Googleがホテル検索を提供する理由は?

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Googleはホテル予約を、統一的なインターフェースで展開を開始してました。

Google Hotel Finder
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随分前から提供されていたようですが、正直知りませんでした。

米グーグルはホテルの宿泊予約に関連した機能の拡充に取り組んでいる。重要な広告主の機嫌を損ねる危険を冒す大胆な動きだ。  グーグルはサイトで表示するホテルの情報に画像やレビューを追加して、米プライスライン・グループや米トリップアドバイザーなどの旅行情報サイトに近づけようとしている。グーグルは旅行情報サイトのように、宿泊料を直接表示する「ホテル料金広告」の売り込みを積極化させている。

グーグル、ホテル予約事業を強化 (ウォール・ストリート・ジャーナル) – Yahoo!ニュース

このサービスのポイントは2つあると思っています。

 

Googleの中抜きを防ぐ

これは昨日の認定ショッププログラムと同じ理由です。「どこか宿泊ホテルを探したい」と思うときに、Googleが使われない、もっといえば最初に「想起されない」とGoogleとしては良くない状況です。

それを防ぐためには、Googleが宿泊地を検索し予約するまでのプロセスをよりリッチでスムーズに実現する必要があります。

Googleならではとして、地図検索との融合によって特定のポイントから○分という条件で検索することがスムーズに行えたり、過去の料金推移などもわかります。また、金額などの情報も収集できますので、Googleとしては願ったりかなったりです。

 

クリックあたりの単価を上昇させる

冒頭の記事でも、もっと普及すればクリック単価は上昇するだろうと書いてあります。それはその通りだと思います。

試しに今Googleで「横浜 ホテル」と検索してみると、るるぶ、楽天トラベル、JTBなどの旅行予約サイトの広告が表示されます。それでは、Googleとしてはユーザーの要求に対してまだ遠いんですよね。広告をクリックしたとすると、そこから旅行予約サイトに飛んで、情報を閲覧して比較することになります。

これがGoogleホテル検索では、Google内で検索・比較ができるようになります。予約サイトは予約と決済だけを担うことになります。であれば、Googleに対してより対価を払う流れになるのもうなずけます。Googleが担う領域が増えますので。

ただ、印象としてはまだ情報が限られているようにも見え、日本では利用者が少ない気がしました。しかし、今後は東京オリンピックがありますし、海外からの利用を考えると、JTBや楽天トラベルよりはるかにGoogleの方が使いやすいんじゃないかという気がしてます。今後の動向が楽しみです。

 

Googleはよりニーズに直接的に応えるようになっていく

昨日書いた認定ショッププログラムといい、Googleは最近よりユーザーのニーズに直接的に応える仕組みを生み出していますね。Googleウォレットをはじめたりデジタル仮想通貨のベンチャーに投資したりしているので、決裁基盤にも進出していくんでしょう。

Googleは「検索」というユーザーの要求を、うまくマッチングすることを得意としています。マッチング領域は今後も拡大していくと思いますし、領域と業態によっては、Googleというルールチェンジャーの影響を受けるかもしれません。

参考:
Google ホテルファインダーの料金グラフがなにげに便利 | グローバルスポット
Google Hotel Finder が結構進化している – 最新のSEO対策ならSEO JUMP

Google認定ショップがECサイトの救世主になるのか

Googleが「認定ショップ」というプログラムをはじめてます。

Google 認定ショップ

[aside type=”warning”] Google認証ショップというプログラムはすでに終わっており、代わりとしてGoogleカスタマーレビューが提供されています。
Google 認定ショップ プログラムに代わり、Google カスタマー レビューの提供を開始 – Google 広告主コミュニティ [/aside]

Google認定ショップに登録すると、注文件数や注文におけるトラブルの発生・解決、出荷の期日や注文から出荷までの平均日数が表示され、顧客が安心して購入できるようになります。また、Googleによる無料の購入補償が含まれていることも特徴です。

