最近、万年筆デビューしました。いろいろ事前に調べて悩みましたが、最終的にはパイロットのコクーンにしました。
決め手は、見た目と価格です。笑
万年筆というと1万円以上するものがざらにありますが、いきなり最初に買うにはハードルが高いですし、そもそも100円ボールペンがありふれる中で、1万円とか100倍以上しますからねえ。
ただ、最近は比較的購入しやすい万年筆が出てきています。同じパイロットのカクノとか、
日本初の本格的な子ども向け万年筆 50万本突破の大ヒット│NEWSポストセブン
Amazonの万年筆でランキングトップなのは、LAMYですね。
で、実際にコクーンを使ってみた感想を。
万年筆で書くのが楽しくなりましたよ
ボールペンとは違う書き味。疲れない。
ボールペンよりちゃんと握らなくても書ける感覚が、個人的にはとても良いです。疲れないですね。筆圧が昔からあまり強くない方なので、万年筆と相性が良いのかもしれません。
インクを変えられるのが楽しい。
万年筆の場合、自分でインクの色を自由に選べるのが特徴のひとつです。そして、パイロットの万年筆インクに「色雫(iroshizuku)」というシリーズがあります。実際に色見本帳が以下にあります。
色彩雫(いろしずく)見本帖 | 特集記事一覧 | PILOT LIBRARY | PILOT
単純な「黒・赤・青」じゃなくて、微妙な色合いを選ぶことができるんですよ。そうやって自分が好きな色を選んで、書く。そういう行為が書くことを楽しくしてくんですよね。
「書く」という行為の価値は上がっているのでは?
ここでひとつ面白いのは、文房具市場ってこれまでずっと縮小してきましたが、最近は少し復調してきてるんですよ。
(文具・事務用品市場に関する調査結果 2014 – 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所より作成)
これは、企業が使う事務用品は縮小傾向にあり、個人向け文房具の高価格傾向が牽引しているようです。パソコンも普及していますし、もうあまり会社などでまとめて文房具を買う、という習慣が消えている一方で、個人用のペンやノートは高機能・高付加価値なものが注目されています。
ほら、モレスキンとかもちょっと前から流行っているじゃないですか。
ペンで書くというのは、ほとんど正式な文書というよりは、自分用のメモがほとんどです。なので、とてもパーソナルな行為になっているっていうことと、文書作成はWordでやるとかで「書く」という行為自体が希少化してるっていうのは考えられるんじゃないでしょうか。
というわけで、新しい「書く」という体験をしたい方は、一度万年筆をお試しあれ。
あと、インクを買うときにはコンバーターもお忘れなく。