WordPressプラグインで速攻AMP対応させる方法

前回、GoogleとTwitterが共同で策定した「AMP(アンプ)」によって、スマホでウェブサイトを見た時の体験が変わることを書きました。

モバイルユーザー向けに快適にページを表示するAMPとは?

今回は、Wordpressのプラグインを使って、速攻でAMP対応する方法をご紹介します。

 

AMPプラグインを使ってAMP対応

AMPプラグインをインストール

すでにAPMのプラグインがリリースされています。このプラグインの開発はWordpressを開発したオートマティック社です。

AMP — WordPress Plugins

プラグインの「新規追加」から「AMP」と検索すると出てきますので、これをインストールして有効化しましょう。

AMP Plugin

 

パーマリンク設定で「変更を保存」をクリック

プラグインをインストールして有効化したら、設定→パーマリンク設定で「変更を保存」をクリックしてください。特に設定を変更する必要はありません。

更新することで、リンク設定が更新されてAMPのリンクを認識できるようになるようです。

 

AMPページの表示を確認する

これだけでAMPページは出来上がったはずです。早速確認してみましょう。既存のURLに、以下のいずれかを加えるだけで表示することができます。

  • 末尾に/amp/をつける
  • 末尾に?amp=1をつける(前に?のパラメーターがあるURLの場合は「&amp=1」)

 

このサイトの例だと、以下のURLを表示させるとAMPバージョンになります。

データを疑え!若者のFacebook離れは本当に進んでいるのか? – Synapse Diary

 

実際にモバイルで見た時に比較がこんな感じです(左:通常、右:AMP)。相当シンプルになっているのがわかります。

amp-compare

 

GoogleアナリティクスでAMPページを計測する

AMPというのは「簡易版のページを作成する」ことであり、これまでのページと別のものができることになります。なので、そのページへのアクセスについては別途計測できるようにしておく必要があります。これもプラグインで簡単に解決しましょう。

 

Googleアナリティクスに新しいプロパティを作成する

AMPはまだ始まったばかりの技術ですし、従来のウェブサイトと使われ方が異なるため、既存のGoogleアナリティクスのプロパティとは別にしておいた方が良いと、Googleからも推奨されています。

AMP はこれから時間をかけて完成していく新しい技術であるため、一般的な Web アナリティクスの実装と同じことが、AMP の計測ではすぐに実現できないこともあるかもしれません。AMP は、従来の Web ページの配信方法以外にも、様々な異なる配信形態があり、それらは異なるキャッシュを介して配信される場合があります。そのため、AMP 対応されたページを訪れたユーザーと従来の HTML で作成されたページを訪れたユーザは、たとえ同じユーザーであっても、それぞれが異なる 2 人のユーザーとして識別される場合があります。混乱を避けるために、これらを踏まえて AMP 計測のための Google アナリティクス プロパティは、従来の計測用プロパティとは別に作成していただくことをおすすめしています。

アナリティクス 日本版 公式ブログ: Google アナリティクスが AMP (Accelerated Mobile Pages)のサポートを開始

なので、まずは新しいプロパティを作成しましょう。

 

Facebook Instant Articles & Google AMP Pages by PageFrogを導入

Facebook Instant ArticlesとAMPの設定を簡単にできるようにするプラグインです。これも「PageFrog」で検索するとすぐに出てきます。

インストールして有効化しましょう。

 

Googleアナリティクスの設定をする

有効化すると、Wordpress管理画面のサイドバーに「Mobile Formats」というメニューが新しく追加されます。その中の「Analytics」をクリックしましょう。以下のような画面が表示されるはずです。

ここからGoogleアナリティクスへ接続し、先ほど新しく作成たいAMP計測用のプロパティをひも付けたら完成です。

簡単ですね。ちなみに、このプラグインはAMPページのデザインも変更できますし、Adsenseコードも追加できます。興味がある方はどうぞ。

 

Google Search ConsoleでAMPページのインデックス状況を確認する

AMPページを作成したら、それがGoogleにインデックス登録されているかを確認しましょう。

Google Search Consoleで、AMPページの状況を確認するためのレポート機能が追加されています。以下は別サイトのものですが、すごいエラーが出ていてインデックスはゼロ件です。

これはどうやらプラグインのテンプレートがAMPのルールに一部適応できていないためだと思われます。ちゃんと適応させるためには、自力で修正しなければいけない状況のようです。

 

まだAMPは始まった取り組みですし、今後プラグインもアップデートされることも期待されるので、今はあまり慌てず様子見というところでしょうか。

AMPがどういうものかを触って理解したい、という方は、上記プラグインで簡単にできるのでお試しアレ。

モバイルユーザー向けに快適にページを表示するAMPとは?

