先日、Eコマース全体の規模を調べて記事にしました。
2016年時点で、BtoC向けのEC市場は15兆円程度の規模になっています。
今回は、楽天、Yahoo、Amazonの流通総額を調べて、それぞれがどういう動向になっているのか、シェアはどの程度かを確認してみました。ネットショップで販売する方は、参考にしていただければと思います。
楽天の流通総額
IRの説明資料から、2016年の流通総額を計算しました。合計でちょうど3兆円程度です。
ヤフーの流通総額
こちらも、IRの説明資料に2016年の流通総額が掲載されていました。Yahoo!ショッピングとASUKLを合計すると、9562億円です。
Amazonの流通総額
一番難しいのはAmazonの流通総額です。Amazonは日本の流通総額を公開していないので、正確な数字が分かりません。ただしアメリカの決算報告には日本の売上高は公開されているので、そこから日本の流通総額を設定した数字を発表している記事がありました。
以上の数値によれば、Amazonは合計で1.8兆円の流通総額はありそうです。
では、BtoCの市場全体における、楽天・Yahoo!・Amazonのシェアを確認してみます。
このように、3社で1/3を超えていました。ネットショッピングを出店する際には、これらの状況を踏まえて考える必要がありそうです。
ちなみに、意外と「その他」が多いと思われたかもしれません。調べてみたら、洋服のネットショップで有名なZOZOTOWNは、1595億円でした。Yahoo!の1/5ぐらいの規模になります。
「ZOZOTOWN」の年間流通額は23.6%増の1595億円 | ネットショップ担当者フォーラム
それでも十分大きい方だと思うのですが、大手3社がいかに巨大かがわかりますね。