記事を音声で読み上げるiPhoneアプリ「Lisgo」が感動した

Lisgo – Listen later app for Pocket
[scshot url=”http://lisgo.org/”]

後で読むアプリ「Pocket」に登録された記事を、音声で読み上げる「Lisgo」というのがあって、使ってみたらとても実用的で感動した。

Lisgoを使ってみた感想

Lisgoをインストールすると、Pocketに登録された記事が表示されて、再生ボタンを押すと音声が始まる。要はこれだけ。非常に簡単。そして、何より無料。

当然ながら、イントネーションはちょっとおかしい。けど、十分聞ける。例えば「IT企業」は「イットきぎょう」と言ったりするので、聞きながら多少の推測は必要。自動で次の記事にもいけるので、流し聞きもしやすい。

サービス設計も良い

どういう仕組みになっているのかは専門外なので全くわからないけど、インストール時に合わせて60MB弱のファイルを最初にダウンロードする。必要なのはそれだけっぽい。再生するだけならオフラインでも可能。提供する側としても使う側としても簡素な仕組みになっている。

Pocketで登録された記事にしているのは、Pocketであれば、それなりに長い記事が登録されるのと、文章以外の無駄な情報が削られているので、余分な情報を読み上げてしまうリスクを下げられるという点で、Lisgoと相性が良いのだろうと思う。少し探したら開発者ブログがあった。最初はブラウザベースだったみたい。
Lisgoのターゲットを絞って作り直すといい感じになってきた | 拷問iPhoneアプリ開発
Lisgoフリーミアム版が出たので、野望を語る | 拷問iPhoneアプリ開発

アプリ自体は無料だけど、再生時間は一日20分に限定されている。これはTwitterやFacebookにシェアすると無料時間が増える。有料になると、再生時間の制約はなく、オフラインでも再生できるようになる。という、フリーミアムモデル。

iPhoneのSiriといい、音声周りの技術は、どんどん実用的になっている。iPhoneでも音声入力を使っているが、フリック入力より早いし、音声の認識も優れている。電話と音声はそもそも相性が良いし、今後も音声系のアプリは増えていくのかもしれない。そうやって生活がまたひとつ便利になるといいなあ。

Pocketの記事読み上げ – LisgoはPocketのWeb記事を自動音声で朗読します 1.43(無料)
カテゴリ: ニュース, 教育
販売元: Umemoto Non – Umemoto Non(サイズ: 9.7 MB)
全てのバージョンの評価: (45件の評価)
iPhone/iPadの両方に対応

LINEの流行を知り、今後のSNSを考える

LINEがここまで流行しているので、使ってないけど一応把握しておこうと思ってこの本を読んだ。最初LINEは電話帳を全部サーバに送ると聞いていたので、「そんな危険なことする人たちの気がしれない」と思っていたのだが、ここまで流行すると、その内容などは知っておく必要があるかな、と思った次第です。

 

LINEはSNSというよりコミュニケーションツール

タイムライン機能はあるものの、最初は無料通話とメール機能から始まっており、今もそれが主要な位置を占めている。これは、外部環境の変化およびそれに伴うユーザーのニーズがうまく合致した結果と言えるだろう。

まず、今日本ではガラケーからスマートフォンへの移行がすごいスピードで発生している。そこで戸惑うのがメールで、ガラケーと使い勝手がちょっと違う。だから、ショートメールみたいなメール機能にすることで、顧客のニーズをうまく掬った。

 

アーリーアダプターを越えてアーリー・マジョリティへ

LINEが特徴的なのはこれだろう。プロダクト・ライフサイクルの概念をやや無視していて、いきなり大衆受けしている。特に学生に。マーケティング上のターゲットが学生で、それがIT系サービスのプロダクト・ライフサイクルではマジョリティに属す、という結果論だとは思うけど。

というわけで、この本を読むと、LINEはスマフォへの乗り換えというタイミングの良さと、電話帳で登録する手軽さというサービス設計、スタンプによる収益モデルの構築が優れているのがわかる。

 

 

今後LINEはどういう存在になるのか

この本でも書いてある通り、スマフォへの移行予備軍がもう少しいるので、日本国内で数千万までは伸びると思う。それを踏まえてどんな存在になるんだろう。個人的には、コミュニケーションツールの色合いが強く、SNSのような情報の伝播効果はそれほど高くないんじゃないかと勝手に推測している。そもそもLINEはそれを目指していないのかもしれないけど。