スマホの普及によって、ウェブサイトへのアクセスはモバイルからの比率がどんどん増しています。今ではウェブサイトへのアクセスの半分ぐらいはモバイルからとも言われていますね。

ウェブサイトをスマホからでも読みやすくすることの重要性については、以前このブログで書きました。

ホームページにスマホ対応が必要な理由

 

新しいモバイル向け技術の登場

今、世界レベルでスマホ・タブレットの普及に伴い、モバイルからでも快適にウェブサイトを見れるようにする、新しい取り組みが進んでいます。それがAMP(アンプ)やFacebook Instant Articlesです。

モバイルの特性として、どうしてもパソコンと比べると処理能力が低い、あるいはネットワークの速度が遅いという問題があります。そうなるとウェブサイトをスマホから見る時に遅くなってしまうんですね。

それを解消するために、GoogleとTwitterは共同でAMPというモバイルウェブを高速化するための規格を策定しました。ほぼ時を同じくしてFacebookは、ニュースサイトなどの外部記事をFacebook内でスムーズに止めるためのサービスとしてインスタントアーティクルズを開始しました。これらは両方とも、ウェブサイトで提供される記事が各サービス内でアクセスされると言うものです。

Googleなどの規格に合ったシンプルなページを表示して、素早くコンテンツを表示できるようにします。さらに、クリックする必要がないよう、GoogleやFacebookなどが直接ページに訪問します。

わかりづらいので図にしてみました。

 

モバイルユーザーにストレスがない方向へ

AMPはユーザーがウェブサイトに訪問するのではなく、プラットフォーム上で精進されるコンテンツを面することになります。これは大きなパラダイムシフトの予感がします。

これが何を意味するかと言うと、コンテンツを提供する側はこれまで以上に、その時々で勢いがあるプラットフォームに合わせてコンテンツを提供する必要があるということです。

GoogleにはGoogleの、FacebookにはFacebookの規格に合わせてコンテンツを提供しなければならないわけです。今後違うプラットフォームが流行して力を持ってくれば、そのプラットフォームに間に合わせて行く必要があるでしょう。

そうなると、ウェブサイトをを単に更新する、ブログを書くと言うだけではユーザーに情報を届けることが難しくなってきます。情報を届けるために、プラットフォームに対して効率的にコンテンツを届けていくことを考えていく必要があります。

 

そういう手間を考えると、CMSを使ってコンテンツ管理することを前提にしていくのが良いでしょう。今のところWordpressは非常に存在感のあるCMSですし、今回のMPにおいてもすでにプラグインが出て簡単にMP対応できるようになっています。

以上です。重要な点をまとめると次のようになります。

  • AMPなどのモバイル向け技術が登場していること
  • AMPは簡易なページを作成し、Googleがページそのものを表示させる
  • 様々なプラットフォームに適したコンテンツを提供していく必要がある

 

AMPの具体的な導入方法については、次のブログ記事で。

データを疑え!若者のFacebook離れは本当に進んでいるのか?

若者がFacebookを使わなくなっている、ということを聞いたことがありますか?

最近また、若者のFacebook離れがすごい勢いで進んでいるという調査結果が発表され、いろんなところでニュースになっています。10代のFacebook利用率が半減した、という内容です。

10代のFacebook利用率は、2015年4月度の45.0%から27.0%へと大幅に低下していることが分かった。

10代のFacebook利用率が1年で大幅に低下、ジャストシステム調査 -INTERNET Watch

 

これを見て思ったのは、「1年という短期間で半分というのは、急激に下がり過ぎじゃないか?」ということでした。もう少し調べてみると、この調査結果は、単純に「Facebookが若者に劇的に使われなくなっている」という解釈ではダメだとわかりました。

 

他の調査結果を見てみよう!

こういう時は、他の調査データも見てみましょう。まずは総務省のデータです。総務省は「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」という調査を行っています。その中で、年代別のソーシャルメディアの利用傾向も調査されているんですね。その結果がこちらです。

出所:情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査

 

総務省のデータは平成24年から平成26年までなので、冒頭のジャストシステムの調査結果よりも古いのですが、平成24年から平成26年の3年間でみると、10代のFacebook利用が増えています(LINEやTwitterと比べると増えてないですけどね)。

この結果を見ると、過去は増えていて、最近急激に減っているってこと?でも、ジャストシステムだと減る前は45%あるのですが、総務省の結果だと25%です。ちょっと数字が開きすぎてる気がしますね。

 

もう一つ別の調査データを見てみましょう。日経MJが行っている「ネットライフ1万人調査」です。その調査結果を紹介した記事では、以下のように結果が説明されています。

日経MJが実施し、昨年10月に発表された「第4回ネットライフ1万人調査」でも、フェイスブックの利用率減が目立つ世代があった。20代と30代が、それぞれ前年比7.5%、4.9%の減少となっている。そして意外にも、60代以上の利用率は63.6%と年代別では最も高い。どうやらついに「若者のフェイスブック離れ」まで始まっているようだ。

若者のフェイスブック離れが進む“SNS疲れ”の深層|データで読み解くニッポン|ダイヤモンド・オンライン

 

こちらの記事だと、20ー30代は減っているが、10代は増えていることになっています。

総務省も日経MJも、10代ではFacebookはそれほど減ってないんですね。

 

結局、増えてるの?減ってるの?

