カテゴリー: その他
サッカーや写真など、雑多なネタを書いています。
国会の1時間当たりコストを計算してみる
意味がないといえば意味がないのだろうけれど、時間コストという感覚が余りにも抜けてるんじゃないか、と。
国会は政策論議の場であると個人的には解釈してるんだけど、政策以外の議員個人に対するバッシングとか追求を国会の時間を使ってやるのは適切なのかな?
民間では、会議コストは可能な限り最小にして、無駄なコストをかけないとともに、意思決定を早くするのは常識。試しに、国会の1時間当たりコストを試算してみる。対象は衆議院。
まずは年収。国会議員の年収はその年によって多少の差異はあるが、2800万円ぐらい。
国会議員の職務には休日とか労働時間という概念がふさわしくないのかもしれないけれど、一般の民間並みに年間250日、1日8時間労働だと強引に仮定する。
2800万円÷(250日×8時間)=14,000円/時間
衆議院本会議は、議員は基本全員参加となっているので、衆議院定数480人と考えると、衆議院本会議の1時間当たりコストは、
14,000円/時間×480人=672万円/時間
本会議を開く最低人数である3分の1と仮定しても、
14,000円/時間×160人=224万円/時間
これを分単位で考えると、約37,000円/分ぐらいか。
テレビニュースでみるわずか数分の間にも、ざっくり10万円ぐらいの税金コストが消費されていることになる。ちなみに、他にもサポートする官僚や書記などの人員コストも発生しているので、本当はもっと高くなるはず。
リアルタイム財政赤字カウンターと同じように、会議コストカウンターをテロップで表示してみるとか。そういえば、こういうミーティングのコストをカウントするツールを導入して、会議コストが下がったという報道を見た記憶があるなあ。
長い会議やミーティングにコスト意識を強く持たせてくれる「Meeting Ticker」 – WEBマーケティング ブログ
あまり議会をこれ以上効率よくすると、資料作りに追われる官僚が一層忙殺される、というリスクもありそうだけど。ただ、こういうコスト感覚というのは至る場面に適用されるべきで、非常に重要なことだと思う次第です。
河村 たかし¥ 574 |
認められるのを待つことだけはやめよう-中村俊輔の「察知力」から学ぶ
中村俊輔の経験談。その中で気づいたこと、心がけたことを語る5時間。
内容自体に特に目新しいものは少ない。逆に、サッカー選手もビジネスパーソンっぽい考え方をしてる人がいるんだね、という再確認。ノートに気づいたことや考えたこと、短期・中期・長期目標を立てるなど。
<bclass=”h1″>目次
第1章成功へ向かうとき、必要なものが「察知力」だ
第2章僕はこうして「察知力」を磨いてきた(サッカーノートが僕を作った
フリーキックを徹底追求して見えたもの
自分の“引き出し”の数が、未来の可能性になる
僕を育てた「壁」
海外へ移籍した理由
イタリアからグラスゴー、海外での壁に向かった
すべての監督から、学びがある
チームメイトから察知できる学び
妥協しない姿勢)
第3章「察知力」を活かして未来へ進む(僕にとっての日本代表
ベテランの価値
指導者として歩む夢)
中村俊輔と本田圭祐の違い
それより、中田英寿と本田圭祐の対談をWebで読んだ後でこれを聴いたので、その対比が気になった。
中村俊輔は、自分の中の引き出しを増やし、監督の思考を理解し、それに順応することで自分の活躍の場を増やす。
中田英寿や本田圭祐の対談の中では、監督に要求されることと自分の個性を比較した場合に、自分の個性が勝たないと絶対にダメだ、と言い切っている。
対談「中田英寿×本田圭祐」のテキスト全文書き起こし | ajickr blog
これって、組織の中でも結構当てはまることで、個人によってよく分かれるスタンスなんだと思う。
組織の中で働く以上は、その中で自分の役割、というものを理解しなくてはいけない。得意分野や好きな場所というのが誰しもある(はず)。そのときに、組織に合わせて自分をうまく適用させていくか、自分の得意分野を主張して、周りを納得させるか。
これは択一の問題ではなくて、もちろん両方必要なんだけど、ここで大事なのは「どちらのスタンスを自分は大切にするか」ということ。
言葉にして明確に主張することの大切さ
