iPodで再生するオーディオブックの倍速は、本当は倍速じゃないらしい

iPod touchでオーディオブックを再生するときに、倍速再生できるのだけど、本当は倍速じゃないみたいね。

 

こないだ導入したアプリ「SpeedUpTV」では音声も再生できるので、試しにオーディオブックをSpeedUpTVで倍速再生してみたら、iPod touchの倍速より早かった。どういうことだろ。

 

iPod touchの方は、恐らく1.5~1.6倍ぐらいなんじゃないかと思う。1時間が40分になるのと、1時間が30分になるのでは得られる時間がどんどん変わってくるので、オーディオブックはSpeedUpTVで倍速で聴こう。

ドラッカーの講義

ガイアの夜明けで就職活動が特集され、厳しい世の中を感じて気持ちが暗くなってしまった人。そんな人はドラッカーを読んで、世の中の仕組みを理解しよう。

久々に読んだドラッカーは懐かしい感じがした。相変わらず事象の捉え方が鋭く、はっとさせられることが多い。ドラッカーのすごさは、豊富な知識を時間と地理の軸から、目の前の事象に対する新しい視点を与えてくれることだと思う。

僕は、今後も労働集約産業ではなく、知識集約産業がもっと発展するのだと思っている。だから、個人としてはいかに幅広く深い知識を身につけるかが重要だし、組織はその知識を活かし、組織に蓄積・発展させる仕組みが重要になるだろう。より一層。

だから、大人になっても勉強しないといけない。知識を蓄えて、アイデアを生み出せる人でいつづけなきゃいけない。ドラッカーを読むと、いつもそういう気持ちにさせてくれる。

あと、ドラッカーが学校の役割にも言及していたのは印象的だったな。

彼らは何よりも、昔の学校が関心の対象にしてこなかったことを学ぶ必要があります。つまり彼らは、どのようにして学べばよいのかを学ばなかればならない、ということです。

今後の学校はぜひそうであって欲しい。

ドラッカーの講義(1991-2003)~マネジメント・経済・未来について話そう~ドラッカーの講義(1991-2003)~マネジメント・経済・未来について話そう~
P.F.ドラッカー リック・ワルツマン

アチーブメント出版 2010-09-30
売り上げランキング : 2557

Amazonで詳しく見る by G-Tools

この情報共有が利益につながる

情報共有やナレッジマネジメントの本の中では、これが最も整理されてる。出版は2004年だけど、今読んでも十分通じる。

 

ピラミッド型の組織では動きが鈍く、劇的に変わる環境に対応できなくなる。そこで可能な限り下部組織に権限委譲して、自ら変革してゆく組織が勝ち残ることになる。各自が能動的に行動するためには、組織内で十分な情報共有が行われる必要があるのだが、皆本当にできてるだろうか。

 

文書管理したり、ポータル作るぐらいは知識共有のファーストステップにすぎない。情報をアクセスするだけでなく、人のコミュニケーションフローをどう効果的にするかも重要だ。暗黙知を形式知に、とかいっても、結局本当に重要な情報は人の頭の中にあるのだから。

 

というわけで、ナレッジマネジメントを十分にできているところは少ないから、どこも改善の余地はあるだろう。これ読んで、目の前の組織を変えよう。

 

アメリカの7都市のCIOが共同でオープンソース開発

アメリカの7大都市のCIOが、オープンソース開発に取り組もうとしている。

G7: CIOs From Seven Big-Cities Work Together to Develop Open-Source IT Solutions

地方政府のシステムをオープンソースとして開発し、無料で他の都市へ展開しようという試み。

最初の試みとして、ニューヨーク市の311システムをAPI化し、他から利用可能にしようというもの。あと、統計データなどのフォーマットも統一しようとしているらしい。

日本では都市間の共同利用や共同開発は、広域連合としていくつか取り組まれているが、特定業務に特化したシステムだったり、小規模団体が財務上の理由から止むに止まれず広域連合として共同利用しているケースがほとんどで、こういった大都市間での共同取り組みはあまり聞かないね。

自治体クラウドが総務省を中心に進められているけれど、本当に展開できるかはまだ定かでない。それよりも、広域や都市間での連携に目を向けたら、いろんな可能性が広がるんじゃない?

