コンシューマライゼーションで企業アプリは変わってきている

ICTの分野では、先に消費者向けに広まった機器やサービスが、ビジネス向けに普及する「コンシューマライゼーション」が度々起こる。ブログやSNSもそうだし、スマートフォンもBYODの波が訪れている。

 

この調査結果は、そういう消費者向けの無償クラウドサービスが、どの程度利用されているかを示したもの。

第10回:個人向け無償クラウドサービスの業務活用は可能か – ノーク岩上の調査データに見る賢いIT選び:ITpro Active

この結果を見る限り、ファイル共有系が大半を占めるようだ。あとはグループウェアかな。気になるのは、Google+が結構高いんだよね。どうやって利用してるんだろ。有用なコミュニケーションツールとして普及してるんだろうか。

 

一個人として普段使っているアプリの使いやすさに比べると、企業が使っているツールが古くて使いづらいという話は聞く。そういう消費者側からのプレッシャーで、企業のアプリケーション利用も変わってきている。こういう流れをうまく掴んで利用できる柔軟な企業は、生産性でも違いが生まれるんじゃないか。

僕が知ってる中小企業でも、ファイル共有にDropboxを使い始めている。複数端末でのファイル共有や、外出先でのファイル参照に使っていて、作業効率にも寄与しているようだ。ただ、問題はそういうサービスを使いこなせる人がそんなに多くなくて、特に年齢が高い人ほど追いついていくことを諦めたりしている。企業など集団でツールを使いこなそうと思うと、こういう教育というかユーザスキルの向上はどうしても課題になってくるなあ。

 

そういえば、Evernoteも少し前にビジネス版のサービス開始を発表したね。(提供開始は2012年12月)

特徴・機能 | Evernote Business | Evernote

この分野の今後は楽しみだ。

MacBook Airのケースは選ぶのが楽しい

MacBook Airを買ったので、やはりそのためのケースが欲しくなる。ということで、いくつか候補を探した。主に封筒型。

 

代替品で安く

やっぱり無印の丸留め付き封筒がスタンダードかな。

ジーンズのラベル素材で作った 丸留め付き封筒・大 約260×330mm・ブラウン | 無印良品ネットストア
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モレスキンのFolio Professional Folder A4でも良いみたい。

規格品でおしゃれに

ハンドメイドで

Etsyにあるので、海外からハンドメイド品を買うことができる。

macbook air 11 on Etsy, a global handmade and vintage marketplace.
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ここらへんが良さげ。

Macbook air 11 ” case Macbook covers Macbook sleeve by funkoca
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どれにするかな。

それにしても、Apple製品はこういう周辺にも経済圏を作っていることもひとつの特徴だよね。グローバルレベルで統一された製品が普及されているからこそ、Estyで海外の誰かが作ったハンドメイド品を購入することもできる。

MacBook Airは所有欲を満たしてくれる一品だ

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持ち運び用の軽いPCが欲しくていろいろ悩んでいたんだが、ついに先日Macbook Airを購入してしまった。Macの世界に入ってはや4年半。最初に買ったiMac Mid2007は未だに現役で使っているが、ノートのMacは今回初めて。

 

購入する前に、まずはここでMacBook Airの型番と機種を確認。製造時期やメモリとHDDの容量の組み合わせパターンが結構あって紛らわしかった。

価格.com – APPLE MacBook AirのMac ノート 製品一覧
[scshot url=”http://kakaku.com/pc/mac-note-pc/se_105/”]

 

最終的には、これを発注。

ここ数日使った感想は、薄くて軽いので持ち運びはとても便利。キーボードもタイピングしやすい。

あと、iCloudによる同期も便利。おかげで母艦であるiMacの設定が引き継がれて、すぐに使えるようになった。iCloudなんて正直使わないなと思っていたけど、iMacとMacBook Airの2台持ちになったことで、便利さを実感した。Appleの生態系に入ると心地よさから抜けられなくなる気がする。

 

持ち運び用なのでシンプルに、アプリはほとんどインストールなし。EvernoteとDropboxとOffice for Macぐらい。Officeソフトはやっぱり必要だし、Office for MacはWindows版と比べても使いやすい。

あとはSafariのアドオンをこれで設定。メインブラウザをChromeからSafariに変えた | Synapse Diary

消費し所有する喜び

Appleの製品を買うと、本当毎回感心してしまう。化粧箱の細かいディテールまで追求されているので、箱を開ける瞬間から所有欲を刺激される。

 

