。DropboxもEvernoteもビジネス用のサービスを展開しています。
中小企業がDropboxをファイルサーバとして使うのはアリか | Synapse Diary
中小企業でEvernoteを利用するのはアリか | Synapse Diary

DeNAがBYODをやめたりしてますし、BYODバンザイ、というわけでもないと思うんですよね。

ITpro Special BYODから会社支給に切り替え 「アイデア創出」を実現

Yammerなど、社内SNSを導入していれば、ひょっとしてこういう問題も生じないかもしれないですし。

Facebookで内定者を公開状態にwww人事が内定者を晒しあげwwwwww : IT速報

というわけで、ユーザーが使いたいと思うシステムやツールが社内にあれば、そちらを使うと思うんですよね。そういうサービスを見極めて、フットワーク軽く導入していく、という視点が重要になるんじゃないかと思います。

英語多読したい方におすすめする初級者向け洋書10冊

少し前ですが、Amazonが「英語の難易度別リーディングガイド」を発表していました。

Amazon.co.jp: 英語 難易度別リーディングガイド (洋書)

Lexile指数という、単語の数や難易度、構文の複雑さを数値化した指標別に洋書が整理されています。これを参考にすれば、自分のレベルに合った本を読める、ステップアップしながら読むことができる、ということです。

 

多読を続けるために、自分のレベルに合った本を選ぶ

昔洋書をトライしてみたのですが、自分にとって複雑な単語や構文が出てくると、内容がわからなくなってしまい、苦痛でしかなくなったという経験があり、挫折してしまいました。しかし、改めてトライしてみると、やはり「読める」という実感は非常に重要だな、と痛感しました。ひと通り読めることで、読書そのものを楽しめますし、続けようというモチベーションにもつながります。そういう意味で、自分のレベルに合った本を選ぶ、というのはとても重要だと思うのです。

ちなみに、Lexile指数は便利ですが目安でしかありません。微妙な点しか違わないものは、難易度が逆なんじゃないかという感覚もあります。ただ、参考としては十分使えるんじゃないか、というのが何冊か試してみた実感です。

 

多読を加速するツールとしてKindleを使う

ペーパーバックで読んでも良いのですが、僕はKindleで読むようにしています。それは、辞書がすぐに引ける、購入も楽で安い、という利点があるからです。また、やはり洋書の品揃えという意味では、Amazonが圧倒的ですしね。

では、実際に読んだ本を挙げていきます。

 

Marvin Redpost #1: Kidnapped at Birth?(Lexile指数:290)

児童書で、結構メジャーなシリーズのようです。ストーリーもそれほど長くなく、読みやすい単語ばかりなので、「1冊読んだ」感を作るには良いと思います。

Marvin Redpost #3: Is He a Girl?(Lexile指数:300)

同じMarvinシリーズ。1つ目が読みやすかったので、もう一冊読んで洋書に慣れました。

White Death(Lexile指数:310)

Oxford Bookworms Libralyというのは、語彙を制限した形で書いた小説をOxford大学が出版したものです。以下のサイトに詳しい説明が書いてあります。

今、多読がブーム-セイコーインスツル株式会社

語彙が制限されている小説なので読みやすいのは確かですが、個人的にはやや価格が高いのがネックです。

Marvin Redpost #8: A Magic Crystal?(Lexile指数:330)

またMarvinシリーズに戻りました。

President’s Murderer(Lexile指数:340)

またOxfordシリーズに戻りました。とても読みやすいんですよね。

The Wonderful Wizard of Oz(Lexile指数:500)

このあたりで、「洋書を読む」という行為には慣れてきたので、Lexile指数としては一気に飛ばしてみました。正直、文量も多く単語もやや高度になったので、最初は少し後悔しました。でも、頑張って読み続けると何とかいけるもんですね。この本を読んで自信が持てた気がします。

 

Discovery in the Cave(Lexile指数:510)

Ozのおかげで、単語も辞書を引く割合が減った気がします。この本も、Step into readingというシリーズで難易度などでレベルがついているようです。

Sherlock Holmes and the Duke’s Son(Lexile指数:520)

