Instapaperから未読記事をKindleへ自動で送る機能があったことを、つい最近知りました。
未読記事をまとめてKindleに送ってくれるので、空いた時間に集中して読むことができる。Kindleは読むのに目が疲れないし、集中できる時間を作りやすいので、Instapaperの未読記事も集中して読むことができるようになりました。
Instapaperの未読記事をKindleへ送る設定方法
やり方は、この記事に詳しく書いてあるので、それを読めば十分です。基本的には、InstapaperでKindleへの送信アドレスを登録すればOKな感じです。
Kindle Paperwhite に Instapaper の未読記事を自動配信する
配信の頻度(日/週)や、配信条件(未読記事が○個あったら配信)などを設定することができます。配信形式は雑誌のように、「○号」として未読記事が纏められた形になっており、連続して読めます。
「あとで読む」サービスの競争と今後
「あとで読む」系サービスとしては、恐らくPocketとInstapaperの二強な感じ。最初はInstapaperがリードしていたけれど、Pocket(旧Read It Later)が開発体制を強化してリニューアルしてからは、一気にPocketが巻き返した印象があります。
僕の中でも、この2つの利用頻度はコロコロ変わっています。最初はInstapaperを使っていたけど、Pocketは記事中にあるグラフなどを取り込めるという点にメリットを感じてPocketにスイッチしました。(Instapaperはシンプルに文章を「あとで読む」形にするときに、グラフや表なども削られてしまっていたから。)
しかし、今回InstapaperにKindleへの送信機能があるのを知ったので、またInstapaperを使うようになった次第です。こういう「あとで読む」系サービスのスイッチングコストが低いことは、使っているとよくわかります。操作は複雑ではないし、未読記事を消化してしまえば、また同じサービスを使い続ける理由はなくなるので。
気になるのは、こういうサービスのマネタイズ。Instapaperは早くからiPhoneアプリなどを有料化していて、その点ではマネタイズに入っています。Pocketはアプリも無料だし、Webサイト上でも広告が表示されていないので、今はマネタイズより利用者獲得に力を入れるフェーズになっているのかな。
以前この記事に書いたけど、こういうサービスは利用者が他のメジャーサービスなどに比べると少ないです。
Pocketなど「後で読む」系サービスはマーケティング的にどの程度有効なのか | Synapse Diary
そういう意味では、現状をみればアーリーアダプターの領域を超えていない気がしますね。今後キャズムを超えられるか、あるいは複合的なサービスに昇華させるか、といういろんな路線はある気がしますが。現状だけみれば、Instapaperのようにアプリ課金でマネタイズしていく方が、ボリュームとも合ってる気がします。
というわけで、Kindleの新しい活用方法が増えました。