実用的にメリットがあるということも重要ではあるが、それを超える感覚を与えられることが、これからの消費には必要になるのだろう。iPhone5が先日発表されたが、目新しさがなく、他端末との「機能差」に勝負のフィールドが移っているといわれていた。これまで、そういう状況を先行して打開してきただのがAppleだ。

MacBook Airのような欲を刺激してくれる製品をこれからも提供してくれることを望む。

TwitterのRSSサポート終了で情報収集手段がひとつなくなった

Twitterで8月にアナウンスされていたAPIリクエスト回数を基本毎時60回以内にするなど利用ルールを改定したTwitter API ver1.1の運用が現地時間9月5日(水)から始まりました。この規約変更を受けて「Twit」のように開発終了するクライアントも登場するなどしていますが、今後、大きな影響を及ぼしそうなのはXML、RSS、Atomがサポート外となることです。

TwitterからのRSS取得が2013年3月5日で打ち切りへ – GIGAZINE

TwitterのAPI変更が発表され、そのひとつにXML、RSS、Atomへのサポート終了が含まれていた。ああ、なんということだ。TwitterはAPIの提供がとても多く、それがユーザの拡大に一役買っていたのは間違いないだろうと思う。

ユーザの拡大によって、Twitterそのものがひとつの情報資源という認識が僕の中でできて、Twitterのキーワード指定によるRSSで、定期的に情報を取得していた。

各種サービスのRSSでの取得方法いろいろ | Synapse Diary
Twitter APIでRSS取得するときのtitleとdescriptionについて | Synapse Diary

 

情報の全てが有益というわけではなかったけれど、気になるトピックがどういう議論をされているかがわかったり、地域ネタなど普段のWebだけでは広いづらい情報も拾うことができた。

RSSリーダーが未だに僕の大きな情報収集手段であることから考えると、Twitterのために別の方法を行うのはちょっと手間だなーと思う。

 

Googleもいろいろサービスを整理していたりするし、企業である以上方針変更はありうるのだと思うけれど、それにしても今回の変更は、個人的には結構残念。ソーシャルメディアは今後も社会的に重要なひとつの情報源であり続けると思うし、今のところ効果的な情報収集ツールはRSSリーダーだと思うから。

Twitterのこれまでとこれからについては、この記事がわかりやすい。

ツイッターAPI騒動を見ながら、ツイッターは非常識なサービスのままでいるべきか、普通のサービスを目指すべきか改めて考えてみる(徳力基彦) – BLOGOS(ブロゴス)

ツイッターAPI騒動を見ながら、ツイッターは非常識なサービスのままでいるべきか、普通のサービスを目指すべきか改めて考えてみる(徳力基彦) – BLOGOS(ブロゴス)

アメリカの自治体にOpen Dataのクラウドサービスを提供する「Socrata」

ホノルル市がOpen Data Portalを発表してた。

City Launches Open Data Portal

City Launches Open Data Portal

オープンデータ自体は、オバマ政権で登場したData.govから広がりをみせているが、少し触ってみた印象を書き留めておこう。

 

HPにアクセスすると、データセットの一覧が表示される。アクセス数も表示されている。データセットは53個ある。

City and County of Honolulu
[browser-shot url=”https://data.honolulu.gov/” width=”600″ height=”450″]

 

「City Spending」をクリックしたところ。恐らく各費目に応じた金額が一覧として表示されていると思うが、正直見づらい。ちなみに、ExportやEmbedもできる。データセットに対するDiscussionも可能。

City spending | City and County of Honolulu
[browser-shot url=”https://data.honolulu.gov/dataset/City-spending/std8-yakc” width=”600″ height=”450″]

データセットをEmbedしてみたのが以下。表示サイズを選択して、Embedコードを貼り付けるだけ。

 

データセットを元に、簡単にグラフ化もできる。以下は、FY2011の決算結果を所属ごとにグラフ化したもの。グラフの種類と、データ軸を選択すればこのようなグラフがすぐに作れる。(登録していれば、グラフを保存してEmbedすることも可能。)

Socrata

 

ちなみに、ホノルル市の人口は37万人程度。ソリューションは「Socrata」が提供しているクラウドサービスを利用している。

Socrata for Government
[browser-shot url=”http://www.socrata.com/solutions/” width=”600″ height=”450″]

 

このクラウドサービスでは、データセットの管理や分析を行うことができるし、APIの提供もカバーしている。このSocrataについて調べてみると、いろんな自治体にソリューションを提供している。

Open Dataは、犯罪データをマッピングしたり、予算状況をグラフ化したり、標準形式ができつつあるようだ。そして、Socrataのようにクラウドベースで提供することで、低コストでもいろんな自治体に導入できるようになるのかもしれない。

