無料でデータ分析するならMicrosoftのPower BI Desktopがおすすめ

最近は、データ分析やデータアナリティクスという言葉を、いろんなところで目にするようになりました。Googleトレンドで見ると、データ分析やBIツールと言う言葉は、ここ5年間で徐々に増えてきています。

そこで、手軽に使えるBIツールを調べていたら、Excelがデータ分析に向けて大きく進化していることを知り、非常に驚きました。

それを知ったきっかけは、こちらのMicrosoftの教育用の動画です。

Excel によるデータの分析と可視化

今のExcelには、データ分析用にいくつか新しい機能が搭載されていて、大量のデータを分析しやすくなっています。「ExcelでセルフBIができるんだ!」と嬉しくなってしまって、試そうと思いました。

 

バージョンに注意。BI機能が使えるExcelは限られている

これはいいじゃないかと思って、自宅のExcel 2016を調べてみたら、これらの機能が使えませんでした。どうやらExcelのバージョンによって、使えるBI機能は限られており、ざっくり言えば自宅用では使えないようです。

・Office 365 Pro Plus
・Office Professional Plus 2016
・Office Professional Plus 2013
・Excel 2013 スタンドアロン
・Office Standard 2013(一部制限あり)
・Office Professional Plus 2010(一部制限あり)

Power BI、PowerPivot、Excel Pivotテーブルとの違いは? | POWER BI FORUMから引用

 

せっかくテンション上がったのに、がっかりしてしまいました。

 

MicrosoftのPower BI Desktopが良さげ

しかし、いろいろ調べてみると、同じようにデータ分析の機能としてPower BIというBIツールをマイクロソフトが提供しています。

Power BI | 対話型のデータ視覚化 BI ツール

これらも、冒頭で紹介したExcelの最新機能と同じように、データを正しい形で取り込み、DAXというデータ分析に特化した新しい言語を使うことができます。具体的には、次の点でPower BIを使うメリットがあります。

メリット内容
多様なデータの取り込みExcelやCSVをはじめ、Google AnalyticsやFacebookなど様々なデータの取り込みが可能。
データモデルの整形取り込んだデータの型を変更・統一したり、独自の計算列を設けることが可能。
多角的な分析取り込んだデータを様々な角度から分析できる。
レポート作成の効率化簡単にいろんなグラフを作成し、レポートにすることができる。

 

Power BI上でこれらのことができるので、使いこなせれば、大量のデータを効率的に分析し、レポートまで作成することができるというわけです。

 

Power BIにもいくつか種類があるので注意

ややこしいのは、Power BIにもいくつか種類が存在しており、有償・無償も変わるということです。料金体系をみると、Power BI Desktop、Power BI Pro、Power BI Premiumの3つに分かれています。

Power BI の料金 | Microsoft Power BI

チームでの共有や、クラウドサービスとの連携などの面で高機能になっていきます。無償のPower BI Desktopでも分析機能は十分に使えるので、まずはPower BI Desktopから始めてみると良いのではないでしょうか。

 

試しにPower BI Desktopを使ってみる

早速試しに使ってみましょう。Data.go.jpで見つけた「インターネット利用人口の推移」というデータを使って、分析してみます。

インターネット利用人口の推移 – インターネット利用人口の推移_CSV – DATA GO JP

 

データの取り込み

最初に、CSVでダウンロードしたファイルを、「Get Data」からCSVファイルを指定して、取り込みます。多様なフォーマットに対応していることがわかりますね。

 

データの整形

次はデータの整形です。余分な行の削除、見出し行の設定、各列のデータ型の指定などができます。行列の転置もできますよ。

今回、取り込んだ状態のままでは、余分な行があるので整形しないといけません。

余分な行を削除し、見出し行の設定、各データを日付型や数値型に変換します。

Power BIが良いのは、こういうデータの整形した経緯を「クエリ」として記憶しておいてくれることです。これをやることで、今後元データを更新したら、データの読み込みからデータの整形までを自動で実行してくれるんですね。

 

分析データの作成

グラフや表など、様々な分析をすぐに行うことができます。クロス集計した結果をグラフ化する場合も、Excelだと一度ピボットテーブルなどでクロス集計表を作ってグラフ化する手間が必要ですが、Power BIだと、データセットからいきなりクロス集計したグラフを作成することができます。また、様々なグラフが用意されているので、用途に合ったグラフを選び、その値をドラッグしたり、フィルターで条件を指定するだけで、多様なグラフをすぐに作ったり変更することが可能です。分析に特化したソフトだけあります。

今回は、簡単に年ごとの利用者数と人口普及率を棒グラフ・線グラフを表示してみます。グラフの種類を選んで、対象データをドラッグするだけでできます。

 

レポート作成

最後は、分析データをレポートにします。各シートにグラフや表を配置できますので、ダッシュボード的に使うと良いでしょう。また、各グラフは自動で連動しますので、どこかのグラフで選択したりドリルダウンで絞り込みを行うと、他のグラフも連動して値を表示してくれます。

