行政機関でクラウドコンピューティングを使うのは、まだ早いのか?という記事。いくつか気になる要素をピックアップ。
Is It Still Too Early for Governments to Use Cloud Computing? |
- セキュリティとデータの主権をクラウド・コンピューティング側が担うことへの業者側の躊躇
- 本当に予測不可能な場合に、クラウドサービスが提供されるかの不確実性
- クラウドサービスを利用すべきかの判断、サービスレベルの明確化などについて、政府機関側の未成熟
- データセンター集約と仮想化の違いが曖昧である一方で、プライベートクラウドの発展がある
結局、本当に大切な情報を扱う場合には、業者側も行政側も躊躇しているというのが現状であり、クラウドサービスのメリットとして叫ばれていることは当初から変わっておらず、これらの問題に応えられていないのでは。
セキュリティや災害時のリスクヘッジ、故障時のリスクなど総合的に勘案して、ハイブリッドで使うのが良い形なのだと思うけれど。一方で、自治体クラウドの実証実験も終わって次のステップに進んでいるし、プライベート型のクラウド普及の方が早そうだな。