そして、そもそもSNS自体には企業がマーケティングに使うも、未だ劇的に顧客を引き寄せるようなものではなく、あくまで顧客とのゆるやかなダイレクトコミュニケーションや、ブランドイメージを形成するための一助、ぐらいだと思っているので、LINEはそれ以上の存在になるのは難しいんじゃなかろうか。あるいは、クーポンによるダイレクト・マーケティング。それ以上の画期的なO2Oの導線を開発できれば、すごいなあ。

 

コミュニケーションツールは必然性が高いようで低い

LINEでも他のSNSでも同じだけど、コミュニケーションツールとして考えると、必然性はそんなに高くないと思っている。もちろん、人々はコミュニケーションを必要とするし、そのためのツールは必要だけど、世の中にはたくさんの代替手段がある。

なので、様々なSNSが登場しているし、各社特徴のあるコミュニケーションデザインを行っているけど、あまり寿命が長くない気がする。SNSの移り変わりは早い。Facebookも状況がどんどん変わっているし、「飽き」と戦ってずっと変化し続けるか、目的を絞って必然性を強化するかが必要だと思う。

Facebookの動向変化は、このあたりの記事が参考になるかと。
それ見ろ、やっぱ日本のFacebookはオワコン期に突入 | More Access,More Fun!
日本のFacebookユーザー、たった1ヶ月で330万人も大激減!! | More Access,More Fun!

少し前からのトレンドとして、PathやPairなど対象を限定したSNSがアメリカでたくさん登場してきているのも、そういう背景があるのだろう。

 

 

というわけで、LINEの今の勢いがどう続いていくのか、スタンプに続き、これまでにないサービスモデルや収益モデルを構築していくのか、というのは注目してます。時代の移り変わりが激しいので、キャッチアップが大変。

統計学が最強の学問である

これは大当たり。統計学が最強の学問であるかはさておき、統計学がなぜ必要なのか、今注目されているのかがよくわかる。ビッグデータがバズワード化している気がしているけど、ビッグデータと関連している統計学がこれほどわかりやすく説明されているなんて。

統計学の基本的な知識が書かれているのではなく、統計学がどう利用されるものなのか、ということが主眼に置かれている。また、歴史的経緯がいろんな事例を元に説明されているので、それはそれで読んでいて楽しい。

正直、大学のときに統計のあれこれを講義で習ったんだけど、どう使うかもよくわからず、知識はそのまま忘れられていったんだよね。覚えているのは、回帰分析とか最小二乗法とか断片的な程度で。。。。

 

ビッグデータが注目される昨今、データアナリストが不足していると言われているが、それは膨大なデータに対する統計リテラシーを持った人が少ないからだと言われている。統計学では、確率や誤差が混入するため、「確からしい」結果を得ようとすると必要なサンプル数が決まってくる。

つまり、データ取得についても、必要な項目設定(何の値を取得するのか、定性的なデータはダミー変数にするのか)、計測方法の検討(必要なサンプル数、計測期間、ランダムアクセスなど)、分析(回帰分析、ロジスティック回帰分析などなど)と、決めなければならないことはたくさんある。

IT技術の進歩によって、データが取得しやすくなり、膨大なデータ処理が速くなって、これまでと分析の仕方が変わってきてはいる。中小企業にだってビッグデータの波は訪れようとしているのだから。

今年は中小企業もビッグデータとSaaSを有効利用できる

今年は中小企業もビッグデータとSaaSを有効利用できる

だからこそ重要なのは「何の目的で、どう分析するか」になるわけだ。

 

この本では、それが良くわかる。もっと勉強してみたくなる。統計学。

Kindleが変える読書生活が楽しい

Kindle Paperwhite

 

Kindle paperwhiteを買って、Kindleの何が良いのかよく聞かれるので、ここで答えておこうと思う。結論から言うと、僕としては買って良かったと思う。十分端末代分ぐらいのメリットはあるし、むしろ読書量として増えてこれまで以上に本代がかさむという、新しい懸念までついてきた。

 

