文教堂が古本買取りしてた

昨日初めて知ったけど、書店の文教堂が中古本の買取りを店頭でやってた。新刊や人気本に限定して、定価の30%で買い取るらしい。

 

 

文教堂の買取サービスは対象商品を店舗に持ち込んでその場で査定し、買い取ってくれるサービス。(店舗持込のみ)

対象の本は限定されていて主に売れ筋の新商品ばかりです。しかしながら持ち込んだ本を税抜定価の3割の金額で買取をしてくれるので、対象商品ならブックオフに持っていくよりも高値で買い取ってくれる嬉しいサービスです。

文教堂で本を売った – 流されず逆らわず

 

これ、買い取った本はどこで売ってるんだろう、と思ったらネット書店だった。

中古の書籍をお安く!eco-book エコブック:JBOOK:書籍

 

ぱっと見た感じだと、品揃えはとてもじゃないけど多いとはいえない。価格は基本定価の半額のようだ。中古品の対象を絞ることで在庫管理コストとか売れ残りリスクとかを最小限にしているんだろうけど、どうなんだろうね。書店って既存のビジネスモデルでは通用しづらくなっているから、こういう工夫が必要なんだろうなあ。

 

Google Public Data Explorerを試してみた

ちょっとというか、だいぶ前にGoogle Public Data Explorerが、個人で作成したデータを作成できるようになったとあったので、試しに作ってみた。

そもそもGoogle Public Data Explorerとは

Googleが提供している、世界銀行やOECDなどの統計情報を収集しグラフ化するサービス。統計情報を検索できるし、それらの数値をグラフィカルにみることができる。

 

Google Public Data Explorer

 

日本とアメリカと中国のGDPの比較だって、簡単にできる。

f:id:synapse23:20110802203736p:image:w640

World Bank, World Development Indicators – Google Public Data Explorer

自分で統計データをつくってみた

で、このサービス上でデータを作成すれば、自分用の統計データをグラフィカルに表示することができるようになる。Data Publishing Language(DSPL)っていうXMLフォーマットにCSVデータを組合せた言語を使えば、利用できる。

 

Google Public Data Explorer を使ってデータを視覚的に表示しましょう – Google Japan Developer Relations Blog

このたび、Public Data Explorer で皆さんのデータも扱えるようにしました。これにあわせて新しいデータフォーマットである Data Publishing Language(DSPL)を開発しました。このフォーマットは誰でもデータセットをアップロードすることができるオープンなインターフェースです。

 

試しに、岐阜県の人口で作ってみたら、こんな感じでできた。チュートリアル読みながら作ったら、それほど迷わずできたよ。

f:id:synapse23:20110802203737p:image:w640

Population in Gifu – Google Public Data Explorer

こういうデータって、たまに探してみたくなるんだよね。例えば、こういう記事を読んだときに、全体の人口ボリュームからみてどうなんだろう、とか。

 

県内移住者3倍 昨年度373人、愛知からが最多 - 岐阜新聞 Web

2010(平成22)年度に県や市町村の相談窓口を通じて県内外から移住した人は恵那市、揖斐郡揖斐川町など15市町村に373人おり、09年度の8市町126人と比べると移住者数で3倍となったことが1日、県集計で分かった。

 

移住者は3倍になっているけど、県全体の人口が200万人だから、400人弱っていう移住者の数字はどれぐらいインパクトを与えるものなのか、とか。全体傾向として5年間で30万人ぐらい減ってるなーとか。年度が変わるときに大きく減ってるなーとか。グラフィカルに統計データをみると、いろいろ気づくことはあるよね。

あとはインフォグラフィックとかも良いよね。オープンガバメントって、もっと進まないかなあ。

 

【データ】横浜市都筑区のインフォグラフィックはスゴイ! #infografics | Life Is About Creating YourSelf

 

日本もGov2.0!?:復興に役立つアプリ皆で作ろう 政府が「ネットアクション2011」ヤフーやGoogleも協力 – ねとらぼ

 ネットアクションでは、開発を呼びかけるだけでなく、政府が自らデータを公開したり、ポータルサイトに情報を集約したりすることで、開発者を後押し。民間と協力して開発コンテストを実施したり、ユーザーからの評価が高いアプリやサービスを国が表彰したりすることも計画している。