日本でもパイロット版ということで、いくつかのECサイトが認定ショップになっています。

以下のサイトにアクセスすると、右下に認定ショップのマークが出てくるのがわかります。

ECカレント | 家電・パソコン 通販 ECカレントの通販サイト
イーベスト | 家電 ベスト電器グループの通販サイト
ABCマート通販 – 靴(スニーカー、シューズ等)の総合通販 ABC-MART.net
ニキビケア・吹き出物予防のプロアクティブ【通販・販売公式サイト】
ユナイテッドアローズ公式通販 -UNITED ARROWS LTD.-

 

Google認定ショップの特徴

みればわかりますが、既存のECサイトに認証マークを設ける形です。登録自体は無料ですが、配送などの実績をショップの評価に使いますので、これらに関するデータをGoogleに送ることが条件になります。

審査を希望する通販サイトは、配送実績データや顧客対応データをグーグルに提供。あわせて、購買履歴データをグーグルが自動取得するプログラムをサイトに埋め込む必要がある。グーグルはサイトが提供した実績データと自動取得した購買履歴データを突き合わせて、通販サイトの自己申告に偽りがないか検証する。

グーグルがECの“認定ショップ”プログラムを開始 最大10万円まで損害を補償 | Web担当者Forum

恐らくGoogleの狙いとしては、次の2つなんじゃないかと思います。

  • 購買データの取得
  • ECの活性化による広告価値の向上

ECサイトとしては、既存のサイトを大きく変更したり、別のプラットフォームに乗り入れる必要はありませんので、Amazonや楽天などの既存のショッピングモール型は脅威になるでしょう。これまでも、自社ECサイトとショッピングモールのページでは二重登録になり、SEO上も管理上も煩わしくなっていました。

Googleとしては非常に良いアプローチを考えたものだと思います。

 

購買データを獲得することが最大の狙い

Amazonや楽天の最大の強みは、購買データを持っていることです。それによって、リコメンドやマーケティングに活用することができます。Googleとしては、このあたりをどうにかして獲得できないか模索していたんだと思います。なぜなら、購買行動においてユーザーが直接Googleで検索してくれなくなっているからです。

買い物をするのに、検索エンジンではなくAmazonからスタートするというのは大きな変化です。これはどのようなことを意味していると考えるべきなのでしょうか。検索エンジンよりもAmazonで検索した方が自分の目的が達成されると考える消費者が増えているということです。商品を検索するのにおいて、各種検索エンジンよりもAmazonの方が優れていると評価されているのです。

AmazonとGoogleが購買履歴を使った広告ビジネスで競合 | マイ・ストアニュース

確かに何かを買おうと思えば、入手できそうで信頼できるECサイトにまず訪問し、そこから検索ボックスで検索します。そうなると、Googleは完全にスキップされた状態になってしまい、Googleのビジネスモデルの根幹である「検索したいユーザーをマッチングする」というプロセスが崩れてしまいます。

認定ショップを導入することで、Googleで例えば商品名を検索すると、検索結果にECサイトが並び、そこから購買行動に移すことができるようになります。また、購買データを取得し分析することで、検索ワードや検索行動とECサイトへの誘導のマッチング精度の向上も期待できるでしょう。Googleとしてはそのあたりが狙いなんじゃないかと思います。

 

大手は分散型、中小はモール型

今後の業界に対する予想としては、ECサイトを独立して維持・運営できる大手企業は、Googleのような分散型を好むでしょう。モール型にわざわざ登録するメリットがないですし、Googleなどの検索エンジンやソーシャルからどうやって自社ECサイトへ誘導するかが目的となります。

中小はモール型の方が手軽で便利そうです。サイト構築の手間もある程度省けますし。サポートも手厚いと思うので。

まだGoogle認定ショップはこれから普及が試みられるのだと思いますが、モール型か広告か、という選択肢に限られていた大手ECサイトには、魅力的な選択肢が増えるんじゃないでしょうか。

 

参考:
「Google認定ショップ」プログラムの真の狙いは、購買履歴データ取得? _ ネットショップ CS情報局

いちばんやさしい新しいSEOの教本

Googleもどんどん検索エンジンの仕様を見直していて、SEOとしてはもうバックリンクもらうだけなんてエセSEOは終わっているのはご存知の通りです。で、新しい知識を改めて理解しておこうと、一冊読みました。

