「ビッグデータ社会の到来」とオープンガバメント

こういう内容が無料で読めるようになったんだから、本当良い時代だ。AMN新書として電子書籍が出た。そのうちのひとつである「ビッグデータ社会の到来」を読んだよ。

ビッグデータ社会の到来 – akihitok | ブクログのパブー

 

最近ビッグデータに関するトピックが増えてきている。データ量が基本的に増えていること、ハードウェアやソフトウェアの進歩によって大容量データを分析できるようになっていることが要因となっている。映画「マネーボール」も公開されて、一層データ分析に対する注目度が上がってるんじゃなかろうか。

この本は25ページと短いものの、ビッグデータの現状を読みやすく纏めている。個人的にビッグデータに対して気になっていることを書く。

 

スマートグリッドとかInternet Thingsとかで、物理世界の情報がどんどん電子化されて、分析されようとしている現状で、データの源泉をどうするかということは、ビッグデータ分析をしようと思っている企業にとってはとても重要な課題になる。

TwitterなどAPIを公開しているソーシャルサービスから取得しても動向は分析できるし、自社サイトだけではなくいろんなところからデータは取得できる。

オープンガバメントも、ビッグデータと関連していて、公共データをどれだけ活用してもらえるかは今後の大きなテーマになると思うんだよね。「電子行政推進に関する基本方針」でもオープンガバメントが5つの重要施策のうちの1つになっているし。
www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/dai55/siryou2_1.pdf

 

個人的には、まだビッグデータ分析は大企業と一部のネット新興企業を中心に利用が進むだろうし、公共機関自体がデータ分析したり、中小企業がデータ活用するというのはハードルが大きいと思っている。その一番の理由は初期投資とリターンの因果関係が特定しづらいからだ。

何かのついでに分析を進める、とか少しずつ分析用途を広げていく、というのが現時点での現実解だと思うけど、IT投資がおぼつかない中小企業や、事前の費用対効果を厳しく求められる公共機関では、なかなか活用は難しいだろう。むしろ、オープンガバメントをもっと推進して、利用される立場としてデータ提供機会を増やして欲しい。

ブクログスキャンで蔵書管理する

自宅の本棚が定期的に限界を迎える。買った本をたまに売ってスペースを空けてきたが、どうやら小手先の対応では限界があるようだ。というわけで、ちょっと大々的に本棚を整理することにした。そのときに、必要だけど当面読まない本は実家に送ることにした。(本当は電子化してしまいたかったけど、設備をそろえるのに何かとお金がかかるので諦めた。)

それで、あとあと何を送ったか忘れそうなので蔵書リストをつくろうと思った。ちょっと考えて、ブクログのMacアプリがバーコードスキャンできるのを思い出したので試してみたら、すごい簡単だったよって話。

 

「ブクログスキャン」をMac Storeからダウンロード

ブクログ スキャン App
カテゴリ: ライフスタイル
価格: 無料

 

あとは、アカウントでログインして、iSightでバーコードを読みこませるだけ。登録されると音も鳴るし、ちょっと気持ち良い。これで、心置きなく40冊ぐらい実家に送れる。

ちなみに、蔵書保管してくれるサービスもいくつかある。相場としては一箱一ヶ月で200円ぐらいだろうか。

本を読むと、蔵書管理に真剣に困るなあ。

手作業さようなら。Macでタスクを自動実行する方法

Macでいろいろ自動化する手段を列挙するよ。

 

Mac起動時に自動実行

Macを起動したときに、アプリを自動実行する方法。

「システム環境設定」→「アカウント」→「ログイン項目」
「+」ボタンで、自動実行したいアプリを指定。

 

iCalで自動実行

iCalで時間や繰り返し頻度を指定して、アプリやスクリプトを実行できる。詳細は以下のリンクを参照。

iCalで指定時刻にアプリを呼び出す – 週刊!Mac miniのある生活

 

Automatorで自動実行

Automatorは、Macに標準で搭載されている自動化アプリケーション。GUIでいろいろ設定できるのが魅力。Automatorからスクリプトを実行することもできるので、スクリプト処理とアプリケーションの処理を組み合わせることもできる。

Automator の使い方 [Mac OSの使い方] All About

 

AppleScriptとフォルダアクションの組合せ

フォルダアクションで、フォルダに操作が加えられたときにスクリプトを実行することができる。詳細は以下のリンクを参照。

フォルダアクションとAppleScriptで写真アップロードを自動化 | Synapse Diary

 

Proxiでいろんなトリガーから自動実行

様々なトリガーを元にタスクを実行することができるフリーソフト。

これがトリガー。

これがタスク。

 

これで、手作業さようなら。

MacでMP4を簡単に結合してくれるフリーソフト「MPEG Streamclip」

MacでMP4をさくっと結合したいなら、MPEG Streamclip。iMovieでもできるんだけど、結構iMovie重かったりするし操作が面倒なので、これを使っている。

