もうあっという間に年末ですね。今年読んだ本の中で、自分の考え方を大きく変えてくれた本を取り上げたいと思います。
物欲なき世界
「最近の若者には物欲がない」と言われたり、シェアハウスやAirBnB、Uberなどシェアリングエコノミーが台頭してきました。この「物欲なき世界」、現在の消費行動がどのように変化しているのかをとらえる意味では、とてもおすすめです。物欲がなくなっている我々の消費行動が、経済や社会にどういう影響を及ぼしていくのか、考えるきっかけになるでしょう。
<インターネット>の次にくるもの
こういう未来志向型の本をたくさん読んだ気がしますが、先のトレンドを捉えると言う意味ではこの本はわかりやすく、はっきりとイメージさせてくれる1冊でした。ICT技術が発展し、めまぐるしく状況が変化しています。その中で、どういう方向に進んでいくのかを理解する上で非常に良いです。
確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力
近年のユニバーサルスタジオジャパンの躍進は皆知るところですが、その裏側でどういうデータに基づいたマーケティングが行われていたのか、その内情と理論を知ることができます。マーケティングをこのように数学的アプローチで説明された本は、これまで読んだことがありませんでした。USJという明確な結果を残しているアプローチであり、それがしっかりとした数学的論理に裏打ちされている、と分かれば、読むしかないですよね。
やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
仕事で成果を出せる人とそうでない人の違いは何か、という長年の自分の疑問を変えてくれた点で本書は目から鱗でした。成功を決めるのは、才能や性格ではなく、「やり抜く力」だというのです。これを読めば、自分の普段の振る舞いや、チームでの人材育成等にも活かせるでしょう。
ほったらかし投資術
日本人は金融リテラシーが低いと言われていますが、それは自分もそうであると自覚しています。しかし少しずつにリテラシーを身につけようと思い、この本を読みました。そもそものきっかけは、LINE田端氏のTwitterでしたけど。
絶対確実ではないが、誰でも、そこそこの確率(50%以上?)で億万長者になる方法。まず週に合計8時間、コンビニ等(時給1000円強)でバイトする。増えた収入の月3万円をMSCIワールドに連動するインデックス投信で積立る。そして、これを40年続ける。はい、億万長者(1億)の出来上がり
— 田端 信太郎 (@tabbata) 2016年9月10日
現実的に投資というのは、ニュースを読んだり企業の財務分析をするなど、非常に肉体的にも精神的にもエネルギーが必要ですが、あまり負担にならず、投資を続けられるための考え方を教えてくれる本です。
こう見るとあまり本を読んでない気がしますね。来年はもっと色々読みたいと思います。
年末年始の読書にぜひどうぞ。