ICTで変わる自治体経営戦略
ICTで変わる自治体経営戦略電子自治体研究会

ぎょうせい 2006-07-01
売り上げランキング : 452991

Amazonで詳しく見る by G-Tools

チームに上手に学習してもらう仕組みを作る

今後の組織は、トップダウンに頼るピラミッド型ではなくて、個人が自律的に考え、行動していく必要があると思うので、チームにうまく継続的に学習してもらうにはどうするか、ということを考えてみたい。

 

シングルループとダブルループ

学習サイクルにはシングルループとダブルループという考えがある。シングルループは、ある目的に向かって学習していくこと。ダブルループは、その目標も見なしながら学習を進めること。

 

シングルループだけでは、目の前の作業を改善することだけに膠着してアイデアが広がらなくなってしまうので、ダブルループ学習を意識した仕組みを組織内にインプリメントする必要がある。以下は、自律的に学習し、課題解決できるチームを作るためのアプローチ。

 

1.新しい知識の収集・共有

部下に積極的に、新しい知識や見方を共有する。例えば、システム運用であればシステムが対象とする業務分野の動向や背景。システムに関する技術動向なども良い。部下に、仕事に関連する様々な知識の幅を広げてもらうきっかけを作る。

 

「こういうの知ってる?」という会話が時々交わされるだけで、いろんな人の視野は広がるんじゃないだろうか。

 

2.作業に対する定期的な振り返り

経営の教科書」で述べられていたが、自分たちの作業を定期的に見直す機会を設けることは非常に重要だ。どうしたらもっと効率良くなるか。起きてしまった失敗は、今後どうやったら防げるか。過去を一度振り返り、事象を掘り下げ、改善策を練る。その過程は、日々の業務に追われているだけでは解決できない。

 

てか、PDCAサイクルをちゃんと回さないと、継続的に改善する体制にはならないよ。

 

3.定常作業とは異なる課題タスクの立ち上げ

定常作業を中心にしていると、長期的に重要な課題に対する取組がいつまでも行われないままになる。これを回避するために、課題タスクフォースを立ち上げ、定常作業とは別で取り組みを進める。リーダーの旗振りが重要だ。

 

4.自主的な課題の発見と解決

3.と似ているが、業務時間の一部を使って、スタッフが自分で課題を発見し、解決することをルール化する。Googleの20%ルールが有名。各自がいろんな視点から課題を考えるきっかけになるし、新しいアイデアの創出にも寄与するだろう。

 

こういう仕組みを強い意志で辛抱強く進めることで、チームは自分たちで考えながら進化していくようになる。

 

ニューヨーク市の地図サービスがすごい

これ、すごいわ。軽い気持ちで触ってみたら、感心してしまった。

地域ICTに興味ある人は一度触ってみるといいよ。

ニューヨーク市がGISデータにいろんな情報をのせてますよ、という記事。

New York City’s Digital Map Puts In-Depth GIS Data a Few Clicks Away

実際のニューヨーク市の地図。

NYCityMap • DoITT • City-Wide GIS

適当な場所でクリックすると、その位置に関する公開情報が表示される。

f:id:synapse23:20101120224328p:image

右下の「Show Additional Data on Map」でいろんな情報を地図上にマッピングできる。公園・美術館などの公共施設とか、市が取り組んでいるプログラムとか。下はBusiness Improvement Districtを表示してみた。

f:id:synapse23:20101120224845p:image

さらに、過去の写真なんかも見れる。同じ場所で1924年のを表示。

f:id:synapse23:20101120224846p:image

ひとつの地図の上にこれだけいろんな情報をのせられるようになると、いろんな人のメリットを引き出せるようになる。病院探す人もいれば、子育て支援してくれる組織を探したり。今の都市計画の場所を把握して今後の動向を予想してビジネスに応用してみたり。

今日本では、地域ICT利活用が注目されているけれど、明確な解決策が見えていない。こういう良い事例をイメージすることが、良い解決策を生み出すのに役立つんではないのかね。

自分の住んでる街がこういうの提供してくれたら、面白いよねえ。

Ustreamの動画保存

完全に備忘。UstreamのRecorded動画を保存する方法。Windows限定。

 

こっちに書いてあるようなブックマークレットで保存できない場合は、GyaoReader+で。UstreamのURLを入れて、ダウンロードボタンを押すだけ。しかもmp4とmp3への変換も同時にできるので、楽だわ。

 

それにしても、最近はUstreamで議会や勉強会が公開されていて、無視できない情報源になりつつある。かといって、全てを追いかけるわけにもいかんので、必要そうなものはダウンロードして、iPod touchで倍速で確認している。

 

iPod touchで動画を倍速再生するアプリ「SpeedUpTV」 | Synapse Diary

iMacの外付けHDDを買ってやったこと

iMacのハードディスク容量が逼迫してきたので、外付けHDDを購入。それに伴いやったことを備忘メモ。

 

iTunesのライブラリ移動

iTunesにある音楽ファイルが結構な量に。外付けHDDにファイルを移動させて、かつiTunesのライブラリの状態を維持するためには、次の手順でOK。

 