Power BI Desktopでは、パワーポイントなどに直接出力することはできないところが残念です。加工できるようにしたければ、各グラフの元データはエクスポートできるので、Excelで加工やグラフ化すると良いでしょう。面倒ですが、このあたりは仕方ありません。

 

まとめ

今後は一層データ分析が重要になっていくと思いますし、こういうセルフBIツールが普及することで、様々な場面でデータを活用できるようになるんじゃないでしょうか。

Power BI Desktopは無償で使えますし、今回書いた基本的な機能以外にも、様々なことができるので、活用していきたいと思います。

Power BI Desktop | Microsoft Power BI

 

本格的に学ぶなら、オンライントレーニングのUdemyがおすすめです。

Microsoft Power BI Masterclass – Expand Excellence

今年買ってよかったもの(2017年版)

今年も勝ってよかったものをおさらいしておきたいと思います。

 

Withings スマートウォッチ Activité Steel

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今年は個人的にスマートウォッチ元年でした。初めて手を出したスマートウォッチが、結構使いやすく今でも愛用しています。

最初はPebble Time 2を考えていましたが、注文直後にPebbleが買収され、販売が中止になると言う事態には遭遇しました。

WithingsのActive Steel HRを購入して、生活が大きく改善された

ちなみに、WithingsもNokiaに買収され、今はNokiaブランドで販売されています。

 

スマート体重計Withings Body Cardio

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スマートウォッチで歩数等を測り始めると、徐々に健康に目覚め、今度は同じWithingsのスマート体重計に手を出してしまいました。これも今でも利用しています。やはり計ると、自分の体調や健康管理に意識が向くのでいいですね。

スマート体重計Withings Body Cardioを買ったので、自分の体を楽しく管理します

 

Fire HD 8 タブレット

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Kindle Fireは以前から持っていましたが、今年は7インチではなく8インチのものに変えてみました。というのも、7インチは動きがもっさりしていてイライラして使わなくなってしまっていたんですよね。

8インチは動きが軽快だというのをどこかで読んで、試しに買ってみたところ、確かに動きはスムーズで今のところストレスは全然ありません。タブレットを活用したい方は、コスパとしては8インチの方がお勧めです。

 

Panasonic LUMIX GX7

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久々にカメラを買い替えました。最近はミラーレス一眼の方が、性能も上がって、コストも低く、人気があるようです。写真を撮ることの喜びを、カメラを買い換えてまた思い出しました。GX7のフォルムも好きです。

コンパクトカメラの台数激減。これからのカメラは何を買うべきか

 

Amazon Echo

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今年はスマートスピーカーが注目された年でした。Amazon Echoが我が家にやってきてからというもの、大活躍しています。使わない日はない位ですね。今後はスマートホームも少しずつ取り入れていきたいなと思っています。

スマートスピーカーのAmazon Echoを買ったら、生活に欠かせないものになった

 

Bluetoothイヤホン Soundpeats Q30

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AirPodsが登場してから完全ワイヤレスのイヤホンが注目されていますが、まだ値段がこなれていない感じがしたので、SoundpeatsのBluetoothイヤホンを買いました。音声的には全然問題ないですし、コストも非常に低くて満足しています。今度買い換えるならAnkerの新製品かなぁと思っていますが。

価格.com – アンカー、完全ワイヤレスイヤホン「Zolo Liberty」を12/24発売

 

格安SIM

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モノではありませんが、格安SIMに切り替えました。毎月の固定費は確実に下がったので満足しています。通信の品質なども、特にストレスを感じる場面はないので不満もありません。今後のキャリアがどういうサービスを展開していくのかわかりませんが、今のところ格安SIMのサービスで満足していると言う状況です。

格安SIMの市場規模は拡大中。キャリアから乗り換えても特に不便はありませんでした

 

個人的には人生を豊かにしてくれたり、自分の生産性を上げてくれるものを買うのが好きなので、来年以降もそういうものを追求していきたいと思います。今年はそれほど多くなかった印象もありますが。

では、また来年。

スマートスピーカーのAmazon Echoを買ったら、生活に欠かせないものになった

Amazon Echoが我が家にやってきて、1週間以上が経ちました。劇的とは言えないまでも、少しずつ我が家の生活を変えてくれています。

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音楽はAmazon Echoからしか聴かなくなった

一番使っている機能は、今のところ音楽ですね。家の中で流す音楽は、Echo一択になりました。

これまではスマホから流すか、パソコンのスピーカーから流していましたが、「アレクサ、音楽かけて」と一言言うだけで音楽が流れるのは便利すぎです。スマホで音楽アプリ開いて、流したい音楽を再生して、という今まで音楽を流すためにかけてた手間が、全て省略されました。

特定の曲名などを検索すると、うまく認識されない場合もありますが、これから精度は向上していくでしょう。

これに合わせて、音楽のストリーミングサービスも、Apple MusicからAmazon Music Unlimitedにスイッチしてしまいました。こうやって、スマートスピーカーによってサービスの入り口を抑えられると、様々な自社サービスに囲い込めるので、どこもしのぎを削ってるんですねー。

