「批判をするなら対案を出せ」の本当の意味

さて今日は、最近書いていなかった組織論の話です。

簡単に言うと、「批判をするなら対案を出せ」というのが、どういう意味があるのかということを考えてみたいと思うのです。このあたりをうまく考えられていない事例がたくさんあったので、自分の考えをまとめておこうと思った次第です。

 

「批判をするなら対案を出せ」は正しいのか

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これを書こうと思ったのは、選挙もちょっと関係があるのですが、「あの政策はダメ」「この数字は現実的ではない」という批判が飛び交いますよね。それって、どうなんでしょうって思うことが多いのです。僕には。

で、僕の中でまず前提にあるのはこれです。

  • 批判だけして良いのは、対等な関係にない人だけ
  • 対等に問題を共有する人は、対案を出して抱えている問題の解決にコミットしなければいけない

組織でいえば、部下は批判だけしても良い場面があると思っています。対等ではないですし、経験が不足している場合もあるでしょう。もちろん対案出してもらう方がとっても良いのですが。

一方で、同じぐらいの責任を負っている人同士の議論であれば、批判だけではダメです。対案を出して、「自分ならこうする」というものがないと、問題の解消に至らないからです。

 

批判だけする人は、自分の責任を理解できていない

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批判だけする人に対しては、僕はそう解釈します。だから、組織に批判だけする人がいた場合、「ああ、この人は組織が抱えている問題を解消しよう、という責任を理解できてないんだな」と思ってみています。

だから、結局「自分の責任はどこにあるのか」を理解できていることが重要になるんですよね。

参考:仕事を円滑に進めるために「責任範囲」を理解する

自分の保身を考える人は責任範囲を小さくしがちですし、いろいろ言いたい人は他人の責任範囲にも口を出します。だから、組織がこじれることがあるわけですが。それぞれが適切に責任範囲を理解し、コミュニケーションができていれば、仕事もスムーズに進むんじゃないでしょうか。

 

こないだ知人と、「失敗を部下のせいにして、保身する人がいるが、それは自分の責任を理解していないからだ」という話になりました。管理責任というのは時に曖昧になって、都合良く解釈される場合もあります。普段から意識しましょう。

あと、「対案を出せ」っていうのも人を選んで言った方が良いですよ。

 

 

全然話が変わり、最近「プラマン」というプラスチック製万年筆を買いました。太字気味なのはちょっと気になりますが、書き味はちょっと癖になりそうです。書きやすいサインペンと考えれば、良いかもなと思いました。昔からある人気商品みたいですね。

「マネーボール」はこれからデータ分析を導入したい企業必見の映画

野球を統計学で捉えることで、少ない投資でチームに勝利を導く。そんな実話を描いた映画「マネーボール」を見ました。

いやー面白かったですね。ブラッドピットの演技も良かったです。ひとつのエンターテイメントとして楽しめました。

 

「マネーボール」はデータ分析による弱者の戦略

映画「マネーボール」では、あまりデータ分析の内容は深くは踏み込まれていませんが、野球に勝つために必要な要素を抽出し、その確率を高めるための選手をデータから導き出すものです。詳しくは、Wikipediaに書いてあります。

マネー・ボール – Wikiwand

資金が乏しいチームが勝つために、他の資金が豊富なチームが見ない要素をデータから抽出し、勝ち点をもたらす選手を安く獲得できることを狙った「弱者の理論」でした。その理論を実行し、チームをつくっていったのがGMのビリー・ビーンです。この映画では、ブラッドピットが演じています。

 

データ分析の結果をどこまで信じるか

ビリー・ビーンは、データを重視することで、他チームが目をつけていない=年棒が安く獲得しやすい選手を獲得しようとします。しかし、そこでチームにいるベテランスカウトと対立が起こるのです。

  • あいつは守備が下手だ
  • 日常の生活が荒れている
  • 年を取りすぎている

などなど。ここでは、「データは一面しか見えず、ベテランのスカウトは総合的に人を判断できる」という見方と、「人の観点は時に論理的でなく、過大評価・過小評価を招くことがある」という対立が生じています。

この対立が描かれているところに、「マネーボール」の面白さがあるなと思いました。どの組織でも、こういう対立が起こりそうな気がしたのです。

 

ダニエル・カーネマンは「ファスト&スロー」で、人には直感的に素早く情報を処理する「システム1」と、論理的に思考して理解する「システム2」の2系統があると説明しています。初めての人と会って、見た目でいろいろ判断するのがシステム1、計算などを行うことで、システム1よりはゆっくりと物事を理解するのがシステム2です。

参考:心理と行動の関係が理解できる「ファスト&スロー」

つまり、人は少ない情報から様々な特徴やパターンを抽出し、判断することができます。自分が得た経験に裏付いた直感みたいなものは、コンピュータで真似するのは結構難しいのも事実です(システム1)。一方で、データを分析し、その分析結果を論理的に理解するのは、時に直感に反する場合があります。それがシステム2です。どちらも完璧ではなく、良い点・悪い点があり、それぞれを補完するのが望ましいのだろうと思います。