どちらのスタンスもよく分かる。サッカー選手は、複数あるチームを移籍しながらキャリアを積んでいくので、ある意味ビジネスパーソンより多く転職している。だから、自分の主張をすることも必要になるし、閉鎖的な組織ルールに縛られることもない。コンサル会社にいる人も、「いずれ辞める」ことを前提に働いている人が大半であり、上司もコロコロ変わるので、自分を主張して周りに認めてもらうことが重要になる。上司と揉めても違うプロジェクトに移れば済んだりするので、後腐れもあまりない。そういう意味で似てるのかもしれない。
コンサル会社に勤めて分かったことは、「言葉にして主張」をすることが、自分にとって良い結果を生む傾向が強い、ということ。「自分はこうしたい」「あなたの主張は間違っている」「こうした方が顧客のためになる」。そういうことを態度で示すだけでなく、はっきりと言語化して、相手に伝えること。
主張することで、自分の意思は伝わるし、それに伴う結果を少しずつでも出していくことで、早めに自分が思う場所にたどり着ける場合が多い。
日本人は大人しい、というし、自分もコンサル会社に入るまでは、「ちゃんとやってれば誰かが見ててくれる」という考えが基本的にあった。しかし、それでは認めてもらえない。もしくは時間がかかる。ちゃんと自分を主張していかないと、周りに自分という存在や思いを気づいてもらい、理解してもらい、納得してもらうまでのハードルは長かったりするのだ。時に。
バランスの中で絶妙にはみ出す
組織からみても大きくブレイクスルーしてくれる人というのは、主張があり、組織のルールに囚われない、絶妙にバランスからはみ出す人であったりする。
組織の和を乱してでも自分の主張を通せ、ということではない。ただ、組織に適用しすぎて自分を見失うこともよくある。その中で、組織にとっても自分にとっても良い方向に導けるのが、本当に優秀な人なんだろう。
コンサル会社であっても、やはり日本人なのか、ちゃんと主張しない人も多かったりする。その空気に慣れてはいけない、とも思う。
いろんな生き方があって、それぞれに合ったやり方がある。けど、主張することが意外な一歩を踏み出すことがあるってことは、これからも覚えておきたいもんだ。
面白いほどよくわかる哲学・思想のすべて
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【書評】13日間で「名文」を書けるようになる方法
作家の高橋源一郎が大学の講座で行った講義の様子を書籍化。全13回プラス補講の1回の構成になっていて、1冊読むことで、講義を受けた感覚になる。
「名文」を書けるようになる方法、というタイトルになっているけど、実際は「名文」とは何か、文章とは何か、言葉とは何かという根源的な問いに対して思考していく。
講義の雰囲気が良い
本の内容とは関係ないが、何とも講義の雰囲気がたまらず良い。先生がいろいろ課題を出したり、生徒に質問をしたりするけど、決して否定をしない。というか、そもそも答えを用意していない。生徒の意見を、基本的には肯定するスタンスであることが、先生と生徒のやり取りでわかる。
その背景にあるのは、絶対的な正解がない「名文」というものは、自分で考えて、感じて近づくものだという主張があるように感じる。そして、この講義では、生徒にそれを考えるよう促しているのだ。
こういう、生徒に考えを促すよう丁寧に導ける先生に、大学時代にもっと出会いたかったと思ってしまった。
時には伝達する情報を削ってみる
自己紹介を書く、という課題の中で、意図的に情報を抑制することで、自分に興味を抱かせることが可能になる、ということを示唆していた。
この場合は、「自分という情報を伝えること」が目的ではなくて、「自分に興味を持ってもらうこと」が最終目的だとすると、自己紹介文は相手の興味をひきつけた時点で役目は終了してるのかもしれない。
あと、人の記憶はそんなに立派ではない。すると、ある程度情報の的を絞ることで、印象を強く残す効果がある。
つまり、文章を書く目的は、「読んでもらう」ことが最終目的ではない場合がある、ということ。というより、大半はその先に何か伝えたいことがあるから書いてるんだろうな、と改めて思う。文章の書き方や情報量は、本当の本当の目的を考えたときに、見えてくるものだ、ということなんだろう。