 

ニュースも悪くない

朝からニュースを聞くのも習慣になりました。「今日のニュースは?」とアレクサに問い掛けるだけでニュースが流れるのは便利ですね。朝の忙しい時間はテレビをつけるとついつい見てしまったりするので、非効率なんですよね。音声であれば聴きながらいろいろ作業できるので、忙しい朝は音声でニュースチェックが良いです。

ニュースのラインナップはたくさんあるのですが、NHKニュースがお勧めです。NHKニュースは、実際にアナウンサーが読み上げた音声が流れるので非常に聴きやすい特徴です。

それ以外ニュースは音声読み上げになっていて、ちょっと聞きづらいかも。ニュースによってはすべてを読み上げてくれないものもあるので、それも改善して欲しい。

 

天気もそれなりに良い

天気を確認するのもいいですね。天気と言うのは決まった時間に確認することもありますが、空を見上げたり出かけるタイミングに言って確認したい時もあります。その時に「今日の天気は?」と話しかけるだけで、天気を確認できます。

それまでは、Yahoo!天気をスマホから確認していましたが、アプリを開いて天気を見るまでに数タップ必要なので、それに比べればとてつもなく楽です。

 

それ以外の機能は、まだ手探りです。タイマーとかは、便利な気がします。ピカチュウと話したのは初日だけですね。いろんなスキル開発されているようなので、ちょっとずつ使いたいスキルが今後増えていくと期待しています。

Amazon.co.jp: : Alexa Skills Guide

 

その他思ったことをいくつか

検索の性能はGoogle Homeの方が良いという話を、rebuild.fmで聞きました。確かに検索はGoogleの方が優れているイメージがありますね。僕は使い勝手を直接比べてはいませんが、何かを検索するという使い方は今のところあまりしないので、まあいいかなとAlexaに不満はないです。

あと子供の順応性がとても高くて驚きました。Amazon Echoが家に来た日から、いろいろアレクサに話しかけています。音声で操作できると言うのは、ITを使うハードルを劇的に下げるのを目の当たりにしましたね。

スマートホームはこれからって感じですね。こういうリモコンを統合する機器を買って試してみたいと思っていますが、今のところ「テレビ消して」くらいしか活用ポイントを見出せなくて買うのを躊躇しています。

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ということで、スマートスピーカーはそれほど高くないですし、音楽やニュースが生活を豊かにしてくれると思うので、そういう生活が合う人には買って損はないかなと思います。声で操作することで、これまでの操作が楽になりますしね。一度楽を覚えたら、戻れないです。

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Amazon定期おトク便で家の消耗品管理を劇的に楽にしよう

最近生活の効率を上げるために、アマゾン定期おトク便を活用するようにしました。

Amazon定期おトク便 – 通販 | Amazon.co.jp

使ってみて、なぜこれまでちゃんと利用してこなかったんだろうと少し悔やんでいます。それほどに便利ですね。

 

家にある消耗品の在庫管理が面倒

ティッシュやトイレットペーパーなど、家では毎日の生活に使う消耗品がたくさんあると思います。こういうものって在庫管理がすごいめんどくさくないですか?

まず、家にどれだけあるかわからない(確認が面倒)。いざないと気づいたときに、急いで買いにいくのが面倒。こういうのを繰り返すたびに、いろいろ生産性が落ちていると思っていました。

なくなったのは気づいたときに、早めにアマゾンで注文するように最近はしていたのですが、ふと定期便を利用すればもっと楽になるんじゃないかと思い、家の中の消耗品をAmazon定期おトク便に切り替えています。

Amazon定期おトク便 – 通販 | Amazon.co.jp

 

Amazon定期おトク便で生活環境を構築する

Amazon定期おトク便の対象になっている商品であれば、購買頻度は1ヶ月から6ヶ月までの範囲で月単位で指定できます。なので1ヵ月以上持つようにある程度多めに買う必要があります。

また、計算通りに行くがない時もありますし、最初は購買頻度がよくわからない時もあるでしょう。その時は定期便の管理画面から、適宜購買頻度を変えていけば大丈夫です。

たくさん定期便の対象にすると、さらに追加で5%の割引が発生します。

こうすることで、定期的に必要な消耗品が家に配達されるので、生活用品の在庫をあまり意識せずに済むようになります。

 

購買行動から考えても合理的

Amazon定期おトク便の対象になっているのは、低関与商材と呼ばれるものです。自分でこだわりがなく、購買に時間をかけない傾向にあるのが特徴です。

低関与商材とは 意味/解説 – シマウマ用語集

なので、事前に入念に調べたりたくさん比較をして買うようなものでは無いのです。だいたいは買い物の「ついで」に、棚にあるものから安いものとか、なんとなく選んだものを買ってるのではないでしょうか。そして、特に不満がなければ使い続けていると思います。

