オープンデータは政府や自治体だけのものではない

オープンデータというのが、中央省庁や自治体で注目されています。Googleトレンドでみても、一目瞭然です。

オープンデータのメリットは、データを持っている主体と開発する主体を分けることで、それぞれが得意分野に注目することができる点です。

オープンデータを提唱したティム・バーナーズ=リーが、政府に対してデータの公開を求めたことから、政府を中心にした公共機関へのオープンデータが着目されがちではありますが、「オープンデータ」という概念は政府だけが対象ではありません。民間企業でもデータをオープンにしていく流れが生まれています。

 

ローソンの「HackaLawson 2013」

HackaLawson (ハッカローソン) 2013|ローソン
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ローソンが持っているデータやAPI、キャラクターの利用を公開し、アプリを作成する取り組みです。テーマに「ソーシャルチェンジ」を掲げていて、自社では生み出せない価値を創出したり、社会への貢献を企業単独ではなく外部と恊働することに、この取り組みの意義を見出しています。

ニュース – ローソン主催のハッカソン、ユーザー視点の「ソーシャルチェンジ」アプリが続々:ITpro

【ハッカソン編】コンビニ業界初!ローソン主催ハッカソン「HackaLawson 2013」開催【@aco220】 | TechWave

ハッカソンの波が企業にまで。ローソンがハッカソンでソーシャルチェンジ。 【in the looop】

 

リクルートの「ReHack」

ReHack | まだ、どこにもないものをつくる。リクルートのハッカソンイベント
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リクルートのハッカソンイベント。

リクルートの事業課題を解決せよ。- ハッカソン「ReHack(リハック)」で生まれた、世の中を変える9つの種 | U-NOTE【ユーノート】

 

ホンダの「インターナビ・フローティングシステム」

Honda│internavi│フローティングカーシステムとは
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フローティングカーシステムとは、日本中のインターナビ装着車の走行データ(フローティングカーデータ)を集め、ルート案内などに活かすシステムです。

ホンダが蓄積しているデータは、道路行政にも利用されています。(上記HPに道路行政への活用の説明動画があります。ぜひ見てください。)

 

プラットフォーム化する企業

データを提供し、いろんな人にデータを利用し、自社の取り組みに参画してもらうということは、自社をプラットフォーム化していく、ということです。多くの人に参画してもらいやすい仕組みを作る必要があります。

一方で、上記のような事例を見て考えるのは、民間企業がオープンデータを行うためには、「公共性を感じる」ものが必要なのかな、という気がします。公共性を感じさせることで、データを利用する意義を設け、いろんな人が参加する意義を見出しやすいと思うのです。

ただ、公共性だけでは持続が難しい、モチベーションを創発し続けることも難しい、という面もあります。つまり、大きな収益や事業インパクトを与えるようなところに結びつけることが、「公共性を感じる」面と相反するのではないかという気がするのです。

 

要は何を目的とするのか、ということなのですが、「CSRの一環」と捉えれば、ローソンのように公共性を前面に出すことが、企業のブランドを向上させるでしょう。こういう形のCSRが今後増えると思いますし、IT系のデザイナーやプログラマーは、新しい社会貢献や事業収益の機会が与えられるでしょう。

今日はこのへんで。

セマンティックウェブによるウェブ世界の未来

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photo credit: Stuck in Customs via photopin cc

今後のウェブはどうなっていくんでしょうか。

最近、やたらと「セマンティックウェブ」という言葉を見るようになりました。他にも、関連して「リッチスニペット」とか「schema.org」などの言葉も。これらは、ウェブの新しい流れです。

 

セマンティックウェブとは?

