あなたのアカウントが乗っ取られるかもしれない。対策は簡単なのでやりましょう

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あなたは、同じパスワードを使い回してませんか?

使い回しているようだったら、これから書かれていることを読みましょう。

SNSをはじめとするアカウントの乗っ取りは他人事ではないですし、企業も完全に守ってくれるわけじゃありません。LINE、Facebook、Twitterなどのアカウントが乗っ取られるなんてことも、珍しくなくなってきました。

最近だと、偽レイバンの広告がスパムとして出回るってのがありましたね。

気を付けて!次のFacebook乗っ取り事件は友達も巻き添えに!?対処法まとめ – NAVER まとめ

 

セキュリティ対策は常識になっているので、やっていない人は「迷惑な人」になる恐れがある

アカウントを乗っ取られると、自分の情報が盗まれるだけでなく、スパムを撒き散らしたりします。それによって、さらに被害が拡大していくわけです。SNSでつながっていると、自分の友人に迷惑をかけることになってしまいます。

よくスパムをまき散らす人とは、そりゃちょっと敬遠したくなりますよね?そういうことです。セキュリティ対策は、「やって当然」のレベルまできているんだと思っています。「詳しいことはわからない」では、通用しなくなってますね。

 

個人でできる対策は簡単で、しかもとても有効

個人でできる対策は、意外にシンプルです。

  • 複雑なパスワードにする
  • サービスごとにパスワードを変更する
  • 2段階認証を導入する

これぐらいでほぼ防げます。なぜなら、よくあるハッキングは、どこか脆弱性のあるサイトから盗んだIDとパスワードを使って、別のサイトで侵入を試みるからです。なので、例えばFacebookとTwitterで同じパスワードを使っていたら、FacebookがハッキングされるとTwitterでもハッキングされる可能性がとても高くなってしまうということです。

で、人はいちいちパスワードをたくさん覚えるのが面倒になってしまうので、できるだけ同じパスワードを使いまわすんですね。その特性を攻撃者は使います。

世界的にも、よく使われるパスワードは「123456」とか「password」とか簡単なものが多くなっています。

2014年でもっとも人気のある、そして危険なパスワードは「123456」(最新) – ガベージニュース

こうなると、攻撃者側は簡単なパスワードを使っているユーザーを狙って、ハッキングをかけやすくなるんですね。

 

「1Password」を使えば効率的にパスワード管理できる

上記のようにパスワードを複雑にしてサービスごとに変えるってのは、結構面倒ではあります。でも、それもアプリで解決できます。

もう有名なアプリでありますが、「1Password」を使えば、上に挙げた「複雑なパスワードにする」「サービスごとにパスワードを変更する」ということをストレスなくできるようになります。

 

本当に重要なマスターパスワードを登録しておけば、それ以外のパスワードはアプリが厳重に管理してくれます。ざっくり言えば以下の特徴があります。

  • パスワードや銀行口座、クレジットカードや住所情報など、重要な情報を厳重に管理
  • サービスへログインする際は、1Passwordが自動で入力
  • 複雑なパスワードを発行してくれるので、自分で複雑なパスワードを考える必要もない
  • Dropbox等を利用して、複数デバイスでもシームレスに連携
  • Windows、Mac、iPhone、Androidに対応

まあ、細かいところは検索してみれば丁寧に解説してくれるサイトがたくさんあります。これでセキュリティレベルを向上させつつ、負担なく管理することができます。

Macの方はこちらから。

1Password 5.1(¥3,500)
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
販売元: AgileBits Inc. – AgileBits Inc.(サイズ: 31 MB)
全てのバージョンの評価: (294件の評価)

Windows版はこちらから。Win+Macのバンドル版もあります。両方買う人はバンドル版がお買い得です。 Agile Online Store

ちなみに、iPhoneやAndroidは無料です。

「1Password」は有料で数千円するアプリですが(セールなどで価格が多少変動します)、ちゃんと情報を管理できると思えば、必要な投資です。ハッキングされるリスクを考えれば安いものだと思いますね。

 

とりあえずお金かけたくない人は、2段階認証の設定を

有料アプリは嫌だ!という人は、最低でもまず2段階認証の導入から。Facebook、Twitter、Google、LINEあたりは2段階認証を設定できます。これで、自分のスマホ等にパスワードが送られてくるようになりますので、アカウントをハッキングされにくくなります。