データ分析を組織に導入する、というのは、従来のやり方を変え、当たり前と信じられていたことを否定することもあるでしょう。この映画は、そういう点が描かれており、非常に参考になります。

 

データ分析を活用するために組織に必要な人材とは

当たり前の話ですが、データ分析をどう活用するかは人次第になります。「マネーボール」では、主人公であるビリーがデータ分析の価値を認めたからこそ、実行に移されました。しかし、実行に移しても内部でスカウト、監督、選手からの反発があります。「そのデータだけで方針を決めるのか」と。

それでも、価値を信じて説得し、チームを形成していきます。それを遂行するGMであるブラッドピットは、まさにチームマネジメントであり、変革をもたらすリーダーでした。結局、人がそれに価値を認めないと、価値は価値ではなくなるのだな、と思いながらみていました。

 

また、野球以外にも様々なスポーツでデータ分析が導入されてきています。サッカーにもデータ分析の波がきており、最近だと元日本代表監督の岡田さんがデータ分析をこれから一層活用する、と言っていました。

岡田武史氏と考えるスポーツ・イノベーション(前編) – NewsPicks

データ分析はどんどん進化しており、データを可視化して傾向を出す、というだけでなく、様々な特徴や規則性などを自ら導き出すこともできるようになっています。それらをビジネスで活用し、結果につなげていくための人が必要になります。具体的には、データ分析の価値を認め、ビジネスに取り入れる決断をできるリーダーと、ビジネスとデータ分析の両方を理解し、データとビジネスの関係を繋げられるアナリストです。「マネーボール」でも、この両方が出てきます。(どうやら、アナリストの方は体型などのイメージが原作の人物と違うらしく、名前が変わっているようですが。)

そういう意味でも、どういう人材がいればデータ分析を使ってビジネスにインパクトを与えられるのか、組織の形成という点でも役にたつ事例だと思います。

 

それ以外でも、人間ドラマとしても良い映画でした。年末のお楽しみにぜひどうぞ。

「高学歴大工集団」をつくる平成建設のビジネスモデル

建設業界は未だに3Kというイメージがあり、若い人材が業界に入ってこないと言われています。しかし、テレ東でやってる「ガイアの夜明け」に出ていた「平成建設」は、東大などの高学歴な人たちがこぞって「大工になりたい!」と就職してくる会社だそうです。

そのテレビを見ていて、俄然興味がわいたので、創業者であり社長である著書の「高学歴大工集団」を読みました。

 

平成建設の特徴

いろいろ面白い特徴があるのですが、簡単にいえば、全てが建設業界のセオリーの逆をいく「カウンター・カルチャー」的な存在です。

  • 大工は外注せずに内製化
  • 大工は専門工事で分けるのではなく多能工化
  • 大卒以上の高学歴新卒者を積極的に採用

これらを実現するための、様々な考え方や施策が本の中には書かれていました。

 

内製化のメリット

大工を内製化する、ということは、下請け業者に出さず、全て自社で行ってしまいます。それは、顧客との距離が近くなることになるので、利益幅が大きくなるという財務上のメリットもありますし、内部のスムーズな連携やOJT等を含めた教育によって、高い品質と作業効率の両方を実現することができるようになります。

良いことずくめのように思えますが、今の建設業界の構造を考えると、不思議に思えてきます。

 

内製化が良いのか、アウトソーシングが良いのか

内製化が良いのか、アウトソーシングが良いのかというのは結構いろんなポイントで議論になったりします。経済学では、これを取引コストで捉えます。コースの定理として有名ですね。

元請け企業からすれば、いつでも安く市場(外部)から調達できる状態であれば、内製化する理由がなくなります。しかし、市場から調達するより内部で育成なり製造した方が安くなるのであれば、内製化した方が得だということになるわけです。

つまり、「外部との取引コスト>内製化のコスト」であれば、アウトソーシングする方が得ということになります。逆であれば、内製化した方が良いということになるわけです。

これまでの建設業界は、元請け企業から多重な下請け構造を作り、アウトソーシングし合うことで仕事をこなしてきました。平成建設という存在は、それとは違う方向に進んでいるというわけです。

建設業の下請け比率というのが統計にあります。それをグラフでみてみましょう。

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(参考:国土交通省「建設工事施工統計調査報告(平成23年度実績)」)

これをみると、右肩上がりで上昇してきた下請け比率が、完成工事高の下落とともに横ばいに変化しました。このような状況で成長していくためには、自分が元請けになるか、下請けの中でもパイを増やすしかありません。いずれにしても、競争力を高めないと厳しくなってきました。

 

内製化するにあたって困難なポイント

「内製化が有利なら、そうすればいいじゃない?」と思うかもしれませんが、そうは簡単にはいきません。いくつか理由を挙げます。

 

多様な業務領域をカバーする必要がある

例えば家一軒建てるにあたって、カバーしなければいけない領域は多岐に渡ります。建設業の許可業種は28に分かれていることからも、多くをカバーしなければならないことがわかります。

建設業許可の28業種とは?

