たびたび電子書籍の素晴らしさをこのブログでも書いてますし、周囲でも使っている人が増えてきています。そんな電子書籍ですが、最近は僕も電子書籍の買い方が変わってきました。
紙の本の価格と比較しなくなった
比較する場合もあるんですけどね。多少の価格差であれば、上回っていても電子書籍で読みますし、本当にすぐに読みたいものは価格に関わらず電子書籍を即買いします。
最初は紙の本と比較して、安い場合は買うことが多かったのですが、最近は購買動機が変わり、「利便性が高いので電子書籍で買う」ということが増えています。
これ、なんでなのかと考えると、やっぱり便利だからなんですよね。今すぐに読み始めることができますし、外出中の隙間時間などいつでも読める便利さがあるからです。人は、一度便利なものを覚えてると戻れないとは良く言ったもので、本当紙の本を読む機会はどんどん減っていますし、割引などもありますが、読む量が増えているので、全体として本に使うお金は増えていると思います。
本を買うのではなく、サービスを買う
本というコンテンツもそうなのですが、すぐに読める、マーキングできる、どの端末でも読みやすい、という電子書籍特有のサービスを消費しているんだと思っています。
アマゾンのジェフ・ベゾスも「電子書籍はサービス」だと言っていたようですが、本当そうだと思います。ネットワーク通信、端末、アプリケーションという、本を買うだけでは使うはずがない部分が、電子書籍を読む場合はたくさんあるのですから。
こういう、顧客の行動そのものを変えてしまうというのは、すごい威力だと思うんですね。なので、ぜひ出版社の方々は、電子書籍を紙と同じタイミングで発売するのをデフォルトにしてください。笑
以前から書いていますが、電子書籍はもっと普及するはずです。便利だもの。そして、携帯やタブレットの普及を考えると、ゲーム、音楽、映画、本などのコンテンツはそれらの端末で消費されるのが主流になっていくと思うのです。
先日、三省堂で本を買ったら、電子書籍の割引クーポンをもらいました。リアル書店はオンライン書店に押されっぱなしでしたが、電子書籍というフィールドでどこまで対抗できるのかは今後のお楽しみという感じです。(Bookliveもたまに利用しています。)
また、「製造業も単なるモノづくりから脱却してサービス化しないといけない」と言われていたのははるか昔ですが、モノづくりや販売をサービスとして捉え直すことで新しい価値が生まれるんだな、というのは電子書籍を利用していて改めて思います。
今、「星野リゾートの教科書」を読んでいるのですが、サービス業も製造業から学べる部分があるんだな、と感心しました。こうやって異業種でそれぞれ考えていくと、新しい価値が生まれるきっかけになるんですね。