Googleデスクトップでファイルサーバのクロールに失敗する場合がある

ファイルサーバをGoogleデスクトップで検索する方法を過去に書いたが、どうやら、ファイルサーバの設定によっては、うまくクロールができない場合があるらしいことがわかった。

原因は様々だろうが、自分は結構単純だった。アクセス権がないファイルが含まれていたらしい。アクセス権がないと、そこでエラーとして検知されクロールが中止される。
対策も簡単で、最初に指定したフォルダの1つ下の階層のサブフォルダを指定するだけ。恐らく、その中でまたアクセス権がないファイルがあれば、どこかのサブフォルダはクロールされないだろうけど。
 
参考:GDS2でインデックスが作成されないネットワーク共有フォルダがある troublog/ウェブリブログ

あとは、前の記事にも書いたけど、既にインデックスが作られている人は、[オプション]→[デスクトップ検索]で、[Google デスクトップのインデックスを使用して拡張機能を有効にする]にチェックを入れないと、クロールが始まりません。念のため。

iPhone・iPod touchに適したWikipedia閲覧用無料アプリ

iPhoneやiPod touchに適した形で表示してくれるアプリ。これで閲覧すると、見やすい。あと、ブックマーク機能や検索によるサジェスト機能もあって、非常に使いやすい。これで無料とはすごいね。

あと、注目機能としてはキャッシュの保存ができること。デフォルトでは1週間はキャッシュを保持するようになっているが、これを「永久」にすることも可能。設定画面の「Permanent Cache」をオンにするだけでOK。これで、オフラインになっても履歴ページから検索はできる。

iPod touchを600円で辞書にするで書いた通り、最初からWikipediaの情報を用意する方法もあるけど、このアプリで随時キャッシュを増やしておく方法もある。こちらの方が、どちらかというと手間は少ないし。

TwitterとSNSの連携方法まとめ

SNSとTwitterを連携する方法をまとめておく。Twitterを始めた人が、意外に知らなかったので。

①mixi
mixi2twitterに登録すればOK。このサイトで、mixiとTwitterのアカウントをそれぞれ登録すれば、自動でTwitterのつぶやきをmixiボイスに送ってくれる。転送は1時間ごとになっているので、少しタイムラグが発生するけどね。

twitter2mixi | twitterしたらmixiボイスやアメーバなうに自動送信!!
twitter2mixi | twitterしたらmixiボイスやアメーバなうに自動送信!!

あと、アメーバなうにも対応しているそうな。

②GREE
「外部サービス連携の設定」のページで、Twitterの連携を設定すればOK。

③Facebook
Facebook上でTwitterアプリケーションを導入して、Twitterアカウントを設定すればOK。

おまけ:Windows Live Messenger
Windows Live Mesesngerのステータスも、Twitterと連携できる。Windows Live Messengerのアドインツールであるtwessengerをインストールして設定すればOK(だと思う。自分は未使用なので、インストールは各自の責任で)。

twessenger 2.0 | a twitter add-in for Windows Live Messenger
twessenger 2.0 | a twitter add-in for Windows Live Messenger

【書評】Googleの全貌

Googleの全貌
Googleの全貌

posted with amazlet at 09.12.31

日経コンピュータ
日経BP社
売り上げランキング: 730

Googleの話題性は、今や非常に高い。Googleは何か新しいサービスを始めたり、何か提言を発表したりするたびに、ネットで大きく取り上げられるようになる。それぐらい、特にネット世界での影響力が大きくなっているGoogleの全貌として、日経コンピュータが取りまとめた一冊。非常に深く、技術的な内容も含めてわかりやすくまとめられていた。非常に面白かった。

Googleのサービスだけではなく、それを取り巻くITシステムの動向や、Googleのカルチャーなども大きく取り上げられており、いろんな面で参考になる。ネット世界の動向に興味ある人や、SIer、エンジニアは、読んでおいて損はないと思う。

個人的に気になった点をメモしておく。

Googleは広告以外の収益源を開拓しつつある

Googleの収益源の97%が、広告であることは有名な話。これについて、他の収益源も開拓しようという動きが、最近は表面化しつつある。企業向けサービスのGoogle Appsがそのひとつ。これまで企業は、あくまで一般ユーザと同じアプリを転用するだけの位置づけで、あまり力を入れていないように見えたが、最近は違う。企業システムが保持しているExchangeやNotesから乗り換えられる移行支援ソフトを開発し、無償で提供しているそうだ。SIerとしても、顧客の特性に合わせてGoogle Appsへ移行するケースが増えるかもしれない。

