Twitterに一工夫したら、使うモチベーションが急上昇した

個人的に、Twitter熱が再び高まっています。良い情報収集ツールであり、コミュニケーションツールとして、使うモチベーションが高まってきています。

Twitterを始めた当初は、どちらかというとギークな雰囲気がして、試しにフォロー数を増やしたりして面白い情報源になっていました。だんだんTwitterの利用者が増えてくると、いろんな情報が紛れるようになって、あまりタイムラインを見る気持ちがなくなっていきましたね。途中からは、ほとんどブログの更新情報を垂れ流すアカウントと化しました。

そんなTwitterでしたが、少しアクションを変えてみたらいろいろ魅力的になっていくもんだなって思いましたよ。

 

フォロー数を絞る

気づいた人は多分いないと思いますが、少し前からだんだんフォロー数を削っていきました。最初はあんまりアクティブになっていないアカウントのフォローを解除していくところから始めたんですが、フォロースを絞ることが面白くなって、それ以降も思いついたときにちょっとずつ減らしたりしています。

何が面白いって、自分の興味があるジャンルの情報に絞られていくんですよね。当然ですけど。

もちろん情報が偏るのも良くないんだと思いますけど、やはりタイムライン見て「あー面白いなー」とか思いたいじゃないですか。そういう気持ちをいつの間にか忘れてたんだと思います。

 

Twitterのタイムラインを貴重な情報源にする

ある程度情報は絞ったものの、それでもずっとタイムラインを追いかけることは難しいものです。そこで、ツールを使って情報源としてのTwitterの価値を高めていきます。

 

タイムラインで話題の記事をRSSに

随分前から使っているんですが、自分のタイムラインで多くつぶやかれている記事を自動で収集してくれるサービスがあります。

The Tweeted Times
[browser-shot url=”http://tweetedtimes.com” width=”600″ height=”450″]

で、これはRSSも生成してくれるので、僕はFeedlyに登録しています。こうやってRSSに情報が入ってくることを考えると、フォローする人をどうしようかとか考えますよね。

 

個別のアカウントをRSSに

個別でTwitterのアカウントやハッシュタグをRSS化するツールもあります。

RSS it for Me! – RSS generator for Twitter (previously ‘RSS 4 Twitter’)
[browser-shot url=”http://www.rssitfor.me/” width=”600″ height=”450″]

フォローしたはいいものの、やはり特定の人やハッシュタグのネタはちゃんと追いかけたいという場合は、このツールを使ってRSS化します。

 

勝手にTwitterなどのオープンなSNSは終わってきてるなーと思っていましたが、Twitterは売上も伸びているようです。やはり使い方次第で可能性は広がるもんだなってことを思いました。

Twitter、2014年Q1は売上2.5億ドルで予測を上回る | TechCrunch Japan

Twitterを使うモチベーションがいまいちな方は、一度お試しください。

Google会長エリック・シュミットが予想する今後の社会

Google会長であるエリック・シュミット初の著書として話題になった「第五の権力」は、これからもっとインターネットが普及していった先には、どういう社会が待っているのか示唆してくれます。

 

この本を読んで、「統治機構の運営がインターネットのせいでどんどん難しくなっている」と感じました。ここでいう統治機構とは、国や地方自治体もそうですし、企業などをイメージしています。集団を形成し、ルールのもとで統制する機構のことです。

 

コンシューマライゼーションが予測不能をもたらす

2007年頃から「コンシューマライゼーション」という言葉が聞かれるようになりました。「ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦」では、コンシューマライゼーションをこう表現しています。

コンシューマライゼーションは単に「技術導入の変化」だけでなく、私はもっと大きな意味があると考えています。それはコンシューマライゼーションは「将来予測を難しくしている」ということです。 コンシューマライゼーションの重要な点は、政府による制御が利かないということです。軍が研究する技術であればすべての動向は政府が把握することができます。

 

つまり、インターネットの普及によって、民間企業や一般市民が先に新しい技術・製品を手にしてしまい、デファクトスタンダードが作られていきます。統治する側としては、これほど厄介なものはないですね。

インターネットが始まるまでは、企業が投資した技術・製品の方が進んでいましたし、コントロールしやすいものでした。それが、企業が使っている製品より個人が使っている製品の方が便利で使いやすいものになっています。これが、管理する側に対して「予測不能」な状態をもたらすわけです。

 