他にもいろいろ気になったことがあったんだけど、なんとも明確にはわかりづらい。思考の片隅でひっかかる気づきがあるんだけど、それを言葉にしたり明確な主張として昇華するには、自分の中の整理が足りないかもしれない。あるいは、この本にはあまり答えをはっきり書いてないからかも。
どちらにしても、いろいろ気づきを与えてくれるけど、なんともモヤモヤする不思議な本だった。また読み返そうかな。
GF1に取り付けるカメラストラップを購入
【書評】「勉強しろ」と言わずに子どもを勉強させる法
順調ならば、あと1ヶ月半後ぐらいには、子どもが生まれているはずだ。で、気が早いと思われるかもしれないけれど、気になったのでこの本を読んでみた。ブックオフで衝動買い。
PHP研究所
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著者は、医師や司法試験に向けた学習指導を行ってきたらしく、子どもの勉強に対する資質として必要なものが、本の中で取り上げられている。いろいろ書いたあるんだけど、読んだ後の朧気な記憶を頼りに、勝手にポイントを整理してみる。
・知的欲求を育てる
本の中で、小学生で学習塾に通ってすごい成績が良かったのに、中学で通わなくなった途端、成績がみるみる落ちた、という話があった。これは単純に「塾に行かせた方が良いよね」という論法ではなくて、このケースの場合は「塾で仲間と励むこと」が楽しかったのであって、知的欲求は二の次だったようだ。
というわけで、知的欲求を育てることが始まりなのかな、と。
・好奇心の対象を見極める
誰でも好奇心はあると思うので、どこに興味を持っているのかは注意して観察しようと思う。そういうところを助長するように、情報やきっかけを与えてあげられると良いなあ。
・自分で考えさせる
本では、子どもに調べさせて教えてもらう、というひとつの考え方があった。なんか、部下の育成と似てるよね。事の大小はあれ、似たようなことを仕事の現場でもしてたりする。人を育てる原理原則は変わらないのかも。
・自分も頑張る
結構忘れがちになりそう。自分の両親は家の中で勉強したり本を読んでたりしなかったなあ。でも、中学か高校のときに働く姿をみて、やっぱり仕事してる大人は違うなあとか思ったり。子どもが生まれても、自分が本読んでたり勉強してたら、それが当たり前の姿勢だと思ってくれるだろうか。
まあ、こんな偉そうなこと書いてたって、子どもが生まれたら、たくさん苦労して、いろいろ余裕なくなるんだろな。
あわせてどうぞ。
住基カード作ると結構便利だ
住基ネット離脱のデメリットはきちんと理解されているのか – ある地方公務員電算担当のナヤミ
納税者番号制度 政府税調で議論本格化へ プライバシーなど課題山積 (1/2ページ) – SankeiBiz(サンケイビズ)
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アバターを観てきた
少しタイミングがずれたけど、アバターを観てきた。すごい良かったよ。
3Dの立体感はすごい
なんというか、今まで遊園地なんかであった飛び出す絵本みたいな効果はもちろんだけど、全体的に奥行きが出て、距離が近いように感じる。最初慣れるまでは、ちょっとちかちかしたけど、慣れてくると、映像に引き込まれていく感じがする。臨場感は高くなると思う。
3Dメガネはちょっと不便・・・
3Dメガネをつけるんだけど、これが自分の顔に合っていないから、ずっとつけていると鼻が痛くなる。これは何とかならんもんかね?もう少し快適な着け心地を実現して欲しい。あと、普段メガネしている人は、3Dメガネをどう着けるんだろうね??
ストーリーもよくできてるよ
3時間ぐらいあって、長いけど飽きさせないぐらいテンポ良いストーリーだった。主人公の成長や、ロマンス的要素、環境破壊や先住民への蹂躙に対するアンチテーゼ。単なる戦闘シーンの映像効果だけではないところで、たくさん見所がある。
地球ではない惑星の話ということで、先住民や生物などの設定も、独特だけど共感できる部分も多く、良くできていた。
というわけで、これはDVDでは意味がないので、ぜひ上映中に観るべきだ。
それにしても、この映画の編集を行うデータが3ペタバイトって。。。。すごいね。今後は、映画1本作るのに、システムひとつ構築するような感じになるんだろうか。この業界で、もっと映像処理やデータ転送技術が発達するかもね。
AVATAR製作時、その超巨大データはどのように大陸間転送されたか? – Wataru’s Blog