またそれ以外に、デザイナーや現場監督なども必要になります。これらを考えると、専門性を高めながら、業務領域も拡大しなければいけません。人間が産業を発展させてきたのは、分業を実現することで、それぞれが作業効率を高めたからこそです。そういう前提を考えても、内製化が必要だからやろう、というのは勇気がいることです。

 

労働集約的であり繁忙/閑散を調整しづらい

建設というのは一時的なプロジェクトであり、人材が欲しいときにはとても必要になりますが、仕事がないときはやることがありません。

多能工化することによって、それをカバーしているわけです。生産性も上がりますしね。

製造業でいう、ライン生産とセル生産の関係と同じです。

一方で、セル生産方式を実現するためには、一人あたりの作業範囲が広くなるため、作業者が高いスキルレベルを有した多能工になる必要があります。作業者への教育時間がかかるため、作業者が頻繁に入れ替わるような流動性の高い環境には適しません。

セル生産方式の特徴とメリット・デメリットの相談詳細(回答) « よくある経営・法律相談 « 経営に役立つ情報 « 産創館あきないえーど

ここで書かれている通り、多能工化するためには有能な作業者が不可欠になるので、高学歴な学生を採用することに合理性があるわけです。

 

人を育てるということには時間がかかります。外部から調達しやすい状況があり、かつ仕事の繁忙/閑散に波がある状況で、育成して内製化するということは、とても時間がかかることです。こうやって見ると、平成建設はとても困難な道を選択し、そして高い経営手腕で成長されてきたんだと思います。

本書では、社長の営業力が高いことがうかがえる記載が随所にあります。こういう点も、内製化を支える重要なファクターとして働いてきたと推察します。

また、ローコスト住宅の普及に伴う質の低下に対する懸念や、若手人材不足のこれからを考えると、内製化によるサービス品質の向上は、時代の追い風かもしれません。

 

岐阜県の建設産業

随分前にはなってしまいますが、平成20年における岐阜県の建設業に関する分析資料がありました。

www.pref.gifu.lg.jp/kensei-unei/seisaku-plan/choki-koso/kenkyukai/shoraikoso-kenkyukai.data/200226-2.pdf

これを読むと、その当時から20代の就業者が少なく、新たな担い手をどうやって作っていくかが課題に挙げられています。これから少子化に伴う人出不足は深刻になってきます。今後どうなるんでしょう。

 

以上です。

こう書いてみると、平成建設のアプローチは合理的にみえる一方で、とても参入障壁が高いビジネスモデルといえます。この状況で経営を行うのはとても難易度が高いんじゃないでしょうか。

人材不足に悩まされる建設業にとって、注目される理由がよくわかります。

ネットレンタルサービスの競争状況を調べてみた

ツタヤやゲオなどのレンタル事業ネタは前回で終わりにするつもりでしたが、結構面白かったので違うネタでもう一本書いておきます。ちなみに前回の記事はこちら。

CDレンタルショップが激減している今、ツタヤやゲオはどうしてるの?

ネットレンタルサービスの競争環境について

調べたのは、ネットレンタルについてです。SimilarWebで調べました。主要なものをまとめたのは以下の通りです。

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月間訪問者数に違いが出ています。このあたりから、なんとなく力関係がわかりそうですね。

また、それ以外のサイト滞在時間や直帰率などの数値は結構似通っています。サービスがレンタル事業として同じなので、ユーザーの回遊などの傾向が似通っているんじゃないかと推測します。

ツタヤとゲオのネットユーザーの違い

もひとつ。ツタヤとゲオでネットトラフィックの流入ルートが結構違うのが面白かったのです。

こちらがツタヤ。

こちらがゲオ。

違いは明確で、ツタヤはダイレクトやリンクからの流入が多くて、ゲオは検索からの流入が多くなってます。

ネットではブランドを強化する必要がある

ここからは完全に推測ですが、ツタヤはダイレクトやリンクからの流入なので、ブックマークなどで登録しているユーザーが多かったり、決まったサービスから流入してきているんじゃないかと。

一方で、ゲオは検索からの流入が多くなっていて、決まったユーザーというよりは流動的なユーザーが利用していたり、ITリテラシーがやや高めのユーザーが利用している可能性が考えられます。

ここから考えられるのは、ツタヤの方がブランド認知が高く、よりマスまでリーチできている可能性が高いということです。前回の記事でも、ツタヤはブランドを強化しているということを書きましたが、ここからも「TSUTAYA」というブランドを強化し、認知度を高めていくことで、より一層マスマーケットを攻略していくのかもしれません。

ネットに限らず、何かのサービスを利用したいと思ったときに一番最初に思い浮かぶブランドになると強いと言われています。「ネットで本を買う=Amazon!」みたいな。「気軽にニュースを読む=Yahoo!」とか。そういう状況を考えるときに、TSUTAYAブランドを強化するというのは、様々なサービスを統合し展開していく上で重要な方向性だと思います。

CDレンタルショップが激減している今、ツタヤやゲオはどうしてるの?