新たな統治のかたち

今はアメリカを中心に、インターネット網が張り巡らされているのですが、国によっては自由に大量な情報を与えることを規制したいと思うところがあります。エジプトの失敗事例などもこの本には書いてありましたし、少し前にトルコが発表した「ttt」構想も、まさにインターネットを分断し規制しようとする流れです。

トルコ、独自URLのttt検討 wwwやめて管理強化:朝日新聞デジタル

日本に住んでいると、あまり実感できない状況ですが、ソーシャルメディアなど自由な情報の流通は、統治する側の対応を難しくしている面はあるのでしょう。

 

一方で、新しい統治のアプローチも生まれています。それがビットコインです。厳密にはビットコインに代表される、ネット上での「権利の移転」に関する証明方法です。

ビットコインが注目されているのは、仮想通貨が目新しいからではありません。「貨幣の信用」を国家などの統治機構が主体にならなくても実現できることを、デジタルな仕組みによって実証したからです。

ベンチャーなどがこぞって、いろいろな仕組みの仮想通貨を生み出していますし、今後は貨幣にかぎらず様々な「デジタル取引」に関するビジネスが生まれていくんだろうと思います。

 

結局、本を読んで感じたことは、先行きが見えづらい世の中になっているのは間違いないなっていうことと、新たな統治の仕組みや規制が出てくる中で、企業としてもうまく順応していくことが求められるということでした。国の制度が変わるときこと、大きなビジネスチャンスが生まれるのが世の常です。

ファブレットは今後普及するのか

ITを取り巻く動向には興味があるのですが、最近だと「ファブレット」ですかね。これからは「ファブレットがくる!」という記事を見かけることが多くなりました。

先日読んだ「ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦」にも、ファブレットが到来を予感させる内容が書かれていました。

電子書籍というコンテンツを読みたいなら電子書籍リーダーが最適です。映画を見るならタブレットか大型テレビが最適です。ウェブならファブレット、携帯性とリアルタイム性が求められるサービスには常に持ち運ぶスマートフォン、というように。今はまだ「フィーチャーフォンからスマートフォンへの移行期」ですが、今後スマートフォンに慣れたユーザーから「コンテンツに最適化されたデバイス」を選択する動きが始まるでしょう。これからは「使いたいサービスに最適なデバイス」を購入する変化が起きるのです。

 

 

ファブレットとは

ファブレットとはPhone+Tabletの造語で、電話機能を持たせたタブレットを指します。様々な定義がありますが、画面サイズが5~7インチ程度のものを指すようです。

ちなみに、iPhoneは4インチ、iPad miniが7.9インチなので、iPad miniよりちょっと小さい感じですね。

 

ファブレットが到来する理由

いろんな記事を読むと、ファブレットが売れていたり、今後もシェアを伸ばすという数字が出ています。

IDCによると、ファブレットとも呼ばれる画面サイズが5~7インチの大型端末の出荷台数が増えている。ファブレットのスマートフォン全体に占める出荷台数比率は前年同期の3%から21%に拡大した。

世界スマホ8割がアンドロイド 端末シェア1位はサムスン  :日本経済新聞

調査会社Juniper Researchの報告によると、世界のファブレット市場は2018年には販売数が1億2000万台に達するだろうとのこと。同社はファブレットを5.6インチから6.9インチと定義しているが、その前後コンマ数インチのモデルも含めればその数はさらに増えるだろう。ちなみに2012年のファブレット市場は全世界で2000万台であり、向う6年間で6倍に成長すると見込まれている。特に伸びが期待されるのがアジア市場で、ファブレット全体数の半数、約6000万台がアジアで販売されると予想されている。

アジアで6000万台の「ファブレット」市場を狙う!SonyのミドルレンジLサイズスマホ「Xperia T2 Ultra」はXperia Z2よりも注目機種【山根康宏の世界のモバイル】 – 夕刊アメーバニュース

ファブレットが支持される理由は、端末の利用シーンとして電話ではなく、ネットやゲームなどコンテンツに使う時間の方が多いからなんだと思います。コンテンツを利用することの方が多ければ、それに最適な端末のサイズを選びます。

そして、やはり大きい画面の方がWebサイトの画面は見やすいし、SNSやゲームもストレスがなくなります。画面の大きさによる操作感の違いは、iPadを買ってみて非常に感じました。実際に使ってみてわかる感覚というものがあるんだなって感じです。

iPad Airを買ったら、新しい生活がやってきた | Synapse Diary

 