Appleも対応したことだし、主要サービスの2段階認証をまとめてみた – ぐーたら書房

ちなみに、アマゾンは2段階認証対応してないので、1Passwordで速攻パスワード変更しました。それ以外も、基本的には使っているサービスのパスワードを複雑なものに変えています。

 

というわけで、なんとなく同じパスワードを使いまわしている人は、上記の対応をしてみてください。違うサービスで同じパスワードを使いまわさない、二段階認証を設定する。これをちゃんとやりましょう。

 

ちなみに、最近のセキュリティ動向を学ぶなら、この本ぐらい読んでおけば大丈夫なんじゃないかと思います。

【買ってよかった】おすすめのマウスは「ロジクールM705t」

Logicool M705t

皆さんは、普段PCのときにどんなマウスを使っていますか?

僕はほとんど毎日PCでマウスを使っているのに、数年前に買ったミニマウスをずっと使っていました。特に困っていなかったので。

ただ、ふと動きが鈍いなーと思ったのがきっかけで、新しいマウスに買い換えようと決意した次第です。

最新のマウス動向がどうなっているのかわかりませんでしたが、少し調べて、ロジクールのM705tという機種にしました。

価格は普通だと思います。

マウスに強いこだわりがあるわけではないのですが、今回は以下2つの条件を付けました。

  • 無線対応
  • レーザー式

これに対応しているマウスとして、ロジクールのM705tにしたのです。

 

ロジクールM705tの良いところ

マウスパッドがなくても操作の滑りが良い

まずレーザー式なので、非常に滑りが良いです。マウスパッドは使っていませんが、滑らかに動かすことができます。全く違和感や認識しづらさなどはありませんね。

 

スクロールは高速と通常で切り替えられる

真ん中にあるスクロールホイールは、2段階に調整できます。最初よくわからなかったのですが、スクロールホイールの上にあるボタンで、高速スクロールか通常スクロールかを切り替えられます。長いページなどをみていてスクロールを素早く動かしたいときは高速スクロール、それ以外は通常スクロールが良いんじゃないかと思います。ちなみに、高速スクロールでは微妙な位置合わせが苦手なので、気をつけてください。

 

左側面にあるボタンはブラウザでの操作を快適にする

左側面についているボタンで、ブラウザの「戻る」「進む」を行えます。個人的にはよく「戻る」ボタンを使っていますね。意外に、ボタンひとつで「戻る」ができると、わざわざマウスで「戻る」をクリックしたり、バックスペースキーを押すより速くアクションできるので、ストレスが軽減されました。

 

無線だけど電池が3年持つのでほとんど交換しなくて良い

あと、M705tは電池が長持ちすることが売りのようですね。3年間持つといわれています。それほど電池が持つなら、無線でも全く問題ないかなーと。

 

最近のマウスの世界

そもそも、マウスって何を基準に選ぶでしょうか。僕はまずは感度ですね。

マウスを動かしたら、正確にディスプレイ上で狙ったところにカーソルが移動して欲しいですよね。感度を決めるのは、マウスの下にあるセンサーなのですが、これがいくつか種類があります。

マウスの光学式、レーザー式、青色LEDの違いは? – Excite Bit コネタ(1/2)

光学式というのが少し前のもので、今はレーザー式が多いようです。レーザー式の方が感度が良いのですね。というわけで、今回はレーザー式を選択することにしました。

あとは、無線ですね。これももう当然だと思っています。ケーブルなんて邪魔くさいし、これがなくなることでデスク周りがすっきりします。

 

今後のマウスの世界

ロジクールが考える今後のマウスの世界に関する記事がありました。ロジクールってマウスで有名ですが、スイスの会社なんですね。

今後のマウスなどの入力装置が考えなければいけないのは、スマホなどのデバイスが使われる比率が高まっており、タッチ形式で操作する場面が増えていることです。PCとスムーズに操作をつなげたり、人間がストレスなく操作できるようにするのが今後のマウスの行く先ですね。

ロジクールが考える、これからのマウスが考えなければならないポイント ~「ユーザーにとってタッチの感触が興味の的」 – PC Watch

ちなみに、タッチ用のマウスが登場しています。Appleのトラックパッドみたいなものですかね。

これはこれで、一度使ってみたい気がします。

 