キーワード分析のやり方、カテゴリーの設計の考え方などがわかりやすく書かれています。「いちばんやさしい新しいSEOの教本」というタイトルも伊達じゃないですね。

 

キーワードの洗い出し方は、こういう記事も参考になります。

【ロングテールSEO入門4】キーワードの洗い出しに便利なツールの使い方 – SEOのホワイトハットジャパン

結局SEOというのは、地道なことも積み重ねであり、継続して改善していくことが重要なんだなって思いますね。時々こういう本を読んで、知識を整理したくなります。

コストコが生み出す新しい顧客体験

以前から気になっていましたが、常滑市にあるコストコにいってきました。衝撃的でしたね。すごい人気であることが言われていましたが、その理由がわかった気がします。

 

全てが規格外

いろんな商品が並んでいるんですが、基本的に普段のスーパーでは絶対みないサイズばかりでした。インスタントカレーなら1セット10パック入りとか。キューピーマヨネーズも見たこと無いサイズだったな。。。

まとめ買いを前提とすることで、非常に安く商品を提供できるということです。あまり買い物する気はなかったのですが、いざ見てみると「あれも必要」「これも安い」という感じで、結構買ってしまいました。

品揃えを見ると、海外製品と日本製品がミックスされている感じでした。また、コストコはプライベートブランドも提供していて、「KIRKLAND」ブランドの商品も多く並んでいました。

プライベートブランド || Costco Japan

 

新しい顧客体験の創造

ビジネススクールでアメリカの小売業の代表であるウォルマートが題材として取り扱われたことがありました。ウォルマートがなぜ成功したのか、という差別化の要因を探っていくことがメインだったのですが、最後にウォルマートが多角化戦略を取っていく理由が象徴的でした。

ウォルマートはサムズクラブなど、いろんな業態に多角化しています。

サムズクラブ(Sam’s Club)

ウォルマートが多角化する理由はひとつだけではないのですが、記憶に残っているのは「同じ業態では飽きられる」という事実です。同じ業態のままでは、新しい顧客体験を創造できなくなるのです。

 

コストコの顧客体験

実際コストコでは、子どもが2人並んで座れる巨大なカートを押して、高く積み上げられた商品棚を見ながら買い物をしていきます。通路は広めではあるのですが、カートが巨大なので至る所で「渋滞」が発生していました。

そして、普段は見ないような規格外の商品を見るのも楽しいものでした。NAVERまとめにもこれだけ情報が掲載されています。(イオンでも検索してみましたが、数が全然違いました。)

コストコ – NAVER まとめ

レジの先にはフードコーナーがあり、安く食事やドリンクを楽しむこともできます。気分は、ちょっとしたアミューズメントです。こういうのは、普段のスーパーでは体験することができません。

 

様々な業種に、新しい顧客体験が必要です。業態を新しくすることもひとつのアプローチですし、オムニチャネルのようにオンライン/オフラインのシームレスなサービス提供も、新しい顧客体験です。カスタマーエクスペリエンスを常に新しく創造していく、というのは非常に重要なんだなということを改めて認識しました。

MSはなぜ無償でWindowsを提供するのか

マイクロソフトが、9インチより小さいのデバイスに対して、Windows OSを無償で提供すると発表しました。

マイクロソフト捨て身の反撃 ウィンドウズ一部無償化  :日本経済新聞

また、つい先日はOffice for iPadが無償で提供されましたしね。MSの中で急速に方針転換が図られている印象があります。

MS、「Office for iPad」発表~「Office Mobile」の個人利用は無料に -INTERNET Watch

今日は、マイクロソフトがなぜWindowsやOfficeを無償化するのか。マイクロソフトの置かれている環境や微ビジネスモデルから考えてみたいと思います。

 