(以前、Googleが出版で収益モデルを構築する動きがあることを書いた。参考まで。
出版業界はこれからパラダイム・シフトを迎えるのかもしれない | 思いつきブログ

特大のデータセンター特有のシステム構築アプローチ

一般的なシステムのイメージでは、ハードウェアの故障に備え、ハードウェアを2重化したりRAIDを組んだりして耐障害性を高める。しかし、サーバが数千台、数万台となると違う次元になる。

例えばMTBFが30年(30年に1回しか故障しない)サーバがあったとしても、1万台あれば常にどれかのサーバが故障していることになる。そうなると、ハードウェアの耐障害性を向上させることには限界がある、とGoogleは考えているようだ。

そこで考えられているのが、ソフトウェアによる耐障害性対策だ。これは、ハードウェアは故障する可能性を前提として、ハードウェアが故障したときでも正常に操作できるよう、ソフトウェアで耐障害性を高めよう、ということ。

これは一例であり、他にもいろいろな要素が組み込まれている。例えば、厳密なデータの一貫性は諦める「楽観的ロック」であったり、分散型にサーバを配置する代わりに待機系サーバは設けない、だったり、データベースはRDBMSではなくキー・バリュー型データストアが採用されていることだったり。ひとつひとつに理由がちゃんとある。詳細は読んで欲しい。

ここで重要なことは、よくSIerが採用するようなシステム構築のアプローチとは考え方が異なる、ということだ。クラウドコンピューティングが盛んに唱えられているが、その実現にあたって、現在導入されている技術要素と、クラウドサービスの技術要素は、大きく異なる部分が生じる可能性があるんじゃないか、ということ。エンジニアは、こういう事情を深く理解する必要があるな、と理解した。

クラウド・コンピューティングが本格的に導入するためのハードル

クラウド・コンピューティングが提唱されてから、これからはクラウドの時代だ、と言われているが、いまいち本格的な導入の機運が高まっていない気がする。導入のハードルについても、本書を読むと少し考えさせられる。

クラウドは、ハードウェアや基盤の負担を気にする必要がないが、その反面セキュリティの部分などで懸念が払拭できないでいるようだ。日本政府も霞ヶ関クラウドや自治体クラウドなどを提唱しているが、OGC(オープンガバメントクラウド)で検討されているように、まだ整備する事項は多い。
 

更に、国内Cloudサービスが世界で成功を収める為には、現在、米国のCloudサービスが抱えている課題を解決することが重要である。

1. 政府・企業はCloudサービスを安心して利用する為には、更なるセキュリティ機能を含めたガバナンス機能の強化を期待しており、それが実現できれば、既存システムも含めその移行も現実味を帯びてくる。併せて、所有から利用へと転ずることで、ITコストに占めるガバナンスコスト(現在拡大傾向にある)を軽減する事も可能となる。
2. Cloudサービスベンダーによる抱え込みに対する懸念を払拭する事が必要であり、Cloud間でのポータビリティを確保する必要がある。
活動内容 | オープンガバメントクラウド・コンソーシアム

クラウドとして共通ルールを設けるとともに、各国の法体制にフィットしたサービス提供が求められる必要があるのが現状だろう。そういう意味で、クラウドが本格的に導入するための基盤作りには、もう少し見守る必要がありそうだ。

その他にもいろいろ面白い内容あり

上記以外にもいろいろ興味深い要素が本書の中に含まれている。Googleの検索技術の改良頻度は年400回も行われており、ほとんど毎日のように検索アルゴリズムの見直しが行われていることは、Googleの検索へのこだわりと改善のスピードがうかがえる。

また、Googleの人事評価にも「ページランク方式」のように、会社で良い評価を受けている人が誰かに対し良い評価をした場合は、その評価は重み付けされるとか。Googleの作業の進め方やテストの実施方法なども。Google内の作業の進め方については、以下の動画の方がより理解できるだろう。柔軟かつ合理的に整備された作業フローに、結構驚いた。

というわけで、ビジネス、技術、組織などいろんな面で考えさせられる一冊だった。IT業界に少しでも関係する人は、ぜひ読んで欲しい。

Googleがスマートグリッドの普及を目指す理由

スマートグリッドという言葉が注目を浴びている。「スマードグリッド」というのは、電力網に関する言葉なのだが、なぜかこれにGoogleが強い意欲と示していて、具体的にプロジェクトにも参加している。この目的について、調べてみた。
 