そういうものについては、特定の製品を自動で開続けられるように仕組み化してしまった方が合理的ではないかと思うのです。

時間は有限です。こういうことを仕組み化して、有意義な時間を喪失したいものです。

大げさだと思うかもしれませんが、人間の思考能力にはエネルギーの限界があります。決断の数を減らすのは、重要なのです。

世界の成功者たちが「毎日同じ服を着る」興味深い理由 | 笑うメディア クレイジー

ということで、生活にかける労力を削減して、自分の時間とエネルギーを有意義に使いましょう。

 

「年間報酬3000万円超えが10年続く コンサルタントの経営数字の教科書」という本を読みました。このシリーズも3冊目ですが、ここで紹介されている「お金のブロックパズル」というのがとても刺激的で、いろいろ経営数字を考えながら、実態の理解を深めるのに役立つアプローチだと感心しました。経営数字をざっくり把握しながら考えたい人には、ぜひおすすめです。

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各党のTwitterアカウントをテキストマイニングしてみた

衆議院議員選挙が始まりましたね。いろいろな要素で盛り上がっていますが、各党のTwitterアカウントがどのように運営されているのかを知りたくて、テキストマイニングしてみました。各党の分析結果を示す前に、全体としての共通事項を述べておきます。

  • 演説に関する宣伝情報が多い
  • 党首の名前が多い

これはどの党でも共通しています。それを踏まえても、少しずつ党のTwitterアカウントの運営方法が違う点がわかると思いますので、ご覧くださいませ。

 

分析の前提

各党の公式Twitterアカウントのツイートを、10/13AM時点で2000件程度抽出したものを分析しました。細かい技術的な点は省きますが、品詞は名詞のみにするなど、ある程度はわかりやすくするためデータを省いています。

 

自民党は「これまでの実績アピール」

与党第一党の結果です。

自民党広報(@jimin_koho)さん | Twitter

jimin_koho

前述した共通事項に加えて、「アベノミクス」や「5年間の実績」「閣僚」などが含まれており、政権与党ならではの文言が並んでいますね。

こういうツイートですね。

「直滑降」や「ストリーム」というのは、選挙開始前の広報として「直滑降ストリーム」という番組をやっていたからですね。

 

公明党は「政策アピール」

次は公明党です。

公明党広報(@komei_koho)さん | Twitter

koumei_koho

「教育」「負担」「軽減税率」「社会保障」など、政策としてアピールするポイントが投稿に含まれているのがわかります。

同じことを投稿するわけではないですが、このような投稿に、政策との関連を紐づけて投稿されているのが多いですね。

 

希望の党は「演説の最新情報」

次は、新しい希望の党です。

希望の党(@kibounotou)さん | Twitter

kibounotou

並んでいるキーワードからは、政策の内容よりは演説の場所や動画など、最新情報を伝える場として使っているようですね。

 

立憲民主党は「支援者募集」

Twitterのフォロワーが自民党を抜いたことが話題になりましたが、10/13時点で17万人を超えています。

立憲民主党(@CDP2017)さん | Twitter

CDP2017

キーワードとして「まっとう」「BOTTOM DEMOCRACY」なども見えますが、何より「ボランティア募集」や「個人寄付」という言葉が目立ちます。立ち上がったばかりということで、体制を作りながら選挙活動しているという感じでしょうか。

それ以外にもタイムラインをみると、返信も積極的に行っており、インタラクティブな運用が行われているのがよくわかります。

 

共産党は「動画でアピール」

次は共産党です。

日本共産党(@jcp_cc)さん | Twitter

jcp_cc

「とことん共産党」ということで、様々な動画が投稿されています。

演説などの情報は少なめで、アピールしたい内容を動画で伝えるというのは、新鮮な印象です。

 

社民党は「演説情報と時事ニュース」

次は社民党です。

社民党OfficialTweet(@SDPJapan)さん | Twitter

shamintou

選挙が始まる前は、時事ニュースと政策を関連づけた投稿が多かったようで、「NHKニュース」や「Yahooニュース」というキーワードが多くなっています。

選挙開始後は、演説情報が中心になっていますが、沖縄のヘリ墜落に関する投稿を行うなど、時事ニュースとの関連も続いています。

 

日本のこころは「フランクな運営」

最後は日本のこころです。

日本のこころ(@nipponkokoro)さん | Twitter

nipponkokoro

ぱっと見は、演説に関する情報が中心かなと思うのですが、「消費税マイレージ」などの政策のキーワードも見られます。

実際にタイムラインをみると、リツイートや返信が結構多く、フランクに運営されていることがわかります。

 

民進党も・・・

気になったので調べてみたら、民進党のTwitterアカウントもまだ活動しているんですよね。

民進党(@MinshintoNews)さん | Twitter

MinshinNews

代表などの演説情報が中心のようです。

ということで、一通り各党のTwitterアカウントの運営状況を見てみました。それぞれ違いがあって面白いですね。Twitterは短文でリアルタイム性が強いメディアなので、選挙で端的にアピールする用途で用いられますが、小さい政党と言われているところでもフォロワーが多かったりします。選挙行動にネットの影響が増しているといわれている中で、どういうマーケティングを行うのか注目したいところです。