昨日、CDレンタル店舗が縮小してる中で、新しい音楽の楽しみ方があるよって記事を書きました。

[kanren postid=”3735″]

実際のCDレンタル店舗数の減少は、以下の通りです。

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で、昔からCDレンタル大手といえばツタヤとゲオなわけですが、それらの企業が売上高どうなっているのか、とかどういう戦略で経営されているのか気になったので調べてみました。

CCC(ツタヤ)は上場廃止してツタヤブランドを拡大

ツタヤを運営するCCC(カルチャー・コンビニエンス・クラブ)は2011年に上場廃止しています。これは、いろいろ新しい取組を行う上で、上場していると長期的な視点での舵取りが難しいという理由だったんじゃないかと記憶しています。

で、今の売上高がどうなっているかというと、以下の今期売上が発表されていました。

2014年3月期の連結売上高は、195,914百万円だそうです。

会社概要|CCC カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社

これと、2004年から2010年の売上高と組み合わせたのが、以下のグラフです。

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2004年からの売上高は、こちらのサイトから引用しました。

カルチュア・コンビニエンス・クラブの業績/売上/事業のクチコミ【転職会議】

これを見ると、業績はピーク時からは減少しているものの、劇的な減少になっているとはいえないようです。

そして、ニュースリリースには、書籍・雑誌の販売額が伸びていて、年間売上高でDVDレンタルを上回ったという記事がありました。

国内最大の書店チェーン「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が、全国に展開する「TSUTAYA」「蔦屋書店」における2013年4月から2014年3月までの書籍・雑誌販売額が過去最高を更新する1,157億円(前年同期比104.3%)となりました。※販売額にネット通販分は含みません。

ニュースリリース|CCC カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社

また、最近ではスマホを販売したり、独自端末をリリースすることも発表されています。

TSUTAYASIMフリースマホを販売へケータイ Watch

TSUTAYAでスマホ販売「TSUTAYA mobile」来春スタート、オリジナル端末も来秋販売ケータイ Watch

顧客の入り口となる部分でスマートフォンを抑えることができれば、ツタヤサービスを利用する可能性は高くなります。いろいろ業態を試しているところでしょうか。

ツタヤは比較的立地が良い場所に出店しており、既存店舗を中心としてツタヤブランドを拡張し、いろんなサービスを築いていきたいようです。

ゲオはホールディングス会社を設けて、事業領域を拡大

かつてはゲオがレンタルによる低価格競争を繰り広げていましたが、いつの間にかホールディングスの会社ができていました。

TSUTAYAとゲオ泥沼競争の果てにビデオレンタル業界がヤバイ! | ビジネスジャーナル

そして、ゲオホールディングスは上場しているので、いろいろ経営状況を確認することができます。2014年3月期の決算説明資料を見ると、ゲオが置かれている現状がよくわかってきました。

まずは売上高の推移を見てみましょう。

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全体では向上していますが、近年は利益率が低下してますね。

そして、決算説明資料では、各事業別の粗利額は以下のようになっていました。

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(2014年3月期決算説明資料より www.geonet.co.jp/wp-content/uploads/2014/05/2681_20140509presentation4Q-2.pdf)

未だにレンタル事業は規模が大きいものの、頭打ちの感があります。一方で、リユース事業は伸びているようです(この数字だとあまり伸びてないように見えますけどね)。

セカンドストリートという中古品を扱う会社を合併し、この事業領域を拡大させていこうという戦略のようです。中期的にはこんな感じでポートフォリオが変化していくと予想しているようですよ。

geo-portfolio2
(2014年3月期決算説明資料より www.geonet.co.jp/wp-content/uploads/2014/05/2681_20140509presentation4Q-2.pdf)

こうみると、ゲオはツタヤよりも、ブックオフが競合になっている気がしますね。

以上になります。こうみると、やはり2社とも新しい事業モデルを展開しているところであり、レンタル事業が縮小していくのは時間の問題であることを織り込んでいますね。

追記:TSUTAYA(CCC)の最新業績について、記事にしました。

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iPhoneで実現する新しい音楽の楽しみ方

皆さんは、普段どうやって音楽を楽しんでますかね?