Squared 5 – MPEG Streamclip video converter for Mac and Windows

操作は簡単。
アプリを起動すると、以下の画面が出てくるので、結合したいファイルをドラッグする。
その後、「File」→「Save as・・・」で結合後のファイルの場所と名前を指定したら、結合処理が行われる。

 

結合の順番をどう認識しているのかは、正直ちょっと不明。ファイルに番号付けてるから、それを認識しているか、タイムスタンプなのかな。。。。とりあえず、何となくうまくいっている。

元々は動画編集ソフトなので、他にも多機能。

参考:わかばマークのMacの備忘録 : MPEG Streamclip

 

徳島県が自治体OSSソフトをパッケージ化

これ、いいね。自治体OSSキット。

徳島県が開発し利用中のソフトを「自治体OSSキット」としてパッケージ化 – ニュース:ITpro

徳島県は2011年11月18日、独自開発し県庁で利用中のソフトを「自治体OSSキット」としてパッケージ化したと発表した。自治体OSSキットはホームページ作成/グループウエア・ソフトの「Joruri」、オンラインストレージ・ソフトの「DECO」、内部統制管理ツールの「Ai」などで構成され、いずれもRuby on Railsで開発されている(図1)。

以前から公開されてたJoruriなどのOSSをパッケージ化したもの。メール、HP作成、ソフトウェア資産管理など、組織の業務内容に左右されにくいところなので、どこでも活用の余地があるんじゃないかと。

Joruriは、山形県寒河江市、群馬県館林市、青森県平川市、北海道北見市、島根県邑南町、長崎県西海市、愛知県瀬戸市、大阪府交野市といった自治体のほか、NPOや企業でも採用されている。

 

面白いのは、カスタマイズしたければ徳島県の地場IT企業を使ってください、という展開になっていること。地場企業の技術向上や仕事の受注機会拡大にも寄与している。地方自治体って、地場産業の育成も考えているから、自分たちが発注した仕事を、どうやって地場企業のビジネス拡大につなげていくか、ということも考えられた結果なんだろうね。

徳島県がRubyの独自開発CMS「Joruri」でサイトを刷新,OSSとして公開へ – ニュース:ITpro

 

自治体が先進的なソリューションをつくる。それをパッケージング。地場企業がそのパッケージを売っていく。そういうモデルが他にも作れるのかな。

 

Joruriのデモの様子。

シンクタンク系のレポートを読む(全部無料)

シンクタンク系の調査研究結果とか、政策提言は、結構無料レポートとして公開されている。興味があるトピックは、こういうところから拾って読んでいる。とりあえずメモ代わりに、纏めて書いておく。

 

東京財団
総合研究開発機構(NIRA)
機関誌|地方シンクタンク協議会
三菱UFJリサーチ&コンサルティング|季刊 政策・経営研究:Quarterly Journal of Public Policy & Management
ニュース&オピニオン : 三菱総合研究所
NRIオピニオン | 野村総合研究所(NRI)
政策シンクタンク PHP総研 論文・書籍
提言・論文 / シンポジウム | 21世紀政策研究所

他にも良いのあったら、誰か教えて。

Windows Media Playerで倍速再生

備忘。

Windows Media Playerで倍速再生する場合は、「ライブラリ」あたりで右クリックして、「再生」→「再生速度」→「速く」を選択すればできる。

あんまりニーズはないだろうけど、速く再生していろいろ処理したいことがあるんだよ。仕事を速くするには、ひとつひとつの小さな積み重ね。そして、こういう細かいTipsが、意外と劇的に生産性を向上させる。

富士通のサーバがDoS攻撃を受けた

富士通のサーバがDoS攻撃を受けた。島根県にあるサーバで、複数の自治体システムが構築されていたらしく、各自治体システムが動かなくなる、というそれなりに大きな影響が発生したようだ。対象サービスは恐らくこれ。

自治体向けSaaS型電子申請ソリューション : 富士通

 

仕事が早い人がいて、既に経緯などがまとめられている。

富士通データセンターへDoS攻撃…原因と理由【200自治体に影響】 – NAVER まとめ

技術的なことはさておき、こういう事態が起こると「ああ、やっぱりシステムを外に出すと危険かもしれない」と発想する人が増えるんだろうか。

一般的にはデータセンターはセキュリティ上堅牢な仕組みで運営されているし、地盤強度が高い場所を選んだり、建物を免震構造にしたりして、自前で設置するよりは安全レベルは上がると言われている。そして、仮想化で複数の機器をシェアすることで「割り勘効果」を生み出して、費用減少を実現する。

 