さて、マウスを買い替えてしばらく経過しましたが、使いやすくて調子が良いです。手の中にすっぽり収まる感じも使っていて気分が良いですし。

日々使うなら、道具にはこだわるべきですし、マウスは数千円でできる投資なのでお手軽で良いです。最近買い換えていない人はどうぞ。

【買ってよかった】ロボット掃除機は激安でも部屋をきれいにしてくれる

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先日ちょっと書きましたが、ロボット掃除機を購入しました。これです。

初めてのロボット掃除機だったんですが、これが結構良かったんですよ。何が良かったかといえば、1万円以下という低価格でありながら、とても部屋がきれいになったんですね。

これで掃除に対する負担が軽減されましたし、部屋がきれいな状態で維持されて精神衛生上もとても良い感じになりました。

 

ロボット掃除機は、10万円ぐらいするものから1万円を切るところまで、価格幅が広がっています。正直、ロボット掃除機を初めて買うのに数万円とか、ちょっと躊躇しません?使ったことないからどれほど効果があるかわからないし。音はどれぐらいうるさいんだろう、とか、自分の生活パターンに馴染むだろうか、とかわからないじゃないですか。

で、1万円以下なら、「使ってみても使えなかったな」と思っても割り切れると思ったんですよね。

 

購入したツカモトエイムのロボット掃除機は、自分で充電ステーションに戻る機能はないですし、自動スケジュール機能もありません。自分でスイッチを入れて、30分か1時間稼働したらそこで止まります。至ってシンプル。なので、部屋のどこかで佇んでいるロボットを拾って充電させてあげなければいけません。

でも、掃除の開始から終わりまで全て自分が知らないところで完結してるより、開始のスイッチを押して、終わったらピックアップしてあげるという行為が、ロボットの動きを把握できている感じもあり、安心して使えています。慣れてきたら、もっと高機能なものを買うかもしれませんが、今のところこれで十分です。

 

ソフトバンクのPepperは初回生産が1分で完売。注目される理由はなにか?

ソフトバンクの「Pepper」が初回生産として300台発売され、即時完売になったそうです。

ロボット「Pepper」の初回生産分、1分で完売 抽選販売に – ITmedia ニュース

 

「販売するだけで原価割れ」と言われているPepper。今回は300台だけですが、いろんな意味で今後ロボット領域をリードしていくことになるのだと見ています。

 

パソコン→スマートフォン→ロボット?

人の多くが保有する機器として、これまでパソコンやスマートフォンがありました。それぞれで覇権を握れるかが、会社の生命線に関わってきます。パソコンであれば、MicrosoftやIntelが躍進しました。スマートフォンではAppleとAndroidがシェアの9割以上を握っています。

そして、次のプラットフォーム争奪はロボットと言われています。特に特定の作業を人の代わりに行うような従来の産業用ロボットではなく、学習能力が高く、人とコミュニケーションできるロボットです。それは、ビッグデータ・機械学習・人口知能という、情報技術の進展がこの領域に迫っているからであり、新しいニーズを掘り起こすだろうと期待されているからです。

 

ソフトバンクは早い段階で、Pepperをオープンプラットフォームにすることを発表していました。SDKやAPIを開放し、いろんな開発者がPepperを通じて様々な機能やサービスを提供できるようにしているのです。(今回の販売も開発者向けでした。)

Pepper(ペッパー)のクリエーターになろう! | 特集 | ロボット | ソフトバンク

 

実際のAPIの利用例も登場しています。

PepperのAPIを使って年齢認識 – Qiita

 

プラットフォーム戦略は、先行者優位になります。ソフトバンクは、Pepperでこのロボット分野でプラットフォームを握ることを目的にしています。

 

ロボット自らが考え、コミュニケーションする

人工知能の領域の進展は最近凄まじいものがあります。単純に何かを識別したり判定するだけでなく、「ディープラーニング」という、機械が膨大な情報量から「概念」を抽出することにも成功しています。

【連載企画】今世界で注目を集める「ディープラーニング」とはなにか | O2O イノベーションラボ

少し前に、Googleが膨大な画像から「猫」という抽象的な概念を学習できたというニュースも話題になりました。

この人工頭脳は、ひとたびインターネットに接続して、YouTubeからランダムに選ばれた無数の画像を山のように供給されると、非常に特殊なことを行い始めた(少なくともコンピューターにとっては)。自動学習のプロセスを通して、猫を認識することを学習したのだ。人工頭脳の父であるアラン・チューリングの生誕から100年にして、機械も独習ができることを証明した。