 

日本でも、同じようにOpen Dataのソリューションセットをクラウドで提供するサービスが登場するのだろうか。

アメリカの公共機関HPランキングにみるトレンド

アメリカの公共機関のHPランキングが発表されてましたよ。

2012 Best of the Web Award Winners Announced

2012 Best of the Web Award Winners Announced

いくつか特徴を感じたので、メモ書き程度にさっくりと。

CIOによる取り組み

記事を読めばわかるけど、CIOによるコメントが出てくる。日本の地方公共団体ではみられない。CIOであれば、HPによるアクセシビリティや情報の透明性の確保などは重要な取り組みになる。

わかりやすいカテゴライズによる情報検索の容易性を追求

トップページはカテゴリーで分類して、できるだけ情報量を少なくしているのはトレンドかな。これについても、アクセス結果を分析して、カテゴリーを研究したり、サイトデザインを工夫したりした結果。

検索、地図へのマッピング、ソーシャルサービス、モバイルなど複数のチャネルを用意

アクセシビリティや情報の透明性を高めるために、情報提供の仕方に多様性を持たせているのもトレンド。いろんな情報を地図にマッピングしてみたり、ソーシャルサービスでインタラクティブにやり取りしたり。

あと、モバイルへの取り組みも大きい。明らかにPCよりモバイルでのWebアクセス数は伸びているので、市民のアクセシビリティを向上させるには、モバイルへの取り組みは欠かせない。これはFacebookのような民間でも同じ。

Twitter、Facebook、Flickr、YouTubeなどソーシャルサービスを活用

ソーシャルサービスを利用して、市民とエンゲージすることを重視するトレンドは広がっている。LouisvilleがSocial Media Centerとして、Twitter、Facebook、RSS、YouTubeなど各種ソーシャルメディアに接続しやすい状況を作っている。市長や各種サービスによって、どのソーシャルメディアが提供されているか、一目瞭然。

[scshot url=”http://www.louisvilleky.gov/socialmediacenter“]
Social Media Center – www.louisvilleky.gov – LouisvilleKy.gov

もう当然という感じになってるね。Pinterestで自治体の写真を集めてギャラリーにしているところもあるし。利用の仕方はいろいろある。

[scshot url=”http://pinterest.com/cityoftylertx/”]
City of Tyler Texas Government (cityoftylertx) on Pinterest

 

 

というわけで、Top3のサイトは以下です。興味がある人は、直接みてみるといいよ。

[scshot url=”http://www.louisvilleky.gov/”]
Louisville Metro Government Official Website – Louisville, Kentucky (USA) – www.louisvilleky.gov – LouisvilleKy.gov

[scshot url=”http://www.orangecountyfl.net/”]
Home | Orange County Gov FL (official)

[scshot url=”http://www.alabama.gov/portal/index.jsp”]
alabama.gov: The Official Website of the State of Alabama

メインブラウザをChromeからSafariに変えた

この間、MacのOSをMountain Lionにアップグレードした。それで困ったのは、Chromeの動作が不安定になったこと。これまで愛用していたのでどうしたもんかと思ったけど、これを機にSafariを触ってみることにした。

使ってみると、操作性には特に困らないし、メモリもChromeほどは食わない。iMacがMid2007ということもあり、メモリを限界まで増設しても結構厳しかったので、これはありがたい。速さも特に問題ない。

Macの標準ブラウザが一番安定しているよね、というAppleの戦略にはまった形だけれど、しばらくはSafariでいこうと思う。

 

そしてSafariも、FirefoxやChromeと同じように機能拡張ができる。ので、いろいろ探してみた。

ページを自動で表示する定番の「Autopagerize」

もうどんなブラウザでも定番だけど、自動で次のページを表示してくれる。

AutoPagerize

 

Safariにリロードボタンを追加する「Safari Reload Button」

ツールバーにリロードボタンを表示する。最初Safari見たとき戸惑ったけど、リロードボタンがないんだよね。「表示」→「ツールバーをカスタマイズ」から選んでドラッグ&ドロップすると追加できる。

Safari Reload Button

 

Googleリーダーを見やすくする「Google Reader Styles」

Googleリーダーをお洒落なスタイルで閲覧。これが結構RSSを見るときに気持ちが良い。ちなみに、google.co.jpではだめで、google.comで表示すると機能する。見やすいデザインで読むのは気分が良い。

Safari Extension: Google Reader Styles | Fabian Pimminger

 

YouTubeを保存したいなら「FastestTube」

YouTubeで動画をダウンロードしたいとき。下のように、動画の下にダウンロードボタンが出てくる。FLVとMP4で選択することが可能。

YouTube downloader tool – Fastesttube!