昔はラジオを録音したり、CD買ったりレンタルしたりしましたが、iTunesが登場し、オリコンがあまりヒットの実情を表さなくなってから、音楽との出会い方が変わりました。

今日は、最近僕がやってる音楽の楽しみ方を紹介しようと思います。

 

店で流れた素敵な曲をShazamで特定する

ふと入った店で、良いなと思う曲が流れてきました。これまでならそれで終わりですが、今は違います。Shazamがあるからです。

Shazam – 音楽検索 8.1.0(無料)
カテゴリ: ミュージック, エンターテインメント
販売元: Shazam Entertainment Ltd. – Shazam Entertainment Limited(サイズ: 36 MB)
全てのバージョンの評価: (11,906件の評価)
iPhone/iPadの両方に対応

気になった音楽が流れたら、すかさずiPhoneからShazamを起動します。音楽を聴き取って、マッチする音楽を教えてくれます。これが精度が良いんですよねー。

 

昔はテレビや音楽雑誌が音楽を知るメインの手段でしたが、最近はあまり音楽番組などを見なくなりました。さらに、CDショップなどもあまりなくなりましたからね。以下は、CDレンタルショップの店舗数の推移です。激減ですよ。

cd-rental

(参考:一般社団法人 日本レコード協会|各種情報

代わりに、常に持っているiPhoneを経由して、いろんな場所で流れる音楽と出会うことができるようになりました。

 

Bandcampでインディーズアーティストの音楽を購入する

Shazamで検索した音楽の多くは、iTunesで配信されているか、CDで売っています。しかし、時々メジャーなものじゃないものもあるんですね。そういうときは、Bandcampが頼りになります。

Bandcamp 1.7(無料)
カテゴリ: ミュージック
販売元: Bandcamp, Inc. – Bandcamp Inc(サイズ: 27 MB)
全てのバージョンの評価: (9件の評価)

以前、この音楽が気になって探していたんですが、iTunesにはありませんでした。

アルバムだったら売っていたので、Amazonなどで購入しても良かったんですが、とりあえず一曲だけ買うかなーと思ったのでBandcampでそのまま買いました。

Bandcampはインディーズバンドなど誰でも手軽に音楽を配信・販売できるサイトです。無料/有料だけでなく、無料でも無条件/メール登録が条件などで分けることもできますし、有料も料金はユーザー側で決められたり、最低料金はいくらみたいな柔軟な料金設定が可能です。

ユーザーサイドとしては、Paypalアカウントがあればすぐに決済できますし、持ってなくてもクレジットカードを登録して購入できるようです(最後までは未確認)。

 

日本ではあまり情報が少ないですが、こうやって音源を紹介しているサイトもあります。

doremimate blog: BandcampでDL出来るおすすめテクノ/ハウス他10選

あと、日本ではtofubeatsがBandcampの利用に積極的ですね。

Music | tofubeats bandcamp

モバイルアプリも良い感じで、SNS的要素を取り入れています。アーティストやリスナーをフォローして、おすすめ情報をタイムラインで受け取ることが可能になっています。これで、新しい音楽を発見できるわけです。

 

BluetoothスピーカーでiPhoneから直接音楽を流す

Wi-FiやBluetoothなど、無線による通信を利用するケースがいろんな場面で増えてきました。Bluetoothスピーカーがあれば、家でも出先でもすぐにiPhoneから音楽を流すことが可能になります。

気になっているのは、AmazonベーシックのBluetoothスピーカーです。5000円という安さですが、評判良いようですね。

また、半額でミニという手段もあります。持ち出すのが多い人はこちらの方が良いかも。

 

これまでは、音楽はどちらかというと個人で楽しむものになってきた気がしますが、改めてスピーカーを利用していろんな人と音楽を楽しむ環境をつくるのも良いなーと思ってます。

 

というわけで、iPhoneでここまで音楽を楽しむことができるんですよって記事でした。音楽市場はどんどん縮小していますし、2014年のシングル売り上げランキングがすごいことになっているようですが、音楽は生活を豊かにしてくれるものですし、いろんな楽しみ方を見つけていきたいな、と思ってます。

2014年のシングル売り上げ上位20位が酷い AKBとジャニーズで上位9割以上占める | ゴゴ通信(GoGo通信)

膨大にある無料の洋書から、自分のレベルに合ったものを見つける方法

世の中には、無料で公開されている洋書がたくさんあります。

Kindleにもありますし、

Amazon.co.jp ベストセラー: Kindle洋書 の中で最も人気のある商品です

Gutenbergのような、著作権フリーの本を集めたサイトもあります。

Free ebooks – Project Gutenberg

これらは一般読者からするととてもありがたいのですが、英語を勉強している人からすると、いろんな本から「自分の英語レベルに合ったものはどれか?」を探すのに苦労するのも事実です。

 

Gutenbergの中から自分のレベルの本を選べる「Readability Square」

Gutenbergの中から、自分のレベルに合った本を選ぶことができるサイトがあります。それが「Readability Square」です。

Readability Square / Readabilty Catalog of Project Gutenberg eBooks

最初に語彙に関する簡単なテストを行い、その結果に基づいておすすめの洋書をピックアップしてくれます。語彙やセンテンスの長さに加え、年代やページ数なども加味されているとのことです。