 「これ(ネットアクション)が成功しなかったら日本のオープンガバメントは10年遅れると思ってやっていきたい」――担当者の言葉には、強い決意がにじんでいた。

日本にもついにオープンガバメントの本格的な流れが?最後のコメントには意気込みが感じるね。

「シリコンバレー」の作り方

東 一眞¥ 500

以前ソフトピアジャパンについて書いたけど、単純にソフトピアジャパンって、「なんでシリコンバレーみたいにならないんだろ?」と思ったんだよね。ソフトピアジャパンが「日本版シリコンバレー」と銘打たれて設立されたのであれば、どういう要素が必要かを研究されたはずだろうし、その結果が現状なのだとすれば、何が地域経営として問題だったのだろう。

というわけで、少し古い本だけど「シリコンバレーの作り方」を読んでみた。シリコンバレーの発祥とか、シリコンバレーのようなテクノリージョンを形成する上で必要な要素の分析とか、いろいろ面白かった。

読んでみて最後に思ったのは、結局ソフトピアジャパンで決定的に不足しているのは「生まれた技術や企業を、どうやって市場につなげるか」という仕組みがないことではないか、という気がした。ここ数日調べてみたけど、ソフトピアなどで生まれたスタートアップ企業に対する経営面でのサポートというのがほとんど情報がみつからなかった。

(過去に岐阜県が主体になってベンチャーキャピタルとして投資していた実績を見つけた。時期的にはITバブルの頃か。http://www.pref.gifu.lg.jp/soshiki/shoko-rodo/mono-zukuri/index.data/vc_houkoku.pdf)

つまり作ったあとどうやって大きくしていったり、企業に買われていったり、上場したりという主に経営ノウハウに関する情報やそれを企業にインストールしていく仕組みがないんじゃないか、と。

前回記事で、成功したものの岐阜には市場がないから結局出ていってしまった企業がある、ということを書いたけれど、いかに残ってもらうインセンティブを形成しておくか、というのは大切かもしれない。それは税制優遇措置だったり、ベンチャーキャピタルの存在だったり、人材の吸引力だったり、知識人の豊富さに現れる。

日本ではここ数年で新規上場数が減ってきているし、逆にロシアなんかはスコルコボという「ロシア版シリコンバレー」を大統領の肝いりで構築しようとしていて、その内容や本気度は全く違う。

【連載】 西田光毅の「ロシア版シリコンバレー“スコルコボ”レポート」Vol.1 | Impress Innovation Lab.

「スコルコボ・プロジェクト」とはモスクワ郊外の街スコルコボにあるロシア版のシリコンバレー・プロジェクトで、税金やその他の誘因によって、ロシアでのイノベーションやハイテク産業の生産を盛り上げようと、ロシアが「特区」のような形を取って、力を入れているプロジェクトである(正確には特区ではなく、バーチャルな特区)。

日本という国は元々資本がない中でどうやって生きていくか、という点に関して、シリコンバレーがひとつのモデルになると思うのだけれど、どうしたもんか、という感じだなあ。

ICTグローバル展開の在り方に関する懇談会 報告書 概要

すごいなー。これを読むと、電子行政も海外に展開できる分野に挙げられている。例えば、自治体が電子行政を積極的に推進することで地元のIT企業を育成して、官民連携で海外の自治体とかに売り込んでいくスキームとか、どこか作ってくれないかな。

人に提案するときは

f:id:synapse23:20070613221340j:image:w360

コンサル業というのは、クライアントの代わりに調べ、考えるのが仕事だと思ってます(それだけじゃないけどさ)。なので、その結果を資料に纏めて、クライアントに提示することがほとんどです。

そういうときに、やっておくべきことがいくつかあるので、新人の方とか転職であんまりそういう調整の経験をしたことがない、という方のために書いておく。内容は初心者向け。

複数選択肢を作ったら、リコメンドを示す

いろいろ調査したり検討した結果として、いくつかオプションを提示したりするわけです。そのときに、必ず「どれを推奨するか」を明確にしておくこと。

昔自信満々で何枚にも及ぶ資料を説明して、「選択肢としてはこの3つに絞られます」と言って締めくくった後の、あの何ともいえない空気は忘れようがない。「で?これをどうしろと?」という透明な声が聞こえたよ。