日経の記事を一部引用すると、

DoS攻撃を防ぐには攻撃意図を持った通信信号を瞬時に判断し除外するなど技術的には対応は可能。ただ「サービス価格が跳ね上がり、低価格というクラウドの魅力が薄れる」(関係者)という。
富士通のサーバーに攻撃 クラウドの安全対策急務  :日本経済新聞

これはある種真実だ。安くて万全な対策というのはないので、対策をやればやるほど、それはコストに跳ねる。今回のセキュリティレベルが問題なのだとすれば、こういうセキュリティリスクが想定されておらず、コストに転嫁されていなかったのだろう。

 

もっといえば、被害を受けた「電子申請サービス」は、県民・市民から行政サービスに対して申請を受けるものであり、あればもちろん便利だし軽視するつもりもないけれど、迅速に復旧しないと人命に関わる、というものはほとんど含まれていないと思われる。紙による代替手続きに業務移行できれば、大きなレベルでの被害はあまりなかったと推測する。

 

今回わかったのは、「セキュリティレベルは高いので安全ですよ」といっても、攻撃されれば業務に影響を受ける可能性はゼロではない、という事実。業者のセキュリティ対策をチェックすることも大切だけど、BCPなんかをつくって、業務継続性を高める体制を整えることがもっと求められるんじゃなかろうか。ちなみに、地方自治体のBCPの策定状況は低い。BCP策定団体(平成22年04月01日)は、都道府県 15団体(31.9%)、市区町村 102団体(5.8%)。
(総務省|電子自治体|地方自治情報管理概要(PDF)より)

恐らく震災の影響もあって、BCPの策定比率は上がるだろうけど、本当に使えるような内容にするために定期的に訓練したり見直したり、というようなBCMができるかどうかは、その次の課題。

 

参考:DoS攻撃の手口を知る

iMac(Mid 2007)のメモリを増設したよ

iMacが最近遅くて遅くて。そろそろ買い替え時かなーと思ったけど、ひょっとしてメモリ増設したらもう少し使えるかなーと思って増設してみた。結論からいえば、なんでもっと早く増設しておかなかったんだろう。すごいサクサク動くし、これまでの遅さが嘘みたい。生産性が上がるわー。

 

まず、自分のiMacの型番を調べる必要がある。「このMacについて」でシリアル番号を確認してから、型番を調べてみるとiMac Mid 2007と出た。

これが追加前。買った当時のままの1GB。

 

自分の型番を元に、同じやつで実際に増設した人がいないか検索で探してみると、いたいた。

 

Lion対策でiMac Mid 2007のメモリを増設 | iMac | MASA’s Digital Life

 

そして、記事を信用して、これを購入。安いな。

 

 

手順はこれを見た通りにやったらできた。静電気でメモリがダメになるとか、型によって認識しない、とかいろいろ心配したけど、意外にも簡単にできてしまったよ。

iMac:メモリの取り外し方法と取り付け方法

 

これが追加後。問題なく3GBに認識されている。

 

まだ増設の余裕はあるから、またスピードに不満を感じたら増設しよう。これでまだしばらくは買い替えをせずに済みそうだ。

 

買うなら2枚組がお得です。

 

Windows7高速化

新しくWindows7機を安く購入したので、高速化の設定を行っておく。

 

Windowsのデザインとパフォーマンスを調整する

ここらへんは鉄板かね。

「コントロールパネル」を開いて、「パフォーマンスの情報とツール」→左メニューから「詳細ツール」→「Windowsのデザインとパフォーマンスの調整」をクリックすると、Windowsの視覚効果(Aeroやウインドウのアニメーションなど)の設定ができる。余計なアニメーションや効果を削減して高速化しようという内容。
やってみたらめちゃ早くなったWindows7の高速化術 : CtrlxD

 

Solutoを導入して起動時のアプリを見直す

これ、使いやすい。スタートアップの起動をやめたり、遅らせて実行することができる。ブラウザも改善することができて、無駄なツールバーとかやめたりできる。

Windows起動プロセス最適化ツール『Soluto』を導入したら起動時間が18秒短縮された件… | IDEA*IDEA

 

X-TUNEを導入してメモリの最適化を行う

軽いし、良いかも。

誰でも簡単!パソコンをワンクリックで高速化【知っ得!虎の巻】 – ITライフハック – ライブドアブログ

 

 

ちなみに、これもやったんだけど、別の記事では「やるな」って書いてある。。。。いろいろやったから、この設定がどれほど貢献しているかは不明。まあ、全ては自己責任で。

プリフェッチ、Windows SuperFetch、Windows ReadyBoostの停止 | Windows7の高速化&安定化Tips

Windows PCのメンテナンスでやるべきこと・やるべきでないこと : ライフハッカー[日本版]

 

 

これだけやると、メモリも増設したくなるな。

BUFFALO ノート用増設メモリ PC3-8500(DDR3-1066) 2GB D3N1066-2G/E
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