いろんな調査結果がありますが、それをどう理解すれば良いんでしょうか?増えているの?減っているの?

ヒントは、それぞれの調査方法によります。

 

ジャストシステム「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査」

ジャストシステムの調査手法はこうなっています。

株式会社ジャストシステムは18日、「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2016年4月度)」の結果を発表した。同社が運営するネットリサーチサービス「Fastask」で4月26日~5月3日、15~69歳の1100人を対象に調査したもの。

10代のFacebook利用率が1年で大幅に低下、ジャストシステム調査 -INTERNET Watch

 

Fastaskというのは、ネット上のアンケートサービスです。アンケートに答える人は自分で登録して、アンケートに答えるとポイントがもらえるようです。

 

総務省「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」

総務省は、ランダムで選んだ1500人に書面調査を行っています。

  • 対象者:13歳から69歳までの男女1,500人(全国125地点にてランダムロケーションクォータサンプリングにより抽出)
  • 調査方法:訪問留置調査
  • 平成26年調査の調査対象期間:平成26年(2014年)11月15日(土)~11月21日(金)
  • 日記式調査とアンケート調査を併行実施

日経MJ「ネットライフ1万人調査」

日経MJの調査は、正直よくわかりませんでした。ネットで調べる限りは、全国の男女約1万700人を対象にした、としか書いてないんですよね。

 

ということで、ジャストシステムの調査結果は、おそらくユーザー層として「アーリーアダプター」に分類されるような層なんじゃないかと推測します。ネットのアンケート調査のモニターに自分で登録する人たちなので、ネットリテラシーは比較的高めでしょう。

それを踏まえると、もともとFacebook利用率が総務省の調査結果よりも高いのも、なんとなく納得感があります。

また、アーリーアダプターがすごい勢いでFacebookを利用しなくなっているのだとすると、全体としては今後10代のFacebookの利用率減少は、もう少し後から数字に表れてくるんじゃないでしょうか。

 

以上です。今回言いたかったのは、調査結果を単純に信じるのではなく、いろんな観点で比較したり検証することが必要だということです。データを正しく理解する視点を持ちましょう!

就職活動調査から見る、中小企業の採用ページに書かなければいけないこと

ウェブサイトで採用情報を掲載していますか?学生などの就職希望者はウェブサイトの採用情報で、どこに注目しているのでしょうか?

マイナビが、学生就職モニター調査を発表しており、その中に非常に気になる調査結果がありました。

「2017年卒マイナビ学生就職モニター調査 4月の活動状況」 – 産経ニュース

 

学生は経営者の話を聞きたい?

よく「経営者から生の声、経営に対する考え方を聞きたい」と思いがちですが、学生は本当のところ誰から話を聞きたいと思っているのでしょうか。

調査結果では、どうやら経営者からではないようです。

個別企業セミナーで最も話を聞きたい人は、「入社2~5年目の若手社員」の42.1%で、「ベテラン社員(19.9%)」「経営者(15.8%)」に比べ、大きく差が表れた。自分に近い年代で、入社後の自分を想像できるようなロールモデルの提示を求めていると推測できる。

やはり若手社員が良いんですね。自分に近い立場の人の話は、親近感が得やすい、イメージしやすいというメリットがあるのだと思われます。

 

学生はどのようなことを知りたい?

調査結果では、学生が「聞いた内容」と「聞きたかった内容」もありました。そのギャップを見ることで、「学生が知りたかったけど、企業からの説明が少なかった」事項がわかります。

実際に聞いた内容と聞きたかった内容について、それぞれ3つ選択してもらったところ、「聞いた内容」が「聞きたかった内容」を上回る項目は、「企業理念」「製品・商品について」が特に差が大きくギャップが見られた。一方で、「聞きたかった内容」が「聞いた内容」を上回る『聞きたいと思っていたが聞けなかった内容』の上位3つは「入社後の待遇」「社風・社内の雰囲気」「具体的な仕事内容」であった。

こちらも先ほどの若手社員の話を聞きたい、ということと重なる部分がありますね。「入社後の待遇」「社風・社内の雰囲気」「具体的な仕事内容」という、より具体的な内容を求めているのがわかります。

 

会社のウェブサイトにどう反映するか?