猫を認識できるGoogleの巨大頭脳 « WIRED.jp

 

これまでは概念など抽象化が必要な作業は、人間しかできないのでは、と言われていたのです。そういう以前の認識が変わってきている状況が今なのです。

そして、それらの技術を使えば、人間と同じように考え、コミュニケーションを行えることになるのです。GoogleやFacebookも人工知能領域で研究所を創設したり、ベンチャー企業を買収して、積極的に投資しています。

最近もGoogleが、日本人からすると冗談みたいな名前の人工知能を開発したとニュースになってますね。

Google Deepmind、人工知能『DQN』を開発。レトロゲームを自力で学習、人間に勝利 – Engadget Japanese

 

ソフトバンクの「Pepper」とIBMの「Watson」が組み合わさる

Pepperが発表されたとき、IBMの「Watson」との提携も同時に発表されました。Watsonといえば、昔アメリカのクイズ番組で人間に勝利して有名になった、人工知能の代名詞のようなものです。

IBM自体は、ハードウェアや半導体のコモディティ化で、サービスやデータ分析など高度なレイヤーにシフトしてきています。そして、最近はWatsonを商用化し展開することに力を入れているのです。

ソフトバンクとIBMは、Pepperの展開に合わせてWatsonを日本語対応するようです。

SoftBankとIBMが協力してWatsonに日本語を教える…その全サービスとAPIを日本語化へ – TechCrunch

 

Watsonは、シェフに料理のレシピを提案したり、銀行のコールセンターで最適な回答を見つけるなど、膨大な情報から文脈や過去の経験などを踏まえて分析する場面で利用されようとしています。

料理レシピ、銀行コールセンターにも活用…IBM、人工知能「ワトソン」のすごさ(1/2ページ) – 産経ニュース

 

Pepperもネットワーク接続で日々の会話などはクラウド管理されるようですので、そこで分析し、コミュニケーションを学習していくのでしょう。

 

 

ソフトバンクがロボット事業に進出、と聞いたときは「本当か?」と思ったのを覚えています。が、時代の流れは間違いなくロボットと人工知能に訪れようとしています。そこで覇権を握れるかは今後の動向次第だと思いますが、現時点で世界的にリードしているのは間違いないでしょう。

ソフトバンクの戦略にはいつも驚かされます。

 

初めての万年筆なら3000円以下で買えるパイロットのコクーンがおすすめ

最近、万年筆デビューしました。いろいろ事前に調べて悩みましたが、最終的にはパイロットのコクーンにしました。

決め手は、見た目と価格です。笑

万年筆というと1万円以上するものがざらにありますが、いきなり最初に買うにはハードルが高いですし、そもそも100円ボールペンがありふれる中で、1万円とか100倍以上しますからねえ。

 

ただ、最近は比較的購入しやすい万年筆が出てきています。同じパイロットのカクノとか、

日本初の本格的な子ども向け万年筆 50万本突破の大ヒット│NEWSポストセブン

Amazonの万年筆でランキングトップなのは、LAMYですね。

 

で、実際にコクーンを使ってみた感想を。

 

万年筆で書くのが楽しくなりましたよ

ボールペンとは違う書き味。疲れない。

ボールペンよりちゃんと握らなくても書ける感覚が、個人的にはとても良いです。疲れないですね。筆圧が昔からあまり強くない方なので、万年筆と相性が良いのかもしれません。

 

インクを変えられるのが楽しい。

万年筆の場合、自分でインクの色を自由に選べるのが特徴のひとつです。そして、パイロットの万年筆インクに「色雫(iroshizuku)」というシリーズがあります。実際に色見本帳が以下にあります。

色彩雫(いろしずく)見本帖 | 特集記事一覧 | PILOT LIBRARY | PILOT

単純な「黒・赤・青」じゃなくて、微妙な色合いを選ぶことができるんですよ。そうやって自分が好きな色を選んで、書く。そういう行為が書くことを楽しくしてくんですよね。

 

「書く」という行為の価値は上がっているのでは?

