スマホの普及によって、ウェブサイトへのアクセスはモバイルからの比率がどんどん増しています。今ではウェブサイトへのアクセスの半分ぐらいはモバイルからとも言われていますね。
ウェブサイトをスマホからでも読みやすくすることの重要性については、以前このブログで書きました。
新しいモバイル向け技術の登場
今、世界レベルでスマホ・タブレットの普及に伴い、モバイルからでも快適にウェブサイトを見れるようにする、新しい取り組みが進んでいます。それがAMP(アンプ)やFacebook Instant Articlesです。
モバイルの特性として、どうしてもパソコンと比べると処理能力が低い、あるいはネットワークの速度が遅いという問題があります。そうなるとウェブサイトをスマホから見る時に遅くなってしまうんですね。
それを解消するために、GoogleとTwitterは共同でAMPというモバイルウェブを高速化するための規格を策定しました。ほぼ時を同じくしてFacebookは、ニュースサイトなどの外部記事をFacebook内でスムーズに止めるためのサービスとしてインスタントアーティクルズを開始しました。これらは両方とも、ウェブサイトで提供される記事が各サービス内でアクセスされると言うものです。
Googleなどの規格に合ったシンプルなページを表示して、素早くコンテンツを表示できるようにします。さらに、クリックする必要がないよう、GoogleやFacebookなどが直接ページに訪問します。
わかりづらいので図にしてみました。
モバイルユーザーにストレスがない方向へ
AMPはユーザーがウェブサイトに訪問するのではなく、プラットフォーム上で精進されるコンテンツを面することになります。これは大きなパラダイムシフトの予感がします。
これが何を意味するかと言うと、コンテンツを提供する側はこれまで以上に、その時々で勢いがあるプラットフォームに合わせてコンテンツを提供する必要があるということです。
GoogleにはGoogleの、FacebookにはFacebookの規格に合わせてコンテンツを提供しなければならないわけです。今後違うプラットフォームが流行して力を持ってくれば、そのプラットフォームに間に合わせて行く必要があるでしょう。
そうなると、ウェブサイトをを単に更新する、ブログを書くと言うだけではユーザーに情報を届けることが難しくなってきます。情報を届けるために、プラットフォームに対して効率的にコンテンツを届けていくことを考えていく必要があります。
そういう手間を考えると、CMSを使ってコンテンツ管理することを前提にしていくのが良いでしょう。今のところWordpressは非常に存在感のあるCMSですし、今回のMPにおいてもすでにプラグインが出て簡単にMP対応できるようになっています。
以上です。重要な点をまとめると次のようになります。
- AMPなどのモバイル向け技術が登場していること
- AMPは簡易なページを作成し、Googleがページそのものを表示させる
- 様々なプラットフォームに適したコンテンツを提供していく必要がある
AMPの具体的な導入方法については、次のブログ記事で。