パソコンで口座を管理する

銀行に口座をいくつか開設したり、
証券会社にも口座を開いてみたり、
クレジットカードも持って・・・。
とかやってると、もう頭が混乱してくる。
今自分がどこにいくら持っているかも確信が持てなくなる。
というわけで、こんなの発見。

MoneyLook2
Yahoo!ファイナンスからダウンロードできる。
機能は、銀行などの金融機関や証券会社、
クレジットカードなどの利用状況を一括で確認できる。
証券口座で株なんか持っていると、その情報も表示されるみたい。
クレジットカードにつくポイントとかも。
わざわざATMや銀行窓口に行かなくても確認できるのはありがたい。
しかも、最初にIDとパスワードを登録してしまうので、
金融機関ごとにID・パスワードを入力する手間も省ける。
PCにソフトをインストールして管理するので、
情報が漏れることなく安全に使用できるとのこと。
結構重宝しそう。
追記:
ちょっと古い記事だけどインストールガイドがあったのでリンク。
最新バージョンと違うけど、大体このガイドと同じ感じです。参考までに。
20070429追記:
遅ばせながら、口座残高のグラフ機能に気づいた。
【残高推移】で期間を指定してグラフ化できる。Excelで出すことも可能。
結構便利だな。自分がどういう使い方をしているか、というパターンがわかりそう。

起業ってこうなんだ!どっとこむ

対談形式であっさり読めた。 ネット事業とかサイバーエージェントの事業内容の理解も深まったが、 何より面白かったのは、 起業から少しずつ組織が大きくなっていく過程にはいくつかの段階があって、 そのときにどのような能力や心構えが必要で、 どのように組織や人材をマネジメントしていくか、という点を 経験を元に語られていること。

起業したからには上場すべきかどうか、 M&Aに向いている会社とはどんな会社か、 従業員への報酬はどんなかたちであるべきか、などなど。 細かい点でも面白かった。

 

国家の品格

端的に言うと、日本をベタ褒めした本。結構売れているらしい。

「グローバル社会においては文化や国境を越えても通用する論理性が重要だ」 というが、これには限界がある 現在主流となっている資本主義や民主主義も、欠点は多くあり完璧なシステムではない 日本は世界的に見ても特異な民族であり、その歴史の中で培った文化や精神こそが、これからの社会で求められる 結構中身は毒舌で、その点は若干心地よい。

歴史事実の一面を取り上げて簡単に答えを出している気もしなくもないが。ただ、世界の歴史から現在に至るまでを見て、なぜ日本が良いのか。日本文化や国民性のどの点が他の民族にはなく、 これからの日本がどうあるべきか、が流れるようにわかりやすく説明されており、 久々に歴史やら思想について考えさせられた一冊。

国家の品格 国家の品格

なぜか「仕事がうまくいく人」の習慣

ちょっと古い本だけど、内容としてはGTDやLifehackのよう。毎日の仕事を効率良く行うための心構えとちょっとした工夫が書かれている。

印象に残った点を。

  • 物事の優先順位は大事だが、時にそれは実行しないことの良い言い訳になる。目の前にあることは「すぐやる」ようにする。
  • 常に身の回りの整理・整頓を行い清潔に保つことで、毎日の生活を充実させる「システム」を作る。
  • 「システム」を改善する時間を定期的に確保し、変化に対応してゆく。
  • 自分の満足だけでなく、相手の期待に応えることを考える。

簡単に言えば、惰性で生活するなよってことです。

 

ザ・キャッシュマシーン

「ザ・ゴール」シリーズ。「ザ・ゴール」同様、小説風ビジネス書。

「ザ・ゴール」は主に製造業に向けたTOCの説明だった。機械化が進み、工程を把握しやすい製造業などの仕事と比べ、人的ソースに頼ることが多い営業や販売などの業務において、いかにTOCを活用するか、っていうのがこの本のメインテーマ。

仕事のジャンルに関わらず、業務には一連のプロセスがあり、その流れの先に生まれるアウトプットをいかに最大化するか。いかに大きくお金を儲けるシステムを作り上げるか。その点についてはブルーカラーもホワイトカラーも変わらない。ボトルネックを見つけ、その解消に力を注ぎ、 再びボトルネックを見つけ・・の繰り返しを行う、などは「ザ・ゴール」と同じ。