ここでひとつ面白いのは、文房具市場ってこれまでずっと縮小してきましたが、最近は少し復調してきてるんですよ。

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(文具・事務用品市場に関する調査結果 2014 – 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所より作成)

これは、企業が使う事務用品は縮小傾向にあり、個人向け文房具の高価格傾向が牽引しているようです。パソコンも普及していますし、もうあまり会社などでまとめて文房具を買う、という習慣が消えている一方で、個人用のペンやノートは高機能・高付加価値なものが注目されています。

ほら、モレスキンとかもちょっと前から流行っているじゃないですか。

ペンで書くというのは、ほとんど正式な文書というよりは、自分用のメモがほとんどです。なので、とてもパーソナルな行為になっているっていうことと、文書作成はWordでやるとかで「書く」という行為自体が希少化してるっていうのは考えられるんじゃないでしょうか。

 

というわけで、新しい「書く」という体験をしたい方は、一度万年筆をお試しあれ。

あと、インクを買うときにはコンバーターもお忘れなく。

【Twitter分析】「地方創生」がどう話題になっているかを調べる

統計フリーツールのRを使って、Twitterを分析していますが、前回の「ピケティ」に続き、今回は「地方創生」にしました。

【Twitter分析】「ピケティ」がどう話題になっているかを調べる

 

Twitterのつぶやきに「地方創生」というキーワードを含むものを9000件ほど取得しました。時系列で件数を表すと、次のようなヒストグラムになります。一日あたりの件数は結構多くて、1000~1500件程度です。

tweet

これをRMeCabを使って形態素解析して、名詞を抽出、ネットワーク分析にかけます。それで出たのが以下の図です。(N-gramは3の結果を表示してます。)

net3

「東洋」「経済」がキーワードにならんでいるのは、このシリーズが話題になっているからだと思います。

地方創生のリアル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

特にこの記事ですかね。

特産品で地方創生ができるという「幻想」 | 地方創生のリアル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

 

「2月7日」「自民党」というキーワードがありますね。知らなかったのですが、このツイートがその正体かと。

 

 

なるほどなー統一地方選も近いですしね。

 

今日はこのへんで。

【Twitter分析】「ピケティ」がどう話題になっているかを調べる

先日、統計フリーツールのRを使って、Twitterを分析してみました。

Twitterの分析が地方政策の立案やマーケティングに活用できるか試してみた

地名をキーワードにしたTwitterを抽出して分析したんですが、今回は別の流行ワードでやってみようかな、と。

選んだのは「ピケティ」です。もう流行り過ぎってぐらいですよね。僕は雑誌のピケティ特集を読んだりとか、パリ白熱教室を観たぐらいで、「21世紀の資本論」は読んでませんが。

話題の経済書「21世紀の資本論」は、格差拡大への警鐘である

 

さて、今回はTwitterのつぶやきに「ピケティ」というキーワードを含むものを6000件ほど取得しました。時系列で件数を表すと、次のようなヒストグラムになります。一日あたりの件数は結構多くて、1500~2000件程度。なので、ほぼ3日分ぐらいの計算です。

hist

 

で、これをRMeCabを使って形態素解析して、名詞を抽出、ネットワーク分析にかけます。それで出たのが以下の図です。(N-gramは3の結果を表示してます。)

ピケティ

「アベノミクス」や「民主党」という言葉が、「便乗」や「批判」というキーワードと並んでいます。このあたりは、やはりピケティが分析した結果、主張した内容が、今の日本社会や政策にどう影響するかを照らしあわせ、賛同・批判に関する様々な記事が出ているからでしょう。

 

「ピケティ アベノミクス」で検索して目についたものでも、こういうのが上の方にあがってきます。

ピケティが指摘するアベノミクスの弱点 | 最新の週刊東洋経済 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

ピケティでアベノミクス批判する残念な人々 | インフレが日本を救う | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

 

また、「鈴木」「寛」というキーワードも見えますね。どうやら、この記事が話題になっているようです。

ピケティの言う「教育で格差は縮まらない」は本当か|鈴木寛「混沌社会を生き抜くためのインテリジェンス」|ダイヤモンド・オンライン

 

Twitter上で、キーワードを中心に何がどういう文脈で語られているか、ということに関しては、ある程度推測できているように見えます。ただ、もう少し分析に関する情報が欲しいところですね。

今日はこのへんで。

「家事」は今後大きく変わっていく領域になる

最近、家事に関して興味深い記事が多く出ています。そして、この市場に大きな変化が訪れようとしてるんじゃないでしょうか。

 