Kindle paperwhiteは「読みやすい」端末

正直、買ってみて数日は自分でも使い方がよくわからなかった。家で読むなら紙で良いし、旅行なんかの持ち運びをするときに楽かな、という程度で買ってみたのだけれど、いろいろ発見があった。

まず、電子ペーパーは読みやすい。紙の本のように視認性が高い。これは、実際触ってないとわからないだろう。集中して読みたい場合は、携帯などの液晶で読みよりKindleの方が読んでいて疲れにくいし、集中力も出やすい。これが一番大きな発見だった。

それ以外にも、常に片手で読める軽い端末だから、ぶ厚めの本を読んでるときのような疲れる感じはないし、辞書ですぐに調べられる。

あと、気になるところはハイライトで記憶できる。紙の本の場合は付箋をつけているけど、ハイライトは後から一気に確認できる。
Amazon Kindle: Home

というわけで、Kindleはとても読みやすい端末。やっぱり紙の本が良い、という人もいるだろうけど、僕は慣れの問題もあると思う。そして、技術書とか何度も本の中を行ったり来たり、部分的にすぐに調べる、ということに関しては、紙の方が優れていると思う。だけど、小説・新書や洋書なんかは、Kindleの方が読みやすいと思う。要は使い分けってことです。

 

いつでもどこでも本が買って読める

Kindle paperwhiteだけじゃなくて、Kindleサービス全体のことだけど、スマフォにKindleアプリを入れておくと、ちょっとした空いた時間に本が読めるわけです。電車を待つときとか、これまでならメールチェックとか何となくブラウズしてた時間が、読書の時間になる。これも結構大きい。

外出先でKindleで読んでいると、家に帰ってきても続きを読みたいと思う。そうなると、Kindle paperwhiteで読むようになる。そうやって、最近は紙の本の出番がどんどん減っている。

ミッシングリンク」で言われている通り、コンテンツとデバイスが分離しているの。Kindleはまさにその代表。僕はそうやって、Amazonの戦略にどっぷりはまってしまっていることになる。

そして、すぐに購入できるというのも便利すぎる。これまで、年末年始は休みに入る前に数冊まとめ買いしていたけど、今年はしなかった。いつでもKindleから買えるからいいや、と思ったし。それぐらい、家にいながらすぐに購入できる、というのは快適。

 

省スペースになる

まあ、ここらへんは当然だけど。ただ、今後Kindleで読む割合が増えると、スペース問題は大きなメリットになるんじゃないかと思う。これまでは、定期的に売るなり処分してきたし、今は真剣に全部電子化してしまいたいとも思っている。そのあたりのスペース代や処分する労力を考えれば、Kindleの端末代金なんか安いもんじゃないかと思うわけです。

 

 

と、いろいろ書いたけど、デメリットもある。まだ対応本が少ないし、たまにKindle paperwhiteとiPhoneのKindleアプリが同期しないことがあった。あと、Kindleはコンテンツそのものを購入するのではなく、「読む権利」を購入するのであって、このあたりのリスクをどう捉えるのか、っていうのは、Kindleに対する依存度がもっと高まったときに出てくるのかな、と思う感じです。
Kindleで購入した電子書籍は、実はユーザーのものではない « WIRED.jp

 

というわけで、Kindleで読んだ本を書いておきます。どれもKindleで読みやすい感じ。

 

良いKindleライフを!

中小企業がDropboxをファイルサーバとして使うのはアリか

最近何回か、企業でDropboxを使うのはアリなのか、という質問を受けたので書いてみる。これは、大企業の場合はこういうのがそもそもテーマにならないので、中小企業が対象。というわけで、今回はDropboxを中心として、中小企業のファイルサーバ事情を考えようかと。

 

容量から考える

まず、どの程度のディスク容量をDropboxに求めるかによって判断が分かれる。Dropboxは、無料で利用できるのは1アカウントに対して2GB。これは、あまりデータを利用しない企業であっても、複数人で作業していればすぐに容量オーバーになります。メインサーバとして使えない、というのはこの点が最も大きい。メインサーバではなく、共有ツールとしてならアリだと思うけど。

有料の場合、例えば100GBで年間8000円程度です。あと、Packratというオプションで、ファイルの削除や変更の履歴を無制限で保管してくれる(年間39ドル)。