これらの調査結果を踏まえると、学生に対しては「実際に会社で働くイメージ」を具体的に持ってもらうための情報提供が必要だということがいえるでしょう。

単なる採用条件だけでなく、入社した後の1日の過ごし方、社風を象徴するイベントや社内ルールなどを、写真や動画なども織り交ぜて提供するなど、工夫する必要があるでしょう。

 

今は人手不足と言われていますし、今後も人口減少は続きますので、人材獲得は企業経営の中で重要な位置を占めるでしょう。

岐阜県の有効求人倍率は全国2位!「売り手市場」で採用するには会社PRが必要

採用活動もマーケティング活動であり、ウェブサイトは有効な宣伝ツールです。採用活動にも役立つコンテンツを作成し、会社をPRしていきましょう!

iPhoneアプリでリスニング対策やるならTEDICTがおすすめ

英語を勉強してる方は、リスニング対策をどのように行っていますか?

リスニング対策の一つとして、ディクテーションという方法がよく言われますね。ディクテーションとは、英語を聞いてそれを単語として書き出す事です。

ディクテーションをやろうと思ったのは、自分のリスニングが非常に弱いなと感じたからです。英単語を覚えたり英文法やったり、洋書を読んだりとやってきましたが、どうしてもリスニングは向上していない感じがしていました。

 

TEDの講演でディクテーションしよう

TEDの講演はいろいろ刺激的で面白い内容が多いですが、それを使ってディクテーションすることができるのがiPhoneアプリの「TEDICT」です。

TEDICT – TEDで英語を習おう, LITE 5.4(無料)App
カテゴリ: 教育
販売元: CoCO SWING – SCIENART BB(サイズ: 6.1 MB)
全てのバージョンの評価: (206件の評価)
+ iPhone/iPadの両方に対応

TEDICTは以下のメリットがあります。

日本語訳が同時に表示される

良し悪しがあるかもしれませんが、ディクテーションをやってるときに日本語訳が表示されます。最初のうちは、表示させながらディクテーションすると、ある程度文意を理解しながらリスニングをすることができます。

慣れてきたら、設定を変更して英文を表示しても良いんじゃないでしょうか。

イージーモードがやりやすい

いきなり聴いた英語を書き出せ、と言われてもなかなかハードルが高いです。そういうときは、イージーモードで取組みましょう。候補になる単語が出てきて、それをタップして英文を作り上げていきます。自分で全部書き出すより楽です。

tedict

僕の場合はこれぐらいがちょうど良いですね。入力が楽なのもありますが、単語の候補を示されているにも関わらず、リスニングで単語が正確に聞き取れず、正解するのが難しいです。

面白いスピーチを学びながらできる

英語の難しいところは、英語のスキルは低いから簡単な英文で練習しなければいけないけど、そうすると内容が簡単すぎて退屈してしまうところです。でもTEDなら講演内容は面白いものが多いので、内容も楽しみながら練習することができます。

例えば、このスピーチでディクテーションすると、繰り返し聞くので講演内容も理解しながら楽しく練習することができます。火星の移住について考えながら英語を勉強できるって、幸せですね。

iPhoneだから空いた時間にいつでもできる

TEDの講演は、字幕のひとつずつで区切られているので、空いた時間にちょっとずつディクテーションをすることができます。一日数分やるだけでも達成感も生まれますし、継続するのに良いですね。

 

ディクテーションをやってみて実感したこと

ディクテーションをやってみてわかったのは、thatやitなどの短い単語が聞き取れていないこと、ちょっとでも長い英文を聞き取るほどの体力がないことです。

リスニングは何回も同じ文章を繰り返し聞くと良いと言われていますが、ディクテーションしていると聞き取ろうとするため結果として何度も繰り返し聞くことになります。それでも苦にならないのは、このアプリを使う最大のメリットかなーと思いますね。

ということで、リスニングを強化したい人はぜひ試してみてください。

あと、スタディアプリ Englishというのもあります。これもディクテーションの機能がついているので良いと思います。

スタディサプリ ENGLISH ( 旧: 英語サプリ )

[amazon_link asins=’4105064916′ template=’Original’ store=’tob-22′ marketplace=’JP’ link_id=’35b7ba0c-0d32-49e3-9d3a-9f887999571c’]

 

Googleアナリティクスの新機能ユーザーエクスプローラーはどう使うべきか?