セマンティックWebとは「情報リソースに意味を付与することで、人を介さずに、コンピュータが自律的に処理できるようにするための技術」のこと。そのためには「メタデータ」と呼ばれるデータを識別するための情報と、「オントロジー」と呼ばれる標準化された分類体系が必要となる。

Facebook Open Graph ProtocolとセマンティックWebの進化を探る:In the looop:ITmedia オルタナティブ・ブログ

簡単にいえば、ウェブにあるあらゆる情報を「データベース化」して、機械でも理解できるようにしよう、ということです。(具体的な例は、上記リンクを読むと良いです。)

これまでは、例えばGoogleで検索するにしても、人間が検索ワードを想像して入力して、その検索結果から有益そうな情報を判断してきました。ウェブ上にある情報も、載せる人によってそれぞれ意味は違っていて、バラバラな情報だったのです。

しかし、セマンティックウェブの世界では、ウェブ上にある情報について、具体的に意味を持った検索を行うことができるようになります。

参考:
セマンティック技術と検索エンジンの進化、SEOへの影響 | SEO Japan
検索3社が協力してセマンティックウェブを促進、schema.orgイニシアティブを発表::SEM R (#SEMR)

 

進んでいくウェブの標準化

セマンティックウェブによって、「オントロジー」と呼ばれる標準化体系が整備されようとしています。また、同じ流れとして、HTML5が今後普及していきます。

HTML5とセマンティックウェブの関係は、以下の記事が詳しいです。
HTML5が引き寄せる近未来を、9つの「○○ウェブ」で理解する。(後編) – ZDNet Japan

これによって、ウェブの世界は一層標準化が進んでいます。データの意味の持たせ方、それを読み取るブラウザの仕様など、いろんな変化が生まれています。その一方で、IEに代表されるように、レガシーな仕様は捨てられていく運命にあります。

 

これからのウェブの世界は、もっと標準化されていき、機械が判断できる幅を増やそうとしています。結果として、それが人間にとってもっと便利で、効率的に情報を扱うことができるようになるからです。

 

オープンデータとセマンティックウェブ

セマンティックウェブは、データを共通項目で構造化することで、多くの人に共通で理解できるようにしよう、という意味合いがあります。今、流行ワードであるオープンデータにも、少なからずこの構造化データは関連があります。

このLinkDataのように、オープンデータを構造化して、広く利用できるようにする取り組みがあります。

オープンデータをつなげて共有しよう|オープンデータ共有&ダウンロード|LinkData
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これによって、様々な組織・団体がデータをオープン化し、共通な意味合いを持たせることで、利用する側の利便性が大きく向上する、というわけです。

 

というわけで、「情報の意味」が共通化される、というのは大きなトレンドとして進んでいきます。企業のウェブサイトだろうが、個人のブログだろうが求められますし、オープンデータのような「データそのもの」にも構造化して意味付けする取り組みが必要になる、ということです。

お買い得だから、KindleじゃなくてKoboで電子書籍を買おう

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photo credit: neeravbhatt via photopin cc

電子書籍サービスは、何を利用していますか。

僕はKindleから入りましたが、今のメインはKoboです。なぜなら、Koboはクーポンを配りまくっていて、いろんな電子書籍を安く購入できるからです。金額の面から考えれば、Kobo一択だと思っています。

Koboはなぜ安く購入できるのか

本当の理由は楽天に聞いてみないとわかりませんが、僕には20~30%Offのクーポン券がバンバン送られてきます。サイトに行っても、しょっちゅう割引しています。なんでこんなことをしているか、というのにはいくつかありますが、前提としては、次の3つが大きいと思います。

  • 電子書籍市場は今後も成長する
  • 電子書籍サービスは囲い込みのビジネスモデル
  • 楽天Koboの立ち位置

ひとつずつみていきましょう。

電子書籍市場は今後も成長する

以下の記事に書いてありますが、電子書籍市場は、今後5年間でみると、年平均成長率が20%を超えています。すごい成長市場です。

ソーシャルゲームと電子書籍市場が拡大へ–2018年予測 – ZDNet Japan

電子書籍サービスは囲い込みのビジネスモデル

今のところ、各社の電子書籍サービスは基本的に囲い込みです。他社で買った電子書籍を、別の電子書籍端末やアプリで読むことはできません。今は初期なのであまりたくさん買う人も少ないので、他社へのスイッチングコストが低いですが、長く利用すると、どんどん囲い込まれて、他社から買うのが面倒になる可能性があります。