スマートハウスはどこまで家事を楽にしてくれるか

最近、「スマートハウス」という領域が少しずつ拡大されています。以前、これが今後ITトレンドになるよって記事を書きました。

スマートハウスはいろんな企業にとってビジネスチャンスになる

 

要はIoT(Internet of Things)の延長として、家に取り付けたセンサーやロボットとスマホやPCなどが連動して、これまで人がやっていた作業をもっと効率的に、快適に行おうという流れです。

AppleやGoogleがこの領域には結構熱心で、ベンチャーを買ったりして本格的な市場展開を狙っているような動きがあります。

今のところ、実用的で普及期を迎えているのが「ロボット掃除機」でしょうかね。これまで縮小してきた掃除機市場が、ロボット掃除機によって増加に転じたというレポートもあります。

2018年には90万台市場に:ロボット掃除機、シェアの7割超を「ルンバ」が占める – Business Media 誠

 

そして、僕もつい先日ロボット掃除機を買いました。これです。

とても安いものですし、あまり賢い機能がついてるわけではありませんが、勝手に掃除してくれて、終わってみてみるとホコリがたくさん入っています。自分は何もしなくても掃除してくれる気楽さ、そして掃除以外の作業に時間を充てられる有意義さを、ロボット掃除機は与えてくれます。

ということで、スマートハウスの流れは今後も進んでいくと思います。その中で、従来からやってる家事の負担を、どれぐらい緩和してくれる解決策が出てくるのか、楽しみです。

 

家事のアウトソーシングはどこまで受け入れられるか

もうひとつは、家事のアウトソーシングが進みそうだ、ということです。以下の記事が少し前に話題になりましたが、

子ありの共働きで月2万円で家事全部アウトソースは難しい。ではいくらだったらできるのか?検証してみた。 | brand new Style な人生日記

 

家事をアウトソーシングする、という行為が、気軽にいろんな人が実施できるようになってきてるんじゃないでしょうか。いろんな家事代行サービスが登場してきてるようです。ちょっと前は、リクルート発でこういうサービスが生まれていました。

リクルート発!お手軽家事支援サービス「casial」 | Techable(テッカブル)

 

最近このあたりが拡大している背景として、ITと結びついてマッチングコストを下げている点が挙げられます。

宅配クリーニングサービスの「リネット」も、フロントはWebサイトでマッチングコストを下げ、全国のクリーニング工場の品質を管理することで、低コスト・高品質を実現しています。

ネット宅配クリーニング「リネット」がYJキャピタルから4億円を調達 – THE BRIDGE(ザ・ブリッジ)

 

今後は、どの程度コストを下げつつ、品質管理できるか、サービスエリアを拡大できるかがポイントになると思います。あと、「家」というプライバシーゾーンに人が入るという行為、「家事は女性がやるもの」という社会的イメージに、どの程度変化をもたらせられるかもポイントかな、と。

 

女性の家事時間を減らすことが経済発展につながる

OECDの調査によると、日本人男性の一日の家事に費やす時間は1時間程度で、女性と6倍もの開きがあるそうです。ちなみに、OECDの中では韓国に次いで2番目の短さですね。

housekeeping

 

(OECD「Balancing paid work, unpaid work and leisure – OECD」よりグラフ作成)

 

男性が家事を負担するということもそうですし、上で述べたような、全体として家事を効率的に、楽にしていくということは、女性が社会に参画しやすくなることにもつながります。このあたりのマインドの変化も考えるべきでしょう。

 

最後に好きな記事を貼っておきます。恐らく重要なのは、男性側のマインドと行動の変化ですよ。

 

 

今日はこのへんで。

Twitterの分析が地方政策の立案やマーケティングに活用できるか試してみた

データ分析に関心を持っている今日このごろですが、Rを使ってTwitterの情報からキーワードを抽出して、ネットワーク図を書いてみました。地域名をキーワードにしたとき、どういう内容がTwitterで話題になっているのか、パッと可視化することができるかなと思いまして。

 

地域名を含んだつぶやきを分析してみた

以下が、2/11から2/16までの期間で、「岐阜市」をキーワードに抽出して分析した結果です(厳密には、N-gram4でネットワーク分析してます)。およそ4,000件ぐらいになりました。

gifu

名詞だけが抽出されていますが、なんとなくどういうキーワードが話題になっているのか、わかりますね。道路の通行止め、子猫の里親募集などが話題になっていることがわかります。ラブホの名前も入ってるようですね。