個人的には、あまり利便性を気にしなければ、LinkStationなどのNASでいいじゃないか、という感じです。安いし、その気になれば「Web Access」機能で外部からアクセスできます。

最近であれば、自宅のハードディスクをクラウド化するPogoplugという手段もあり。
Pogoplug PCソフトウェア:いつでもどこからでもリモートアクセスして共有できます

 

セキュリティから考える

クラウド系サービスの利用で必ず話題になるのがセキュリティ。クラウドを利用していてセキュリティ事故が生じた場合に、対外的な説明が難しい。ちなみに、Dropboxの場合は、何か問題等あった場合はユーザーのファイルはDropbox側で閲覧できるように規約で定められているので、本当に重要な情報に関しては、自分で暗号化してDropboxに同期させる必要がある。

自前でやる方法もあるし、こういうツールも存在する。
無料でDropbox・SkyDriveなどを国家レベルの暗号化で自動的に保護する「Cloudfogger」 – GIGAZINE

 

でないと、「うちの会社は全部Dropboxでやってますから」と言う人がいると、「セキュリティ考えてないと思うから、怖くてデータ渡せない」みたいな展開になってしまわないか心配になる。

もしくは、チーム向けDropboxに加入するか。これだとファイルそのものの暗号化も行われるので、同じ効果を得られる。(と思う。規約とかまでは確認していない。)ただ、チーム向けDropboxのプランは年間795ドルするので、それなりに費用が発生する。あとは、サポートは英語のみっていうのも日本人からすると難かと。
Dropbox – 機能 – チーム向け Dropbox

 

さらに、細かいことだけどDropbox上でのフォルダ権限とか細かい設定はできないんだよね。なので、部分的に閲覧させたいファイルとか存在する場合に、本来は共有する必要がない人にまで共有してしまうなど、情報の細かいコントロールはDropboxでは難しい。まあこれも、少ない人数であれば特に気にすることはないと思うけど。このあたりは、Pogoplug Teamだと実現できそうだね。試してないけど。

 

バックアップから考える

HDDの故障率は、ちゃんとした統計は乏しいものの、結構壊れる。その点、Dropboxであれば勝手に履歴もとってくれるし、間違って削除したファイルも復元できるので、バックアップ機構そのものを自前で用意する必要がない。この点はDropboxの優位点といえる。正直、HDDの故障発生確率を考えると、このバックアップの優位性だけ考えても費用面としては侮れないとは思う。(HDDを1~2年に1個買い換えることを考えれば、Dropboxの有料プランに加入しても費用面では勝負できるラインかと。)

ただ、個人的にはいくつか難点がある。まず、同期タイミングを作るのが難しい。各個別ファイルに対して勝手に履歴をつけていくので、ファイルサーバ全体で「○月○日断面」というのを作るのは難しい。まあ、このあたりは本当にそうしたければ、個別で断面つくってコピーすれば良いとは思うんだけど。

あと、ファイルが変更されるたびに履歴をつくるので、大量に履歴ファイルができる。僕は結構まめにファイルの上書き保存をしてしまうので、数分のファイル作業でもとんでもなく多い履歴ファイルの数が生成されて、後から探すのが至難になる。

 

 

というわけで、個人的にはメインのファイルサーバではなく、外出先で作業する用の共有ツールとして使うか、有料プランに入るのと合わせて、定期的に自分でもローカルバックアップを取得しておくのが無難な使い方かな、と思います。重要なファイルに関しては暗号化対策することも前提で。

 

おまけとして、Salesforce.comが企業向けDropboxなる「Chatterbox」を2013年からパイロット検証する想定らしい。こういう利便性が高いBtoC向けのサービスがBtoBに入り込んでくるのは、ここ最近のトレンドなわけで。このあたりは、小さめな企業であればうまく使えば、安く生産性を上げられるポイントになるんじゃないかとは思ってます。

 

ウェブで政治を動かす!