世界的にPCからスマートフォン・タブレットへシフト

PCは出荷台数が年々減少しており、2015年にはタブレットに抜かれると予想されています。スマーフォンもどんどん普及しており、台数でいえばPCの比じゃありません。

タブレット年間出荷台数、2015年までにPCを上回る–IDCが予測 – CNET Japan

つまり、世界的にインターネットへの接続機器はPCからスマートフォン・タブレットへ移行しています。その中で、マイクロソフトはAppleやGoogleに出遅れる形になりました。Windowsの落ち込み振りは、このグラフをみれば一目瞭然です。

Microsoft’s Biggest Problem In One Chart – Business Insider

 

ソフトウェア・ライセンスで稼ぐビジネスモデルの弱体化

マイクロソフトの収益構造は、ソフトウェア・ライセンスがメインです。WindowsやOfficeですね。特にビジネス向けが強いです。これが、スマートフォン・タブレットへの移行に伴い、他社からビジネスモデルを弱体化させられています。

Appleはハード・ソフトを完全に垂直統合することで、OSの無料アップデートなどを提供しても利益が出る構造になっています。GoogleはAndroid OSから検索などで生み出される広告収益が基盤になっています。3社の収益構造を比較した記事をみると、そのあたりが顕著に表れていて面白いです。

ハイテク業界を支配するアップル、グーグル、マイクロソフト–収益源で見る各社の違い – ZDNet Japan

つまり、Apple、GoogleともOSを無償にしても懐が傷みにくい構造になっているんですね。そこがマイクロソフトの弱点として表れています。

 

今後どうなるか

マイクロソフトのWordやExcelなどのOffice製品の強みはまだ継続されています。ただ、このあたりもAppleはiWorkを無償で提供したり、GoogleもDocsサービスなどを強化しており、せっせと囲い込みを各者画策している状況です。AppleのプラットフォームであるOffice for iPadが無償で提供されたのも、そういう流れを受けての判断だと思います。

マイクロソフトとしては、PCにおけるOffice製品の強み(ライセンス収入)をいかに確保しつつ、それ以外の囲い込みを防ぐかが当面のポイントじゃないでしょうか。

それ以外にも、Bingのシェア拡大などを狙っているようですが、このあたりは正直未知数かな、と。

ASCII.jp:米マイクロソフトのBingはグーグルの脅威となるか

 

一般ユーザーとしては、Windowsを搭載した格安のタブレットなどが発売されて、入手しやすくなるでしょう。ビジネス向けでは、Officeとの親和性を重視して、Windows搭載のスマートフォンやタブレットが勢いを増すかもしれません。

また、iPhoneやAndroidなど、いろんなプラットフォームでOfficeが利用しやすい状況が出来ていきます。AppleやGoogleも頑張ってはいますが、Officeに関してはまだ盤石な状況がしばらく続きそうです。無料でOSを提供しハードウェアは他社が作る、というモデルとしてはAndroidの方とぶつかりそうなので、スマートフォンやタブレットの使い勝手で、AndroidとWindowsとどちらが選ばれるかが勝負のポイントになるんじゃないでしょうか。

 

小売業はなぜオムニチャネルに取り組む必要があるのか

最近というか少し前から、よく「オムニチャネル」という言葉を耳にします。セブン&アイは、1000億円をかけてオムニチャネルを計画していますし、小売業界ではオムニチャネルへの取り組みがビジネス上必須になってきているようです。

セブンの1000億円オムニチャネル計画、電通など参加  :日本経済新聞

で、なんでオムニチャネルがこれほど注目されているのか、っていうことを僕なりの理解で書いておこうと思います。

オンラインショップが日用品などへ進出している

Amazonや楽天が台頭しているように、オンラインショッピングはリアル店舗から顧客を奪ってきました。最初は本や電化製品など、どこで買っても価格が変わらないものや、製品が特定しやすく低価格勝負しやすいジャンルがターゲットになりました。

しかし、ECサイトが取り扱うジャンルもどんどん領域を広げていて、今は日用品、食料品や衣料品などに主戦場が移ってきています。Amazonもアメリカでは生鮮食品の配達サービスを提供しています。