 
まずは、Googleのデータセンターが背景にある
 
Googleは創業当初から、サーバは購入したりデータセンターを外注したりせず、自分たちでサーバを構築し、世界中にデータセンターを持っている。そして、サービスを提供する上でデータセンターは重要なインフラであると位置づけ、低コストで安定したGoogleのサービス提供のために、サーバの構築技術を追求している。
グーグル、自社設計のサーバを初公開–データセンターに見る効率化へのこだわり:スペシャルレポート – CNET Japan
 
一方、IT業界はすごいスピードで発展しているが、ひとつ大きな壁に当たっている。ムーアの法則に代表されるように、コンピューティング能力は24ヶ月に3倍に達しているが、それに対し、エネルギーの利用効率の向上ペースが24ヶ月で2倍にしか達していないらしい。
【Interop Las Vegas】深刻化するデータセンターの消費電力、「このままではムーアの法則が破綻する」:ITpro
 
これに伴い、性能はどんどんよくなっているが、それに対するエネルギー効率がついていけてないために、消費電力がどんどん上がってしまう、ということだ。データセンターを自前で持っているGoogleとしては、その効率を考えたとき、電力消費効率は重要な要素となる。
 
電力消費効率の指標としてPUE(Power Usage Effectiveness)がある。データセンター全体の電力消費量を、IT機器が利用する電力消費量で除した値で、1.0に近いほど良い値となる。一般的な値として、アメリカのデータセンターのPUEは1.8程度、日本は2.0程度と言われているが、Googleのデータセンターは平均1.2を実現している。最新式のものでは1.12という値もあるそうだ。
 
 
Googleが行う「RE<C」というプロジェクト
 
さて、Googleは2007年に「RE<C(Renewable Energy cheaper than the Coal)」という、持続的利用可能エネルギーの発電技術の開発を行う、研究開発部門を設置している。これまでのGoogleのデータセンターの事情と、電力消費効率向上を求められる背景を理解すると、なぜ「RE<C」をGoogleが行っているのか、理解できる。化石燃料に頼るのではなく、再生可能でクリーンなエネルギーで、安定かつ廉価な電力供給を目指す、というわけだ。
Google社「リニューアブル・エネルギー推進に数億ドルを投資」 | WIRED VISION
 
 
持続的利用可能エネルギーとして、太陽光や風力など、自然エネルギーを利用したものが中心になるそうだ。これを体現するかのように、Googleの本社は、ソーラーパネルでびっしり埋まっている。
Google、本社の大規模ソーラーパワー発電成果を公表! 24時間で10,050kwhに | 経営 | マイコミジャーナル
 
 
スマート・グリッドとはつまり何だ
 
Googleが安価で安定的な電力供給を求めていることはわかった。それに対し、持続的利用可能エネルギーの技術開発にも投資している。さて、これがスマート・グリッドとなぜつながるのか。というか、そもそもスマート・グリッドとは何か。
 
スマート・グリッドとは端的に言えば、これまでの電力網とインターネットなどの情報網を論理的に束ねることである。こういわれるとよくわからないかもしれないから、これを実現する目的を先に考えた方が良いだろう。
 
スマート・グリッドは次の2点を実現したい、という目的がある。
①小口電力を電力網に乗せられるようにする
 持続的利用可能エネルギーの電力を増やすためには、小口業者の電力が効率よくスムーズに電力網に含められる必要がある。現在は、大きな電力会社が集中的に統制しているが、それを分散型に変えたい、ということだ。
 
②きめ細かな電力需給を把握する
 電力の需要を正確に把握できたら、無駄のない電力供給を行うことができる。でも、現実には電力網は供給のみの単方向であり、正確な電力消費量は計測できていない。これを、計測し電力会社に情報として送る仕組みを構築したい、ということだ。
 
参考:「スマートグリッド」~電力版インターネットは社会に何をもたらす? | キャリワカ:トレンド | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉
 
 
日本にスマートグリッドは不要?
 
