TwitterのAPI1.0終了は、Twitterの今後の戦略の布石

WordPressでWordTwitというプラグインを使っていて、ここ数日急に利用できなくなりました。原因は、TwitterのAPIで旧バージョン(1.0)の利用ができなくなったためです。

【スマホヘッドライン】Twitter API 1.0の提供が遂に終了!うまくツイッターできない人は要確認! -2013/06/12- » アンドロイド用アプリが見つかる!スマホ情報ならオクトバ

 

で、WordTwitはどうやらバージョン1.0で稼働していたので、動かなくなってしまったということでした。その後プラグインがバージョンアップしましたが、設定を引き継いでくれるわけではなく、再度設定しなおさないといけないということで、この記事を見ながら再度設定しなおした次第です。

ブログ記事投稿時にTwitterで自動ツイートする方法 – WordTwitの使い方 | WordPressのプラグイン | WP SEOブログ

 

確か、当初の予告は3月ぐらいには終了するようになっていたはずが、その後5月とアナウンスされ、それも何となく延期されていたようです。

TwitterからのRSS取得が2013年3月5日で打ち切りへ – GIGAZINE

TwitterがAPI 1.0の完全廃止日をアナウンス アップデートしてない人は急げ!

 

サードパーティ開発者は終了になっていろいろ泣いているようですが、数日経ってWordTwitのように対応を進めているようです。人間、やっぱり追い詰められないと動かない、ということでしょうかね。あるいは切り替わってみないとちゃんと動作するかわからない、というようなこともあったのかもしれません。

ちなみに、過去に自分で作ったYahoo!Pipesでも、Twitterについては取得できなくなっているようです。残念。

Twitter、はてブ、Yahoo知恵袋からキーワードを元にRSSを吐くYahoo Pipesをつくった | Synapse Diary

 

TwitterのAPI変更は、恐らく囲い込みの強化なんだと思います。サービス開始からこれまで、APIを積極的に解放することで多様なサービスを登場させ、生態系を拡大してきたTwitterですが、利用ユーザー数の拡大という成長期から、マネタイズを確立させる時期に入っており、いろんなサービスを内包したり内製する動きが強くなっているように見えます。最近、アクセス解析機能を投入したりもしてますね。

この記事にあるように、Twitterは、GoogleやFacebookと同じように、広告収入モデルです。なので、自社サービスに直接誘導する必要があります。Facebookと違って開放的な施策によって拡大してきたTwitterも転換点かな、と勝手に思っています。

Twitter Revenue to Hit $400 Million By 2013 [STUDY]

ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容<

最近、めっきりネット選挙界隈が賑やか。選挙活動にインターネットが利用できるようになったということで、選挙に対する効果よりも、新しい稼ぎぶちの対象が増えた、というニュースの方が多いような気がします。気のせいでしょうか。

本書を読むと、ネット選挙で言われているような、若者の投票率向上、選挙活動費用の低減による若者の立候補数増加などが誤りというか、ずれた論点であることがわかります。

 

 

インターネットは候補者のメディア駆使能力を増幅させる

本書のテーマのひとつは、インターネットを利用した選挙活動は、これまでの公職選挙法の考え方からすると異質なものだ、ということです。

抽象的だが、日本の選挙制度を規定する公職選挙法は、資金力をはじめさまざまな差異が存在する日常の生活世界で選挙を行うのではなく、半ば人為的に、ビラの枚数にさえ制限をかけながら、均質で公平な政治環境を選挙運動期間中形成しようとする。つまり同じ条件のもとで候補者同士が競うことを企図しているのだ。各候補者が極力同じ道具を同じように用いて支持を集めるという選挙のあり方が要請されている。 他方、アメリカ型の選挙制度は総力戦の様相を呈している。ルールは最小限に、ありとあらゆる手段で競うというものである。もちろん、インターネットのような新しい技術がでてきたときにも、自由な利用が許される。そこには後に述べるように合衆国憲法にまで遡ることのできる、言論の自由を擁護する理念がある。