知られざるAmazonの生鮮食料品配達サービス「AmazonFresh」とは? – GIGAZINE

日用品や食料品は、価格が最大の購買動機にはなりません。ひとつひとつが少額であるため、多少の手間を考えれば最安値でなくても買うんだろうと思います。

調査対象の消費者の24パーセントが書籍、家電、エンターテイメントなど最先端、流行の商品購入には「低価格」が一番重要であると答えています。 また衣料品や家具 、美容や健康、スポーツや趣味関連の製品で「低価格」を一番の理由に上げたのは18パーセントでした。 しかし食品や飲料品になると「品揃え」と答えた消費者が最多(14パーセント)となっています。そして洗剤やトイレットペーパーなどの日用品に関しては「無料配送」と答えた消費者が最多(16パーセント)となっています。

最新調査「なぜ消費者は最安値でなくてもオンラインで買うのか?」 | 小売×マーケティング「海外小売最前線」

つまり、商品ジャンルによってオンラインショップに求められる購買動機は異なり、必ずしも低価格だけが勝負のフィールドではない、ということです。ここに、リアル店舗がオムニチャネルに取り組む理由があります。

リアル店舗の強みをどう発揮するか

つまり、日用品や食料品などは、単に安いからネットから買うということにはならないわけで、これまでリアル店舗が負けていたロジックである「リアル店舗というストックがコストになる」というビジネス構造を真正面から受けるのではない、ということが言えます。

となると、各小売企業はどうやってリアル店舗を運営しつつネットショッピングの利点をサービスに取り込めるか、ということが焦点になって来るわけです。

個人的には、オンラインショップとリアル店舗のスムーズな動線構築がポイントだと思っています。

どこもオンラインショップを立ち上げて、リアル店舗だけではない購買機会を創出しようとしています。そこで、オンラインとリアル店舗でそれぞれ同じ顧客が来ていることが特定できれば、スムーズに動線を作れるようになります。

例えば、リアル店舗で買った購買履歴を記憶しておき、オンラインで買うときにリコメンドされるとか。リアル店舗で在庫がないときに、その場でオンラインで購入できるとか。オンラインで買って、店で受け取るとか。

いろいろ動線をクロスすることができそうです。これこそがリアル店舗の強みになるんじゃないか、ということだと思います。特に僕が注目しているのは2つあります。

新しい買い物体験の創出

オンラインとリアルで顧客データが一元化されることでリコメンドが高度化したり、スマホやタブレットの普及によってこれまでとは違う買い物体験が生み出されるんじゃないかと思っています。リアル店舗の強みというのは、新しい体験を生み出すことだと思います。

ZOZOTOWNのWEARなんかもそういうところに踏み出すひとつの例じゃないでしょうか。

店舗受け取りの増加

リアル店舗の強みとして、「ついで買い」を誘引することができるという点があります。

今ではオンラインショッピングで買ったものは自宅まで届けてくれますし、配送料も無料になるケースが増えています。ただ、配送業者が逼迫するなど低価格競争の中で苦しい状況とも言われています。

そこで、店舗受け取りを増やして、配送に頼らない受け取りを実現するとともに、来店してもらってついでに買ってもらうというように、顧客の行動を変えることができる可能性があります。

今でもコンビニ受け取りなどはできますが、もっといろんな小売業が取り組めば、店舗受け取りを増やすことができるんじゃないかと思いますし、自社配送の資源で賄うことが可能になります。なので、小売業は店舗受け取りにもっとインセンティブを設けて、割合を増やしたらいいんじゃないかと思っています。

オムニチャネルでオンラインショップ有利な状況に変化が出る | マイ・ストアニュース

僕がオムニチャネルについて思っていることは以上です。セブンが本気でこの領域に投資しているようですが、リアル店舗を持っている企業としては取組みは必須だと思いますし、ここでどれだけ先行優位性を築けるかが、今後の業界動向に関わってくるんじゃないかと予想しています。