ウェブによって政局ではなく政策で選ぶ政治へ。それがこの本のテーマになっている。単なるTwitterとかFacebook使おうぜって話じゃなくて、ウェブメディアと既存メディアの対比や、ネットと選挙の関係など、ウェブと政治との関係を多角的に整理されている。

 

メディアとしてのウェブの役割は既存メディアと違う方向にある

読んでいてなるほどと思ったのは、既存メディアとウェブは情報を発信するとしても違う特徴を持っているということ。例えば、Wikileaksのジュリアン・アサンジのコメントが紹介されている部分。

注目すべきは、アサンジが定義した多メディア時代におけるソーシャルメディアの3つの役割だ。
1つめは、プロがつくった記事について、多様な視点を提供する役割。2つめは、埋もれているものを拡散して社会的問題にできる、拡声器としての役割。3つめが、プロの記者が取材する、調査するときのネタ元、情報源としての役割。

これを読むと、テレビなどのマスメディアと位置づけが異なる要素を含んでいるのがわかる。あるいは、考えてみれば当然のような「情報の正確さと速さはトレードオフの関係にある」ことを示している。

ツイッターのようなリアルタイムの媒体においては、情報の速度を重視するか、それともその信憑性を重視するかというトレードオフを常に抱えざるを得ないのである。

既存のマスメディアだって重要なのは間違いない。震災でも一番いろんな人にリーチして、確かな情報を発信したのはテレビでありラジオだったのだから。ただ、ウェブを政治など第4の権力として組み入れていくためには、その特性を理解して、使いこなす必要があるのだろう。

 

変わらなければいけないのは誰か

まあ、紹介だけ。

そのためには「失言」をありがたがるメディアの意識も変わらなければならない。議員の「失言」ばかりメディアで注目されるような政治状況が変わらないようなら、「ウェブで政治を動かす」ということは夢のまた夢で終わるだろう。

選挙への向き合い方に関しても日本人は、「自ら政治に働きかけたい」という意思よりも、そこに問題が生じて、「政治家にお灸を据えるために」投票する傾向があるという。

とりあえず、面白かったです。この本。すらすら読めたし。

あと、「You Choose」というサイトが紹介されていて、これを実際触ってみて感動した。こういう発想こそがウェブの力のひとつだと思うな。施策と予算が並んでいて、どれかを実施すると予算が増えて、何かを見直すと予算が減る、ということが視覚的に、わかりやすく検証できる。

普通の人が行政データを元に政策の対案を作って公開するインターネットサービス「You Choose」: ITジャーナリスト星暁雄の”情報論”ノート

普通の人が行政データを元に政策の対案を作って公開するインターネットサービス「You Choose」: ITジャーナリスト星暁雄の”情報論”ノート

You Choose – Home
[scshot url=”http://youchoose.yougov.com/Redbridge2012/Home/Index/2012″]

 

アメリカやイギリスでは、公共機関でもベンチャーの仕組みやサービスを取り入れる事例が存在するけど、日本はどうなんだろうか。

 

というわけで、このあたりに興味がある人は一読して損はないんじゃないかと。

Wordファイルに貼り付けられている画像を効率的に取り出す方法

これを知ったときには、結構驚きだった。Wordファイルに貼り付けてある画像を、効率的に取り出せるなんて。

A Planet Named Shayol, 【超すごいTips知った】Wordのdocxファイルに貼られてる画像のオリジナルデータが欲しかったらd…

A Planet Named Shayol, 【超すごいTips知った】Wordのdocxファイルに貼られてる画像のオリジナルデータが欲しかったらd…

本当にできるか試してみた。以下が、Wordファイルの拡張子をzipにして、解凍したフォルダ。こんな構成になっている。

 

「word」ディレクトリをクリック。こんな感じ。画像ファイルは「media」ディレクトリに入っている。

 

「media」ディレクトリの中。今回サンプルで使ったWordファイルでは、拡張メタファイル形式で2つ貼りつけてあったので、それが格納されている。

 

ちなみに、試しにPowerPointやExcelでも同じことをやってみたら、同じようにディレクトリが作られた。PowerPointでは、スライド中に作成したグラフのデータを「embeddings」ディレクトリからExcelで取り出せることを確認したよ。

今後、誰かからもらったファイルの画像なんかのデータを取り出すのには、この方法が良いのかもなあ。

パワーポイントの作成テクニック資料

ビジネススクールの同期向けにパワーポイントの作成テクニックに関する勉強会を行ったので、ここでそのプレゼン資料を公開しておく。

ビジネススクールに通い始めて知ったのは、PowerPointをはじめとするOfficeの操作を知る機会って、意外とないのかもしれない、ということ。

みんな学校でPowerPointを触るようになっているから、資料を作るのに四苦八苦している。この資料は、できるだけ細かいことは言わずに、効率良く資料を作成するハウツー的な要素に的を絞った。

