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そろそろ就職活動が本格化する時期ですが、今日はタスク管理の方法について考えようと思います。僕は、タスク管理というものを大学生の頃から意識するようになりました。それからいろんな変遷を経て、今に至っています。その内容をここで纏めようと思います。
「費用対効果」を意識する
就職活動あたりから、真剣にタスクを管理しないとまずいなと思い始めました。それまでは時間が無限にあるかのように生活していましたが、大学・アルバイトもあり、自分のキャパシティが一度限界を迎えようとしていたのだと思います。
ここで考えるべきは、時間の使い方なわけですが、単に「効率良くやろう」では続きません。明確な目的がないと飽きたり疲れたりしちゃうんですね。なので、費用対効果を意識するようにします。
いろんな作業について、「これにこれだけかける時間の価値はあるだろうか」ということを考えるようになりました。自分が得られるメリットに対して、時間があまりにもかかる場合は、思い切ってやめたりするようになったのです。そうすると、「何のためにこれをやっているのか」ということも意識するようになります。目的がクリアになると、少ししんどいことでも頑張ろうと思えるもんです。
時間は平等で有限です。社会人になるともっと忙しくなると思います。時間をどう使うか、何のために時間を使うのか、ということを意識して欲しいものです。
心理的に安定してモチベーションを高めることが重要
自分の反省なのですが、なんか「頑張って早くやろう」とか「きっちり時間決めてやろう」とか思って、できるだけ時間を有効に使おうと思って、無駄に急いでいたり、予定をびっしり詰めるみたいなことをやっている時期がありました。
ただ、そんなことをやっても続かないんですね。どこかで自分が疲れてしまう。そこで気づいたのは、体や気持ちが安定していないと、ちゃんと成果が出ないし、体や気持ちを安定させるためには、適度なリフレッシュや休憩が必要だということです。
自分にどんどん苦行を課して頑張らせても、ちっとも楽しくありません。自分のパフォーマンスを高く保つためには、自分の頑張るラインを見極めたり、心理的な状態を客観的に見れることが重要だと思っています。「ああ、疲れてきてるな」とか「精神的に余裕がなくなっているな」とか。そういうサインを自覚したら、積極的に休むようにしました。
自分ができるだけ楽しみながら、パフォーマンスを高めていくことが、時間を有効に使うことにもつながるのだと思います。
細かいテクニック論に陥らない
ネット社会の昨今、いろいろタスク管理とか時間の使い方に関する方法論が溢れています。自分もいろいろ試したりしました。
- GTDをメールで実践してみたり
- Excelでタスクを管理してみたり
- 自分の作業時間を計測してみたり
- ポモドーロ法でタスク時間をコントロールしてみたり
など、いろいろやってみました。正直、今でもやっていることはあまりありません。GTDをベースにしつつ、ゆるく自分のタスクを管理しているぐらいです。でも、それで良いと思っています。何かを試して、しっくりこなければやめる。良くなりそうならまた試す。その繰り返しです。完璧な方法なんてないですし、自分に合ったものがあると思います。また、時間とともに自分の考え方ややり方も変わるのが当然でしょう。
ということで、細かいテクニックなどはどうでも良いとは言いませんが、固執しすぎるのは良くないと思います。
参考本
はじめてのGTD
「タスク管理」を手法として認識したきっかけは、「GTD(Get Thinds Done)」でした。デビット・アレンという人が唱えたタスク管理手法で、IT時代に適した内容でした。今でも考え方のベースはここにあります。
今日はこのへんで。