次のiPhoneも大画面化されると予想

今リークされている情報からすると、次のiPhoneも大画面化に向かうようです。

8月に発売になるのは4.7インチ版のiPhone6。どの国で最初に発売になるかは不明。 5.5インチ版もしくは5.6インチ版は9月に発売になるという。

米アップル、iPhone6を8月に発売=台湾紙 | Reuters

個人的にも、まあちょっとぐらい大きくてもいいかなと思いますし、大画面に対する誘惑は日に日に大きくなっています。

でっかい端末で電話するのが、心理的にちょっと抵抗ありますけどねー。ただ、次に端末替えるときはファブレットを真っ先に候補として考えるんだろうなー。

 

ファブレットになって、生活やビジネスがまた少し変わるのかなって思うと面白いですね。電話の位置づけももっと小さくなるのかもしれません。コンテンツの作り方も大きい端末向けがスタンダードになるんでしょうね。

ブラウザを取り巻く環境は大きく変わってきている

ちょっとタイムリーではなくなってしったネタですが、Internet Explorerに脆弱性が発表されて、マイクロソフトから更新プログラムも出ました。一段落したって感じでしょうか。

さてさて、今回の騒動でいろいろ整理しておこうと思ったことを書いておきます。

 

IEのシェアはどの程度か

最新の調査によると、デスクトップで使われるブラウザのシェアはIEが57%と圧倒的で、その次がChrome、Firefoxと続きます。

IEはバージョン別に分けると、IE8が一番多く、IE11が次に続いています。

Chromeがシェア2位に – 3月ブラウザシェア | マイナビニュース

これだけIEを使っている人が多ければ、IEに脆弱性が!とニュースが出ると騒ぎになるはずです。ChromeやFirefoxに同じような脆弱性があったとしても、ここまで騒ぎにはならなかったでしょう。

 

複数のブラウザに対応した方が良いのでは

今回の問題点は、圧倒的なシェアを誇るIEの全てのバージョンで脆弱性が見つかったことです。それによって、「IEを使うことを控える」必要が一時的に生じました。知り合いから「IE使えなかったら、どうやってインターネットにアクセスするの?」という質問を頂戴しましたが、まあそういう感じになりますよね。。。。

エンタープライズシステムでも、Web系システムはブラウザをIEに限定したり、さらにはIEの特定バージョンに限定してたりします。そうなると、IE使えない=業務停止、となりかねません。

リスクヘッジとしては、「IE以外のブラウザでも使えるようにしておく」ということだと思うのですが、エンタープライズシステムの対応コスト、各端末でインストールされることによる管理コストなどの手間を考えると、避けたいなーと思うのが管理側の発想ですかね。でも、そろそろ避けられないんじゃないかという気がしてきます。

最低でも、こういう事態に陥ったときのルールを決めておいた方がいいでしょう。IEが使えない、でも端末にIE以外のブラウザがない、となると別のブラウザをインストールするためにIEを使わざるを得ない、という笑えない状況に陥ります。

 

ブラウザのバージョンアップスピードは早くなっている

ChromeやFirefoxはブラウザの「自動更新」が標準になっており、ユーザーが意識せずとも勝手に最新版に更新されます。良し/悪しの面はありますが、セキュリティ面から考えれば常に最新にしておくのは正しい行為です。セキュリティ被害の原因の多くは、ゼロデイ攻撃ではなく脆弱性を放置された古いバージョンの継続利用です。

Microsoft自身も認めるとおり、自動アップデートはFirefoxやChromeなど現代の多くのブラウザで標準になっている。もっともFirefoxのアップデート自動化は比較的最近のこと。自動アップデートの先鞭をつけたのはGoogleで、Chromeブラウザの一つのセールスポイントになった。言うまでもないが、ブラウザを最新版にアップデートすることはセキュリティーを飛躍的に高める効果がある。Microsoftは親切にもこの点を実証する独自の調査へのリンクを提供している。それ(Microsoft Security Intelligence Report vol 11)によれば、2011年上半期に発生したセキュリティー侵害事件のうち、ゼロデイ攻撃(セキュリティ上の脆弱性が発見された際、問題の存在が公表され、ソフトウェアのベンダー等によって対策が取られる前に行われる攻撃)によるものは1%以下だったという。 Microsoftのレポートによれば、99%の攻撃はパッチを当てられていない既知の脆弱性を利用したものだったという。45%はソーシャル・エンジニアリング(身分を詐称して電話したりのぞき見したりするなど、コンピュータ自体を攻撃する以外の方法で秘密情報を入手すること)によるものだったというのも驚きだ。残念なことに被害件数の90%は1年以上前にセキュリティー・アップデートが行われている脆弱性によるものだった。1年以上も放っておくとは!