2016年4月、Googleアナリティクスに新しい機能が導入されました。それがユーザーエクスプローラです。これ、新しい観点でアクセス解析できるようになるので、Googleアナリティクスを使っている方は、ぜひ一度試してみてください。

 

ユーザエクスプローラーは具体的なユーザーの行動がわかる

ユーザーエクスプローラは、一言で言ってしまえば個別のユーザーの挙動が詳細にわかるものです。

これまでのアクセス解析では、ユーザーの行動の結果が集約された形で数字として表示されていました。なので、ユーザー全体やあるユーザー分のアクセス数、直帰率などから、ユーザーの傾向や特徴を分析していったわけです。しかし、それだとマクロ的な分析には良いですが、ミクロ的にユーザーの動きを具体的に解析する方法が限られていました。

(ユーザーフローやゴールフローという機能がありますが、その結果を見てもなかなかうまくユーザーの動きを捉えるのが難しいんですよね。。。。)

 

そして具体的なユーザーの行動や動線がわかるのが、ユーザーエクスプローラです。具体的な機能の内容を知りたい方は、こちらの記事が詳しいのでどうぞ。

Googleアナリティクス期待の新機能「ユーザーエクスプローラ」を徹底解説 | Web担当者Forum

要は、「ユーザーの動線が詳しくわかる」ということを覚えておきましょう。

 

ユーザーエクスプローラーの具体的な使い方

ユーザーエクスプローラーは、ちょっと触ってみた感じだと、そのままではちょっと使いづらいかもしれません。しかし、ちゃんと仮説や利用イメージを持って使えば、非常に有用なツールだと思います。その観点を今日はちょっとご紹介しましょう。

 

自社のウェブサイトを訪問するたくさんのユーザーの中から、どのユーザーの動きを具体的に見るかが重要になります。適当に見ても得られるものが少ないでしょう。

そこでまずは、セグメントでユーザーを絞り込みましょう。1つの例として、あるページを訪問した人だけに絞り込みます。

問い合わせページに訪問した人だけに絞り込むとします。そうすると、問い合わせページに訪問したユーザーの挙動が事細かにわかり、どのページを経由しているか、どのページを途中で諦めている日などはつぶさにわかります。

他にも仮説次第でいろいろできそうです。ランディングページとしてあるページを訪問した人、閲覧ページ数が少ない人、などです。

 

アクセス解析ではさまざまな観点から分析をしますし、実際のビジネスやユーザーの動きを想定して、仮説を立てながら分析を行います。ウェブ担当者や経営者は、アクセス解析にはどういう機能があって、どのような分析が可能であるかを知っておく必要があるでしょう。それによって、自分のビジネスにどう活かしていくかを発想し考えていくことが重要です。

[amazon_link asins=’4800711754′ template=’Original’ store=’tob-22′ marketplace=’JP’ link_id=’53566562-605e-44ca-819b-02d70bafd970′]

 

iPhoneのFlickrアプリの容量を小さくする方法

ずっと写真のメイン管理場所としてFlickrを利用しています。iPhoneにもFlickrの公式アプリを入れて使っていたのですが、ついにFlickrがiPhoneの容量1ギガ以上占有するようになってしまいました。。。。

これがその証拠の写真です。

iphone_storage

iPhoneの容量がこんなに圧迫されるのは困ってしまうので、なんとか削減しようと調べてみました。

 

一旦削除→再インストールで解決する

海外でも同じような質問が掲示板に挙げられています。

Flickr for iPhone | Flickr – Photo Sharing!

Flickr Discussion

どうやらキャッシュがどんどん溜まってしまって容量が大きくなるので、一旦削除して再インストールすると良いようです。確かに、使えば使うほどアプリが占有するようりょうが大きくなっていました。

ということで、Flickrアプリを削除して再インストールすることにしてみます。

 

さらに日本のユーザーの場合は、ついでにアプリをアップデートもすることができます。今はFlickrの公式アプリは日本ストアでは公開されていないので、自動的にアプリがアップデートされません。なので再インストールすることで、最新バージョンに更新することができるようになるんですね。

Flickrの公式アプリは、随分前に日本のAppStoreで公開されていた時期がありました。その時にインストールしたことのあるユーザーは、以下の方法で簡単に更新できます。要は、削除した後に「購入済み」から再インストールするだけです。

iOS版Flickrアプリの3.0をインストールするにはアプリ削除から再インストールが必要(ただし既存ユーザーのみ) – カイ士伝

 

容量が1GB→100MBまで激減した

削除して再インストールしたところ、Flickrアプリの容量が100メガバイトまで小さくなりました。ついでに最新版になったことで、カメラロールなど新しいUIに変わったのも良い感じです。

おそらく、しばらく使うとまたキャッシュが溜まって大きくなってしまうと思うので、定期的にアプリを更新するためにも、削除&再インストールを行ったほうがいいと思います。

 

Google Photosなどの新しい写真サービスも登場してきていますし、本体である米Yahoo!の身売りが近い状態なので、Flickrのサービス自体が今後どうなるのかも気になるんですけどね。。。。

