自社サイトがどの程度SEO対策できているか、把握していますか?
今日は非常に簡単に、SEO対策状況をチェックできるWebサービスをご紹介したいと思います。もちろん、無料です。
URLを入力するだけでチェックできる「Varvy SEO tool」
ご紹介するのは、「Varvy SEO tool」です。
Varvy SEO tool and optimization guide
使い方は非常に簡単で、テキストボックスにURLを入力するだけです。
このWebサービスの特徴は、使い方が非常に簡単であることと、主要なチェック項目の対応状況をわかりやすく示してくれるところです。
チェック項目はGoogleのSEOガイドラインに従っており、内容にも信頼ができます。
欠点といえば、全部英語であるってことでしょうか。そんなに難しくないので、なんとなくでも理解できる人は多いと思いますが、一応チェック項目の日本語訳を載せておきます(訳はざっくりです)。
チェック項目(英語) | 日本語(適当訳) |
---|---|
Googlebot Access | Googleのクローラーが正しくアクセスできる状態か |
Mobile Devices | モバイルで見やすいレイアウトになっているか |
Security | SSL通信ができているか |
Accesibility | いろんな人にとって読みやすいサイトになっている |
Page speed | ページを表示する速度は早いか |
Robot.txt guideline | Robot.txtが配置されているか |
Image alt text | 画像に代替テキストはあるか |
Sitemaps | サイトマップは配置されているか(Google用・ユーザー用) |
If Modified Since | ブラウザのキャッシュ期限に対応しているか |
Paid link | お金で外部リンクを買っていないか |
Valid HTML | 正しいHTMLが使われているか |
Amount of links | 無駄にたくさんリンクを貼っていないか |
Findable links | リンクは認識しやすくなっているか |
HTTP headers | HTTP headerはGoogleに認識できるようになっているか |
終わりの方の項目はあまり気にしなくてもよいかもしれませんが、これだけの項目がチェックできれば、SEOの内部対策としてはおおよそ問題ないでしょう。
ちなみに、チェック項目のひとつにSSLが含まれているのが、新しさを感じます。先日書いた、最近のSSL導入の重要性は、こういったチェックツールにも表れています。
内部対策だけでなく、スピードチェックやモバイルチェックもできる
Vavryは内部対策だけでなく、他に二つのチェックを行うことが可能です。サイトの左上にあるメニューの「speed」「mobile」が該当します。
Speedは、サイト速度が適正であるかをチェックしてくれます。
Googleが提供しているPageSpeed Insightsの方が日本語で使いやすいかもしれませんが、Vavryは具体的に重いファイルを示してくれたり、グラフィカルに表示してくれますし、チェック項目も多いのが特徴です。
Mobileは、スマートフォンに対してサイトが適正化されているかをチェックできるツールです。
こちらも、Googleが同じく提供しているモバイル フレンドリー テストと重なるものがありますが、同じようにわかりやすく表示してくれるのがVarvyの良いところかな、と。
こういうツールを知っておくと、誰でも簡単にチェックできますし、ウェブサイトを改善するきっかけにもなります。さらに、SEOとして求められる要素もどんどん変わっていくので、定期的にチェックして、自社サイトの状況を把握しておくことも重要です。
ウェブサイトを少しでも訪問者にとってわかりやすく、より良いサイトにしましょう。