「選挙事務所から見た場合の選挙における5つの情報技術トレンド」という記事がありました。
Perspective: 5 Tech Trends in the Elections Industry |
結構面白かったので、ポイントだけ残しておく。
1. Online Election Night Reporting
電子投票。実際に問題がいくつか生じていて、なかなか実現にこじつけないけど、実現したら投票側は便利だし、集計側も正確かつ迅速に投票結果が得られるという期待はあるんだよね。
そういえば、こういう考え方もあったな。
2. Mobile Websites
2013年には、世界でPCよりモバイルからインターネットアクセスする人の方が多くなるそうだ。投票だけじゃないけど、モバイルへの対応はとても重要な位置づけになっている。モバイルは情報にアクセスしやすい端末だからこそ、投票に関する情報を流すのが重要。
3. Leveraging Social Media
日本ではなぜか実現しないネット選挙。若年層を中心に情報源がソーシャルメディアに移行しつつあり、投票の呼びかけに使うと有効。
4. Online Poll Worker Training
これはちょっとよくわからないけど、選挙事務所スタッフのeラーニングかな。大規模な選挙になるほどスタッフが増えて、オペレーションなどの教育コストがかさむんだろうか。
5. Voter Outreach and Education
限られた選挙期間の中で、有権者にもっと選挙や候補者について知ってもらうことが重要。あと、電子投票などの移行する場合は、その方法などをちゃんと知ってもらうことがとても大切なことになる。
選挙は結構センシティブな行為なので、仕組み自体を変えることについても結構保守的になってしまいがちなんだけど、こういう流れは知っておきたいし、せめて候補者の情報ぐらいはネットで取得できるようにして欲しいなあ。
参考:
電子投票 – Wikipedia
どうなる?電子投票 – 佐々木俊尚の「ITジャーナル」
選挙で不思議に思うこと | Synapse Diary