Kindle Unlimitedが変える読書体験

Kindle Unlimitedが日本でも始まりましたね。早速登録してみました。

しばらく使ってみた感想としては、これはまた読書体験が変わってしまうなぁと言う感じです。

 

本を選ぶ優先順位が変わるかも

Kindle Unlimitedという定額サービスを使って、まず最初に実感したのは本の選び方が明らかに変わってきていることです。

Kindleが始まった時も、どんどん電子書籍の便利さを実感して、紙の本よりも電子書籍を選ぶようになっていきました。

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今回のKindle Unlimitedでは、定額サービスで読める本を積極的に探すようになっています。これは、定額で読めるならとりあえず読んでみるかと思って、気軽に手に取る本が増えているからです。

といっても、まだまだKindle Unlimitedの対象外の本も多いので、それらも読むとは思います。でも、「とりあえず読もう」と思わせてくれる定額サービスの威力はすごいです。立ち読み的な感覚で、どんどん手に取ることができるので。

 

膨大なインプットが実現される

定額なので料金などを気にせず読めると言う点では、様々な本をとりあえず読んでみると言う行為が増えそうです。そうなると、インプットの量が増えていくんではないかと思っています。

人によって良し悪しはあると思いますが、触れる本が増えるというのは様々な知識や刺激が増えるので、これまでとは違った読書体験をすることになると思っています。

僕の場合は、移動中などはiPhoneを使ってKindleをオーディオブックとして読んでますので、それを活用してインプットの量は増やしていけそうです。

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定額サービスでビジネスモデルは何が変わるか

Kindle Unlimitedの特徴は明らかに、本を選ぶハードルが劇的に下がることにあると思います。定額サービスはいずれも同じ特徴を備えているのではないでしょうか。

定額料をすでに払っているので、ユーザーはその商品を選ぶことに対しては全く抵抗がありません。そのため、本であればとりあえず読んでみよう、音楽であればとりあえず聞いてみようというスタンスになります。その結果として、商品を選ぶハードルはお金ではなくコンテンツそのものの魅力になります。

「<インターネット>の次に来るもの 未来を決める12の法則」でも、本に代表されるコンテンツは、これまでの固定的な形から解放され、アンバンドルされ、再編集されると言っています。そして、「所有権の購入」から「アクセス権の定額利用」へと転換していくのです。

 

シェアリングエコノミーが到来しているように、物欲が幸福と直結しなくなっている今、定額サービスというのは消費形態としても合ってきているのでしょう。

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ただし、どうやらKindle Unlimitedがサービス開始直後から撤退するものが出てきているようです。ユーザーの人気がありすぎて、一部の漫画や写真集はアマゾン側が利用料を払えなくなっているようです。

アマゾン読み放題、人気本消える 利用者多すぎが原因?:朝日新聞デジタル

自分が読みたい本があるかというのは、定額サービスを選ぶ上で非常に重要なポイントになりますので、今後の品揃えの動向は見ておく必要があるでしょう。

それでも、サービス化していく流れは止められないと思うので、気になる方には是非試してもらいたいです。

 

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