ブログを書くのが久々になってしまいました。少し更新が途切れると、ついつい期間が開いてしまうんですよね。でも、ブログを書くと自分の考えもまとまっていくので、続けたいなと。
さて、今日は少し前に読んだ本のご紹介です。M&Aコンサルティングの著者が書いた、今後の10年間で日本の市場で起こる様々な業界再編を描いた一冊です。
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これからの将来は、人口減少で日本の経済衰退は避けられない状況です。パイが限られていく中で、企業の競争は激化し、いくつかの企業が淘汰されていくでしょう。そうやって事業再編が今後どんどん増えていく、というのが本書の趣旨です。
面白かったのは、その事業再編が起こるための、飽和点となる具体的な店舗数やシェアが書かれている点で、これらの法則を自分が関心ある業界に当てはめてみれば、今後どうなりそうかを見極めやすくなるので、それらの情報がとても参考になりました。
国内において6万拠点というのは、拠点ビジネスの臨界点だ。これは、国内におけるあらゆる業種業態に当てはまる法則である。日本の総人口に照らして考えると、およそ2200人に1拠点となる。そして、その後に業界再編が起きて、自然淘汰されていく。 具体的には、ガソリンスタンド、コンビニエンスストア、歯科医院、そして現在再編が活発化している運送会社、調剤薬局も当てはまる。
ということで、興味がある業界があれば、ぜひ読んで今後の展望を考えるきっかけにしてはどうでしょう。
もうひとつ読んでいて印象に残ったのは、今後の日本市場縮退による事業再編に、企業はどう向かっていくのかという点が述べられている箇所があり、その中で従来の情報産業という観点ではなく、リアルな業種業界によるデジタル化が加速し、再編をリードしていくようになると述べられていたことです。
要は、あらゆる業種業界でIT化・デジタル化が重要だということです。最近読んだ本ではことごとくこの辺でデジタル化が気になると言われています。具体的には、このあたりですね。
ITに関するビジネスはどんどん変化していますが、むしろいろんな領域でITが活用されるのはまさにこれから、と言われています。企業もそれに気づき、これから取り組みを加速させていきそうです。
過半数の企業が「ビジネスのデジタル化」に取り組む、JUAS調査 | 日経 xTECH(クロステック)
ということで、これからもいろんな業界で激変が起こるでしょうし、その中で勝っていくためには、ITをはじめ様々な努力が必要になるでしょう。そういう激変していく中で、自分がどう身の振り方をするべきか。今後の日本の市場や業界再編の動きをと言う広い視点を捉えながら、考えていきましょう。
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