このあたり、つぶやいた人がどれぐらい信頼性が高い人なのか、定型文をつぶやいてるボットみたいなものなのかで、重要性を判断できると面白そうな気がします。

 

ただなんというんでしょう。あんまり話題がないなって正直思ってしまったんですが、どうなんでしょう。Twitterなどソーシャルメディアの情報を分析して、マーケティングや地方政策に活かそう、みたいな話を聞くんですが、

他の都市も見てみようと思います。

nagoya

名古屋市は内容すらよくわかりませんでした。笑

 

今回の分析結果だけでなんとも言えないとも思うので、もう少し定点観測してみても良いかもと思っていますが、Twitterユーザーの傾向としては、次のような分析結果があります。

相関ランキングを見ると基準地価:商業地や基準地価:住宅地、基準地価:工業地などとの正の相関が非常に強い。Twitterユーザー数は地価とほぼ正比例していて、地価が高いほどユーザーが多いという結果を表している。

Twitterユーザー数 [ 2013年第一位 東京都 ]|新・都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン]

 

つまり、Twitterについていえば、都市型のソーシャルメディアであり、地方都市など人口が減っている地域については、マーケティングや地方政策には活用しづらいんじゃないか、という印象です。

あとは、もっと対象件数を数十万件規模まで増やしたり、地域ではなく企業名や商品名などでマーケティングに活用するなどは、アリかもしれないですね。

今日はこのへんで。

総務省「アプリDE統計」とOECDのデータアプリを使ってみた

総務省が、オープンデータの取り組みの一環として、iPhoneで統計データを簡単に見れる「アプリDE統計」をリリースしていました。

アプリDe統計 1.0(無料)
カテゴリ: ライフスタイル
販売元: 総務省統計局 – Statistics Bureau,Ministry of Internal Affairs and Communications(サイズ: 12.9 MB)
全てのバージョンの評価: 無し(0件の評価)
iPhone/iPadの両方に対応

総務省|「アプリDe統計」のiOS版の提供開始及びAPI機能のサービス拡充

アプリの機能は主に3つあって、以下のようになっています。

* City Stat → 地域の主要な統計情報をみる
* ポケット統計 → 主要な統計情報をみる
* とうけいどけい → クイズや自分用のグラフ作成

Toukei1

「City Stat」は、自分が住む場所や訪問した場所など、さっくり情報を知ることができるので、便利そうです。

Toukei2Toukei3

「ポケット統計」は、いろいろ統計情報が掲載されているのが良いのですが、横スクロールという非常に残念な感じでした。無いよりは良いと思いますけどね。

Toukei4Toukei5

あとは、人口や土地面積などのランキング機能があると良いな、と思いました。というか、誰かそういうアプリ作ってくれれば良いのですが。

 

また、参考のためにOECDがだしているiPhoneアプリも見てみました。

OECD data 1.0(無料)
カテゴリ: 辞書/辞典/その他
販売元: OECD – Organisation for Economic Co-operation and Development (OECD)(サイズ: 4 MB)
全てのバージョンの評価: 無し(0件の評価)

英語ですが、データごとと国ごとにタブで分かれていて、それぞれで豊富にデータの内容を見ることができます。

OECD1

また、データからみると国ごとにランキングになっていて、グラフで表示されていることも○。スマートフォンという狭い画面でもうまく時系列推移などの情報を見せる工夫がされているな、と感じました。以下の画像はちょっとわかりづらいですが、右半分にある年代をスクロールで変えることができます。

OECD2 OECD3

全体として「統計DEアプリ」より操作性やデザインなどは良い気がします。ただ、なぜか僕のiPhone6だと、トップページの縦スクロールが機能していなくて、全てのデータや国をみることができませんでした。

 

オープンデータやオープンガバメントというのは、壮大なテーマであるものの、効果が見えづらいことからいまいち必然性に弱いところがあります。ただ、こうやって簡単に統計データを調べられると、統計を活用する場面が増えてくることが期待できるでしょう。ネットや普段の会話では、ファクトが曖昧なまま議論されることも多くあります。そういうときに、さくっと調べてファクトを確認できると、より建設的な議論が生まれるんじゃないでしょうかね。