米ヤフーが買い手を募集中 -「嫁・婿入り前の最後のお色直し」か|決算が読めるようになるノート|note

岐阜県の有効求人倍率は全国2位!「売り手市場」で採用するには会社PRが必要

最近の経済状況の改善によって、人不足が発生しています。中小企業の採用活動も大変になっていますよね。その中で岐阜県は全国で見ても一層人不足な状況のようです。それは、有効求人倍率に現れています。

岐阜労働局が1日発表した県内の1月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0・06ポイント増の1・70倍だった。23年ぶりの1・7倍台で、東京都に次いで全国2位となった。労働局は「雇用情勢の改善が進んでいる」との見方を示している。

有効求人倍率:県内1.70倍 23年ぶり、東京に次ぎ全国2位 /岐阜 – 毎日新聞

すごいですね。有効求人倍率が1.7倍ということは、求職者1名に対して求人数が1.7件あるということです。

 

岐阜県の有効求人倍率はずっと上がってきている

岐阜県の有効求人倍率の推移を見ると、過去7年で右肩上がりになっています。

岐阜県有効求人倍率

(出所:有効求人倍率の推移(H28.4.28 更新) | 岐阜労働局)

 

そして以下のグラフが、直近1年間の月次推移になります。

岐阜県有効求人倍率_月次

 

有効求人倍率が上昇している理由として経済状況が良くなっていることもあると思いますが、生産年齢人口が減少していることも影響していると思っています。

有効求人倍率と生産年齢人口の推移を重ねあわせてみたのが、以下のグラフです。

有効求人倍率と生産年れ人口

(生産年齢人口の出所:岐阜県:人口・世帯数

 

生産年齢人口はどんどん減少してきており、7年間で10万人減少しています・・・。

経済状況は変動しますが、人口動態は長期トレンドとしてあまり変化しないものです。人口減少は今後も続くと思いますので、「売り手市場」は今後も想定しておく必要があると思います。

 

「売り手市場」の中で、どう自社をアピールしていくか

ある経営者から、「これまでは求人の応募がコンスタントに来たが、最近は集まらない」という悩みを抱えている方がいました。ウェブサイトの求人募集ページには、簡単な説明と「詳しくは連絡ください」とだけになっており、「これでは仕事内容や雰囲気を理解するのは難しいのでは」と思うほど、情報が少ない状態です。

なのでもう少し雰囲気や条件を伝えるようと、仕事内容の説明、雇用条件、職場の雰囲気が伝わる写真などをコンテンツに追加しました。

その後求人ページへのアクセス数は増えましたし、ウェブサイトの効果だけではないかもしれませんが、求人問合せ数が再び増えて、無事に採用することができました。

 

「売り手市場」の中では、企業は選んでもらう立場になるので、自社をアピールしていかなくてはいけません。自社のウェブサイトは求職者もよく見るようになっており、会社の雰囲気や仕事内容、雇用条件などを確認するのです。なので、ウェブサイトにはそういう点を意識したコンテンツづくりが必要になります。

 

まとめ

  • 岐阜県は有効求人倍率が高くなっており、今は「売り手市場」
  • 人口減少は今後も続くため、経済状況の変動はあるものの、「売り手市場」は続くと予想される
  • 「選ばれる企業」になるためには、自社のPR強化が必要
  • ウェブサイトでの求人向けコンテンツの強化はひとつの有効な手段

以上です。採用活動には、ウェブサイトの活用を是非検討してみてください。

ユニクロとしまむらの違いをGoogleトレンドからデータ分析したよ

最近、ユニクロの業績が落ちており、四半期決算で純利益が予想より大幅に低下したというニュースがありました。

カジュアル衣料品店チェーン「ユニクロ」の成長神話の陰りが鮮明になってきた。ユニクロを運営するファーストリテイリングは2016年4月7日、業績予想を大幅に下方修正し、16年8月期の純利益は従来予想を500億円下回る600億円とした。2015年8月期に比べ45.5%の大幅減だ。

「業績は不合格」柳井氏も認めるユニクロの「陰り」「値上げ」引き金の客離れが止まらない : J-CASTニュース

原因のひとつとして、値上げがフォーカスされています。一方で、しまむらは値上げによって業績を回復させているという記事がありました。両社は価格に対する反応が随分違うんだな、と不思議に思いました。

ユニクロのように「値段が安い」というブランドイメージが定着している場合には、あまり値段をいじらないほうが良く、逆に、ユニクロほどイメージが定着していないなら、値上げが上手くいくケースもあります。

東洋経済オンラインは6日「しまむら、V字回復の理由は「値上げ」にあった」と題する記事を掲載しました。2015年の秋冬シーズンに売り出しヒットした「裏地あったかパンツ」は、同社にしては高価格帯にも関わらずヒットし、3年ぶりの営業増益を牽引したとのことです。

ユニクロは対前年比でマイナスになることが多いですが、しまむらは対前年比マイナスが非常に少なくなっています。
同じように値上げ戦略をとりながら対照的な結果になっているユニクロとしまむら。この違いに注目することが大切だと思います。

KON617「訪日外国人客・ホテル稼働率・ファーストリテイリング・しまむら~政府は数字遊びではない現実的な問題解決を考えよ」

勝手に、両社とも安いというイメージがあったので、値上げに対して反応が異なるというのは意外でした。

なぜユニクロとしまむらで、値上げに対する反応が違うのか?