そして、インターネットは捉え方としてはメディアの一つであり、伝達能力や知名度などが増幅される可能性が高いと考えられます。有名な人は一層有名になり、メディアを駆使する力が高い人は一層高くなる、ということです。

 

政策に関する情報がインターネット上に増える

選挙活動にインターネットが使われるようになると何が変わるのか、といえば、政策に関する考え方や情報が増えていくことだと思うんですよね。そして、インターネット上で政策を読む人というのは、おそらく複数候補者の政策を比較する、ということも行うと思います。

すると、候補者は政策に関する比較にさらされるので、政策がより具体的で、根拠のある主張が勝っていく、ということが予想されます。また、過去の言動との整合性なども問われることになるんじゃないでしょうか。

政策を比較する、というのは考えてみると結構難しい行為で、政策軸が必ずしも一致するとは限らないので、余計混乱するかもしれません。ただ、政策に関する情報が増えて、多少なりとも比較にさらされることで、スローガン的な主張は排除されて、根拠となる情報や考え方が表明されるということは、政治にとってプラスだと思うのです。

そうやって情報が増えることで、全体として情報の非対称性は解消されるんじゃないでしょうか。ただ、それが抜本的に政治に大きなインパクトを与えるのか、といえばそれは結構疑問だったりしますが。まさに、こういうことを長期的に進めていくための布石だと思います。

ネット選挙はあくまで政策技術に過ぎない。私たちが本質的に求めているのは、政治の透明化であり、政治(家)と国民の距離の短縮、政治家の政策立案の活性化ではないか。

それ以外にも、SNSで重要なのは双方向性だが十分使いこなせているのか、という検証や、YahooやGoogleで蓄積される検索データが、「人気投票」として公職選挙法違反になってしまうのではないか、などネット選挙に関する様々な論点が提起されている。

 

個人的には、短期的に何か大きく変化を起こすものではなく、長期的に情報が増えて政策立案が活性化していくことを、期待とともに予想しています。

ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容

書き味最高な「ジェットストリーム」を使って文具に目覚める

なぜか、これまで出会った人たちには、文具にこだわる人たちが多くいました。特に、ペン。仕事場で万年筆を使う人がチラホラいて、いいなーと思っていました。

元々いずれ文具にもこだわりたい、という願望があって、最初は安めな万年筆から入門しようかと思っていました。ラミーサファリとか。万年筆特有のインクの色なんかもあるし。

 

だけど、いろいろ探すうちに、ジェットストリームというボールペンに出会いました。こういう記事を読むと、欲しくなりますね。

【開発ヒストリー】油性なのになめらか ボールペンの常識覆す「ジェットストリーム」+(1/4ページ) – MSN産経ニュース

文具にはあまりこだわったことがないですが、これは素晴らしいと思います。書いたときのすべり心地、握ったときの重さと太さ。ボールペンの可能性を完全に舐めてました。ジェットストリームの特徴は、油性ボールペンなのに滑らかにペン先が進むこと。

 

ジェットストリームは価格が1000円ぐらいなので、ボールペンとしてみれば高いけど、全然後悔はないぐらい満足感高いです。4色ボールペン+シャープペンだから、いろんなペンを持たずに済むし。

 

書くという行為は、非常に思考を刺激します。仕事で使う道具としては、それなりにこだわって良いんじゃないか、と。快適な書き心地を実現できるのであれば、満足感高く書く作業を行えますし。

あとは、ノートにもこだわりたいなあ。今はモレスキンを使っているけど、MDノートも使ってみたいと思う今日このごろ。

MD PAPER PRODUCTS MDノート 書くことにこだわった紙のプロダクト
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Google Fiberが実現する新しい世界の実例

以前Google Fiberについての記事を書きましたが、英語版のGizmodeに、Google Fiberによる取り組み例が掲載されていました。

「Google Fiber」がアメリカで拡大中。なぜGoogleがネットワーク網を整備するのか | Synapse Diary

病気で外出できなくなった少年のために、カンザスシティの屋内の小さな野球場を設置して、その小さな野球場からボールを投げると、オークランドの野球場でロボットが代わりにボールを投げる、という取り組みです。

