試しにPosterousを使ってみる
メール投稿によるマイクロブログのPosterous。Tumblrとの比較がよく言われているが、とりあえず試してみることにした。理由は2つ。
ブログとTwitterの中間的存在の必要性
なんか、ブログで大したことを書いているつもりはさらさらないのだけれど、でもやはり「まとめよう」という意識が芽生えてしまう。かといって、Twitterでは短すぎるし。もっと心理的ハードルが低い感じで、適当な長さでポストする存在があっても良いよね、と思った次第。
ブックマークレットが良い感じ
選択すると、いろいろ引用してコメント書けるので、これが心理的ハードルを下げてくれるかな、と。自分が気になる部分と、自分が思ったことをセットで作れるので。
数日試してみたけど、予想通り心理的ハードルが低くて気軽に投稿できる。気になったところを引用して、自分の感想をメモして投稿。この間、1分もかからない。ブックマークレットの引用投稿が気持ち良い。
自分のPosterous
Evernoteとも違うし、どういう感じで自分の中に組み込まれていくんだろ。すぐに飽きそう。(現にTumblrは既に飽きている。)
それにしても「Posterous」という名前は書きづらいし、読めないし、スペルも覚えにくいな。。。。
ジョブズ、Google Androidとの競争を語る:オープン対クローズドではなく分断 vs 統合
「オープン対クローズド」は、本当の問題から目を逸らすための煙幕というべきだろう。真の問題とは、分断と統合のどちらがユーザーにとってより良いのか、ということ。われわれは、統合がつねに分断に勝ると確信している。Googleがいかに「クローズド」と印象づけようと、アップルは統合アプローチを信じており、Googleがいかに「オープン」と主張しようとも、分断アプローチより優れていると考えている。
個人的にはアップルに賛成。市場やプラットフォームが十分に整っていない状況では、クローズドであろうとユーザが操作しやすく買い求めやすい環境を作るべき。実際、Androidはいろんなところで使われているけれど、アプリに関する情報もiPhoneに比べて少ないし、結果に結びつけるまでに時間がかかってる感じがする。
スピード感と高揚感が良い – 【書評】拝金
拝金 堀江 貴文 佐藤 秀峰 徳間書店 2010-06-17 |
賛否両論分かれてる感じだった一冊。個人的には、読後の突き抜けた感じが面白かった。成り上がっていく高揚感、「ヒルズ族」の空気を感じられるとともに、球団買収やニッポン放送株買収、ライブドア事件までが流れるように進んでいく。
小説として見れば細かいディテールがないものの、それが逆に読むスピードを早める。一気に読み終えた。
舞台の裏側が垣間見える
球団買収やニッポン放送株の話なんかは、改めて読んでみても面白い出来事だったことがわかる。既得権益への挑戦だったんだなあ。そして、その狙いや業界構造が端的に説明されているので、きっと新たな発見があるはずだ。
起業したくなる
一気に成り上がっていくスピード感、自分の周りの世界が変わっていく様子、大きなことを成し遂げようとする勢いと策略。突き抜けて読ませる感じが、起業者の高揚感のほんの一部を感じさせてくれる気がする。
年商1000万円暮らすを義務教育とすれば、年商1億は有名進学校の受験をクリアする難易度。年商10億規模なら一流大学に合格するくらいの力が必要
わかりやすく、そして起業にチャレンジしたくなる台詞だ。
事実から社会の仕組みを読み解く – 【書評】競争と公平感
大竹 文雄¥ 819 |
タイトルに魅かれて買ってしまった。社会では競争しなければいけないが、一方で公平性も求められる。それをどういう観点で、どういうバランス感覚で築いていくべきなのか、と。
この本は、これまで読んできたのと同様、格差社会は小泉・竹中時代のものではないことを説くし、正規社員を待遇すると一層非正規社員が増えて経済が停滞する危険性を説く。
競争は国を豊かにする
この本で登場する調査では、日本人は市場競争が国を豊かにすると思う割合が低く、かつ貧困者を救済するのが国の役割であると思っている人は少ないという。理解に苦しむ。競争は辛いから避けたいけど、弱い人は自業自得ということになっているのだろうか。
資本主義に含まれている「競争」をすることが、なぜ国を豊かにするかをもっと明確に認識すべきかもしれない。自分もそこまではっきり自覚はなかったし。
競争することが国を豊かにすると思うか思わないかは、勤勉よりもコネや汚職が重要だと認識するかに決まるそうだ。そしてそれは、不景気を経験したかどうかと因果関係があるとのこと。
男女平等の難しさ
体力が重要な要素を占める職業のみではなくなり、仕事内容での男女差は小さくなっているように思う。それでも未だに昇進格差は確実にある。著書には男女による競争意識の違いが書かれている。競争に対する執着や嗜好が男女で異なるという仮説だ。
細かい内容は読んでもらうとして、個人的にもこれは感じる部分がある。コンサルティングという会社だと、体力的要素は低いといえば低い。(徹夜続きのときに耐えれる必要はあるけれど。)それでも上にいけばいくほど女性の管理職の比率が減ってしまうのは、いろんな要因はあるものの、女性が男性に比べて昇進や競争に対する執着心が低いからだと思う。
別にこれは悪いことではない。ただ、こういう特性を捉えた上で女性が活躍する場所を増やせる企業が今後は勝っていくのだろうな。日本では、高等教育を受けた女性の就業率は7割満たない。GDPの向上要因の1つである労働量は十分に活かされていない。
高等教育受けた日本女性 就業率、30カ国中29位 男女共同参画白書 :日本経済新聞
世の中にはいろんな主義・主張があるが、それは事実に基づくことが重要だと竹中平蔵は言っている。そして、そこから社会の仕組みを読み解き、修正を加えていくのだろう。
国会の1時間当たりコストを計算してみる
意味がないといえば意味がないのだろうけれど、時間コストという感覚が余りにも抜けてるんじゃないか、と。
国会は政策論議の場であると個人的には解釈してるんだけど、政策以外の議員個人に対するバッシングとか追求を国会の時間を使ってやるのは適切なのかな?