楽天Koboの立ち位置

どのデータもやや怪しいところではあるのですが、楽天KoboはAmazon Kindleに大きな溝を開けられていると思われます。国内シェアでみれば、Kindle40%、楽天Koboは7%程度です。

電子書籍の世界シェアは Amazon Kindleが55% 楽天 koboが20% : キジトラ速報

これらを考慮すると、成長市場においてマーケットシェアを早期に拡大する戦略をとっているため、楽天Koboは割引によってどんどん安く販売しているのだと推測できます。

まだあります。この記事に詳しく書いてありますが、楽天とAmazonでは利益のポイントや占める割合が違うため、価格を下げたときのインパクトが違う、という観点です。Kindleを疲弊させるためにKoboはどんどん割引を行っていて、Amazonは仕方なく追随して顧客の流出を回避する行動に迫られています。「きんどう」をフォローしていると、「Kobo追撃!」のセール情報がたくさんやってきますから。

Kobo追撃!コミック1巻50%還元セール「蒼き鋼のアルペジオ」「のんのんびより」「動物のお医者さん」「海街diary」「デトロイト・メタル・シティ」「銀の匙」ほか! | きんどるどうでしょう

いやーこういう攻防って、本当面白いですよね。

実際にKoboを使ってみてどうか

Koboはメールでクーポンを送ってきます。20~40%というのが多い感じです。クーポンの利用期間は限定されていますが、期限が切れるとまた送ってくるので、結果的に途切れないですね。このあたりは、CRMによって分けているとすると、人によって違うのかもしれません。

また、Koboのクーポンには、こういうサイトも登場しています。

WM×LI: 楽天koboイーブックストアで使えるクーポン一覧

単純なクーポンなので、知ってしまえばどんな人でも使える、というわけです。恐らく、こういうことも折り込み済みというか、承知の上でクーポンを配っているんだと思いますが。

アプリに関しては、iPhoneアプリを使っていますが、使い勝手は正直改善の余地有りです。ハイライトや辞書を使うときに文字選択するのですが、この誤差が大きい。使いづらい。それ以外は、少し挙動が重い以外はあまり不満があるわけでもないですが。

以上から、最近はもっぱら和書はKoboを利用しています。Kindleは、洋書のラインアップが豊富なのと、Instapaperとの連携など、Kindleで買った電子書籍以外の文書などを読むことができるので、洋書とその他文書用になっています。

Koboも端末が充実してきたし、ここらで買おうかなーと思う今日このごろです。

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Chromeが重いと感じたら、拡張機能「The Great Suspender」を試そう

僕はChrome愛用者ですが、Chromeって重くないですか?

Chromeはタブひとつひとつが独立していることがメリットではありますが、そのせいで、タブを開きすぎたりず、ずっとタブを開きっぱなしにすると、メモリを大量に消費してしまいます。PCスペックにもよりますが、とても重くなってしまったりするものです。

何とかならないものかと思っていましたが、「The Great Suspender」という拡張機能を導入することで、あまり不便さを感じることなくメモリ消費を抑えることができるようになりました。

 

非アクティブになったタブを自動で停止する

「The Great Suspender」は、予め設定した時間に基づき、非アクティブになったタブを自動で停止します。こうすることによって、無駄に消費するメモリを抑えてくれます。

停止されたタブは、以下のように表示されます。「click to reload」で再読み込みするか、基本的に停止しないようにするには「add to whitelist」を選びます。

suspend

もう一度アクティブにするときには「click to reload」を押すなど、リロードする手間が発生しますが、PC全体がスムーズに使えるようになるというメリットに比べれば、僕は問題ありません。