リコメンドを示すときは消去法で絞り込むのではなく「これでなければならない」という理由を示す

これを新人の頃に上司に指摘されたことを今でも忘れていない。

やや込み入った問題に対応するためのアプローチを考えていて、いろいろ理由をこねくりまわし、「この方法とこの方法がダメなんで、推奨はこれですね」という資料を書いたら、「そうじゃなくて、「これじゃなきゃだめだ」っていう理由を書いて」とあっさり突き返された。

確かに、消去法で決められたプランなんて相手に響かないよなーと今思えば2秒で気づくことだけど、必死に資料作ってた新人の頃って、そういうこともわからなかった。子供。

実行できる案を提案する

なんか紙で書いていると、やけに強気になって何でもできるような気がしてしまうから不思議。「あるべきはこうだ」とか語っている間に、いろいろ言いたくなる。だけど、結局絵に書いた餅になるんだよね、そういうのは。

そして、そういうことこそクライアントは気づく。「で?どうやったらこれ実行できるの?」みたいな。実行プランまでセットでつけて提案するか、せめて実行する場合のシミュレーションを内部では済ませておかないとだめだよ。

総括すると、打合せでの相手のリアクションなんかも細かくシミュレートした上で資料を書けってことなんだけど。打合せでボロボロになって帰る途中に上司に、「準備をちゃんとしろ」と一言言われたのは、本当刺さったな。想定問答集なんかもよく作った。

なんか最近の環境は、こういう昔自分が教えられたことを、改めていろんな人に教えなきゃいかんなーという気持ちにさせる。。。。

スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション

 

イノベーションを生み出すのに必要な要素はなんだろうか。

価値の源泉は、規模や高度教育ではなく、創造性にどんどん移行している。「イノベーションが重要だ」なんて耳にタコができるくらい聞いたけど、簡単にできれば苦労はしない。だけど、この本を読むと、ちょっとイノベーティブになれるんじゃないかと錯覚するから不思議だ。

一握りのイノベーターを発掘し支えたり、認める文化が十分じゃない気がする。というか、イノベーターが社会には必要であり、そしてどういう要素を認め合うことで、イノベーターが活躍しやすくなるのだろうか、ということがよくわからない。

 

好きなことを追求する姿勢を認める

ーどうすれば、自らの情熱がみつかったとわかるのでしょうか。「大好きなこと、どうしてもやりたいと思うことがみつかれば、ああもう1日、それができると太陽が昇るのが待ち遠しくなりますよ」P.72

自分がやりたいと思うことは、こういう状態になることを指す。だから、いわれもしないことをコツコツやっている人は、その人が楽しいと思うことをやっているのだ。

日本の学生なんかは特に、一斉新卒採用とか大手企業志向に囚われているかもしれないけど、大手企業だって有名大学だって、ジレンマを抱えちゃっているし、本当に社会に必要な人材は、こういう特定分野でクリエイティビティを発揮できる人材だ。だから、自分が何となくやりたいと思うことがあれば、その気持ちを大切にした方が良い。

 

スティーブ・ジョブズは、毎朝、鏡の前で自問自答するそうだ。「今日が人生最後の日だとしても、今日、する予定のことをしたいと思うか。」と。「ノー」と答える日が続くなら、軌道修正しなければならないということだ。P.358

結局こういうことなんだよね。本当に好きなことであれば、勉強もできるし、たくさん考えるようになる。ちょっと前までの日本社会は、年功序列、終身雇用で長い期間に及ぶ忍耐が必要だったのかもしれないけど、そういう価値観はもうそぐわなくなっている気がするよね。

 

ガンジーも言ってるよ。Live as if you were to die tomorrow.Learn as if you were to live forever.ですよ。

 

イノベーションに必要なビジョンを持つ

貧弱なビジョンからは貧弱な努力しか生まれない。P.124

ビジョンというのは、今はないけどやがて訪れる未来を具体的にイメージし、それを共有する力を指しているのだと思われる。そして、それが集団的イノベーションを生み出す力強いトリガーになる。こういうことを語れる人がイノベーターになりうる。ではどうやったらビジョンを生み出せるようになるのだろうか。