ついに! Microsoft、来年からIEを自動アップデートすると発表 | TechCrunch Japan

また、OSやブラウザの開発スピードが早くなっており、これまでの対応方法は通じづらくなっている現状があります。IE6から7が発表されるまでの間は5年かかりましたが、IE10から11が発表されるまでは1年です。どんどん短くなっています。

Internet Explorer – Wikipedia

それでもエンタープライズシステムが5年とかいうサイクルで使い続けてこられたのは、ひとえにIEが新しいバージョンに古いバージョンとの互換性を持たせてきたからです。しかし、独自進化してきたIEも標準化へ舵を切っており、過去の互換性を捨てていく方向にあります。そのあたりの内容は、以下の資料がわかりやすいです。

 

で、何が起こるのかというと、エンタープライズシステムの5年とかいうサイクルでは、ブラウザのバージョンはもたなくなっているということです。途中でバージョンアップすることが当然のように必要になるんじゃないかってことですね。予め計画に組み込むなどの対応が求められるでしょう。

 

ウェブの標準化が進み、ブラウザの互換性は高まるはず

とはいえ、一方で新しい波も来ています。それがウェブの標準化です。HTML5ってやつですね。

これまでは、各ブラウザが仕様を拡張していろいろ利便性を高めてきましたが、そのデメリットとして互換性が進みませんでした。違うブラウザで開くとレイアウトが崩れる、とか。なので、HTML5という規格でウェブの標準化が進められています。その結果としてブラウザの互換性も高まると思います。

このプレゼン資料を読めば、HTML5が何かがさっと把握できますよ。

 

 

今日はこのへんで。

参考:
IEブラウザの互換性問題の緩和方法 – とあるコンサルタントのつぶやき – Site Home – MSDN Blogs

最近、紙より安くなくても電子書籍を買うようになってきた

たびたび電子書籍の素晴らしさをこのブログでも書いてますし、周囲でも使っている人が増えてきています。そんな電子書籍ですが、最近は僕も電子書籍の買い方が変わってきました。

 

紙の本の価格と比較しなくなった

比較する場合もあるんですけどね。多少の価格差であれば、上回っていても電子書籍で読みますし、本当にすぐに読みたいものは価格に関わらず電子書籍を即買いします。

最初は紙の本と比較して、安い場合は買うことが多かったのですが、最近は購買動機が変わり、「利便性が高いので電子書籍で買う」ということが増えています

これ、なんでなのかと考えると、やっぱり便利だからなんですよね。今すぐに読み始めることができますし、外出中の隙間時間などいつでも読める便利さがあるからです。人は、一度便利なものを覚えてると戻れないとは良く言ったもので、本当紙の本を読む機会はどんどん減っていますし、割引などもありますが、読む量が増えているので、全体として本に使うお金は増えていると思います。

 

本を買うのではなく、サービスを買う

本というコンテンツもそうなのですが、すぐに読める、マーキングできる、どの端末でも読みやすい、という電子書籍特有のサービスを消費しているんだと思っています。

アマゾンのジェフ・ベゾスも「電子書籍はサービス」だと言っていたようですが、本当そうだと思います。ネットワーク通信、端末、アプリケーションという、本を買うだけでは使うはずがない部分が、電子書籍を読む場合はたくさんあるのですから。

こういう、顧客の行動そのものを変えてしまうというのは、すごい威力だと思うんですね。なので、ぜひ出版社の方々は、電子書籍を紙と同じタイミングで発売するのをデフォルトにしてください。笑

 

以前から書いていますが、電子書籍はもっと普及するはずです。便利だもの。そして、携帯やタブレットの普及を考えると、ゲーム、音楽、映画、本などのコンテンツはそれらの端末で消費されるのが主流になっていくと思うのです。

先日、三省堂で本を買ったら、電子書籍の割引クーポンをもらいました。リアル書店はオンライン書店に押されっぱなしでしたが、電子書籍というフィールドでどこまで対抗できるのかは今後のお楽しみという感じです。(Bookliveもたまに利用しています。)

 