他の観点でも分析してみると、いろいろ面白いことがわかりますね。

【書評】アマゾノミクス データ・サイエンティストはこう考える

「データは第二の石油」であるといわれているほど、データの重要性が増しています。膨大に増えていくデータによって、新しいビジネスが登場したり、様々なことを知ることができるようになって、生活が豊かになっているように感じます。しかし、その反面プライバシーが簡単に侵されたり、ネットで炎上するなど、これまでと違った弊害も出てきています。

このようなデータ社会で、どのような仕組みが必要か、各個人にはどういう対策が求められるのか。それを考えてみたくて、この本を読みました。

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過去にアマゾンのデータサイエンティストだった人が書いた本です。

アメリカで非常に評判になっている本だという事ですが、タイトルが分かりづらいように思います。ちなみに洋書のタイトルは「Data for the People」です。

これからのデータ社会によって、どのような要素が求められるのかを考えさせられる良い一冊でした。

 

増加するデータ

もう当たり前に広く認識されていますが、世の中はあらゆる場面で様々なデータが増えています。ただ、こう書かれている数字をみると、改めてすごいスピードでデータの生成量が増えているのがわかります。

受動的か積極的か、義務的か自発的か、正確かおおまかかといった違いはあるにせよ、こうしたものをすべてひっくるめたソーシャルデータの量は指数関数的に増加している。今日ソーシャルデータの量は、一八カ月ごとに倍増している。五年も経てばソーシャルデータの量は約一〇倍、つまりケタが変わっているだろう。そして一〇年後には、およそ一〇〇倍に増えているはずだ。言葉を変えれば、二〇〇〇年に丸一年かけて生みだされたのと同じ量のデータが、今ではたった一日で生み出されている。現在の増加率が続けば、二〇二〇年には同じ量が一時間以内に生みだされているだろう。

 

パソコンやインターネットが普及し、さらにスマートフォンやウェアラブルデバイス、IoTが発展してきており、様々な生活やビジネスなどあらゆる行動においてデータが発生するようになっています。

昔よりも簡単に知りたいことを調べることができますし、他人の行動を知ることもできますし、ビジネスで深い洞察を得ることもできますし、自分の健康データもわかるのです。データの増加と活用について、目覚ましい変化が起きています。

 

増大するデータから発生する価値観の変化

このように、膨大に増え続けているデータが社会生活に広く影響を与えてきており、その結果として、様々な社会規範やルールなども見直される必要が出てきています。わかりやすいのはプライバシーの問題でしょう。

大量のデータによって、個人の趣味・嗜好や行動などあらゆる状況が把握される可能性があり、それは政府や一部のデータ会社に偏在しています。

例えば、街中に監視カメラが設置され、犯罪捜査に活用されることも珍しくなりました。

このあたりの動画をみると、データを握られてしまうことが、個人の権利が不意に侵される可能性と、その恐ろしさが理解できるでしょう。

 

一方で、逆の観点も著者は提示しています。

過去一〇〇年にわたり、われわれはプライバシーを大切にしてきたが、そろそろそれが幻想にすぎないことを認めるべきだ。われわれは自らの関心、帰属意識、コミュニケーションを管理するためのツールを望んでいる。

プライバシー権というのが既に社会で確立されていると考えていて、それが大量のデータで脅かされる危機が高まっています。ただ、本書で書かれているのは、そもそもプライバシーという概念自体がそれほど古いものではなく、これほどのデータ社会を前提とした価値観ではないと説いているのです。

 

データリテラシーが必要

データ社会がここまで発展しているのは、データが増えることで多くの人が恩恵を受けている事実があります。

ソーシャルデータ革命とかかわりのない個人は一人もいない。そしてソーシャルデータから恩恵を享受したければ、自分に関する情報も共有しなければならない。これは断言できる。データを社会化することによるメリットは、たいてい意思決定能力の向上というかたちで表れる。何らかの交渉をするとき、製品やサービスを購入するとき、融資を受けるとき、仕事を探すとき、教育や医療を受けるとき、そしてコミュニティを良くするために、より良い判断ができるようになる。

ソーシャルデータの飛躍的増加によって、過去に例のない可能性が拓けるのは確実だ。どのような水準に達したら、個人的被害が大衆の利益の総和を上回ったと判断されるのか。ユーザーのプロフィールの編集履歴が偶然、あるいは悪意ある者の手によって友人や同僚にシェアされると社会的評価に傷がつくという理由で、婚活サイトでデート候補の編集履歴が閲覧できなくてもあなたはかまわないだろうか。

僕らは既に、こちらがデータを提供すれば便利なサービスを提供してもらえる体験を、たくさんしています。なので、いまさらその利便性を手放すとも考えられず、その利便性を実現しながら、個人の権利が侵されないようにコントロールする新しい社会の仕組みが求められているんだというのが、本書の主張です。

というわけで、データが大量に生成される社会では、新しい社会規範が必要になります。データを生み出すのは止められないし、データから生み出される画期的なサービスの利便性は享受したいし、データの集中管理によって不用意に権利が奪われるようなことはしたくないからです。