詳細は、下記の記事を動画をみてください。

Google Fiber Helped a Sick Boy Throw a Baseball Pitch with Robots

 

今回の事例が、内容自体に普遍性があるとは思えないですが、考え方としては面白いと思います。Google Fiberによってネットワーク量が増大するということは、大量のデータをリアルタイムに伝達することができるようになると思われます。

今回の事例でも、ボールを投げた角度や押し出されたスピードなど、複雑な情報が送られているので、Google Fiberでもリアルタイム性を実現できた、ということなんですかね。本当のところはわからないですけども。

だけど、これからはPCやモバイルだけでなくて、Internet of Thingsとしていろんなものがネットワークにつながり、複雑かつ大量のデータが、即時に伝達される社会になっていくことになりそうです。

 

どちらかというと、物理的なスピードが求められる世界が、これから開拓されていくんですかね。遠隔でも正確かつリアルタイムに物を動かしたり操作したり。

「Google Fiber」がアメリカで拡大中。なぜGoogleがネットワーク網を整備するのか

[scshot url=”http://fiber.google.com/about/”]

Googleが光ファイバー網を拡大というニュースがありました。
The Google Perspective: Gigabit Internet in Local Governments

Googleは「Google Fiber」として、2年前からインターネット網の提供サービスを行っています。最初はカンザスシティで展開されており、Wikipediaによれば人口200万人ぐらいなので、「いち地方都市」ぐらいの規模感になるそうです。
1GbpsのISP事業「Google Fiber」、ユタ州第3の都市へ~全米展開が本格化か -INTERNET Watch

で、最近そのエリアを拡大し始めたので、Googleが本格的に光ファイバー網を広げていくんじゃないのか?と噂されています。

 

冒頭に紹介した記事で、なぜGoogleが光ファイバー網を整備するかの理由が書いてあるわけですが、簡単に言ってしまえば、インターネットのサービス提供には、ネット網というインフラの制限が最終的には問題になるためです。

インターネット黎明期にソフトバンクがYahoo!BBでブロードバンドを広げた結果、インターネット企業の台頭が広がったように、ネットワークインフラがインターネット上のサービスを向上させることになります。

ちなみに、Google Fiberは上下1Gbpsらしいのですが、1Gbpsってどれぐらい速いのか?というと、Wikipediaによると光ファイバー網の主流は100Mbpsとのことなので、100倍ぐらいは速いことになります。
FTTH – Wikipedia

 

これで思い出すのは、数年前に流行った「光の道」構想です。僕の浅はかな理解では、当時の総務大臣から「光の道」構想が提示され、ソフトバンクが賛同を示して宣伝していましたが、日本のIT戦略の課題はインフラではなく利活用、というアンチテーゼが登場して空転してしまった感じです。

Google Fiberも何か目立った結果を出しているわけではなく、先にインフラを整備することで、ギガビットに対応した新しいサービスを生み出せる土壌を整えたってところですかね。卵が先か、鶏が先か、ではないですが、日本でも数年後にはまたネットワークのスペック向上が議論になる気がしました。

古いiMacを快適に使い続けるためのメモリ解放アプリ

iMacを使っていますが、型番はMid2007で既に5年以上は経過しています。やはりコンピュータの類は時間が経つとどんどん性能が落ちたりするものですが、いろいろ駆使して未だ現役です。

というわけで、古いiMacでも快適に使い続けるためのアプリについて書こうかと。

 

前提:メモリ増設済み

アプリの前に、iMacのメモリは増設済みなことが前提にあります。
iMac(Mid 2007)のメモリを増設したよ | Synapse Diary

最初は1GBでスタートしたけど、途中で結構遅くなってしまったので、最大である4GBまで増設しました。多分、そもそも増設していないと、今は耐えられてなかったと思います。

 

メモリ解放アプリは「MemoryMagic」一択

メモリ解放は重要です。いろいろ使っていると、メモリ量が枯渇して遅くなったりフリーズしてしまったりするので。いくつかメモリ解放アプリを使ってきましたが、このMemoryMagicが現時点で最強です。
Mac“最強”のメモリ解放アプリは『Memory Magic』だ! しかも今だけ無料! : tidestar