また、「製造業も単なるモノづくりから脱却してサービス化しないといけない」と言われていたのははるか昔ですが、モノづくりや販売をサービスとして捉え直すことで新しい価値が生まれるんだな、というのは電子書籍を利用していて改めて思います。

今、「星野リゾートの教科書」を読んでいるのですが、サービス業も製造業から学べる部分があるんだな、と感心しました。こうやって異業種でそれぞれ考えていくと、新しい価値が生まれるきっかけになるんですね。

 

タスク管理ツールはToDoistで決まりで良いんじゃないかと

自分のタスクを管理するというのは、モチベーションを高め、生産性を向上させる上で重要です。

 

タスク管理ツールはもう生活に欠かせない

学生の頃にGTDの考え方に出会い、紙でタスクを管理するようになってから、check*padに移行して、その後Remember the Milkを長らく使っていました。

Remember The Milkをカスタマイズして生産性を向上させる

 

基本的には、朝PCを立ち上げるとRemember the Milkを立ち上げ、常にタスクを確認しながら作業を行うことがすっかり習慣化されていました。これがないと、タスクの全体がわからず、不安になるほどです。あるとないとで、僕の生産性は大きく異なります。

 

ToDoistに乗り換えることを決意した理由

Remember the Milkとの付き合いが長かったのですが、このたび新しいツールに乗り換えることにしました。それがToDoistです。久しぶりにアプリの使いやすさに感動しました。

Todoist: To-Doリストとタスク管理。無料、簡単、オンラインとモバイル用

もちろん日本語化されています。

乗り換えを決意した理由は、以下の点です。

  • 機能としてRemember the Milkと十分対抗できること
  • iPhoneなどいろんな端末に対応していること
  • おしゃれなUIで軽く動作すること

正直、Remember the MilkのUIは古くなっており、使い勝手の面で進歩が滞っていると感じていました。iPhone版なんて、無料だと一日一回しか同期しないし。。。

それでもこれまで使い続けてきたのは、同じ程度の機能を持つWebサービスが見当たらなかったためです。

ITトレンドはどんどん変わっており、然るべき対応をしていかないと、こうやってスイッチングされてしまいます。ToDoistを少し触った時点で、Remember the Milkを使う理由が無くなってしまったというのが正直なところです。

 

ToDoistの良いところ/気になるところ

良いところ

ToDoistは、プロジェクト単位でタスクを登録し、タスクの階層管理することができます。より構造的にタスクを管理できるので、お気に入りです。一人でも複数のプロジェクトを持っていますし、タスクも階層的にブレイクダウンできる方が管理しやすいというものです。

 

気になるところ

リピートタスクの日付指定がわかりづらいということでしょうか。リピートタスクを結構多く登録しておくのですが、記入方式がわかりづらいんですよねえ。。。Helpページにある通りに入力してもエラーになるし。

Todoist 日付と時間の挿入

というわけで、少し調べたら英語で入力する方が簡単でした。

毎月1日 → ev 1st 隔週 → ev 14 days starting 4/28/2014

 

まだ少し操作に慣れていませんが、それも時間の問題かと。全体として使い勝手はとても良いです。タスクツールは日々の自分の生産性を決める、大変重要なものです。積極的に使っていきましょう。

 

参考:
惚れた…もはや手放せないタスク管理ツールの決定版「Todoist」 : ライフハッカー[日本版]
えふすくBlog 2ndSeason: えふすく的Todoist活用メモ

ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦

ビッグデータやアナリティクスというのは、すっかりバズワードみたいな感じになっていますが、実際、ビッグデータ・アナリティクスに求められる要素はなんでしょうか。

この「ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦」では、様々な企業がITを活用して、自分たちのビジネスモデルを発展させようとする取組みが紹介されています。

本書のテーマはこれです。

新しい技術の存在は認めつつも、手を出せない大企業。しかし、そんな大企業の中にもこの変化に対応しようとする組織が登場しつつあります。それらの組織がいかにして「組織の壁」を超えたのか。

IT技術はめまぐるしく発展し、事業スピードも速くなっています。その中で、変化に対応するというのは、企業戦略上非常に重要な要素です。

 