そこで求められるのは次の点だと著者は説きます。

今後ユーザーは、自らの投資に対してどれだけの価値を得られるかだけでなく、安全性リスクやプライバシーコストに対してどれだけの価値が得られるか、という包括的な視点でデータ会社を見られるようになるだろう。

プライバシーをはじめとする、自分の権利を確保しつつ、データを提供することによるメリットを享受する。そのバランスが求められており、「自分のデータを誰に提供することが、自分の利益を最大化できるのか」を見極める必要が出てきている、ということです。

 

他にもたくさんの具体的な示唆を提示しているのが本書の特徴です。どんどん強大になっていくデータ会社に対してどうガバナンスを高めていくか、など新しく求められる社会の仕組みを考える上で、良い本でした。

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新しいiPhoneに買い換える?自分の生活を変えてくれる製品を選ぼう

iPhone8とXが発表されましたね。

iPhone Apple(日本)

Appleの新製品に関しては毎回多くの人が注目をしていますが、今回の発表で、スマートフォンも一つの時代が終わるのかな、と感じました。

 

スマートフォンが成熟してきている

スマートフォンはどうやら、成熟市場になってきているようです。実際にiPhoneは販売台数が2017年2月にピークを迎えた後、減少傾向になっています。一方で、単価は高価格化しており、全体としては売上増という状況です。

iPhone失速?「販売台数減少」はヤバいのか | スマホ・ガジェット | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

iPhone販売台数、予想以上に減っていた | ロイター | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

こちらの記事では、端末の買い替えサイクルが徐々に伸びてきており、スマートフォンの買い替え需要が減少しているのがうかがえます。

「スーパーサイクルを気にしない」Appleの決算で見えたiPhone戦略の変化? – 松村太郎のApple深読み・先読み (2) AppleのiPhone戦略の変化 | マイナビニュース

つまりiPhone自体は売り上げが好調なわけですが、新機能の乏しさや買い替えサイクルの長期化によって販売台数が伸び悩んでおり、高付加価値化へのシフトを明確にしている状況です。

iPhoneをはじめとするスマートフォンについては、革新的な変化を起こし続ける時期は終わり、社会に必要ではあるものの、低価格化の流れが加速していくと同時に、別の付加価値が必要になっていくでしょう。

Appleに関しては、アプリや音楽、決済などの周辺サービスを含めた高付加価値化を目指しているのは明らかです。

 

自分の行動を変えてくれる製品やサービスを買おう

ということで、iPhoneが新しい機種を発表しまたが、正直あまり魅力を感じませんでした。別に買い換えてでも欲しいものではないな、と。

これまでiPhoneの発売は、ドキドキワクワクしたものでした。新しい機能や新しいデザインが発表のたびに投入され、自分の生活を変えてくれるような気がしたからです。そして実際に変えてくれました。

しかしもうスマートフォンでは大きな変化は望めないのでしょう。思えば、パソコンもあまり買い替えなくなりましたし、技術的やデザインに大きな変化が訪れなくなると、市場自体が成熟化していくのがビジネスの常です。

最近の購買行動の重要な基準のひとつとして、「自分の行動や生活を変えてくれるか?」というのがあります。

Kindleを最初に買ったとき、明らかに読書スタイルが変化したし、自分の生活が変わってしまいました。Kindleを買って以降、紙の本を購入する機会は激減しています。

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WithingsのSteel HRを買ったときも、運動に気をつけるようになりましたし、休日でも腕時計をするようになりました。

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物欲が減少している世の中なので、新しいものが出たから買う、所有欲を満たしてくれるから買う、ではなく、「これで自分はどう変わりそうか?」で選んでみてはどうでしょうか。

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次の変化する領域はウエアラブルデバイスかホームスピーカーですかね。こうやって生活を変えてくれる領域を探して、そこにお金を投じることが自分の生活を豊かにしてくれるんだと最近は信じています。

皆さんはいかがでしょうか。

スマートウォッチ市場は今後5年で倍になる。今買うおすすめのスマートウォッチ3つ

スマートウォッチが、色々群雄割拠していましたが、それなりに市場としては用途や価格感が小慣れてきている印象があります。

スマートウォッチをはじめとするウェアラブルデバイスは、これからも市場全体が伸びると予想されており、その中でも腕時計型が多くを占めるようです。

IDCが発行する「Worldwide Quarterly Wearable Device Tracker」の予測によると、2017年には1億2,550万台と予測されるウェアラブルデバイスの出荷台数は、2021年には2億4,010万台に成長すると見込まれ、好調なペースでの市場拡大が期待されています。

引用:ウェアラブルデバイスの世界/国内出荷台数予測を発表

 

ちなみに、今のスマートウォッチ市場のトップシェアはアップルです。

世界のスマートウォッチ出荷台数が急減、アップルは首位を維持–IDC – CNET Japan

そして自分の中で、スマートウォッチを付けて過ごす生活が当たり前になっているので、今自分が使っているオススメのスマートウォッチをご紹介したいな、と思います。

 