999円のiPad Airカバーを買ったら、劇的にiPadが使いやすくなった

先日iPad Airを買いました。

iPad Airを買ったら、新しい生活がやってきた | Synapse Diary

そして数日使ってみると、今度はiPad Airのケースが欲しくて、999円でコスパ高そうなやつがあったので購入しました。

実際に届いて使ってみた感じ、外観もそれなりに立派に見えるので、これで1000円なら十分だろうと思っています。

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家での生活に大きな変化

iPadは主に自宅用で使っています。あまり外出先に持ち出すことは少ないです。で、家で使っていていろいろ生活に変化が出てきました。

それは、家のどこでも使うようになったということです。これまでは何か調べ物をしようと思うと、スマホでやるかパソコンで行っていました。しかし、タブレットであれば画面も大きいので、そもそも見やすい。というわけで、スマホがあってもタブレットを選んで使うようになりました。タブレットの場合、一人だけじゃなくて家族で一緒に見ながらブラウズすることもできますし。

また、パソコンの利用機会も減っています。パソコンの場合、デスクトップならパソコンデスクに移動する必要がありますし、ノートパソコンもタブレットの機動性には敵いません。

ということで、タブレットは思った以上に生活に入り込んで、快適になっています。そして、本気で長文を書くというようなことでなければ、タブレットはそれほど文字入力も辛くないこともわかりました。ネットショッピングの会員登録ぐらいなら、それなりにこなせます。

今回、ケースを購入したことで、いろんな場所で軽く立てて使ったり、文字入力するときには傾けて使うなど用途が広がりました。また、いつも人がいるところに置きっぱなしにしてるので、傷やホコリなどを気にしなくてよくなったのも大きいメリットです。

 

それにしても、この「ANKER」という企業の製品は、PC・タブレット周りの付属品でよく見かけるようになってきました。元Google社員が創業した企業だそうです。

ANKER(アンカー)は2009年、米Google出身の数名の若者達によって創業されました。当社のミッションは、お客様の生活をより便利に、快適にする製品を、信頼できる品質・お求めやすい価格で提供させて頂くことです。   販売開始以来、米国および英国をはじめとした欧州各国で、高い評価を頂いております。累計で100万個以上の製品をオンラインで販売させて頂き、各国Amazonで商品ジャンル毎の売上1位を獲得しております。

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安くて品質が良い製品が多く登場するのは良いことです。

NHKラジオ講座の音声をダウンロードする

英語を少しずつ頑張ろうかと思っていますが、NHKラジオ講座はそういう時に強い味方です。そして、NHKラジオ講座は、最近ではストリーミングも公開しているんですね。

 

NHKラジオ講座の音声をダウンロードする

で、ストリーミングだけだとタイミングが合わなかったり、オフラインでは聴けなかったりと不便もあります。そういうときは、「CaptureStream」というフリーソフトを使うと解決できるようです。

ダウンロード – CaptureStream (キャプチャーストリーム) – SourceForge.JP

 

自分にあったラジオ講座のコースを選ぶ

NHKのラジオ講座は、結構たくさんあります。自分のレベルがどれにあたるのかを知るには、「英語力検定」が便利です。

英語力測定テスト2014|NHK出版
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自分の場合は、基礎英語2が良いという話でした。もっと頑張ろう。。。

モバイルWi-Fiルーターは自宅用でも十分実用的なレベル

自宅用としてモバイルのWi-Fiルーターを導入しました。どんどん普及しているようですが、モバイルのWi-Fiルーターを導入することで、いろいろ価格が安くなるなーと実感しました。

 

「TryWiMAX」で自宅の電波環境を確認する

モバイルWi-Fiルーターといえば、WiMAXです。いろいろ調べてみると、無線なのでやはり電波状況によっては使いづらいという意見もネット上ではありました。

WiMAXを契約しても、自宅で電波が入らなければ涙目です。そういうリスクを回避するため、まずは「TryWiMAX」で無料体験しました。

Try WiMAXレンタル|UQ WiMAX|超高速モバイルインターネットWiMAX2+
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簡単にいえば、15日間無料でWiMAX端末を試すことができるサービスです。素晴らしい。これで自宅の電波状況が問題ないことを確認できたので、予定通り端末を返却しました。

 

端末を選ぶときの条件

TryWiMAXで申し込んだのと同じ端末として、「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」を選びました。

いくつか価格なども含めて調べたのですが、決め手としては次のような感じです。

 