 

知ろうと思って知るのが難しい情報というのはある

PowerPointの資料を早く作れるようになりたい、という人がいても、何を調べたら良いか難しい。どちらかというと、日々の積み重ねで自然と習得している、というのが現実なのかもしれない。

だけど、ちゃんとセオリーはあるし、機能を知っているだけで生産性が上がる点は多い。とりあえず最初は知識を増やし、後は実践の機会を増やすのみ。

 

Office操作の習得は、仕事の生産性向上につながる

もう当たり前過ぎるほどOfficeというのは広く使われいるわけで、みんなOfficeの操作が1.5倍になれば、生産性も劇的に向上するはず。

 

というわけで、こんな資料が、必要とされている人に少しでも届き、役に立てば幸いです。

WindowsユーザがMacを快適に使うためにやること3つ

Macbook Airを買ってから、プライベートでMacを使う機会が増えた。ので、もう少し真剣にセットアップしないと生産性が上がらない気がしたので、ちょこちょこカスタマイズしましたよ。

Windowsを長く使ってきたものとしては、この点が解消されると嬉しい。

 

Officeをスムーズに操作したい

最初から元も子もないんだけど、Office for Macを買う。Officeはやっぱり未だにビジネス文書のデファクトスタンダードであり、OpenOfficeやLibreOfficeで同じ操作性を実現するのは、今はまだ厳しい。というわけで、Macで真剣に作業しようと思うと、どうしてもOffice for Macは欠かせない。

 

Alt+Tabによるウィンドウ切り替えと同じことがしたい

Windowsでは、Alt+Tabで作業ウィンドウをスイッチしているんだけど、Macの場合同じように「Command+Tab」を行うと、ウィンドウ単位ではなくてアプリ単位でスイッチするんだよね。これが地味にストレス。。。。

これは、HyperSwitchというフリーソフトで解消できる。設定の「General」タブで、真ん中あたりにあるところを、「Command」キーに変更するだけ。

これで、Windowsの「Alt+Tab」と同じ操作が得られる。

 

ファンクションキーを有効にする

ファンクションキーは、Macの場合は最初は違うコマンドが割り当てられていて、Windowsと同じような操作を行おうとすると、「fn」キーと組み合わせて押す必要がある。僕はあんまりMacが割り当てたファンクションキーは使わないので、最初から「fn」キーを押さなくてもファンクションキーが有効になるようにしたい。

これを実現するためには、以下の記事にある通り、環境設定から操作すれば使えるようになる。

MacのF1、F2などのキーの設定を「ファンクションキー」にする方法 / Inforati

 

以上。あとは、どんどん使って慣れること。

Dropboxが学生向けに3GB増量キャンペーン実施中

Dropboxが「Great Space Race」という新しいキャンペーンを実施している。

記憶領域獲得レースにチャレンジ! – Dropbox
[scshot url=”https://www.dropbox.com/spacerace”]

 

学生は3GB増量されます

学校のEメールアドレスを持っていれば、参加可能。新規ユーザでも既存ユーザでも問題なし。既存ユーザで学校のEメールアドレスと違うアドレスでアカウント作っている場合は、一度ログインした上で学校のEメールアドレスで承認を受ければOK。

とりあえず登録するだけで3GB増量する。ただし、2年間限定。あと、学校単位で競うプログラムになっていて、ポイントを集めると全体のボリュームが増えるよう。

 

ここで、各学校の獲得ポイントの順位がわかる。ざっと眺めてみたけど、トップ100に日本の学校はなかったなあ。。。
Great Space Race – Top Schools – Dropbox

 

Dropboxキャンペーンの秀逸さ

元々Dropboxって結構面白いキャンペーンをやっているのだけど、この学校向けはすごい効果的なんじゃなかろうかと思う。Dropboxって個人で使うことが多いのであまりネットワーク外部性が働きにくいけど、こうやって特定の組織単位でゲームに参加させることで、アカウント獲得や認知度向上を図れるよね。

 

というわけで、学校のEメールアドレスを持っている方はどうぞ。
記憶領域獲得レースにチャレンジ! – Dropbox