 

Evernoteユーザなら「Evernote Web Clipper」

これは説明不要かと。

Evernote Safari Web クリッパー公開 | Evernote日本語版ブログ

 

ブログ書くときに便利な「Makelink」

ブログ書くときにはやっぱり便利だよね。

リンクテキストを生成するSafari Extension – Make Link | CAPH TECH

 

あと、まだ使っていないけどこのあたりも気になっている。

Mac Explorer| NinjaKit – GreasemonkeyのようにUserscriptを使用可能にする Safari 5 機能拡張
Mac Explorer| Instapaperをお洒落なグレースタイルで読む二つの Safari 5 機能拡張
Mac Explorer| SafariStand – Safariを劇的に便利にする機能拡張SIMBLプラグイン

 

というわけで、良いMacライフを。

 

参考:

知らないと損をするMacBook Pro/AirのSafariで使える拡張機能まとめ記事 – NAVER まとめ
Mac Explorer| 最速(かも?) Safari 5 の便利な機能拡張10個まとめ

GoogleがPaaSやIaaSを提供する理由は何か

少しタイミングを外したけれど、GoogleがIaaSに参入しましたよ。
[速報]Googleが「Google Compute Engine」発表! IaaS型クラウドでAmazonクラウド対抗へ。Google I/O 2012 - Publickey

[速報]Googleが「Google Compute Engine」発表! IaaS型クラウドでAmazonクラウド対抗へ。Google I/O 2012 - Publickey

Googleの主な収益源は広告のはず。しかし、Google App Engineも、今回発表されたGoogle Compute Engineも広告表示がないし、自社の利益誘導に貢献している気がしない。Googleはどういう目的でこれらの事業を展開しているんだろうか。

Googleの2011年の収益構造

一応最初に財務諸表から売上を確認しておく。売上の90%以上は広告収入。やはり検索広告の収益モデルがどれほど強力かがよくわかる。


2011 SEC Filings Archive – Investor Relations – Googleを抜粋。単位はミリオン。)

 

本当Googleの広告事業というのはすごい強力な収益モデルだ。個人的にもDropboxの容量を増やすためにAdwordsに広告を出したことがあるが、広告産業からみれば少額とはいえ、どんどん広告クリックが発生し、広告料が増えていったのは面白い体験だった。

すなわち、Googleでは広告以外の事業は収益源としては十分には確立されていない。ということは、PaaSやIaaSを提供するのは他に目的があるか、長期的戦略に基いて実行されているとしか思えない。

Google App Engineの実績

Google App Engineは2008年にスタート。実績は以下のような感じらしい。

Googleの最初の10人の社員でありインフラストラクチャ担当上級副社長を務めるUrs Holzleの説明によれば、App Engineには現在100万種類のアプリがホスティングされ、毎日75億回のアクセスがあり、世界最大の公開NoSQLデータベースだという。
Google、Amazon Web Services(AWS)に対抗してCompute Engineをスタート

結構多くの導入実績が生まれている。これらには有料プランももちろん含まれているだろう。

Google App EngineやGoogle Compute Engineは長期的戦略

ちょうどGoogle App Engineが開始された当初の、開発者のインタビューがあった。

立薗:GAEから得られるグーグルの利益とは何でしょうか? 株主に話すようにお願いします。

クーメン:株主!? OK、分かったよ(笑)。 いまGAEは完全に無償だ。ただ、今年の年末にかけて、開発者の方々により多くのコンピューティングリソースを購入していただく機会を提供していく。そこで、実際にディスクスペースや帯域を売る可能性があるが、最初は無料だ。ここでより重要なことは、Webをプラットフォームとしてどんどんどんどん前に進めたいということだ。
GAEを作ったことによって開発者は仕事がしやすくなって、より良いアプリケーションを作ることできる。作れば作るほど有用性が高まる。有用性が高まれば高まるほどそこで多くの時間を使ってくれる。こういうサイクルができることによって、グーグルの利益につながってくる。
Google App Engine-すべては20%プロジェクトからスタートした ─ @IT

これはつまり、ハードウェアなどのコンピュータリソースを気軽に使えるようになると、Webサービスを開発する人が増える。そうすると、それを利用する人も含めてWebを利用する機会が高まるということになる。