日本は、優れた電力供給体制が実現されており、既に「スマートグリッド」と言えるのでは?という意見がある。
 

例えば東京電力は,送電線敷設時に光ファイバ回線とRFマイクロ波回線も同時に敷設するなど,送配電網のほとんどに通信機能を組み込んでいます。このため,停電など障害が発生した場合の回復時間が圧倒的に早いという特徴があります。東京電力管内では,1軒当たりの年間停電時間は平均4分で,「約90~100分の米国に比較して1/20以下」(東京電力)です。東京電力は年間の設備投資額である約6000億~7000億円のうち,30~50%を送配電網に投資していますが,「米国では小規模の事業者が多いことや,電力自由化の影響もあり,結果としてネットワーク設備投資額が低く抑えられてきた」(ある電力事業関係者)といいます。

こうしたインフラ整備が十分ではない米国においては,「スマートグリッド」という取り組みは意味があるが,整備が進んでいる日本では必要ないのではないか,という見方が,日米の温度差の背景にあるようです。
「日本にスマートグリッドは不要」と言われる理由 – 日経エレクトロニクス – Tech-On!

 
つまり、②は全うされているのでは?ということになる。事実、そうなのかもしれない。しかし、①については十分とはいえない。確かに、精度の良くない電力が電力網に混入することで、電力供給のサービスレベルが低下するるのでは?という懸念がある。それを解消し、家庭や中小企業などが電力を供給できる立場にすることは、重要な目的のひとつなのだ。これにより、地産地消を実現する環境が整えば、地域振興にもつながる。
 
 
Googleが次に注目する舞台は、車
 
GoogleはPC、携帯の次の舞台として、車に注目している。Googleが発表している「Clean Energy 2030」の中で自家用車の二酸化炭素排出量を38%削減を目指している。
 
自動車エネルギーをプラグインカーにすることで、燃料効率を上げ、二酸化炭素排出量を減らすことが、車に注目するひとつの目的だろう。
Google、クリーンエネルギー提案「Clean Energy 2030」を発表 – ITmedia News
 
他にも、プラグインカーとなれば蓄電が可能になる。そうなれば、家庭の太陽光発電などの蓄電機能を車が担うことができるわけだ。この蓄電池の管理機能などに、ひょっとしたらビジネスチャンスがあるのかもしれない。
 
あとは、車もネット機能を持って、地図や地域情報などと連動することも考えられる。車というハードは、Googleにとって複数の意味で、可能性を感じるものなのだろう。
 
 
まとめ
 
Googleの動きを捉えると、Googleが非常に目的をもって取り組みを行っていることがわかる。非営利であるGoogle.orgを通じて行ったり、そもそもGoogleが採算度外視の行動を行ったりするのでつかみづらいが。
 
そして、Googleの行動の背景には、今後のIT業界の動きも見えてくる。なぜスマートグリッドなのか。なぜ電力業界なのか。なぜ車なのか。気づいたときには、IT業界のビジネスモデルは変わってしまっているかもしれない。そのとき日本のIT業界は、単にハードを売ったりアプリを作ったりするだけでは、この動きにはついていけないだろう。

あわせてどうぞ。

Windowsで簡単にカラー写真を白黒写真に変える

Windowsで、カラー写真を白黒写真に編集したいときに、簡単にできる方法があったのでメモ。
Office2003及び2007に標準搭載されている、Microsoft Office Picture Managerを使う。
 
画像の編集メニューから、「色」の「鮮やかさ」を「-100」に設定すると、白黒写真にできる。
Microsoft Office Picture Managerで画像編集|PCスタジオ|Mebius活用スタジオ|デジタルカメラ/デジタルビデオカメラ(デジタルメディア):シャープ
 
 
おすすめとしては、-80とか-70ぐらいにすると、セピア調の褪せているけど微妙に色のついた写真。

070414_222004_M

↑これを、鮮やかさ-80で調整した写真がこれ↓

070414_222004_MC
 

Macのプリンタを共有にして、Windowsから使用する

無線LANを導入したので、今度はMacとWindowsのプリンタ共有をやってみた。備忘のため、メモ。
 
やり方は簡単。このサイトを見れば、簡単に設定できる。
ASCII.jp:WindowsでもOK! Macのプリンター共有方法|ビギナー必見!【OS Xクイズ】

ただ、言われてみれば当たり前なんだけれど、プリンタドライバはWindows側にもインストールする必要がある。
(プリンタ共有設定時には、Windows側に最初からインストールされていた、違う機種のプリンタドライバが設定されていて、普通にA4は印刷できていたので、最初は気付かなかった。。。。)
 
というわけで、メーカーのサイトからプリンタドライバをダウンロード&インストールし、対象プリンタにネットワークプリンタを設定すればOK。
 

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あわせてどうぞ。

 

効率的な読書をするための3つの考え方

ビジネスマンのためのクオリティ・リーディング
」を読んだ。内容自体は、論理の飛躍があったり、あまり斬新な内容がなかったのでほとんど読み飛ばして終わってしまったが、せっかくなので良い読書法とは何か、ということを、自分の考えでまとめてみることにする。
 