Nokia Active Steel HR

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厳密には、Nokiaブランドになる前のWithingsの時に買いました。アナログ時計に小さなディスプレイが付いているだけなので、ビジネスなど、様々な場面で無難に使えるのが特徴です。

また、当然防水で心拍数の計測もできるので、運動にも使えます。

WithingsのActive Steel HRを購入して、生活が大きく改善された

 

スマートウォッチはベルトを替えるのも一つの楽しみですが、18mmベルトで選択肢が多いのもメリットです。僕はKnotのベルトがデザインやイージーレバーで交換しやすいので気に入っています。

 

心拍数が計測できて、ビジネスやカジュアルで幅広く使えるデザインで、通知も限定的ではありますが確認できるので、バランスが良い製品です。

 

Mi band 2

Active Steel HRが、夏で蒸れやすくなったのでステンレスベルトにしたら、重く感じるようになりました。重くなると、どうしても睡眠中や運動中にはめるのを避けるようになりました。

ただ、運動や睡眠のデータを計測したかったので、検討したのがこちらのMi bandです。

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なにせ安い。そして、中国メーカーとして勢いのあるXiamiがどういう製品を作るのかも興味があったので、試しに購入してみました。

感想としては、想像通り非常に軽くて扱いやすいです。デザインとしてはビジネスなどには向いていないと思うので、寝る時と運動用ですね。

iPhoneアプリのデザインも悪くないです。睡眠データは全体平均と比べてどれぐらい長い/短いかを教えてくれますし、運動データも細かく計測してくれます。睡眠データもActive Steelは計測できてない時もありましたが、Mi bandはそういうことがありません。精度がどちらが良いかはわかりませんが、目安として計測する分には問題ないです。

日本語化できないのが難ですが、コストの安さを考えれば、非常にコスパが良い買い物でした。

 

Pebble Time

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Fitbitに買収されてしまい、もう終わってしまったPebble。今も使えるのですが、今後新しい製品は販売されないですし、製品サポートもないので、価格としては下落中です。

ということで、以前から使ってみたかったので試しに買ってみました。

Pebble Timeを買ってみたら、一目惚れ。格安でコスパ高いスマートウォッチ

 

ちょっとおもちゃみたいでチープ感があるのは確かですが、それでもデザインとしては優れていて、Eペーパーの特徴で常に時刻が確認できますし、ウォッチフェイスがたくさん種類があること、iPhoneの通知を全て時計に表示できる点が良いですね。

 

 

あと、こうやって複数のスマートウォッチを使ってわかるのは、結局iPhoneのヘルスケアアプリがこういう健康情報のプラットフォームになるってことですね。ひとつのアプリしか使わないならそれでも良いのですが、複数のアプリを使っていると情報を統合したくなるのですよね。

僕としては、スマホの機能がリッチになるにつれて、体から少し離れていってる気がしており、その代わりとしてスマートウォッチが体に密着しながらデータを計測したり、通知を確認する存在になっていると感じています。

スマートウォッチはApple Watchのシェアが非常に大きいですが、上記のように様々な種類のものがあるので、いくつか使い分けながら楽しむのはいかがでしょうか。

スカーゲンもかっこいいなあ、、、

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security@facebookmail.comからメールが来た。Facebookのログインに関して怪しいメールを受信したらパスワードを変更しよう

先日急に、Facebookから見覚えのない怪しいメールを受信しました。「Facebookへのログインに問題があるようです。」という内容になっており、一見するとフィッシング詐欺のように見えました。

使っているサービスから見覚えのないメールが来た場合は、不正ログインかフィッシングサイトの可能性を疑いましょう。どちらかが発生している可能性が高いです。

ということで、Facebookから怪しいメールを受信した場合の対応策をまとめてご紹介します。

 

不正ログインがないか確認する

まず最初に不正ログインがないかを確認しましょう。Facebookでは、自分のアカウント設定から、ログイン状況を確認することができます。

具体的には、右上のメニューから「設定」を選び、設定画面の「セキュリティとログイン」をクリックします。すると、以下のようなイメージの画面が表示されるはずです。

セキュリティとログイン

こちらで、見覚えのないログインが記録としてあれば、不正ログインが発生してる可能性があります。

ただし、ブラウザ等は位置情報を正確に把握していない可能性も高いので、これだけで一概に不正ログインがあった、と言いづらい点はご注意ください。

 

パスワードを変更する

不正ログインの可能性が否定できない場合は、パスワードを変更しておきましょう。

変更方法は簡単です。同じ「セキュリティとログイン」の画面で、先ほどの「ログインの場所」の下にある「パスワードの変更」を選びましょう。

 

ポイントは、ある程度複雑な文字列にすることと、他のサービスで使っているパスワードを使い回ししないことです。安全なパスワード管理については、こちらを参考にしてください。

パスワードを安全に管理するために気をつけること&具体的な対策

 