Memory Magic 1.2(¥300)
カテゴリ: ユーティリティ, 辞書/辞典/その他
販売元: Vlad Alexa – Vlad Alexa(サイズ: 1 MB)
全てのバージョンの評価: (20件の評価)

その前はMemory ScopeやFreeMemoryを使っていたんですが、MemoryMagicを試してからは、完全にMemoryMagic一択になりました。他と比べて何が良いかといえば、メモリ解放時の挙動です。

Memory Scope 1.04(¥300)
カテゴリ: ユーティリティ, 仕事効率化
販売元: Bloop – giovanni simonicca(サイズ: 0.9 MB)
全てのバージョンの評価: (125件の評価)

FreeMemory Pro 1.8.1(¥200)
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
販売元: Rocky Sand Studio Ltd. – Rocky Sand Studio Ltd.(サイズ: 2.3 MB)
全てのバージョンの評価: (602件の評価)

Memory ScopeやFreeMemoryは、メモリの残量が結構少なくなってから解放するので、メモリ解放するときに毎回一定時間フリーズしてました。これは結構ストレスだったんですよね。なにせ古いiMacなので、メモリ解放の頻度も結構多いし。。。

でもMemory Magicは余裕があっても定期的にメモリ解放を行ってくれるので、フリーズなども起こらず、使いながら常にメモリに余裕を持ってくれる素晴らしいアプリです。

過去に無料セールだったときにダウンロードしたんですが、再度インストールするなら有料だとしても買うと思います。

Office for MacでWordのセクションを削除する

久々にWordの操作でよくわからずに戸惑ってしまった。セクションを追加して編集してたんだけど、途中で追加したセクションを削除したかったのだけれど、方法がわからず時間がかかってしまった。

操作方法は、以下の画面の通り。最初は環境設定の「表示」メニュー。

section1

 

ここで「編集記号の表示」で「すべて」にチェックを入れる。

section2

 

これでWordファイル上にセクションも表示されるようになるので、該当箇所で削除ボタンで削除できるようになります。

 

 

MSのOfficeというのは不思議なもので、まずビジネスの現場では恐ろしいほど普及しています。なかなかちゃんとした統計が少ないのが難点だけど、MS Officeのシェアは9割ぐらいあると言われています。Office系のオープンソフトや代替ソフトも登場してきてはいるけれど、なかなかシェアは増えないのが現状です。

そして、そのスキルという点でいえば、結構千差万別というか定型化が難しい気がしてます。こういうWordのセクションの機能だって、知らない人も結構多いですし。こういうのを定型化しよう、となると「資格」という発想になるし、実際MS Officeの資格はありますけどね。

ただ、個人的にはこれを持っているとどの程度できるか、というのは評価が難しいんじゃないでしょうか。そして、こういうスキルというのは現場で役だってなんぼなので、やりながら知識とスキルを貯めこんでいった印象が強い。やはり必要にかられないとやらない、というか。

 

というわけで、Office for Macの情報がもっとネット上に増えるといいなーと思う今日この頃です。

個人的な読書の仕方まとめ

今日は、自分の読書環境について整理しておこうと思います。

読書ツール

まずは読書する際のツールから。

Kindle Paperwhite

Kindleが変える読書生活が楽しい」で書いた通り、Kindleは非常に優れた読書ツールで、試しに買った後はガラリと読書の仕方が変わってしまいました。目が疲れなくて、紙で読んでいるような感覚があるし、持ち運びも断然便利。

あとは、Instapaperから未読記事を配信したり、PDFファイルをKindleにパーソナルドキュメントとして送って読んだりしています。
Kindleが一層便利になる。InstapaperからKindleに未読記事を送る | Synapse Diary

 

Kindle(iPhone)

移動などのちょっとした隙間時間で読むときは、iPhoneのKindleで読んでます。Papaerwhiteとも同期してくれるし、ちょっとずつでも読める時間ができる、というのは自分にとっては画期的で、読書時間がすごい増えました。