 
とりあえず興味を覚えた本は買う
 
豊富な知識や、ブレイクスルーは、普段自分が想像しないところからやってくる。なので、少しでも興味を覚えたものは、とりあえず買って読んでみる、ぐらいのスタンスが良いと思う。人から薦められた本とか、ネットで良いと思ったものは、とりあえず読んでみる。それが自分の世界を広げてくれるはずなので。
 
ちなみに、自分は本は基本借りない。気になったところはページ折ったりするし、「汚さないように読まないと」みたいなプレッシャーが、読むときに自分にプレッシャーを与えるので。本なんて、高くても2000円程度。安いもんだよ。
 
 
退屈と感じた本は読むのを止める
 
「大人のスピード勉強法」を読んだときに強く思ったけれど、自分の興味が強いときに、それに合致する分野を勉強すると集中力と吸収力がとても高くなる。
 
本を読んで退屈と感じた場合、「せっかく買ったのにもったいない」とイチから読むのは止めましょう。本は読んだ数ではなく、いかに内容を吸収するか、なのだから。退屈だったりストレスを感じるような本は、少なくとも「今の自分」には合致していない、とばっさり諦めてみる。
 
本なんて、高くても2000円程度。読まずに捨てても、大して痛まないよ。
 
 
読んだ本の感想を何かに書き留める
 
アウトプットが大事だというが、これは確かにそうだ。自分もブログに書評を書いているが、こんなの公開しようがしまいが、そんなのは自由。ただ、ブログに書く方が良いとは思うけど。何せ、誰が見てるかわからないから、意味不明な言語は書けない。ある程度言語化する必要がある。これが結構良い効果を生み出すと思う。
 
言語化とは不思議なもので、感情と直結していない場合も多々ある。結構感動した記憶があるのに、言葉にしてみると大したことなかった、とか。あるいは、言語化しようとしたら、論理構造が曖昧だったので、多くの言葉が必要になったとか。
 
そういう、物事を具体化する効果があり、頭がすっきりされたり、さらに論理を発展することもできたりするので、人に読まれることを意識して書く、というのは、巷で言われている通り、良いと思う。実践してみた経験談。(そういえば、気づいたら書評100本以上書いてるんだなー。)

あわせてどうぞ。

Firefoxアドオン「feedly」の導入で変わるRSSの読み方

Google ReaderのFeedを基に、RSS配信記事の表示を変えてくれるFirefoxアドオンの「feedly」。数日試してみて、いろいろ思ったので感想を書いてみる。

feedlyの機能的なものは、こちらの記事を参照してください。

feedlyがすごい – Google Readerユーザーは試す価値あり

「誰が書いたか」ではなく、「どんな記事か」で読む

「digest」でRSS配信されている記事全体を表示してくれるんだけど、その表示が、まあ見事にきれい。

でも、それだけじゃない。

RSS Readerで読む、という場合、「誰が書いた記事か」ということを最初に把握した上で記事を読む。でも、feedlyでダイジェスト表示した場合は、配信元の表示が非常に小さい文字で書いてあるだけなので、最初目につくのは、見出しでありヘッダの文章。

だから、「誰が書いたか」ではなく、「どんな記事か」を最初に考えるようになる。これは、RSS Readerの新しい読み方だと思う。

feedlyに変えてから、正直読むスピードが落ちた気がする。その原因が、「誰が書いたか」を最初に理解せずに記事を読むようになったからだ、と判断した。

そして、読むのが遅くなった代わりに、今まで読み流していた記事を、たまに興味を覚えて読み込むものに出会うようになった。「この人が書いたものだから、こういう内容だろう。だったら、スルー」という行為が減ったからだろう。

先入観は効率性を与えてくれるけれど、時として油断や見逃しを生む。どちらの読み方が良いかは人それぞれだし、自分としてもまだfeedlyが100%良い、というわけでもないけど、新しい読み方を与えれくれることは確か。

 

全ての記事を読まなきゃ、という恐怖心から解放される

ダイジェスト表示で記事を読むようになると、雑誌や新聞みたいな感覚で読める。こうなると不思議なもんで、読み飛ばしたり、一向に読む気がしないものが未読で放置されたりする。