民間では、会議コストは可能な限り最小にして、無駄なコストをかけないとともに、意思決定を早くするのは常識。試しに、国会の1時間当たりコストを試算してみる。対象は衆議院。
まずは年収。国会議員の年収はその年によって多少の差異はあるが、2800万円ぐらい。
国会議員の職務には休日とか労働時間という概念がふさわしくないのかもしれないけれど、一般の民間並みに年間250日、1日8時間労働だと強引に仮定する。
2800万円÷(250日×8時間)=14,000円/時間
衆議院本会議は、議員は基本全員参加となっているので、衆議院定数480人と考えると、衆議院本会議の1時間当たりコストは、
14,000円/時間×480人=672万円/時間
本会議を開く最低人数である3分の1と仮定しても、
14,000円/時間×160人=224万円/時間
これを分単位で考えると、約37,000円/分ぐらいか。
テレビニュースでみるわずか数分の間にも、ざっくり10万円ぐらいの税金コストが消費されていることになる。ちなみに、他にもサポートする官僚や書記などの人員コストも発生しているので、本当はもっと高くなるはず。
リアルタイム財政赤字カウンターと同じように、会議コストカウンターをテロップで表示してみるとか。そういえば、こういうミーティングのコストをカウントするツールを導入して、会議コストが下がったという報道を見た記憶があるなあ。
長い会議やミーティングにコスト意識を強く持たせてくれる「Meeting Ticker」 – WEBマーケティング ブログ
あまり議会をこれ以上効率よくすると、資料作りに追われる官僚が一層忙殺される、というリスクもありそうだけど。ただ、こういうコスト感覚というのは至る場面に適用されるべきで、非常に重要なことだと思う次第です。
河村 たかし¥ 574 |
モチベーションを低下させる上司の行動を適当に上げてみる
最近いろいろ考える機会が多いので、モチベーションを低下させる上司の行動をあげてみる。思いつくまま書いたら6つになった。当てはまったら、反省しよう。
部下の話しをさえぎる
人の主張は、出尽くすまで聴くぐらいの姿勢が欲しい。これをしてしまう人は、部下の言動を信用しておらず、自分が正しいと思っているのではないだろうか。そして、「さえぎる」という行動をすることで、部下の仕事ぶりを否定している。
仕事を任せるときに、背景や理由などを省略する
部下が汲みとって理解しているのなら良いが、うまくコミュニケーションがとれていない上司にありがち。なぜこの仕事をあなたに任せるのか。なぜこういう方法で仕事を進める必要があるのか。なぜこの日までに仕上げる必要があるのか。
こういう情報が欠落してしまった状態になると、人は受身になって能動的に判断することができなくなる。だって与えられる情報が少ないから。
フィードバックのときに、否定から入る
受け取る人にもよるが、基本的に人は怒られるのは避けたいもの。改善を促すときには、ポジティブ要素と抱き合わせするのが常識。自己啓発本なんかには必ず書いてある。
でも、これができない人が多い。特に自分のロジックが正しいと思っているときは、容赦なく相手を責めたりする。ロジック=客観的というまやかしがあるせいだろうか。そして追求していって、部下がグーの音も出ない状態になって殻にこもる。
人の性格を決め付ける
組織にいると、「あいつはああいう性格だ」とか「あいつは仕事ができない」というレッテルが貼られる。で、事前にそういう情報を入手したりすると、多面的な見方ができなくなる人がいる。
人にはいろんな可能性があるし、場所や状況が変われば、化けてものすごい力を発揮する人もいる。レッテルと思い込みは本当に恐い。それで人の人生の一部を台無しにしてしまう可能性もあるのだから。
というわけで、目の前の部下の仕事ぶりや態度、言動、相性などを冷静に見つめること。決めつけたらそこでおしまい。
箸の上げ下ろしまで指示する
部下を信頼していない証拠。仕事はどこまで任せて、どこまでサポートするかの見極めが重要。少しストレッチするぐらいに任せて、過剰な責任やプレッシャーを与えない程度にサポートする。