ログインされてる端末から全てログアウトする

同じく設定画面で、ログインされている端末からすべて一度ログアウトさせることができます。パスワードを変更したら、必ずこれをやっておきましょう。

 

最後に予防策を2つご紹介しておきます。

 

ニ段階認証を設定する

2段階認証で、パスワードが破られてもログインされない対策をとっておきましょう。

二段階認証の概要とそのしくみ | Facebookヘルプセンター

 

怪しいサイトにフェイスブックログインを渡さない

Facebookの場合、他のサイトにFacebookアカウントでログインできるように連携できる機能が充実しています。これも、よく知らないサイトでFacebookの認証許してしまうと不正にログインできる温床になることがあります。

例えばよくFacebookで占いツールなどが出回っていますがそういうものもよく見ないと、自分が意識しない間によくわからない会社にデータを渡している可能性があるのです。注意しましょう。

 

今回、不正ログインの可能性が否定できなかったので、パスワードを変更しました。ただ、メールの送信元である「facebookmail.com」というドメインは、正式に利用されているので、メール自体は不正でなかった可能性もありますが。

Facebookmail.comからお知らせメールが届くのはなぜですか。 | Facebookヘルプセンター

なにはともあれ、よく使うサービスの安全な管理を徹底することと、普段からこういう怪しいメールに引っかからないよう注意しましょう。

パスワードを安全に管理するために気をつけること&具体的な対策

パスワードが増えすぎて管理が大変になっている

最近セキュリティ攻撃も珍しくなくなり、ハッキングやランサムウェアなどの被害が多数報告されています。その中で、パスワードが漏洩しハッキングされたというものもよく聞きます。

皆さんは、どのようにパスワードを管理されているでしょうか。

最近は、SNSや各種ウェブサービスを利用するために、いろんなところでIDやパスワードが必要になっています。安全にパスワードを管理するために必要な点について、ご紹介します。

 

覚えるのが大変

実はパスワードのような似たような文字列の組み合わせについては、人間の脳の仕組みでは、パスワードをたくさん覚えるのが苦手なようです。

パスワードと記憶の干渉 – Wikipedia

そうなると、パスワードをちゃんと覚えるために、覚えやすいパスワードを選んでしまう傾向になり、使いまわしてしまうという結果になってしまいます。皆さんが使われているパスワードは、どうでしょうか。

 

定期的な変更は安易なパスワードを誘発

企業では、パスワードを定期的に変更する、というルールを設けている場合が多いんじゃないでしょうか。これは同じパスワードを長い期間使用していると、どこかのタイミングで漏洩してしまった場合にハッキングを許してしまうリスクが高くなるためです。

これ自体は有効な手段ではあるのですが、前述の通りパスワードを考えたり覚えるのが人間の脳にとっては大変なので、定期的に変更しなければならなくなると、どうしても安直なパスワードを設定してしまいがちになります。なので、パスワードを定期的に変更させれば安心、というだけではないということは、認識しておくべきでしょう。

 

安全なパスワード管理に必要なこと

では、パスワードはどう設定・管理すべきでしょうか。対策として、以下が挙げられます。

 

複雑なパスワードにする

まず単純なパスワードは控えましょう。よく言われるように、誕生日や名前、あるいは「password」のような推測しやすいパスワードは、ハッキングされやすくなります。ちなみに、こちらが世界中で多く使われているパスワードです。

世界で1番使われているパスワードは1番ダメなやつです | BUSINESS INSIDER JAPAN

安全に管理するためには、できるだけ長く、推測されにくいものにしましょう。

具体的には、最低でも8文字以上で(できるだけ長く)、英数字・記号を混ぜたものにすると良いです。

パスワードの安全を守るには | トレンドマイクロ:セキュリティ情報

 

同じパスワードを使いまわししない

攻撃者は、一度盗んだパスワードを使って、同じパスワードで他のサイトもログインできるか試します。

これは、パスワードを使いまわしている人が多いからです。使い回していると、一度攻撃されてパスワードが漏洩すると、他のサイトも被害を受けてしまうんですね。逆に、パスワードをサイトやサービスごとに使い分けておけば、万一パスワードを盗まれても、そのサービスだけに被害を止めることができます。

パスワードを使いまわすのではなく、それぞれで単独のパスワードを設定するようにしましょう。

 

2段階認証を行う

最近増えているのは、2段階認証です。Googleやアマゾン、フェイスブックなど、主要なサービスは2段階認証に対応しています。

2段階認証というのは、パスワードだけでなく、もうひとつの認証を組み合わせることで、ハッキングしづらくさせるものです。以下に主要なサービスの2段階認証の設定に関する公式ページをご紹介します。よく使うサイトに関しては、2段階認証を設定されておくことをおすすめします。

Google 2 段階認証プロセス

二段階認証の概要とそのしくみ | Facebookヘルプセンター

Amazon.co.jp ヘルプ: 2段階認証を有効にする

 

 

以上、パスワードに関する最近の事情を踏まえた対策をまとめました。ちゃんと意識してルール化しないと、つい簡単なパスワードを使い回してしまうので、気をつけてください。