一応、設定で「タブをアクティブにしたら自動でリロードする」ということもできます。個人的には、自動でリロードされるのもちょっと煩わしいので、設定していませんが。(以下の設定画面の、「Automatically unsupend when tab gains focus」が該当します。)

the_great_suspender_settings

Chromeの重さに悩む人はお試しください。ダウンロードはこちらから。

Chrome ウェブストア – The Great Suspender

就活生のための時間・タスク管理入門

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photo credit: Great Beyond via photopin cc

そろそろ就職活動が本格化する時期ですが、今日はタスク管理の方法について考えようと思います。僕は、タスク管理というものを大学生の頃から意識するようになりました。それからいろんな変遷を経て、今に至っています。その内容をここで纏めようと思います。

 

「費用対効果」を意識する

就職活動あたりから、真剣にタスクを管理しないとまずいなと思い始めました。それまでは時間が無限にあるかのように生活していましたが、大学・アルバイトもあり、自分のキャパシティが一度限界を迎えようとしていたのだと思います。

ここで考えるべきは、時間の使い方なわけですが、単に「効率良くやろう」では続きません。明確な目的がないと飽きたり疲れたりしちゃうんですね。なので、費用対効果を意識するようにします。

いろんな作業について、「これにこれだけかける時間の価値はあるだろうか」ということを考えるようになりました。自分が得られるメリットに対して、時間があまりにもかかる場合は、思い切ってやめたりするようになったのです。そうすると、「何のためにこれをやっているのか」ということも意識するようになります。目的がクリアになると、少ししんどいことでも頑張ろうと思えるもんです。

時間は平等で有限です。社会人になるともっと忙しくなると思います。時間をどう使うか、何のために時間を使うのか、ということを意識して欲しいものです。

 

心理的に安定してモチベーションを高めることが重要

自分の反省なのですが、なんか「頑張って早くやろう」とか「きっちり時間決めてやろう」とか思って、できるだけ時間を有効に使おうと思って、無駄に急いでいたり、予定をびっしり詰めるみたいなことをやっている時期がありました。

ただ、そんなことをやっても続かないんですね。どこかで自分が疲れてしまう。そこで気づいたのは、体や気持ちが安定していないと、ちゃんと成果が出ないし、体や気持ちを安定させるためには、適度なリフレッシュや休憩が必要だということです。

自分にどんどん苦行を課して頑張らせても、ちっとも楽しくありません。自分のパフォーマンスを高く保つためには、自分の頑張るラインを見極めたり、心理的な状態を客観的に見れることが重要だと思っています。「ああ、疲れてきてるな」とか「精神的に余裕がなくなっているな」とか。そういうサインを自覚したら、積極的に休むようにしました。

自分ができるだけ楽しみながら、パフォーマンスを高めていくことが、時間を有効に使うことにもつながるのだと思います。

 

細かいテクニック論に陥らない

ネット社会の昨今、いろいろタスク管理とか時間の使い方に関する方法論が溢れています。自分もいろいろ試したりしました。

  • GTDをメールで実践してみたり
  • Excelでタスクを管理してみたり
  • 自分の作業時間を計測してみたり
  • ポモドーロ法でタスク時間をコントロールしてみたり

など、いろいろやってみました。正直、今でもやっていることはあまりありません。GTDをベースにしつつ、ゆるく自分のタスクを管理しているぐらいです。でも、それで良いと思っています。何かを試して、しっくりこなければやめる。良くなりそうならまた試す。その繰り返しです。完璧な方法なんてないですし、自分に合ったものがあると思います。また、時間とともに自分の考え方ややり方も変わるのが当然でしょう。

ということで、細かいテクニックなどはどうでも良いとは言いませんが、固執しすぎるのは良くないと思います。

 

参考本

はじめてのGTD

「タスク管理」を手法として認識したきっかけは、「GTD(Get Thinds Done)」でした。デビット・アレンという人が唱えたタスク管理手法で、IT時代に適した内容でした。今でも考え方のベースはここにあります。

 