このサイトの説明は、SlideShareにあった資料が詳しいです。

 

だいたいどういう本が自分に合っているかを探すには良いんじゃないかと思います。

 

英語でもなんでもそうですが、「自分のレベルに合った教育を受ける」というのは、非常に重要です。そして、動画配信など様々なIT技術と組み合わさり、大量の教育コンテンツから個別で最適化が実現しやすい状況になっています。

今後も、こうやって自分に適した教育コンテンツを選べるサービスが登場してくるんじゃないでしょうかね。

 

洋書を読むならKindleがおすすめです。GutenbergでもKindleフォーマットが提供されており、簡単に取り込んで読むことができます。

Yosemiteにしたら動作が重くなったけど、3つ試したら改善した

MacのOXをYosemiteにしてから、iMac(Mid 2007)がすごい重くなってしまいました。「ああ、バージョンアップしなけりゃよかったかな。もう6年以上使っているし、そろそろ限界かな」と思って落ち込んでいましたが、いろいろ調べたら、また実用レベルまで戻ってきました。

ああ、安心。

いくつか試したことを書いておきます。バージョンアップというのは、新しいソフトを試す行為なのでこういうリスクがつきものですが、一方で古いバージョンを放置することは、セキュリティの面からもイケてません。個人的にはちゃんと最新化しておく派です。

 

Macをクリーンアップする

最初に調べて試したのは、やや基本的なところからでした。Yosemite特有というよりは、Macそのもののメンテンナンスやちょとした高速化に関わるものです。OnyXなどを使って、定期的にメンテナンスしている人にはあまり効果がないかもしれません。

以下の記事を参考に、一応試してみましたが、普段からOnyXでメンテナンスしてたこともあって、僕は改善しませんでした。

【OS X Yosemite】動作が重いMacに快適さを取り戻す方法 | gori.me(ゴリミー)
Mac(OS X Yosemite)の動作が遅い時に改善するかもしれない方法 | IT Strike
Yosemiteが重いなっと思った時にすること9つ。Yosemiteを高速化だ!

 

Dropboxが悪さしてるんじゃないか

次にDropboxが悪さしてるんじゃないか、という情報があったので、調べてみました。

【OSX Yosemite】動作が重くなり頻発するフリーズ!原因はDropBoxのgarcon.appexだった! | 楽しくiPhoneライフ!SBAPP

なにやらよくわかりませんが、確かに上記記事の通り、僕のDropboxのgarcon.appexでエラーログがありました。まあ、必要なときはWebからアクセスしてもそれほど困らないか、と思い、アンインストールすると、やや改善した気がしました。

アンインストールした後、Dropboxが以下のメールがきました。

Apple の新しい OS X Yosemite と Dropbox を併用する際に発生している問題についてお知らせいたします。この問題を解決するには OS X Yosemite のソフトウェア アップデート(最新バージョン)をインストールしてください。

OS X Yosemite ではファイルを開く、名前を付けて保存する、またはファイルを保存する際に一部のプログラムがクラッシュする問題が発生しています。このクラッシュ問題は稀ではありますが、Dropbox を含む他のアプリケーションが Yosemite の公式 Finder 統合を使用した場合に、この問題が見られています。また、プログラムがこの統合によりクラッシュした場合に、未保存のファイル変更が記録されないことも報告されています。

どうやらApple側が原因で、不具合が発生していたようです。アンインストールしてからは再度インストールはしていないので、これが動作が遅くなった原因であったかは直接わかりません。

 

Chromeが悪さしてるんじゃないか

Yosemiteにした当初から、アクティビティモニターに、「Google Chrome Helper(応答なし)」というタスクが大量に発生していることが問題になっていました。

YosemiteでGoogle Chromeが重くなったのでやってみた2つの対応
YosemiteでGoogle Chromeを使ってると重くなる問題 | keisuke.tsukayoshi

ただ、これはアクティビティモニターへの表示上の問題だけであって、パフォーマンスには影響していない、という話もありました。

【OS X Yosemite】「Google Chrome Helper(応答なし)」は表示上の不具合!パフォーマンスには影響なし | gori.me(ゴリミー)

もう、何がなんだか、、、という感じです。

そして先日、Chromeの最新版が提供され、これによって「Google Chrome Helper(応答なし)」が発生しなくなりました。

「Google Chrome 39」安定版リリース、Mac版が64bitネイティブ化 -INTERNET Watch

僕の場合、既存のChromeから直接バージョン39にはバージョンアップされなかったので、再度ChromeのページからMacの最新版をインストールしたら、問題なく最新版がインストールされて、不具合が解消されたことを確認できました。

 

ひとまずここまでで、最低限耐えられるぐらいの動作になってきてます。あまりMacでメモリ喰う作業もしないので、なんとかしばらくは乗りきれるかな、とは思っていますが。