 

「大好きなアイスホッケー選手、ウェイン・グレツキーの言葉があるんだ。『パックがあった場所ではなく、パックが行く先へ滑るようにしている』、だ。アップルでは、みんながそうしようと心がけている。始まりの瞬間からそうだったし、今後もずっとだ。」P.112

いわゆる未来志向になる、ということだ。現状ではなく未来を基準に考えていく。何となく日本では「夢想家」は毛嫌いされる感があるけれど、変革は遠いところから起こる。馬鹿げた夢想の可能性をできるだけ拾える社会が望ましい。

 

問題を目の前にして、とても簡単な問題で簡単に解決できると思ったら、それは、問題の複雑さをまったく理解していないということだ。そのとき思いついた解決策など、シンプルすぎてうまくゆかない。今度は、問題がとても複雑に見えてしまう。そして、ややこしい方法で解決しようとする。この方法でもそれなりに問題が解消できるので、ほとんどの人はここでやめてしまう。でも、これは途中なんだ。優れた人はさらに進み、問題の根本的な原理ともいうべきものをみつける。そして、美しくエレガントな解決策を実現するんだ。P.242

ああ、最後はこれだな。とても良い表現だと思う。どこまで考えるか。思考の深さを表現している。問題は簡単なようで簡単じゃないけど、それでもシンプルに解決することがベストだ。イノベーションとは、その「シンプル」にたどり着いたことを指すんだろうな。

 

アップルやスティーブ・ジョブズがこんなに注目され、分析されているのは、単に業績が良いからとかじゃない。実際これからの先進国が産業として発展するためのひとつのモデルを体現しているからだろう。日本からも、そして日本の「地方」からももっとイノベーションが誕生する空気を味わいたい。

ソフトピアジャパンという「日本版シリコンバレー」

岐阜県大垣市にソフトピアジャパンという施設がある。1990年代に設立されたIT産業育成拠点施設で、岐阜県がIT先進立県として取り組んだ施策のひとつの象徴。「日本版シリコンバレー」を目指して設立された、という表現もある。

 

ITバブルが崩壊してからは賛否両論が今に至るまで渦巻いているものの、現在はスマートフォン開発で改めて注目を集めている。

 

ベンチャーを輩出するためには何が必要か

最近ソフトピアジャパンについて考えることが多いのだけれど、一般的に産業集積としてベンチャーの輩出などが行われるようになるためには、さっくり簡単にいえばヒト・モノ・カネが必要なんだと考えられる。

 

ヒト

これは、大学などの教育機関の存在。そこで育成される人材が起業を目指したり、特定分野に関する高い知識を身につけ、そして人材ネットワークの「ハブ」になることで、起業家や起業を支える人材を育成していくことになる。

ソフトピアジャパンでは情報科学芸術大学院大学(IAMAS)という大学院のみの公立大学が存在する。大学がカバーしている範囲や人数という点では、十分とは言えないのかもしれない。

 

情報科学芸術大学院大学 – Wikipedia

情報科学芸術大学院大学(じょうほうかがくげいじゅつだいがくいんだいがく、英語: Institute of Advanced Media Arts and Sciences)は、岐阜県大垣市領家町3丁目95番地に本部を置く日本の公立大学である。2001年に設置された。大学の略称

 

 

モノ

これは、インキュベーション施設などが挙げられる。ソフトピアジャパンでは、ベンチャー企業に低賃料で貸し出す「ドリームコア」と「ワークショッピ24」がある。実状はこんな感じらしい。

事業を始動したばかりのベンチャー企業を低賃料で後押しする「ドリームコア」の入居率は82%だが、規模を拡大した企業が対象の「ワークショップ24」の入居率は28%にとどまる。

(ネタ元のニュース記事が消えてた。。。)

 

カネ

これは、行政からの支援金やベンチャーキャピタルの存在が挙げられる。調べた感じだと、人材育成に関する助成金などは存在するようだ。だけど、実際の事業そのものに対するサポートやベンチャーキャピタルによるハンズオンなどは、見当たらない。