シャーロックホームズ短編のひとつを簡易な英語に書き直したもの。確かに読みやすかったです。

Who Was Helen Keller?(Lexile指数:570)

ヘレン・ケラーの生涯をまとめた一冊。

これで以上10冊です。

実際に英語の多読を始めて、4ヶ月ぐらいでここまで読み進めることができました。それなりに英語に対する慣れも出てきているように感じるので、もっと読む量を増やそうかと思います。

ご参考まで。

 

あと、スタディサプリEnglishを使ってみたのですが、お世辞抜きでよくできています。飽き性な自分でも、何か月も続いています。空いた時間を活用しながら、ちょっとずつ自分のレベルに合った勉強ができて、神。



【書評】100円のコーラを1000円で売る方法

マーケティングだ!とか顧客志向だ!と言っても、なかなか実践するのは難しいものです。というわけで、マーケティングに関する本として、最近タイトルが気になっていたこの本を読みました。

もしドラや「ディズニー魔法の会計」など、ストーリー仕立てになっていて、さくっと読めた。

好評だったらしく、続編やマンガ版も出ているようです。

ストーリー仕立てながら、バリュー・プロポジション、カスタマーマイオピア、キャズムなど様々なマーケティング理論が実例と当てはめて語られており、非常にわかりやすく、内容の密度も濃いな、というのが読んだ印象です。MBAでもマーケティング理論を学習しますが、これらを一体的に理解する、というのは意外に難しいので、改めてこうやってストーリーの中でマーケティング理論が当てはまる様子を把握する、というのは良い学習だな、と思いました。

これからの企業経営にはマーケティング戦略が欠かせない

個人的には、マーケティングの重要性はとても上がっていると思っています。

日本市場全体が、成長期が終わり、成熟期になっていることで、各自が考えて市場を切り開く必要がある、というのは今の経営環境だと思っています。そうなると、横並びで製品やサービスを売るのではなく、ターゲットを決めて、顧客に合った販売方法を構築していくマーケティング戦略が必要になります。

日本政策金融公庫の論文でも、同様のことが書かれていました。

小企業の新たな顧客層開拓の取り組み(PDF)|日本政策金融公庫

一部引用させていただくと、

もっとも、いまや市場が成熟・停滞している業界は多く、小企業の経営者にしてみれば、そう簡単に売上は増やせないというのが本音だろう。現に、「全国中小企業動向調査(小企業編)」(2012年7-9期)の結果では、経営上の問題点として「売上(受注)の不振」をあげる小企業は55.4%に上り、半数を超えている。

おまけに、現在はデフレの状態にあり、商品やサービスの価格をぎりぎりまで下げて設定している小企業は多い。そうした状態で、売上を増やすためにやみくもに手を打てば、獲得できる粗利よりも費やした諸経費の方が多く、むしろ利益が減ってしまったということにもなりかねない。

ということで、今の経営環境の問題はコスト削減ではなく売上の増加であり、新規顧客の獲得です。これを実現するために、厳しい外部環境の中でやみくもに経営をしていると、コストだけが積み上がってしまう、という懸念が大きいわけです。

話を本に戻すと、マーケティングは顧客を中心に考えることであり、それは以下のように書かれています。

本書のテーマは顧客中心主義への回帰。そしてお伝えしたかったことは、顧客中心主義とは、「顧客が言うことは何でも引き受ける」ということではなく、「顧客の課題に対して、自社ならではの価値を徹底的に考え、提供する」ということです。

本書の後書きで、マーケティングに関する本がたくさん紹介されていましたので、それらを読むとさらに理解が深まるんじゃないかと思います。マーケティングを勉強しよう。

サッカー日本代表が強くなるための条件

そろそろサッカー日本代表のヨーロッパ遠征が始まりますね。ブラジルワールドカップも1年切っていますし。

欧州遠征の日本代表メンバーが発表! | フットボールチャンネル

で、今日はサッカーの日本代表がどうやったらもっと強くなれるか、という話です。

日本のFIFAランキングは?