でもさすがにデスクトップPCで6年以上は寿命かなーと思うので、買い替えも検討しなければいけないかな。。。。次もiMacにするとなると、結構お高い。安くて快適に使える方法はないものか。

 

あとは、定期的にクリーンアップのメンテナンスをしましょうね。

ナレッジマネジメントを加速させる「場」のつくり方

最近、オックスフォード大学から「あと10年で消える職業」というのが発表され、注目を集めていました。

オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」702業種を徹底調査してわかった  | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]

コンピューターの進展によって、これまで人間が担っていた作業が機械に代わられてしまうというのが主旨になっています。そういう中で、人間はアイデアを創造し、付加価値を付けて仕事をしていかなければいけません。そして、そのために情報を素早く共有し、創造的なアイデアを事業に転換していくための組織はどう作るべきか、というのは新しい組織の課題になっています。

そんな中で、「知識経営のすすめ」という本の中で、ナレッジマネジメントの代表的なSECIモデルに従って、組織に知識を浸透させていくための「場」をつくる具体的な内容が書かれていました。

SECIモデルは、こんな感じです。

SECI

この各フェーズに応じた「場」の特徴を、ひとつずつ紹介していこうと思います。

 

「共同化」の場

「共同化」とは、誰かの暗黙知が別の誰かの暗黙知として伝達されることを指します。そのためには、明確な形ではなく、いろんな会話や情報の触れ方から、様々な情報を受け取れるような「場」が必要になります。

「知識経営のすすめ」では、以下の通り書かれています。

創発場顧客との接触の場、あるいは社内でのトップの歩き回り、休憩室や喫煙室での雑談、あるいは、アフターファイブのパーティなどが、そうした機能を果たす場合もあるでしょう。それは経験、思いなどの暗黙知を共有する場です。

昔から、「タバコ部屋で仕事は決まる」と言われることがあり、僕はタバコを吸いませんが、一時期真剣にいろんな人と雑談することを理由にスモーカーになろうか考えていました。それぐらい、雑談から生み出される意見交換、アイデアの創出は重要なわけです。

また、ヒューレット・パッカードは、経営者の歩き回りなどオープンなコミュニケーションを生み出す企業文化を作り出しました。これは、「MBWA(マネジメント・バイ・ウォーキング・アラウンド)」と呼ばれています。

参考:日本HP HPの歩み-1940年代

知識の共同化を促進するためには、このようなフラットで気軽なコミュニケーションを実現するための「場」を作ることが求められます。

 

「表出化」の場

「表出化」とは、暗黙知から形式知へ転換するフェーズです。そのためには、各自が持っている暗黙知が柔軟な形で発想され、表現される場が重要になります。

「知識経営のすすめ」では、以下の通り書かれています。

対話場積極的なプロジェクト・チームの「場」です。概念創造の場です。各自が暗黙知を対話をつうじて言語化・概念化していくための場です。また、対話場には、きちんとしたミッションがなければなりません。ここでいう対話は、お喋り、あるいは逆に、理詰めのディベートではなく、建設的対話、ディスカッションです。

ここで重要なのは、言語化・概念化です。それこそが機械ではなく人間ならではの強みです。そのためには、アイデアを生み出しやすい環境を作り出すのが有効です。雑談ではなく、でもかしこまった会議でもない。その中間のような、フラットに意見を出し合える場です。

ブレインストーミング、ワールドカフェなど、生産的かつ創造的にアイデアを生み出せる会議方法があります。

 

「連結化」の場

「連結化」は、形式知が整理され、組み合わされるフェーズです。そのためには、各自が持っている形式知を集約できる場が必要になります。

「知識経営のすすめ」では、以下の通り書かれています。

典型的にはサイバー・スペース、ヴァーチャル・スペース(仮想空間)上の場、たとえばイントラネットやグループウェアですが、そこで形式知を相互に移転、共有、編集、構築する機能が重要なエッセンスになります。

具体的に、ICTを使うことが指されています。確かにイントラネットやグループウェアなど、ICT技術や形式知となった情報を整理、蓄積しているのに向いていると思います。

ひとつ付け加えるのであれば、最近は社内SNSが活発になっており、新しいコミュニケーションや情報共有の動きが生まれています。Yammerなどのチャットツールを活用することで、よりフランクに情報を共有したり、ネット上で議論することも可能です。「○○さん、お疲れ様です」からはじまる決まり文句を省略したり、スレッドに気軽に書き込む、という行為によって、情報を共有するハードルはぐんと下がっていると思います。

 

「内面化」の場

「内面化」は、形式知を暗黙知へ転換するフェーズです。形となった知識を、本当の意味で人に理解してもらい、新たな知識習得を促すことが重要になります。

「知識経営のすすめ」では、以下の通り書かれています。

実践場たとえば学習の場、あるいは最近重視されてきた企業大学(コーポレート・ユニバーシティ)のような研修のための場といった制度的なものが含まれます。また、ビデオ会議室やプレゼンテーションルームといった物理的な場もあれば、ネットワーク教室のように物理的・仮想的の混合した場もあるでしょう。