1,iTunesフォルダごと外付けHDDにコピー

2.Optionキーを押しながらiTunesを起動し、ライブラリのパスに外付けHDDを指定

 

参照:as/is » iTunes ライブラリを外付け HDD に移動する

iPhotoのライブラリ移動

写真も増えてきたので、外付けHDDに移動。iPhotoのライブラリを移動させるには、ピクチャフォルダにある「iPhoto Library」を移動させるだけ。

 

この「iPhoto Library」は、ひとつのファイルのように見えるけど、この中でライブラリ内の写真を持っているみたいだな。

 

移動させたら、iTunesと同様Optionキーを押しながらiPhotoを起動して、ライブラリのパスに外付けHDDを指定する。

 

参照:iPhotoライブラリを外付ハードディスクに移動する方法

Eye-Fiのアップロード先変更

Eye-Fiのアップロード先も変えた。写真を外付けHDDに移動させたので。Eye-Fiマネージャからフォルダ先を変えるだけ。アップロード先をiPhotoにしている場合は、この対応は不要。

今は1TBでも1万円を切る。iTunesで映画が買えるようになったし、これぐらいの容量があればしばらくは余裕のはずだ。

 

あと、TimeMachineでのバックアップは見送った。あんまりメリットを感じないし。

 

BUFFALO USB2.0 外付ハードディスクドライブ 1.0TB HD-CL1.0TU2/N
バッファロー (2009-08-31)
売り上げランキング: 147

自助論 サミュエル・スマイルズ

iTunes UのSFC講義で竹中さんが「熱い!」と推奨していたので、読んでみる。確かに熱い。内容自体は特に目新しいことのない自己啓発書と言ってしまえばそれまでだけれども。自己啓発も、たまに自分の気持ちを引き締めるには悪くないもんだ。

自助論はこういう人におすすめですよ、ってのを書いてみる。

 

自分が賢くないことに絶望感を抱いている人

この本は、凡人であることの安心感を与えてくれます。自分が充実した人生を歩むために必要な要素は、才能も去ることながら、努力の方が重要であることを教えてくれます。

諸君が天性の才能に恵まれているなら、勤勉がそれをさらに高めるだろう。もし恵まれていないのだとしても、勤勉がそれに取って代わるだろう

イマイチ日々の生活にモチベーションが上がらない人

日々の生活が何となく過ぎてしまっている人は、この本がやる気を与えてくれます。いろんな人の多様な境遇が出てきて、自分なんかが適当に生きていて良いんだろうか、と思わせてくれます。着実に努力を積み重ねることで、道が開けるような気がしてきます。

 

時間の大切さがよくわかっていない人

簡単に成功する手段はない一方で、時間が有限であることから余り寄り道はできません。この本が、時間の重要性を教えてくれます。まあ、次の一言で十分ですが。

つまらぬ友と付き合うぐらいなら一人で生きよ。(中略)これを処世訓として肝に銘じておきなさい。自分よりすぐれた人間か、せめて同程度の人間を友とすべきです。人間の価値は常に、友の価値によって決まるのですから

というわけで、いろいろやる気が突き抜けない自分としては、たまにはこういう本を読んで、自分を奮い立たせるのも良い。

iPod touchで動画を倍速再生するアプリ「SpeedUpTV」

stokpic / Pixabay

時間が空いたときにiTunes UでSFCの講義とか見てるんだけど、人が話しているのをじっと聴いているのは結構集中力が必要なのと、人は話すときと聴くときで頭の回転スピードが違うらしく、聴く側が速く処理してしまうのでどうしても退屈になるんだよなあ。

いろいろ調べてみたらアプリで解決できた。「SpeedUp TV」を使えば、iTunes Uの動画が簡単に、そして音飛びなどもなく聴きやすい状態で倍速にできた。350円したけど、こんなの短縮できる時間コストを考えれば、すぐに元が取れる。

動画スピード調節 SpeedUpTV 1.10.2(¥300)
カテゴリ: ユーティリティ
販売元: mix1009 – Chun-Koo Park(サイズ: 3.6 MB)
全てのバージョンの評価: (793件の評価)
iPhone/iPadの両方に対応

細かい使い方は、ここが詳しかったので参考にした。
apptoi: SpeedUpTV – ビデオをスローモーション、早送り再生

社会人になって思うのは、時間が一番重要な資源になんだよね、ということ。お金を稼ぐためにも、自分の時間をどうやって生産性が高いところに振り向けていくかが重要になる。こういう、時間を短縮して自分の生産性を上げてくれるアプリやサービスは、今後も儲かるよねという感想でした。

それにしてもiPodよりiPod touchの方が、こういうアプリも使えるし空いた時間の勉強とかインプットに向いているなあ。