RSS Readerって、大体常に何件未読があるかを画面タイトルとかに表示していて、ゼロにしなきゃ、みたいな観念に囚われる気持ちになる。(ゼロにする喜び、というものもあるのだけれど。)feedlyにも未読数を表示してくれる機能はあるんだけど、これも小さい文字なので、注意してみなければ目に入らない。

いろんな情報は、自分にとって一番タイムリーなときに入手すべき、と思っているので、いつかは読もうと思うけど今はちょっと、、、というものは、片隅で放置しておけば良いのだ。1件ずつ既読・未読を操作できて、タイムライン上に単純に並べるだけじゃない、feedlyならではの読み方だと思う。

 

でも、ここだけはちょっと惜しい・・・・

ちょっとした惜しい点を3つほど。

  • TwitterやTumblrと連携しやすくなってるんだけど、記事の先頭にしかボタンがないので、長い記事だと引用とかちょっと面倒なんだよね。。。あと、閉じるボタンも同様。
  • 英単語は、先頭が大文字でそれ以降は小文字になる。TBS→Tbsとか。ちょっとだけ違和感。
  • Google Readerのリコメンド機能がなくなった。。。元々Google Readerを使っていて、トップページのリコメンド機能好きだったので。結構打率高くて。

まあ、そんな感じ。Google Readerユーザは、feedlyをインストールするだけで使用できるので、試してみるとわかる。

無線LANを導入して変えられるもの:まとめ

部屋が広くなったことと、WindowsとMacの2台でネットを実現したかったので、我が家に無線LANを導入。結構簡単にできたよ。
購入したのは、BUFFALOのAirStation。セットアップCDを読み込ませて、ウィザードを進めれば接続できた。
 
Windowsは、ノートPCで無線LAN接続機能がないので、子機を併せて購入。
 


以下、変えられるもののまとめ。

①PC
まあ、当たり前です。ただ、実際行ってみると、本当に画期的です。ケーブルか解き放たれた快感は、やってみないとわからない。LANケーブルがなくなるだけでしょ?といわれるが、それがない自由な状態でネットに接続できることは、心理的な開放感を得られる。導入してよかった。
 
ただ、Macだけちょっと設定にてこずったので、メモを書いておく。
Macの場合は、無線LANの接続機能はあるので、子機は不要。ただ、接続を安定的にするため有線で接続。
有線で接続する場合は、AirMacは「切」の状態にする必要があり、また、これまで自動で接続していたプロバイダの接続は、自動接続の設定を解除しなければいけない。(自分の場合は、「ネットワーク」の「PPP」の「必要な場合に自動で接続する」のチェックを外した。)
これをやらないと、プロバイダ接続がまず自動で接続しようとし、もちろん接続できないので、接続エラーになって、いつまでもネット接続ができない。

②写真のアップロード自動化
Eye-Fiを導入すると、写真のPCへの保存やWebサービスへのアップロードが自動化される。これは、本当便利である。わざわざメモリカードをPCに読み込ませて、それをFlickrにアップロード、という手順が一気に省略される。この快感は写真ライフを一層楽しくさせてくれる。

参考:Eye-Fiを購入した | 思いつきブログ

③iPod touch
iPhoneユーザが周囲に増えているので、最近は少し寂しい限りだが、iPod touchだって機能として可能性はまだまだある。公衆で無線LANを探すのは難しくても、自宅が無線LANになることで、オンラインを必要とするアプリが自宅で使えるようになる。
これで、メールをiPod touchに落として外出先で読むとか、Twitterなんかも、PCを立ち上げなくても、すぐにタイムラインを確認してRTする、ということも可能になる。

④プリンタ
最近CMでよくやっているが、EPSONのEP-901Aなんかが無線LANに対応している。自分は残念ながら一代前のEP-801Aなので(少し高額の)オプションが必要なため、対応を諦めているが、PCがLANケーブルから解放されると、プリンタのケーブルも解放したくなる。これが実現できると、一層PC操作は快適になるに違いない。

⑤ニンテンドーDS
DSは持っているけど、やったことないので、一応メモ程度。いろいろソフトによって、コンテンツをダウンロードできたりするみたい。ただ、暗号化方式としてWFAにしか対応していないので、あまり知識がない人は、導入はしばらく見送った方が良い気がする。
自分もWFAは暗号化方式として弱いということで、違う暗号化方式を採用しているので、わざわざ切り替えるのも面倒で、DSにつなぐことは諦めている。

これで、少し自宅のPC周りの生活が快適で楽しくなった。無線LANはいろいろ生活を楽しくしてくれるので、興味ある人は導入して損はないだろう。


あわせてどうぞ。