ただ、細切れで読むので、しっかり読まないと理解できなさそうな本は、あまりiPhoneで読まないようにしてます。

 

紙媒体

Kindleを使うようになってからは、正直紙で読むことが減りました。ただ、まだKindle化されている本は少ないし、専門書など読み応えがあるものや、索引として使うものは、やはり紙の方が読みやすいのは間違いないと思います。紙の本は、鞄に最低1冊は入れて、持ち歩いている感じです。

紙媒体では、ココフセンを使ってます。サイズはS。本に常に貼り付けておけるし、小さく貼れるので邪魔にならない感じが気に入って、しばらくずっと使っています。

ちなみに、しおりやブックカバーは使わない派です。特にしおりは以前は使っていたけど、ここ数年は使ってないです。内容を覚えていれば、どこから再度読み始めれば良いかはわかるはずだ、ということを知り、しおりは使わなくなりました。

 

オーディオブック

以前はFeBeなどでオーディオブックを聴いてました。ただ、個人的にはあまり頭に入らないのと、Podcastなど無料で充実した音声があるので、いつの間にかオーディオブックは使わなくなった感じです。

また、最近はこういう音声関連の技術が進歩していて、いろんなアプリが登場してきるので、オーディオブックとかPodcastなどの界隈が新しいサービス形態が生み出されるなどして、盛り上がってくるかもしれません。

 

読書ノート

読書ノートというより、このブログがそれに該当します。学生の頃からビジネス書を読み始めて、あまり頭に入らず勿体無く感じたので、アウトプットをすることで理解が深まればと思って始めました。

ちなみに、Kindleを使い始めてから、ブログで読書ノートを書くスピードも向上した気がします。Kindleでは、Webサイト上から自分がハイライトした部分などがまとめて見れるので。
Amazon Kindle: Welcome

ここで自分が最近読んだ本のハイライト箇所を探して、それを引用しつつ考えたことを纏めていく作業は、非常に自分の知識や思考が深まる感じがして、気持ち良いです。

 

本の買い方・読み方

本の買い方とか読み方も書いておこうかと。

Amazonのほしい物リストからはじまる

本は基本、Amazonから始まることが多いです。なにせ、Amazonのほしい物リストにたくさん登録されているので。というわけで、日頃から気になった本があれば、どんどんほしい物リストに登録するようにしてます。ここで金額を見たり、今の気分でピンとくるのを選んで買う感じです。

 

今読みたい本を買う

昔、「大人のスピード勉強法」という本を読んだときに、自分が今関心が高い本を読むのが、もっとも効率が良い、ということが書いてあって、「ああ、本当その通りだな」と思って以来、できるだけその時々で興味がある本を選ぶようにしてます。

なので、Amazonのほしい物リストも少し時間が経ってしまうと、「ああ、もう読みたいとは思わないな」となる本が多く、一方で昔登録した本に対する熱が復活して急に買ってしまうこともしばしばあります。

 

本を読まなくなるとき

やっぱり読み進めて、何か自分の期待と違うときはあっさり読むのをやめてしまう場合があります。これは、自分に違和感を持ったまま読むのが時間としてもったいない、という考えがあるので。また、本にも少しエネルギーを要する難しめな本と気楽に読める本とがあって、疲れた場合は気楽に読める本を読むようにしてます。

 

ざっくり書いていったけど、こんなもんかな。良い読書ライフを。

「アスキークラウド」を読んでクラウドビジネスのトレンドを把握する

ふと本屋に立ち寄ったときに、内容に興味が湧いて衝動買いした雑誌。クラウドビジネスを軸にした特集・時事ネタをまとめていて、クラウド系は技術寄りだったり、広くビジネスの中で取り上げられることはあったけど、クラウドとビジネスを直接結びつけた雑誌は新しいんじゃないでしょうか。

詳細なぜひ公式サイトから目次を確認して欲しいのだけれど、これの何が素晴らしいかといえば、IT周りの技術とビジネスのトレンドがわかること。
ASCII.jp:アスキークラウド 最新号(4月24日発売)