ビッグデータ・アナリティクスにいろんな企業が取り組んでいる

この本では、いろんな企業の取り組む事例が紹介されています。

スターバックスは、「フォースプレイス」という概念を提唱し、Web上で顧客体験を向上させる取組みを進めています。

ここに近年、第4の場所「フォースプレイス」構想が加わりました。この「フォースプレイス」とはTwitterやFacebookといった「デジタル空間」を指しています。
この「フォースプレイス」によって今まで店の中でしか築けなかった「スターバックスの経験」を店の外に拡張できるようになりました。ソーシャルメディアを中心としたデジタルによる顧客との新たなタッチポイントはすでにFacebook3190万、Twitter288万フォロワーに成長し(スターバックス本体の数字)、物質の世界で培ってきた40年間の顧客との信頼関係を「店」の外へ複製し、経験を共有することが可能になりました。

日テレは、ネットとの融合を進めることで、視聴者の同時視聴による体験の向上と、視聴率に代わるメディア価値の可視化を進めています。最近では、Huluを買収してましたね。

トヨタが「トヨタフレンド」というSNSを展開していたことは、この本で初めて知りました。車に乗っていない時も「車とブランド」を想起してもらうのが狙いのようです。

【プリウスPHV 3か月検証】SNSトヨタフレンド、見えてきた成果と課題 | レスポンス

それぞれが、どのような経緯から取り組むことになったのかは、本を読んでいただければわかります。

 

スモールスタートで推進する仕組み

とても当たり前の話になってしまいますが、事業環境の変化がとても早く予測が難しいので、いかにクイックに立ち上げてPDCAサイクルを回すかが重要になっています。クラウドなど低価格で利用しやすいITサービス環境が整ってきたことも後押ししています。

あとは、組織の問題ですね。本書の事例でも、やはり担当者やリーダーの一声で「まずはやってみる」という流れが生まれてから進んでいるケースがありました。大きなミスをしないようガバナンスすることも重要ですが、勢いを生み出して進んでいくことも非常に重要になっています。

そういう意味では、上記に挙げた事例が「成功している/していない」の尺度だけで評価されるのではなく、アイデアや組織も含めて取り組むアプローチが参考になるんじゃないかと思います。

 

ビッグデータやデータアナリティクス系の本は増えていますが、日本を含めて事例を細かく記載した本はあまりないんじゃないでしょうかね。

MSはなぜ無償でWindowsを提供するのか

マイクロソフトが、9インチより小さいのデバイスに対して、Windows OSを無償で提供すると発表しました。

マイクロソフト捨て身の反撃 ウィンドウズ一部無償化  :日本経済新聞

また、つい先日はOffice for iPadが無償で提供されましたしね。MSの中で急速に方針転換が図られている印象があります。

MS、「Office for iPad」発表~「Office Mobile」の個人利用は無料に -INTERNET Watch

今日は、マイクロソフトがなぜWindowsやOfficeを無償化するのか。マイクロソフトの置かれている環境や微ビジネスモデルから考えてみたいと思います。

 

世界的にPCからスマートフォン・タブレットへシフト

PCは出荷台数が年々減少しており、2015年にはタブレットに抜かれると予想されています。スマーフォンもどんどん普及しており、台数でいえばPCの比じゃありません。

タブレット年間出荷台数、2015年までにPCを上回る–IDCが予測 – CNET Japan

つまり、世界的にインターネットへの接続機器はPCからスマートフォン・タブレットへ移行しています。その中で、マイクロソフトはAppleやGoogleに出遅れる形になりました。Windowsの落ち込み振りは、このグラフをみれば一目瞭然です。

Microsoft’s Biggest Problem In One Chart – Business Insider

 

ソフトウェア・ライセンスで稼ぐビジネスモデルの弱体化

マイクロソフトの収益構造は、ソフトウェア・ライセンスがメインです。WindowsやOfficeですね。特にビジネス向けが強いです。これが、スマートフォン・タブレットへの移行に伴い、他社からビジネスモデルを弱体化させられています。

Appleはハード・ソフトを完全に垂直統合することで、OSの無料アップデートなどを提供しても利益が出る構造になっています。GoogleはAndroid OSから検索などで生み出される広告収益が基盤になっています。3社の収益構造を比較した記事をみると、そのあたりが顕著に表れていて面白いです。

ハイテク業界を支配するアップル、グーグル、マイクロソフト–収益源で見る各社の違い – ZDNet Japan

つまり、Apple、GoogleともOSを無償にしても懐が傷みにくい構造になっているんですね。そこがマイクロソフトの弱点として表れています。

 