改めてユニクロ(ファーストリテイリング)としまむらの業績を比べると、しまむらの方が季節変動が少なくなってる気がします(iPhoneアプリの「ポケットIR」から拾ってきたのですが、ちょっとファーストリテイリングの値が怪しいかもしれません。)

FR_しまむら

あと、過去のファーストリテイリングのIRインタビューが公開されていて、顧客は価格感応度が高いことが語られています。

Q3: 原油価格の低下により、最近では素材関係も下がり気味だと思いますが、今後の価格戦略についてコメントをください。
A3: 岡崎CFO:
足元の1品単価が上がっているのは、一部の商品の値上げをさせていただいた影響もあるとは思いますが、それより大きいのが比較的価格の高い商品の売れ行きが好調だということです。例えば、ボトムスや、ヒートテックエクストラウォームのような価格が比較的高い商品の需要が強く、販売は好調です。お客様の志向としては、価格感応度はまだ高いと感じています。

質疑応答の概要 | FAST RETAILING CO., LTD.

また、過去をみると人件費高騰でも価格を上げていますし、今回が初めてのことではありません。

ユニクロ、今期2度目の下方修正が映すもの | 専門店・ブランド・消費財 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

で、ここで仮説として思い浮かんだのが、「ユニクロとしまむらは、季節変動のインパクトが違うのではないか?」ということです。季節変動が大きいということは、セールなどと組み合わせて価格反応度が高いと思いますし、季節変動が小さいということは、価格反応度がそれほど大きくなく、コンスタントな売上・利益を出すということになるのでは、と。

Googleトレンドのデータで季節変動を確かめる

では、ユニクロとしまむらについて、季節変動の違いをどう調べようかと思ったときに、Googleトレンドを使ってみようかなと思いました。Googleトレンドだと検索件数の相対的な傾向が2004年から月単位で取れます。

実際にみてみましょう。赤が「ユニクロ」で、青が「しまむら」です。

ユニクロ_しまむら

ここから言えるのは、ユニクロの方が検索回数が多いってことと、ユニクロの方が変動が大きいということです。このグラフを見ても、ユニクロの方が季節変動が大きいのよね?と思いますよね。

で、ユニクロとしまむらが、どれほど季節変動になっているのか、Googleトレンドの値をもう少しデータ分析して推測しようと思います。

ここからは、R言語を使ったデータ分析になります。細かいことは省略しますが、時系列データから季節変動要素を取り出してみます。

その結果がこちらです。4つグラフがありますが、生データ、季節変動、トレンド、残差(ランダム成分)になります。季節変動を見たければ、2番めを確認しましょう。見事に繰り返しになっていて、5月に小さな山、11月に大きな山というトレンドです。

ユニクロ

次は、同様にしまむらでもGoogleトレンドのデータを分析してみたいと思います。その結果がこちらです。

しまむら

ユニクロと同じように、2番めのグラフでは季節変動が生じています。これだと「ユニクロと一緒で季節変動あるじゃん?」となりますが、右側にある変動幅の数字が違います。しまむらの方が変動幅が小さいんですね。なので、季節変動という点でみると、しまむらにも季節変動はある。ただ、ユニクロよりは小さいということが言えます。

あとは、4番目にある残差(ランダム成分)の値が全体としてユニクロより小さいのが特徴ですね。

ということで、ユニクロの方が季節変動が大きいため、セールや価格値引きなどを組み合わせて売る調整が必要になっているように思われます。しまむらは、変動要素が高くないため、値上げしてもそれほど大きく顧客離れを引き起こさないモデル(ブランドイメージ)になっていると考えられます。

こちらからは以上です。

効率化の鬼である僕が、最近やってる効率化の手段を書く

皆さんはどれぐらい日々の生活を効率化していますか?