形式知を改めて研修しなければいけないのは、文脈を含めて理解してもらう必要があるからだと思っています。知識は断片的にみれば「情報」ですが、その背景や業務における位置付けなどの「文脈」を理解すると、本当の意味で使える知識になっていきます。そういうのを伝えるのに、文章や画像などの情報だけでは限界があり、人が伝えるのがいまだに有効だからだと思っています。

ただ、上記にも書いてある通り、ビデオ会議、ネットワーク会議など、人が伝達するにしても効率的に行えるICT技術は実用レベルになっています。東進衛星予備校のビジネスモデルなんかもまさに、少数のスーパー教師が効率的に多数の生徒に知識を伝達する仕組みを構築していてすごいな、と感心します。

 

4つのパターンごとに必要な「場」を整理してきました。目的に応じて、情報が集まり伝達するスポットをつくることは、ナレッジマネジメントを推進するリーダーに求められます。僕がこれを整理した理由は、実際の組織の中で、これらに該当するような場がどの程度作られているのかを考えてみたかったからです。個人的には、新しいヒントが見えました。

 

WordPressで訪問者に最適化する仕組みをつくるプラグイン3つ

このブログもいろいろ最適化を試していますが、少し前から取り組んでいるのが、「個別最適化」です。このブログに訪問した人に、それに最適化された表示を行うことで、訪問時間を伸ばすことを狙うわけです。

やっぱり、CRMと同じように、訪問者が求めているニーズに合致した内容が表示されていると、閲覧する側も気持ちが良いものですよね?そうやってニーズに応えることで、ブログメディアとしても価値が上がっていくんじゃないかと思います。特にこのブログは雑多にいろんなジャンルの内容を書いているので、まとまりを感じづらいんですよね。。。。

今回は、Wordpressで「個別最適化」を実現するためのプラグインを紹介します。

 

表示/非表示を細かく条件設定できる「Widget Logic」

まずこれですね。サイドバーは結構当たり前のように設定されていますが、そのサイドバーに設置するウィジェットについて、表示/非表示を細かく条件指定できます。

widget-logic

WordPress › Widget Logic « WordPress Plugins

このブログだと、トップページ、カテゴリーページ、個別のページでまず表示を大きく分けてます。また、個別ページでも特定の記事については別でウィジェットを追加表示できるようにしています。

どうやってブログのコンテンツの中から興味を持ってもらうかは、条件によって変えることで高めることができるんじゃないでしょうか。

 

新着記事を記事のカテゴリーに応じて変えられる「Newpost Catch」

新着記事一覧はデフォルトのウィジェットでも表示することができますが、Newpost Catchを使うとアイキャッチ画像を表示することができます。それで有名なプラグインですね。

newpost-catch

WordPress › Newpost Catch « WordPress Plugins

このプラグインのすごいところは、ショートコードを使うと、表示している記事のカテゴリーに合わせて動的に新着記事を変えて表示できるところです。

【ショートコードで簡単にできる】WordPressプラグイン「Newpost Catch」で動的に同じカテゴリの最新記事をサムネイル付きで表示する方法 | 今村だけがよくわかるブログ

これで、今見ている記事のカテゴリーに属した記事が新着順に表示されることになります。

 

CSSの編集をする場合は注意!

CSSの設定だけちょっとはまりましたので、注意事項を書いておきます。結論からいえば、以下のページにある「CSS(スタイルシート)適用の優先度について」をよく読んで、CSSを編集してくださいということです。

Newpost Catch | 今村だけがよくわかるブログ

よく読めばわかります。僕はちゃんと事前に読まず、適当に編集を開始してハマりました。。。。

 

関連記事を自分で指定できる「WordPress Related Posts」

よく記事下に関連記事を表示するのには「Yet Another Related Posts Plugin」が有名ですね。僕も以前、最適な設定で記事を書いたりしました。

WordPressの関連記事表示プラグインYARPPの最適な設定を考える

ただ、どうしても自動で関連記事を特定するのには限界があります。自分で表示されているのを見ても、「あーあの記事の方が関連性高いのにな」とか思ったりします。

その不満を解消してくれるのが「WordPress Related Posts」です。

wordpress-related-posts(画像)

WordPress › WordPress Related Posts « WordPress Plugins

YARPPと同じように、関連記事を自動で表示してくれるのですが、決定的に違うのは「自分で指定することもできる」という点です。なので、記事を書いて表示された関連記事をチェックして、自分で変えたいときは編集して指定しています。指定方法も、キーワード検索して絞込した上で選ぶ方法なので、簡単でストレスなく行えます。このあたりのUIは優れていますね。

 

以上です。Webサイトは地道な改善が必要です。良いコンテンツづくりももちろん大事ですが、こういう取組が少しずつ成果を上げていくことでしょう。