 

ソフトピアジャパンの現状

県議会議事録などもみてみたが、年間5億円という施設管理費について議論されることはあるが、どういう戦略でこの拠点を育成してくか、というところについてはよくわからない。平成20年に議会で質問された下記の状況から、今もあまり変わっていないのではないか、というのが正直な感想。

このときの知事の答弁は笠原先生の質問に対するものであったのですが、御紹介しますと、以下の五点を上げられています。第一に、ソフトピアジャパンを中核としてベンチャー企業群から成る日本版シリコンバレーの創出というかけ声でスタートしたが、現時点では到底その域には達していない。第二に、最先端の研究開発を目指すということについては、それにふさわしい研究員の配置等体制づくりができてこなかった。結果、最先端の研究開発はもとより、その実用化あるいは企業への技術移転ということにもまだ至っていない。第三に、海外の学術機関との提携、海外人材を招いたイベントといったことも数多く開催したが、その多くが一過性のものに終わっており、持続的なネットワークの構築には至っていない。四番目に、多くのベンチャー企業の輩出を目指したが、その育成は甚だ不十分であった。五番目に、中にはベンチャー企業が成功したケースもあったが、マーケットの不足ということで、マーケットの大きい東京などに行ってしまうことが多く、これを埋め合わせるべく、県内市場をどう拡大するかという観点からの県内産業の情報化についてもまだまだ十分推進できていない。

平成20年  6月 定例会(第3回)-07月02日-02号

 

設立の目的は、ITを県内で産業化し、人と企業を集めることで税金を稼ぐことだったはずなのに、成長してもマーケットが岐阜にないから出ていってしまう、というやや皮肉な事例も生まれている。十分な地域戦略が描けていないんじゃないか。ここらへんの記事を読みながら、いろいろ考える今日この頃。誰かもっと実状に詳しい人がいたら、教えてくれないかな。

 

ポール・グレアム「ベンチャーがアメリカに集中する理由」 – らいおんの隠れ家
日本や欧州にシリコンバレーが出来ない理由とその対策 (1/2) – My Life After MIT Sloan
Togetter – 「@isologueさんのSFC訪問から発展した起業・ベンチャー・大企業論」

 

Outlookカレンダーの設定

Outlookのカレンダーの設定メモ。どうでもいいんだけどね。

  • 週間表示に、土日を加える
「ツール」⇒「オプション」⇒「予定表オプション」から、土日のチェックボックスを入れる

  • 祝日を加える
「ツール」⇒「オプション」⇒「予定表オプション」から、「祝日を追加」で日本を選択

再生可能エネルギー法案で、電気代はどうなるの?

再生可能エネルギー法案がいろんなところで議論されている。賛否両論巻き起こっているみたいだけど、どうなんだろ。

Q 買い取り期間や価格は決まっているの?

A いずれも決まるのは法案成立後です。期間は、家庭の太陽光の場合は現行制度と同じ10年間と決まっていますが、その他は15~20年の範囲で決めます。価格は、太陽光以外は1キロワット時あたり15~20円の範囲で決めます。太陽光は発電システムのコスト低下が進むと予想されるため、年度ごとに決めます。家庭の太陽光は現在同42円ですが、12年度は同30円台後半程度に下がるようです。いずれにせよ、現在の業務用の電気料金は同11~14円程度なので、電力会社は高めの価格で買い取ることになります。

Q 電力会社も大変だ。

A いえ、電力会社は高く買い取った分を電気料金に上乗せできます。制度導入10年後には、上乗せ負担額は標準家庭で月150~200円程度と試算されています。普及のためには電気代が高くなるのも我慢して、という法案なのです。

via mainichi.jp

産業政策で補助金なり貿易規制を与えるときは、その産業を国策として保護・育成していくということなんだと思うんだよね。再生可能エネルギー法案というのは、そういう形を明確につくろうということだと思うんだけど、税金を投入して、産業としてペイされるまでにどの程度の期間が必要なのだろう。

武雄市長物語 : 再生可能エネルギー法案は通せ。

自然エネルギーの不都合な真実 : アゴラ – ライブドアブログ

¥ 780