Google Musicを登録してみた。久々に新しいWebサービス使ってテンション上がったわ。いろいろやったこととか書いてみる。
日本からの申請はVPNで
Google Musicは招待制なので招待申請をしなきゃいけないんだけど、現在は米国限定になっていて、普通に日本からアクセスすると拒否される。
というわけで、VPNを使えばできるよ!っていろんなサイトに書いてあったので試してみた。実際は、これを読んで「HideMyAss」を使った。
HowTo Get Google Music Invite Outside US HowTo Get Google Music Invite Outside US |
無事に招待申請できたので、後はちょっと待つかなーとか思ってたら2日後ぐらいには申請が来てた。というわけで早速使ってみる。
無料曲が豊富すぎる
最初に登録するときに、無料曲を加えるか?と聴かれたので、迷わず全て取り込んだ。現時点で379曲。OasisやElvis Presley、Frank Sinatraなんかもあってちょっと驚いたわ。
さらに、毎日Magnifierで無料音楽が紹介されてる。
Magnifier |
自分の音楽を登録しなくても、無料の音楽を聴くだけでもそれなりに楽しめる気がする。
ブラウザ上のプレイヤーで再生
ブラウザ上で再生してみたけど、動きは円滑。音楽でバッファ待ちになるなんてストレスもない。今後は外出先とかでも音楽が快適に聴けるなー。
あと、曲を選んだらそれを元にプレイリストを作れる「INSTANT MIXES」もある。iTunesのGeniusみたいなやつ。ただ、あまりアルゴリズムがいけてない、という報告も。
How good is Google’s Instant Mix? « Music Machinery Google’s Instant Mix, like many playlisting engines, creates a playlist of songs given a seed song. It tries to find songs that go well with the seed song. Unfortunately, there’s no solid objective measure to evaluate playlists. There’s no algorithm that we can use to say whether one playlist is better than another. |
音楽プレイヤーのポイントって、いかに膨大な音楽の海からセンス良く音楽を選び出すツールを用意するか、ってことだと思うんだよね。iTunesにはGeniusがあるし、スマートプレイリストもある。最初はこういう機能を余り使ってなかったけど、たくさんある曲の中でうまくプレイリストを作れると、手放せなくなる。
そういう点から比べると、Google Musicのプレイヤーにはまだ物足りなさがあるのが正直なところ。
クラウド音楽サービスは日本では適法か
最後に、今回登録したのをきっかけに、クラウド音楽サービスの日本における適法性を少し調べてみた。日本ではどうやらサービス業者としては違法になるリスクが高そうだね。
過去に日本で、サーバにアップロードされた音楽を携帯電話に変換して提供する「MYUTA」というサービスが、著作権法に違反するかどうか、という裁判が行われ、結果としてサービス提供業者が著作権法違反に該当する、という判決が下されたのが理由のひとつとしてある。
MYUTA事件の判決文が公開されました:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:ITmedia オルタナティブ・ブログ |
ネット上にデータを保存するサービスはすべて著作権侵害で違法です – GIGAZINE |
まねきTVでも同じようなことになっている。
「まねきTV事件」最高裁判決でクラウドも国内勢全滅の検索エンジンの二の舞か? : アゴラ – ライブドアブログ |
MobileMeもDropboxも違法である : アゴラ – ライブドアブログ |
ここでは、複製の主体ではなくて事業者側にあるので、事業者が複製して不特定多数に配信する形態になるからアウトってことになってるんだけど。なんか違和感を感じる。現行の法律が進化するネットサービスのそぐわなくなっている、というのはこういうところで感じるなあ。
とりあえず、興味がある人はGoogle Music使ってみれば。アップロードしなくたって、いろんな曲が聴けるし。