今日はこのへんで。

Chrome拡張機能「Speed Dial 2」を導入したらストレスが劇的に低下した

生産性を上げるブラウザといえば、個人的にはChrome一択だと思っています。IE→Firefox→Safariなどといろいろ浮気をしてきましたが、今日まで最も安定していて機能が豊富で、生産性が高くなるのはChromeです。ここ数年はずっと愛用しています。(メモリを食うので使い続けると重いのだけが難点です。。。)

で、Chromeが最近更新されて、スタートページが非常に使いづらくなったのがすごいがっかりしました。アプリを選択するためにはメニューバーにある「アプリ」をクリックしないといけないし。クリックひとつ増えると、ストレスを感じるんですよね。たかがワンクリック、されどワンクリック。

スタートページの表示を、一応元に戻す方法もあります。

Chromeの「おせっかい」な新しい新規タブページを以前の設定に戻す方法 : ライフハッカー[日本版]

 

この際なので、いろいろ探していてスタートページをカスタマイズできるChrome拡張機能「Speed Dial 2」を導入してみました。

Speed dial 2 – Google chrome extension
http---speeddial2

結論としては、なんでもっと早く導入しなかったんだろうという感じです。最初にタブを開いたときのスタートページが抜群に使いやすくなるので、ものすごくストレスが低下しました。

 

特徴としては、以下のような感じです。

  • よく開くページとアプリを1ページで表示することができる
  • 履歴などもスライドして現れるサイドバーですぐに確認できる
  • ボタンに画像が付与されるので、グラフィカルで視認しやすい
  • ブックマークをタブでグループ化して整理することができる

細かい設定や使い方は、以下の記事を参考にしてください。

[ 拡張機能 ] ブックマークは要らない!? Speed Dial 2 で新規タブをオレ色に! | yossense

 

ただ、有料Proアカウントにならないと端末間で設定は同期してくれないので、複数端末使うユーザーとしてはその点はやや不便。それも最初に設定さえしてしまえば良いだけなんですが。

ひとまず、Speed Dial 2はしばらく使い続けています。快適です。

ローカルにあるWebサイトのリンク切れをチェックするツール

ふと必要になったので、メモ書きとして残しておきます。Webサイトの管理者には参考になるかな、と。

ローカルでWebサイトのリンク切れをチェックする際のツールです。いずれも少し古いアプリに見えましたが、Windows7環境で問題なく動かすことができました。

Website Explorer

Website Explorer
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Webサイトのフォルダ構成やリンク構成をエクスプローラで表示してくれるツールです。なので、ローカルのWebサイトに限らず利用できますし、リンク切れのチェック以外にも、Webサイトのダウンローダやサイトマップ作成ツールとしても利用できます。

ダウンロードはこちら。

DOWNLOAD

使い方の説明は、以下の記事が詳しいです。 Website Explorer – サイトのリンク切れをチェック&丸ごとダウンロードもできるソフト

 

孤島発見器

孤島発見器 使い方
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サイトの中で、どこからも参照されていないファイルを発見することができます。まさに、孤島になっているファイルを特定するためのツールです。もちろん、HTMLファイル内にあるリンク切れもチェックすることができます。

ただし、サイトトップにある入口ページ(大抵はindex.html)を指定する必要がある、というのが使い方の注意事項です。(孤島発見器の使い方のページにはちゃんと書いてあります。)

リンク切れは、訪問者の満足度を低下させますし、こういうチェックツールを活用して撲滅したいものです。

集中力を高める環境音を流すiPhoneアプリ「Coffitivity」

カフェ特有の雑音を流す「Coffitivity」が、これまではWebサービスのみでしたが、Macアプリ・iPhoneアプリとしてリリースされていました。

Coffitivity 1.2.1(無料)
カテゴリ: ユーティリティ, 仕事効率化
販売元: Coffitivity, LLC – Coffitivity, LLC(サイズ: 87.3 MB)
全てのバージョンの評価: 無し(0件の評価)
iPhone/iPadの両方に対応