Googleは、Webでの利用機会を増やす、という長期目標のためのGoogle App Engineを提供していることになる。できるだけWebに誘導し、検索や他の広告表示ページに誘導し、クリック課金に結びつける。そういう戦略と捉えれば、一貫されている。ただ、少し長期的すぎやしないかい?とも思う。

 

そういう意味では、Googleは昔から広告のビジネスモデルで収益を確保しつつ、いろんなサービスを開発し、提供してきた。でも、今はサービスをいくつか整理しているし、必ずしもいろんなことがうまくいっているわけではない。今後Googleは、広告のビジネスモデル以外の収益モデルは確立できる日が来るのだろうか。

あとで読むのが便利になる、Web上の連載記事をまとめてPDF化する方法

Web上で連載されている記事とか、面白かったり有用なのが多いけれど、あとで読み返そうと思うと、結構面倒くさいよね。複数ページにまたがっていたりするし。

Evernoteに保存するという手もあるけど、全部のページをスクラップしたところで、結局読みづらい。というわけで、連載記事で、かつ複数ページにまたがっているようなものを、ひとつにまとめてPDF化する手順を書いておく。PDFでパッキングした方が、情報として取り扱いやすいし、後で見返すのも楽。

今回「ゼロからはじめるストレージ入門」で試してみた。

ASCII.jp:ゼロからはじめるストレージ入門

ASCII.jp:ゼロからはじめるストレージ入門

事前に用意するもの

  • Chromeの拡張機能「Autopager Chrome」
  • Chromeの拡張機能「Clearly」
  • フリーソフト「PDForsell

Chrome前提だけど、Firefoxとかで同じような機能があれば同じことができるはず。
「Autopager Chrome」は、複数ページにまたがっている記事を自動で読み込んでくれる。
「Clearly」は記事のサイドバーとか広告を排除して読みやすくしてくれる。
「PDForsell」は、PDFの結合・分割ができるフリーソフト。

 

連載記事をPDF保存

対象ページでClearlyを実行。このとき、Autopagerがあれば複数ページも合わせて読みやすくしてくれるはず。そして、印刷で「PDFで保存」を実行。これで、各連載ごとにPDFファイルができる。あとは連載の数だけ繰り返す。このとき、連載の順番がわかるようにファイル名に番号をつけておくと良いと思う。

作成した連載ごとのPDFを結合

次にPDForsellで作成したPDFを全て開く。結合したい順番に並べたら、あとは「保存」を押すだけ。結合したファイルが出来上がりです。PDForsellは以前から愛用しているけど、PDFの分割・結合にはすごい便利。

今回試した「ゼロからはじめるストレージ入門」だと、16回の連載記事を全部まとめたら、140ページ近くになった。これで情報が扱いやすくなった。これでも15分ぐらいはかかるので、誰かもっと簡単にコンテンツをパッキングできる仕組みを考えてくれないかな。

 

おまけ。作ったPDFをさらに編集したい人は、こんなことをやればできるかも。

PDFや画像ファイルをGoogleドキュメントを使って「Wordに変換」する方法 : ライフハッカー[日本版]

PDFや画像ファイルをGoogleドキュメントを使って「Wordに変換」する方法 : ライフハッカー[日本版]

SDカードが驚くほど安くなっていて思うこと

久しぶりにSDカードを買おうと思って調べたら、すごい価格低下してた。16GBのSDカードが、2010年では3000円ぐらいだったのが、今は既に1000円を下回っている。

価格.com – メーカー問わず SDHCメモリーカード 16GB 価格推移グラフ

 

2007年の時点では、2GBのSDカードガ2000円を下回ったぐらいだったのに。

ついに2GBのSD、miniSDカードが2000円割れ – GIGAZINE

やっぱり技術的要素が競争におけるKPIになっていると、いつかこうやって差別化が難しくなるときがくる。

同じSDカードの分野でも、例えばEye-Fiの場合、無線LANを統合したのが最初の着眼点だけど、それにさらにアプリケーションに統合することで、写真をPCやソーシャルサービスに自動でアップロードしていくという体験を提供していくことに成功した。最初にFlickrに自動でアップロードされたのを見たときは、すごい驚いたのは今でも覚えている。

Eye-Fiも登場当初からは値段が下がってるけど、ダイレクトモードでスマフォに直接転送できるようにしたり、RAWデータにも対応したり、ジオタグに対応したりしてサービス拡張を行っている。

技術が世界を変えることは間違いないけれど、それだけだと競争に行き詰まるときがくる。それを察知して、違う競争軸を設けないと厳しいんだなーと、SDカードを購入したときに思いました。

 

ちなみに、買ったのはこれ。