僕は昔から効率化を考えることが好きでした。改めて、最近自分がやっている効率化の手段のご紹介を。

 

電子書籍で本を読む

もう散々このブログでは書いていますが、読書の時間を増やしたければ、電子書籍を買いましょう。スマホで読めるようになると劇的に時間が増えます。

もうKindle買おうよ。僕が電子書籍をすすめる理由

 

お風呂で本を読む

読書はどうやって時間を確保するかが重要な問題ですが、その一つは風呂だと思ってます。Kindleを防水ケースに入れてお風呂で読んでます。ジップロックがあれば完全に水没させない限り、大丈夫です。

[amazon_link asins=’B07HCZSDJY’ template=’Original’ store=’tob-22′ marketplace=’JP’ link_id=’a44fccdc-45ec-4d3f-8750-f6d613cc13d1′]

 

音声読み上げで移動中に本を「聴く」

AmazonがAudibleを日本でも開始しましたが、KindleとiPhoneがあれば、電子書籍をオーディオブックにすることができます。これなら、いろんなところで読書することができます。

Kindleの電子書籍を無料でオーディオブックにする方法(2016年版)

 

音声だと速度を調整できるので、それも効率化の面で良いですね。

 

Podcastで移動中も勉強・情報収集する

Podcastは日本ではあまり使ってる人が多くないかもしれませんが、移動中に聴くと勉強になるものもたくさんあります。英語、時事ニュース、ITテック系など幾つか聴いています。

NHK ラジオポッドキャスト | NHK WORLD RADIO JAPAN News
ザ・ボイス そこまで言うか! – AMラジオ 1242 ニッポン放送
Rebuild – Podcast by Tatsuhiko Miyagawa

これも速度を調整して聴いてます。日本語は倍速で、英語はノーマルかちょっと落として。

 

タスクはTodoistで管理する

タスクを管理するにはタスク管理ツールを使いましょう。昔はRememberTheMilkを使っていましたが、今はTodoistで管理しています。タスクを整理することで自分の優先順改めて考えることができるようになります。

タスク管理ツールはToDoistで決まりで良いんじゃないかと

 

パソコン側で主に作業する方は、タスクシュートなんかもいいかもしれません。

タスク管理ツール・TaskChute2(PayPal決済)

 

カレンダーアプリで時間を管理する

時間を管理するためにカレンダーアプリを使いましょう。Googleカレンダーは最近どんどん便利になっています。家族とも予定を共有して、家族の時間と調整しやすくなりました。また、出張などでGmailに宿泊予約メールを受け取ると、宿泊予定が自動でGoogleカレンダーに登録されるようになってます。

Googleカレンダー
カテゴリ: 仕事効率化

また最近発表された「Goal」という機能を使うと、自分の時間を有効に使うことができそうです。

モバイル版Googleカレンダーに目標達成サポート機能「Goal」 – ITmedia ニュース

 

自分の習慣を記録する

いろんな偉人が、習慣によって人は作られるということを言っていますが、確かにそう思います。ということで、自分の習慣を少しずつ作っていく「仕組み」が重要です。そのために、このアプリを使って、定着させたいアプリを記録しています。定着しないものは途中で見直したり、定着したものは削除したりしています。こういうのは、可視化して自覚するのが重要だと思ってます。

Good Habits
カテゴリ: 仕事効率化, ライフスタイル

テレビは極力見ない

テレビはなんとなく時間を使ってしまうものなので、興味あるもの以外は見ないようにしています。ビジネス系とか本当に好きなものだけ、録画して空いた時間で見る感じです。本当はガラポンTVが欲しいのですが。

[amazon_link asins=’B07DTDJ2CS’ template=’Original’ store=’tob-22′ marketplace=’JP’ link_id=’94133a80-094e-45df-9953-6c8db49783ae’]

 

アウトプットする

アウトプットというのは、自分の知識を補充したり、記憶を定着させるという意味で、効率的な手段です。調べて書く、という行為がそうさせてくれます。このブログも、そういう意味で続けていますね。

 

文章を書くには音声入力を使う

iPhoneの音声入力の便利さに気づいてからは、ざっと文章を書くときにまず音声入力を使ってますね。そして、それをキーボードで整形してます。文章を書くのが早くなりました。

iPhoneの音声入力が素晴らしい

 

文字を書くときは万年筆を使う

パソコンを使うことが多いのですが、やはり打ち合わせなどはペンとノートです。書くのが結構面倒だなって思っていたのですが、こういう時にお気に入りの文具を使うと、文字を書いたり何か作業をするのもストレスが減ります。万年筆を使うようになってから、圧倒的に文字を書く量が増えました。軽くて指に負担がかからないのと、気分的にストレスが少ないからだと思ってます。

初めての万年筆なら3000円以下で買えるパイロットのコクーンがおすすめ

 

生産性が上がると、自分がやれることが多くなるし、ストレスも減っていきます。こういう手段は、日頃から常に実行して見直して、ということを繰り返していこうと思います。

今日はこのへんで。