 

 

面白かった点を。

それぞれのプロセスには所用時間があり、さらに不測の事態に備え、予備の時間を設ける。しかし、最初から予備の時間があると、人間はその予備の時間まで計算して、心理的に「まだいいか」と思いギリギリまでやらず、結局は毎回予備の時間まで全て使い切り仕事を消化するようになる。

さらには四半期ごとの成績を上げるために、ついつい期末に忙しさが集中する。その点は顧客にも読まれており、ディスカウントを迫られる。

結果として利益の減少、サービスの悪化などの悪循環が生まれる。

 

こういった人間の心理的特性にも対応したシステムを、 どのようにして構築するかが面白かった。 「経営はアートではなく、サイエンスである。」

ザ・キャッシュマシーン ザ・キャッシュマシーン

スティーブ・ジョブズの半生を描いた「iCon」

アップルの創業者スティーブ・ジョブズの半生。

分厚いわりに早く読めた。まるで引き込まれるように。

スティーブ・ジョブズは一度アップルを追い出され、 新しく作った会社で成功を収めた後、またアップルに返り咲きする。 そしてiPodなど現在のアップルの勢いを作るまでを描いている。

成功者、カリスマと呼ばれるスティーブ・ジョブズも完璧な人じゃない。 それどころか、これを読む限りはかなり欠点だらけに思えてくる。 子供というか自己中心的。 理不尽な理由で人を解雇したり、勝手な振る舞いをする。 そんな風だから至るところで衝突を繰り返す。 それでも初期のアップルで、ピクサーで、また復帰したアップルで、 成功へと導いている。

その要因はどこにあるのか。 いくつもの偶然もあるけども、それでも個人的に思うのは、 やはり「こだわり」だと思う。 根拠が薄くても(無いに等しくても)、自分のカンを信じて進む。 それぐらいの勢いが必要なときがあるように思える。

もうひとつ。「スタイリッシュ」であること。 デザインには初期のアップルからかなりこだわっていたらしい。 結果を見ていくと、それが顧客の満足感を高め、 ブランド向上にもつながるんだろう。 デザインとは見た目だけじゃない、ってことも書いてあった。

読んでおいて損はない。

スティーブ・ジョブズ-偶像復活 スティーブ・ジョブズ-偶像復活

さて、これを読んで、スティーブ・ジョブズのスピーチを思い出した。 スタンフォード大学での卒業祝賀スピーチ。 改めて読むと、やはり奥深いものがある。 良いスピーチだと思う。

あと、この本には書いてないけど、 関連したネタを覚書。 マッキントッシュの生みの親、アラン・ケイの言葉。 「未来を予測する最良の方法は、自分で作ることだ。」 良い言葉。

【書評】考える技術・書く技術

今までも論理的思考関連の本を何冊か読みましたが、この本が一番内容にボリュームがありました。

1999年に書かれたこの本は、マッキンゼーなどでライティングを教えている著者が、そのエッセンスをまとめた一冊です。結構重厚ですね。

MECEやロジックツリーなど、論理的思考でよく登場するおなじみの言葉も出てきましたが、その他にも覚えきれないほど分析手法がたくさん出てきました。

一番印象に残ったのは、何か方向を決めて進むとき、その最初の仮説や設定、適した分析手法など、はっきりと道筋を考えておくことが重要である、という点。簡単に言えば、最初の計画が肝心だということですね。

他にも、ちゃんと文章全体が論理的にバランスが良いか、とか理解しやすい構成などが書いてあり、読んでいて大学で論文を書いていた時期のことを思い出しました。書く内容を一度イラストや図にしてから文章にすると、読み手にイメージしやすい文章を書くことができる、という点も勉強になりました。

この本の内容を消化して、ちゃんと自分のモノにするには多少の訓練が必要だと思わされる一冊でした。論理的思考に興味を持った人には、ぜひ一度基礎を学ぶ気持ちでこの本を手にとって見て欲しいです。

ワークブックもあります。


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