これが、使ってみると意外に良い効果がありそうなんですよね。このアプリの良いところは、オフラインで使えるところです。あと、好きな音楽と重ねて再生させることもできます。

で、音楽と集中力の関係について調べてみたら、面白い記事がありました。

BGMは効果的か? 仕切りのないオフィスでも集中して生産性を上げるための方法 | マイナビニュース

これを読むと、いろいろ面白いポイントが書いてあります。こういう職場環境の生産性というのはいろんな角度から研究されているんですよね。

 

自分で音をコントロールできることが、モチベーションを高める

何でもそうですが、自分でコントローラブルな状況になることがやる気や生産性と関連してきます。作業をするときに好きな音楽を聴く、という行為は「環境としての音を自分でコントロールしている」という点で、有効だというわけですね。

 

音楽の種類は、作業内容と関連するのか

どうやら、聴く音楽の種類によって、向いている作業とそうでない作業があるようです。好きな音楽を聴いて作業をすることは、リラックス効果を高めるため、繰り返し行う作業を集中して行うのに向いており、アイデアを創出するなど知的な活動を行う場合は、クラシックやインストゥルメンタルなど歌詞がない音楽の方が向いている、とのことです。

 

というわけで、Coffitivityは知的な活動をする場合に向いているということですね。他にも、「音楽 集中」で検索するとYouTubeの動画がたくさんヒットしますし、以下の記事のようにいろいろ種類があります。自分に合うものをお試しあれ。

仕事に集中できる環境音・音楽サイト厳選11 – ICHIROYAのブログ

Kindleの電子書籍を無料でオーディオブックにする方法

Audio Book
photo credit: jeff_golden via photopin cc

これはすごい。iPhoneのKindleアプリにある電子書籍を、無料でオーディオブックにすることができます。それを実現するためには、iPhoneに搭載されているVoiceOver機能を使います。

 

iOSのVoiceOver機能とは?

VoiceOverは、画面を読み上げるための機能です。

アップル – アクセシビリティ – iOS – VoiceOver
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画面に表示されている文字やメニューについて、読み上げてくれます。これを利用して、Kindleの電子書籍を読み上げていくことで、オーディオブックとして利用しよう、というのがこの記事の主旨です。

 

VoiceOver機能の使い方

最初に、VoiceOver機能の呼び出し方を設定します。ずっとOnにしておくと、ボタンとかメニューとか全て読み上げますし、通常時と操作方法も変わってしまいますので注意が必要です。Kindleを起動しているときだけOn/Offできるようにしましょう。

設定方法は、「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「ショートカット」→「VoiceOver」をチェックします。これで、ホームボタンをトリプルタップしたときにVoiceOver機能が呼び出されます。

 

次に、読み上げの始め方です。Kindleを起動してから、先ほど設定したホームボタンのトリプルタップで、VoiceOver機能は始まります。しかし、それだけでは書籍内を自動でページ送りして読み上げてくれるわけではありません。

読み上げを開始するためには、2本指で上へスワイプします。これで読み上げがスタートしますし、ページ送りも自動で行ってくれます。

 

ちなみに、英語を読み上げるときは、言語環境を英語にする必要があります。設定方法は、「設定」→「一般」→「言語環境」→「言語」です。ここで英語を選択します。

 

どこまで実用的か?

読み上げ機能は、あくまで機械によるものです。完璧とはもちろん言えませんが、それなりに聞き取ることができます。

あとで読むサービスのPocketに登録した記事を読み上げるiPhoneアプリ「Lisgo」を使ってみたときも思いましたが、自動で文章を解析して読み上げる機能というのは、非常に進歩していると感じます。

記事を音声で読み上げるiPhoneアプリ「Lisgo」が感動した | Synapse Diary

また、VoiceOver機能を使えば、Lisgoのようなアプリも不要かもしれないとも思いました。実際、InstapaperからKindleへ記事を自動で送信することもできますし。

Kindleが一層便利になる。InstapaperからKindleに未読記事を送る | Synapse Diary

 

他にVoiceOver機能を使えるアプリはあるか?