 

クラウド系のサービスというのは普及のスピードとインパクトが大きいので、今後何が起こるのか想像するっていうのは非常に重要だと思います。

例えば、「アップル陰り始めたアップル神話に最強のプロダクト集団が打つ次なる一手アップル銀行誕生のシナリオ」で書かれているのは、アップルが次にNFCを軸にした電子決裁サービスを狙っているという話で、GoogleもWalletを展開しており、ここの辺りが普及してくるんじゃないかと想像されます。

あるいは、Amazonの影響を受けたコンビニや家電などの小売業の今後とか。これまでは何となく勝てていた小売業は、明確にAmazonなどのネット小売と差別化する必要が出てきていて、工夫が生まれてきています。もう戦いを避けることはできない状況なんでしょう。

また、LINEなどSNSの普及と、マーケティングとの関係とか。このあたりは本当隆盛衰退が激しく、マーケティング戦略も発展しては見直され、新しい手法やツールが登場しています。今は、複数のSNSも含めたチャネルを統合して、シームレスな顧客体験を提供することがトレンドだと言われています。

 

今回買ったのは準備号という位置づけらしく、7月から月刊化されるそうで。余り深い内容というよりは、トレンドをキャッチするという点で良い情報源になるでしょう。

Kindleが一層便利になる。InstapaperからKindleに未読記事を送る

Instapaperから未読記事をKindleへ自動で送る機能があったことを、つい最近知りました。

未読記事をまとめてKindleに送ってくれるので、空いた時間に集中して読むことができる。Kindleは読むのに目が疲れないし、集中できる時間を作りやすいので、Instapaperの未読記事も集中して読むことができるようになりました。

 

Instapaperの未読記事をKindleへ送る設定方法

やり方は、この記事に詳しく書いてあるので、それを読めば十分です。基本的には、InstapaperでKindleへの送信アドレスを登録すればOKな感じです。

Kindle Paperwhite に Instapaper の未読記事を自動配信する

配信の頻度(日/週)や、配信条件(未読記事が○個あったら配信)などを設定することができます。配信形式は雑誌のように、「○号」として未読記事が纏められた形になっており、連続して読めます。

 

「あとで読む」サービスの競争と今後

「あとで読む」系サービスとしては、恐らくPocketとInstapaperの二強な感じ。最初はInstapaperがリードしていたけれど、Pocket(旧Read It Later)が開発体制を強化してリニューアルしてからは、一気にPocketが巻き返した印象があります。

僕の中でも、この2つの利用頻度はコロコロ変わっています。最初はInstapaperを使っていたけど、Pocketは記事中にあるグラフなどを取り込めるという点にメリットを感じてPocketにスイッチしました。(Instapaperはシンプルに文章を「あとで読む」形にするときに、グラフや表なども削られてしまっていたから。)

しかし、今回InstapaperにKindleへの送信機能があるのを知ったので、またInstapaperを使うようになった次第です。こういう「あとで読む」系サービスのスイッチングコストが低いことは、使っているとよくわかります。操作は複雑ではないし、未読記事を消化してしまえば、また同じサービスを使い続ける理由はなくなるので。

 

気になるのは、こういうサービスのマネタイズ。Instapaperは早くからiPhoneアプリなどを有料化していて、その点ではマネタイズに入っています。Pocketはアプリも無料だし、Webサイト上でも広告が表示されていないので、今はマネタイズより利用者獲得に力を入れるフェーズになっているのかな。

以前この記事に書いたけど、こういうサービスは利用者が他のメジャーサービスなどに比べると少ないです。
Pocketなど「後で読む」系サービスはマーケティング的にどの程度有効なのか | Synapse Diary

そういう意味では、現状をみればアーリーアダプターの領域を超えていない気がしますね。今後キャズムを超えられるか、あるいは複合的なサービスに昇華させるか、といういろんな路線はある気がしますが。現状だけみれば、Instapaperのようにアプリ課金でマネタイズしていく方が、ボリュームとも合ってる気がします。

 

というわけで、Kindleの新しい活用方法が増えました。