今後どうなるか

マイクロソフトのWordやExcelなどのOffice製品の強みはまだ継続されています。ただ、このあたりもAppleはiWorkを無償で提供したり、GoogleもDocsサービスなどを強化しており、せっせと囲い込みを各者画策している状況です。AppleのプラットフォームであるOffice for iPadが無償で提供されたのも、そういう流れを受けての判断だと思います。

マイクロソフトとしては、PCにおけるOffice製品の強み(ライセンス収入)をいかに確保しつつ、それ以外の囲い込みを防ぐかが当面のポイントじゃないでしょうか。

それ以外にも、Bingのシェア拡大などを狙っているようですが、このあたりは正直未知数かな、と。

ASCII.jp:米マイクロソフトのBingはグーグルの脅威となるか

 

一般ユーザーとしては、Windowsを搭載した格安のタブレットなどが発売されて、入手しやすくなるでしょう。ビジネス向けでは、Officeとの親和性を重視して、Windows搭載のスマートフォンやタブレットが勢いを増すかもしれません。

また、iPhoneやAndroidなど、いろんなプラットフォームでOfficeが利用しやすい状況が出来ていきます。AppleやGoogleも頑張ってはいますが、Officeに関してはまだ盤石な状況がしばらく続きそうです。無料でOSを提供しハードウェアは他社が作る、というモデルとしてはAndroidの方とぶつかりそうなので、スマートフォンやタブレットの使い勝手で、AndroidとWindowsとどちらが選ばれるかが勝負のポイントになるんじゃないでしょうか。

 

小売業はなぜオムニチャネルに取り組む必要があるのか

最近というか少し前から、よく「オムニチャネル」という言葉を耳にします。セブン&アイは、1000億円をかけてオムニチャネルを計画していますし、小売業界ではオムニチャネルへの取り組みがビジネス上必須になってきているようです。

セブンの1000億円オムニチャネル計画、電通など参加  :日本経済新聞

で、なんでオムニチャネルがこれほど注目されているのか、っていうことを僕なりの理解で書いておこうと思います。

オンラインショップが日用品などへ進出している

Amazonや楽天が台頭しているように、オンラインショッピングはリアル店舗から顧客を奪ってきました。最初は本や電化製品など、どこで買っても価格が変わらないものや、製品が特定しやすく低価格勝負しやすいジャンルがターゲットになりました。

しかし、ECサイトが取り扱うジャンルもどんどん領域を広げていて、今は日用品、食料品や衣料品などに主戦場が移ってきています。Amazonもアメリカでは生鮮食品の配達サービスを提供しています。

知られざるAmazonの生鮮食料品配達サービス「AmazonFresh」とは? – GIGAZINE

日用品や食料品は、価格が最大の購買動機にはなりません。ひとつひとつが少額であるため、多少の手間を考えれば最安値でなくても買うんだろうと思います。

調査対象の消費者の24パーセントが書籍、家電、エンターテイメントなど最先端、流行の商品購入には「低価格」が一番重要であると答えています。 また衣料品や家具 、美容や健康、スポーツや趣味関連の製品で「低価格」を一番の理由に上げたのは18パーセントでした。 しかし食品や飲料品になると「品揃え」と答えた消費者が最多(14パーセント)となっています。そして洗剤やトイレットペーパーなどの日用品に関しては「無料配送」と答えた消費者が最多(16パーセント)となっています。

最新調査「なぜ消費者は最安値でなくてもオンラインで買うのか?」 | 小売×マーケティング「海外小売最前線」

つまり、商品ジャンルによってオンラインショップに求められる購買動機は異なり、必ずしも低価格だけが勝負のフィールドではない、ということです。ここに、リアル店舗がオムニチャネルに取り組む理由があります。

リアル店舗の強みをどう発揮するか

つまり、日用品や食料品などは、単に安いからネットから買うということにはならないわけで、これまでリアル店舗が負けていたロジックである「リアル店舗というストックがコストになる」というビジネス構造を真正面から受けるのではない、ということが言えます。

となると、各小売企業はどうやってリアル店舗を運営しつつネットショッピングの利点をサービスに取り込めるか、ということが焦点になって来るわけです。

個人的には、オンラインショップとリアル店舗のスムーズな動線構築がポイントだと思っています。

どこもオンラインショップを立ち上げて、リアル店舗だけではない購買機会を創出しようとしています。そこで、オンラインとリアル店舗でそれぞれ同じ顧客が来ていることが特定できれば、スムーズに動線を作れるようになります。