いくつか気になるものを試してみました。

Kobo

一応読み上げましたが、画面が真っ黒になりました。。。。その後アプリを再起動しないと通常では読めなくなったので、あまりやらない方が良いと思います。

 

Booklive

対応していませんでした。

 

Instapaper

対応しています。

 

Pocket

対応していませんでした。記事のせいかもしれませんが、なぜか日本語が全部スキップされて、アルファベットが書いてあるところだけが読み上げられました。謎。

 

 

以上です。今日はこのへんで。

WordPressのセキュリティ対策プラグイン

WordPressの不正アクセスが怖い今日このごろです。ホームページを運営したりする立場からすれば、こういうセキュリティ対策はしっかりとっておきたいものです。最近では、レンタルサーバ上のWordpressが狙われて、不正改ざんが起こっています。

ロリポップ!、WordPress利用サイトで不正アクセスによる改ざん被害 -INTERNET Watch

ということで、今日はこのブログで使っている、セキュリティ系のプラグインを書いておきます。

 

セキュリティ対策をしっかりやるために

Acunetix WP Security

WordPress › Acunetix WP Security « WordPress Plugins

自分のブログ内にあるセキュリティの脆弱性について教えてくれるブログです。インストールすると管理画面のサイドバーに「WP Security」というメニューが現れるので、そこから脆弱性がないかを確認します。

インストールした直後はいろいろ問題点が表示されて、少しずつ改善していきました。セキュリティ対策として何をやったら良いかわからない、という人はまずインストールしてみると良いと思います。

 

Akismet

WordPress › Akismet « WordPress Plugins

WordPressに最初からインストールされているプラグインですね。そのまま有効にしておきましょう。コメント欄へのスパムなどをちゃんと対策してくれます。

 

Crazy Bone (狂骨)

WordPress › Crazy Bone « WordPress Plugins

WordPressは多くの人に使われているが故に、不正アタックで乗っ取られたり改ざんされるリスクが高いと言われています。このプラグインは、ログイン履歴を表示してくれるものです。ログイン履歴を表示してみると、たくさんの不正ログインを試みる履歴がでてきて、本当にびっくりしました。

不正ログインのIPアドレスは、次の紹介する「WP-Ban」という別のプラグインでアクセスできなくするのが良いです。

 

WP-Ban

WordPress › WP-Ban « WordPress Plugins

指定したIPアドレスは、アクセスできなくするためのプラグインです。CrazyBoneと組み合わせて、こまめにチェックして不正アクセスを防ぎましょう。ちなみに僕は毎日確認してます。(そして、毎日不正ログイン攻撃を受けています。)

 

Semisecure Login Reimagined

WordPress › Semisecure Login Reimagined « WordPress Plugins

ログイン時のパスワードを暗号化してくれるプラグインです。SSL通信が常に確保できれば良いんですが、そうとは限らないので、やっておいて損はないかな、と。

 

Simple Login Lockdown

WordPress › Simple Login Lockdown « WordPress Plugins

複数回ログインを失敗すると、ログイン画面をロックします。不正ログインで連続攻撃を受けたときに、早急に画面をロックしてしまってログイン処理をできなくします。ロックする回数は設定画面から指定することが可能です。

 

これらのプラグインは、ひとまずインストールしておきましょう。また、CrazyBoneとWP-Banの組み合わせで、不正アクセスをちゃんと防止しておく取組が重要かと思っています。

こういうセキュリティ対策をどうしてもやらなければいけないのか?という疑問を持つ方は、以下の記事を読みましょう。

デフォルトユーザー名の変更やパスワード強化を推奨:標的は「admin」のユーザー名、WordPressを狙う攻撃激化 – @IT

Google AuthenticatorプラグインでWordPressブログを2段階認証に設定する方法 | 海外SEO情報ブログ

WordPress初心者向け セキュリティ強度をできる限り上げる方法 | More Access! More Fun!