自社のWebサイトは、スマホ対応されていますか?
スマートフォンで閲覧しやすいようにすることが、Webサイトの効果を高める上で非常に重要になっています。
スマホの普及によって、Webサイトへのアクセスがスマホからになっている
iPhoneやAndroidなどのスマートフォンの普及はどんどん進んでおり、いくつかの統計によって値は異なりますが、現在は50%は超えたぐらいになっています。
携帯電話とスマートフォンの所有状況を尋ねたところ、「従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)を1台だけ所有」している人は38.0%(2014年7月実施の前回調査53.0%)、「スマートフォンを1台だけ所有」している人は54.4%(同39.3%)となり、前回調査に比べて携帯電話(フィーチャーフォン)所有者が大幅に減少し、スマートフォン所有者が大幅に増加した(図1)。
スマートフォンの国内普及率は49.7% スマホ満足度はNTTドコモが初の1位、携帯電話を含めるとKDDI(au)が9年連続1位に!|ニュースリリース|日経BPコンサルティング
総務省の統計でみても、都道府県によってバラツキはありますが、低いところでも4割前後まで普及してきています。
(出所:総務省|平成26年通信利用動向調査の結果(概要)の都道府県別インターネットの利用状況及び端末別インターネットの利用状況(個人)(平成26年末))
スマートフォンは常時インターネットに接続されていますし、常に持ち歩いているので、気になったらすぐに検索などでWebサイトにアクセスします。なので、Webサイトにアクセスするのはパソコンだけではなくなっており、むしろスマートフォンの方が割合が多くなっていることがあるのです。
スマートフォンに最適化していないとどうなるか
スマートフォンの特徴は、画面サイズが小さいことです。パソコンと比べれば、圧倒的に画面サイズが小さいので、パソコンを前提にしたWebサイトの場合、文字が小さくなってしまい、読みづらくなります。
「小さければ拡大すればいいよね?」とおっしゃる方もいますが、人というのはわがままというか、読みづらいサイトは「親切じゃない!」と判断されて、すぐに離脱されてしまうのです。なので、スマートフォンで読みづらいサイトにする必要があります。
さらに、最近ではスマートフォンでも様々な画面サイズのものが登場してますし、タブレットも普及しており、いろんな大きさに適用する必要があります。それをひとつずつページを分けて作成していたら、作成・変更の手間が大変になります。そこで、最近では「レスポンシブデザイン」という、画面サイズが変わったら、それに合わせてWebサイトの表示を柔軟に変更するデザインが普及しています。これだと、画面サイズごとにページを個別で作る必要はありません。
参考:レスポンシブデザインとは|レスポンシブWebデザイン|RWD|responsive design – 意味/定義 : IT用語辞典
私がコンサルティングさせていただいたケースで、数年前に始めてアクセス状況を見たとき、4割程度が既にスマートフォンからのアクセスになっていました。しかし、Webサイトはスマートフォンを考慮して作成されておらず、ガラケー向けのサイトが別で存在するだけの状況でした。
そこでスマートフォン向けにデザインを見直したところ、直帰率などの各種数値が改善していきました。その後も継続的に数値の変化を見ていますが、現在ではスマートフォン経由のアクセス割合は増えていく一方で、50%を超えてきています。スマートフォンの重要性は増加する一方です。
ぜひ一度、自社サイトのアクセス状況を確認してみてください。スマートフォンの割合はどの程度になっていますか?また、スマートフォン向けにWebサイトは最適化されているでしょうか。