WiMAXは新規格が拡大している。最新にすべき。

WiMAXの新しい規格として「WiMAX2+」が、対象エリアを拡大してきています。

記者の眼 – エリア広がるWiMAX 2+、超高速なれど速度規制ルールも“超複雑”:ITpro

まだまだ進歩する業界なので、最新機種にしておくのがリスクヘッジかと思います。2年契約になることを考えると、契約時点で少し古い機種にしてしまうと、こういう新技術の恩恵を受けることが難しくなります。

 

auスマートフォンを使っていれば月額割引受けられます

auでスマートフォンを契約している人は、「auスマートバリューmine」というセット割を受けることができます。通常は、モバイルルーターを2年契約の場合は月額734円、4年契約の場合は934円割引になるようですが、今は2年契約でも月額934円割引になります。

スマートフォンとルーターのセットでご検討の方 | 料金・割引:スマートフォン・携帯電話 | au

ちなみに、auスマートバリューmineの登録方法がよくわからなかったのですが、まずは契約したプロバイダーで、auスマートバリューmine適用の申し込みを行う必要があります。その後、auショップかコールセンターでプラン変更に申し込みましょう。

プラン変更には、モバイルルーターの番号が必要です。以下の方法で確認することができます。

ルーター電話番号の確認方法 | 料金・割引:スマートフォン・携帯電話 | au

 

それ以外にも、「今ならタブレットを無料で」とか様々な割引きプランがありました。が、結局は上記の条件を満たす「とくとくBB」で契約です。

というわけで、今は自宅でも出先でもモバイルルーター生活です。光通信などに比べれば速度は劣りますが、特に生活上問題あるレベルではないな、という感じです。出先でも快適にネットができますし、これで節約にもなれば、モバイルルーターという選択は本当アリだと思います。

Dropbox以外の大容量クラウドストレージをどう使うか(Boxの使い方)

Box | Secure content-sharing that users and IT love and adopt
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昔、iPhoneのアプリ登録キャンペーンで50GBを取得したまま眠っていたBox。というのも、Dropboxが十分に機能しており、あまりBoxの利用価値がわからないな、と思っていました。

ところが、最近その環境も見直して、活用することにしました。そのきっかけはiPad Airの購入です。

iPad Airを買ったら、新しい生活がやってきた | Synapse Diary

 

フロー型のDropboxと、ストック型のBox

Dropboxは、PCやMacに突っ込んだファイルを編集したり参照することが多く、頻繁に内容が変わります。言うなれば「フロー型」の使い方をしています。一方で、Boxは「ストック型」。ゆっくり読むためのPDFファイルや論文などを保管する静的なストレージとして使うことにしました。

これで、iPad AirからBoxアプリへアクセスすると、いろんな資料を読むことができる快適な環境ができました。BoxからPDFファイルを開くと、プレビューできれいに読むことができます。開いた記事はiPadにキャッシュされることになるので、容量が気になる人は時々クリアした方がいいかもしれません。

 

ファイルのアップロードは「Box Sync」で

Boxは、その気になればDropboxみたいな使い方ができます。Macの特定のフォルダに配置すると、自動でBox上と同期することができるからです。

Box Sync for Mac

大容量をアップロードするのは手間なので、こういう同期ツールがちゃんと整備されているというのは、サービスを利用する側としてありがたいですね。使い勝手としても、インストールしたら作られる「Box Sync」フォルダにファイルを置くだけなので簡単です。

参考:
BoxのデータをDropboxのようにMacやWindows と同期させる

 

Google Driveが値下げしたりして、クラウドストレージは競争が激しくなっています。2012年とちょっと古いデータですが、クラウドストレージのシェアはDropboxがトップで、Boxなんかはとてもシェアは低い方です。が、いろいろ使い分けて有効に利用できていければいいな、と思っています。

Dropboxがシェア3割、GoogleDriveなどが1割台で後を追う、有料プランは2割が利用 – Activeリサーチ:ITpro Active

ぜひ、眠っているクラウドストレージがあれば、タブレットと合わせて読書などに使ってみてください。