少し前ですが、Amazonが「英語の難易度別リーディングガイド」を発表していました。
Amazon.co.jp: 英語 難易度別リーディングガイド (洋書)
Lexile指数という、単語の数や難易度、構文の複雑さを数値化した指標別に洋書が整理されています。これを参考にすれば、自分のレベルに合った本を読める、ステップアップしながら読むことができる、ということです。
多読を続けるために、自分のレベルに合った本を選ぶ
昔洋書をトライしてみたのですが、自分にとって複雑な単語や構文が出てくると、内容がわからなくなってしまい、苦痛でしかなくなったという経験があり、挫折してしまいました。しかし、改めてトライしてみると、やはり「読める」という実感は非常に重要だな、と痛感しました。ひと通り読めることで、読書そのものを楽しめますし、続けようというモチベーションにもつながります。そういう意味で、自分のレベルに合った本を選ぶ、というのはとても重要だと思うのです。
ちなみに、Lexile指数は便利ですが目安でしかありません。微妙な点しか違わないものは、難易度が逆なんじゃないかという感覚もあります。ただ、参考としては十分使えるんじゃないか、というのが何冊か試してみた実感です。
多読を加速するツールとしてKindleを使う
ペーパーバックで読んでも良いのですが、僕はKindleで読むようにしています。それは、辞書がすぐに引ける、購入も楽で安い、という利点があるからです。また、やはり洋書の品揃えという意味では、Amazonが圧倒的ですしね。
では、実際に読んだ本を挙げていきます。
Marvin Redpost #1: Kidnapped at Birth?(Lexile指数:290)
児童書で、結構メジャーなシリーズのようです。ストーリーもそれほど長くなく、読みやすい単語ばかりなので、「1冊読んだ」感を作るには良いと思います。
Marvin Redpost #3: Is He a Girl?(Lexile指数:300)
同じMarvinシリーズ。1つ目が読みやすかったので、もう一冊読んで洋書に慣れました。
White Death(Lexile指数:310)
Oxford Bookworms Libralyというのは、語彙を制限した形で書いた小説をOxford大学が出版したものです。以下のサイトに詳しい説明が書いてあります。
語彙が制限されている小説なので読みやすいのは確かですが、個人的にはやや価格が高いのがネックです。
Marvin Redpost #8: A Magic Crystal?(Lexile指数:330)
またMarvinシリーズに戻りました。
President’s Murderer(Lexile指数:340)
またOxfordシリーズに戻りました。とても読みやすいんですよね。
The Wonderful Wizard of Oz(Lexile指数:500)
このあたりで、「洋書を読む」という行為には慣れてきたので、Lexile指数としては一気に飛ばしてみました。正直、文量も多く単語もやや高度になったので、最初は少し後悔しました。でも、頑張って読み続けると何とかいけるもんですね。この本を読んで自信が持てた気がします。
Discovery in the Cave(Lexile指数:510)
Ozのおかげで、単語も辞書を引く割合が減った気がします。この本も、Step into readingというシリーズで難易度などでレベルがついているようです。
Sherlock Holmes and the Duke’s Son(Lexile指数:520)
シャーロックホームズ短編のひとつを簡易な英語に書き直したもの。確かに読みやすかったです。
Who Was Helen Keller?(Lexile指数:570)
ヘレン・ケラーの生涯をまとめた一冊。
これで以上10冊です。
実際に英語の多読を始めて、4ヶ月ぐらいでここまで読み進めることができました。それなりに英語に対する慣れも出てきているように感じるので、もっと読む量を増やそうかと思います。
ご参考まで。
あと、スタディサプリEnglishを使ってみたのですが、お世辞抜きでよくできています。飽き性な自分でも、何か月も続いています。空いた時間を活用しながら、ちょっとずつ自分のレベルに合った勉強ができて、神。