マズローの5段階欲求やアルダルファのERG理論にある通り、人には承認欲求や成長欲求がある。存在を認め、尊重し、成長の場を与える。そういう前提を正しく理解していなかったり、「仕事ができないあいつが悪い」というスタンスを恥ずかしげもなく前面に出す人もいる。
うつ病・躁うつ病になる人は、年間で100万人ぐらい。潜在的な人はもっといるんじゃないだろうか。部下をうつ病にしないためにも、正しい言動を心がけたいよね。
今週の週刊ダイヤモンド「電子書籍入門」が面白い
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電子書籍周りが目まぐるしく変わっている気がするが、最近の電子書籍に関連する事項が多角的に整理されている。
-電子書籍プラットフォームの動向
-電子書籍端末の比較
-書店・取次・出版社の現状と今後
-「自炊」の方法や代行業者の行方
ちなみに、週刊ダイヤモンドは最新号1冊のみでもWebから購入可能。送料無料。そして、今なら「電子書籍入門」の電子版がついてくる。
週刊ダイヤモンド|経済・金融・企業情報をタイムリーに伝えるビジネス誌。
過去に電子書籍関連でいくつか記事を書いた。そんなに外れていなかったかな。
Google Readerをストレスゼロで優れたインプットツールに変える5つのステップ | Synapse Diary
ピクト図解で電子書籍のビジネスモデルを考えたら結構面白かったので公開してみる | Synapse Diary
とりあえず今願うことはただ一つ。日本語の電子書籍がたくさん増えて欲しい。そしたら、Kindle3を買っていろいろ読みまくるのにな。
あと、自炊にも挑戦してみたい。
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はてなダイアリーにzenbackを設置
JUGEMの頃から愛用していたzenback。はてなダイアリーにどうやって設置するんだろ?と思って、予想より時間がかかったのでメモ。
「フッター」の最初のdivタグの前に、zenbackのスクリプトコードを埋め込む
詳細な設定箇所については、下記リンクを参照。
はてなダイアリーガイド「ヘッダやフッタに何かを入れる」とは – はてなキーワード
「スタイルシート」で、zenbackの表示幅を調整する
選んだブログテーマによっても設定方法が変わったりするらしいけれど、スクリプトコードを貼付けたままだと、zenbackの表示がサイドバーまで突き抜ける。ので、スタイルシートで表示幅を適当に調整して表示する。詳細は下記リンク。
やったー! CSSとか全くわかんない俺でも、はてなダイアリーにzenback設置出来たよー! – 一切余計
なんか見てるブラウザによって表示のされ方が変わってしまうけど、まあいいか。
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この高橋洋一という人は、一見難しいことをわかりやすく説明するのが本当に上手い、と毎回感心する。
政治にはいろいろな課題があるのだけれど、読んでいて改めて地方分権は不可避と感じた。
例えば、
・八ツ場ダムのような、ある特定地域の問題に国が積極的に関与するのは、政治上適さない。レベニュー債などを用いて、適正な損益チェックのもと、関係ある地域行政の範囲で行うべき。
・電波行政で、テレビ局の利用料が全体から見たときに少なく、一方で放送事業に関わる支出はその何倍もある不思議。東京のキー局が全国のローカル放送をコントロールしている状況に、周波数オークションで風穴が開けられれば、地域に密着した情報が増える。
・消費税などの増税は、税の目的や、国税と地方税の区分けを考える必要がある。例えば、消費税は景気に左右されない安定した税収が見込める一方で、誰が払ったかの追跡が難しい。
上記のようなことを考えていくと、自ずと地方自治に至る。
民主党政権の施策には、中央集権的・社会主義的な要素が多く反映されている。グローバルの流れや政治・経済の本質を踏まえた上で、継続してチェックしていく必要がある。
ちなみに蛇足になるけれど、周波数オークションが行われても、すぐにテレビ局に影響が与えられることはないだろう。周波数オークションは新たに周波数帯域が割り当てられる場合に行われるので。ただ、テレビ局に対する電波使用料が安すぎるので、値上げしようという議論はあるようだ。