そもそもFIFAランキングは算出方法が決まっていて、試合の勝ち点、試合の重要度、対戦相手の強さなどに基づきポイントが算出される方式です。

FIFAランキング – Wikipedia

そして、日本の現在のFIFAランキングは42位で、AFC(アジアサッカー連盟)では1番です。アジアでは敵なし、というのはここでもわかります。

The FIFA/Coca-Cola World Ranking – Ranking Table – FIFA.com

ただ、世界でみれば上位が40チーム以上あるわけです。顔ぶれをみると、ほとんどヨーロッパと南米で占められています。それが、今の日本代表が置かれている現状です。

サッカー日本代表が強くなる要素

「ジャパンはなぜ負けるのか」という、サッカーを経済学の目線から紐解いた本の中で、代表チームが強くなる要因は3つで説明できると書かれています。それは「人口・所得・経験」です。

ひとつつけ加えると、私たちの予測は統計学的にみて非常に信頼できる。この3要素が重要だということにほとんど疑いはなく、3要素がもたらす効果にもほとんど疑いはない。この3要素があれば、ワールドカップのグループリーグの結果はたいてい予測がつく。

これを順番に見ていきましょう。

人口

人口が多ければ、有望な選手が見つかり、層が厚くなるということでしょう。

日本の人口は、世界でみれば10位です。好条件です。

国の人口順リスト – Wikipedia

そして、サッカーの競技人口は90万人ぐらいだそうです。

日本のサッカー人口(JFA登録数)はどのくらい?|お問い合わせ|日本サッカー協会

ただ、この競技人口の定義は結構微妙だったりするので、あくまで参考で。750万人というデータもあるようです。

スポーツの競技人口ってどんなのが多いの? | マイナビニュース

所得

所得についても、多いと設備投資などにお金をかけられるようになりますので、サッカーの振興に有利になります。

日本は、GDPでみれば世界第3位です。そして、一人あたりGDPでみると世界で13位になっています。こちらも好条件だといえるでしょう。

[世] 世界の一人当たりの名目GDP(USドル)ランキング

経験

結局、一番の問題はここです。Jリーグが創設されて20周年ですが、世界的にみればとても若いリーグです。スペインのリーガエスパニューラは、プロリーグの創設が1928年だから、85年ぐらいの歴史があります。

リーガ・エスパニョーラ – Wikipedia

これまでの国際マッチの数も少ないですし、強豪国とも戦いも、他の代表チームに比べれば経験値として低いわけです。ここが、日本代表が欠けているところでもあり、伸びしろとも言えます。

日本はサッカーの中心地から遠いのが不利

サッカーの中心地は、昔も今もヨーロッパです。ヨーロッパの中でも今はブンデスリーガが一番勢いがありそうですが、とにかくヨーロッパに人は集まり、情報も集まります。これは、都市に人・資本・情報が集積するのと同じです。

戦略クロニクル」を読むとわかりますが、サッカーの歴史はヨーロッパが中心で、そこに南米が加わる形で発展してきています。

そう考えると、日本は物理的に距離があるという点が不利になります。そういう意味では、たくさんの選手がヨーロッパに移籍するのは、代表サッカーへの還元という意味では非常に良いのです。ただ、それはこの間書いた通り、Jリーグにとっては選手流出で人気が低迷する、というジレンマなわけですが。

Jリーグはなぜ2ステージ制に移行するのか? | Synapse Diary

Jリーグの打開策としては、先進的なサッカー国から外国人を招聘して、経験や知識を吸収するとともに、著名で客を呼べる選手であれば観客も増える、という効果を狙うと良いと思うのですが、なにぶん収益が低迷しており、「卵が先か、鶏が先か」という状況になっているように思います。

まとめ

日本代表に不足しているのは、海外経験、競合チームとの対戦経験です。今回ヨーロッパ遠征などもそうですし、個人レベルでもヨーロッパで競合選手と混じってプレイすることで、日本代表のレベルは上昇していくのだと思います。

というわけで、個人的にはセレッソの柿谷がヨーロッパに移籍することを願っていたりします。


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