例えば、リアル店舗で買った購買履歴を記憶しておき、オンラインで買うときにリコメンドされるとか。リアル店舗で在庫がないときに、その場でオンラインで購入できるとか。オンラインで買って、店で受け取るとか。

いろいろ動線をクロスすることができそうです。これこそがリアル店舗の強みになるんじゃないか、ということだと思います。特に僕が注目しているのは2つあります。

新しい買い物体験の創出

オンラインとリアルで顧客データが一元化されることでリコメンドが高度化したり、スマホやタブレットの普及によってこれまでとは違う買い物体験が生み出されるんじゃないかと思っています。リアル店舗の強みというのは、新しい体験を生み出すことだと思います。

ZOZOTOWNのWEARなんかもそういうところに踏み出すひとつの例じゃないでしょうか。

店舗受け取りの増加

リアル店舗の強みとして、「ついで買い」を誘引することができるという点があります。

今ではオンラインショッピングで買ったものは自宅まで届けてくれますし、配送料も無料になるケースが増えています。ただ、配送業者が逼迫するなど低価格競争の中で苦しい状況とも言われています。

そこで、店舗受け取りを増やして、配送に頼らない受け取りを実現するとともに、来店してもらってついでに買ってもらうというように、顧客の行動を変えることができる可能性があります。

今でもコンビニ受け取りなどはできますが、もっといろんな小売業が取り組めば、店舗受け取りを増やすことができるんじゃないかと思いますし、自社配送の資源で賄うことが可能になります。なので、小売業は店舗受け取りにもっとインセンティブを設けて、割合を増やしたらいいんじゃないかと思っています。

オムニチャネルでオンラインショップ有利な状況に変化が出る | マイ・ストアニュース

僕がオムニチャネルについて思っていることは以上です。セブンが本気でこの領域に投資しているようですが、リアル店舗を持っている企業としては取組みは必須だと思いますし、ここでどれだけ先行優位性を築けるかが、今後の業界動向に関わってくるんじゃないかと予想しています。

999円のiPad Airカバーを買ったら、劇的にiPadが使いやすくなった

先日iPad Airを買いました。

iPad Airを買ったら、新しい生活がやってきた | Synapse Diary

そして数日使ってみると、今度はiPad Airのケースが欲しくて、999円でコスパ高そうなやつがあったので購入しました。

実際に届いて使ってみた感じ、外観もそれなりに立派に見えるので、これで1000円なら十分だろうと思っています。

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家での生活に大きな変化

iPadは主に自宅用で使っています。あまり外出先に持ち出すことは少ないです。で、家で使っていていろいろ生活に変化が出てきました。

それは、家のどこでも使うようになったということです。これまでは何か調べ物をしようと思うと、スマホでやるかパソコンで行っていました。しかし、タブレットであれば画面も大きいので、そもそも見やすい。というわけで、スマホがあってもタブレットを選んで使うようになりました。タブレットの場合、一人だけじゃなくて家族で一緒に見ながらブラウズすることもできますし。

また、パソコンの利用機会も減っています。パソコンの場合、デスクトップならパソコンデスクに移動する必要がありますし、ノートパソコンもタブレットの機動性には敵いません。

ということで、タブレットは思った以上に生活に入り込んで、快適になっています。そして、本気で長文を書くというようなことでなければ、タブレットはそれほど文字入力も辛くないこともわかりました。ネットショッピングの会員登録ぐらいなら、それなりにこなせます。

今回、ケースを購入したことで、いろんな場所で軽く立てて使ったり、文字入力するときには傾けて使うなど用途が広がりました。また、いつも人がいるところに置きっぱなしにしてるので、傷やホコリなどを気にしなくてよくなったのも大きいメリットです。

 

それにしても、この「ANKER」という企業の製品は、PC・タブレット周りの付属品でよく見かけるようになってきました。元Google社員が創業した企業だそうです。

ANKER(アンカー)は2009年、米Google出身の数名の若者達によって創業されました。当社のミッションは、お客様の生活をより便利に、快適にする製品を、信頼できる品質・お求めやすい価格で提供させて頂くことです。   販売開始以来、米国および英国をはじめとした欧州各国で、高い評価を頂いております。累計で100万個以上の製品をオンラインで販売させて頂き、各国Amazonで商品ジャンル毎の売上1位を獲得しております。

anker article,アンカー

安くて品質が良い製品が多く登場するのは良いことです。