iTunes UのSFC講義で竹中さんが「熱い!」と推奨していたので、読んでみる。確かに熱い。内容自体は特に目新しいことのない自己啓発書と言ってしまえばそれまでだけれども。自己啓発も、たまに自分の気持ちを引き締めるには悪くないもんだ。
自助論はこういう人におすすめですよ、ってのを書いてみる。
自分が賢くないことに絶望感を抱いている人
この本は、凡人であることの安心感を与えてくれます。自分が充実した人生を歩むために必要な要素は、才能も去ることながら、努力の方が重要であることを教えてくれます。
諸君が天性の才能に恵まれているなら、勤勉がそれをさらに高めるだろう。もし恵まれていないのだとしても、勤勉がそれに取って代わるだろう
イマイチ日々の生活にモチベーションが上がらない人
日々の生活が何となく過ぎてしまっている人は、この本がやる気を与えてくれます。いろんな人の多様な境遇が出てきて、自分なんかが適当に生きていて良いんだろうか、と思わせてくれます。着実に努力を積み重ねることで、道が開けるような気がしてきます。
時間の大切さがよくわかっていない人
簡単に成功する手段はない一方で、時間が有限であることから余り寄り道はできません。この本が、時間の重要性を教えてくれます。まあ、次の一言で十分ですが。
つまらぬ友と付き合うぐらいなら一人で生きよ。(中略)これを処世訓として肝に銘じておきなさい。自分よりすぐれた人間か、せめて同程度の人間を友とすべきです。人間の価値は常に、友の価値によって決まるのですから
というわけで、いろいろやる気が突き抜けない自分としては、たまにはこういう本を読んで、自分を奮い立たせるのも良い。