この間、自分の集中力が落ちている、という話をかいたけれど、集中力に関して気になる一冊があったので読んだ。ちなみに、こういう脳科学系の本は疑わしい目で見てしまうのだけれど、 今の自分には結構参考になることが多かった。
そもそも、イチローとか持続的に能力を発揮する人は、どうやってメンタルを保っているのか非常に興味があった。テクニックだけではなく、メンタルコントロールが非常に優れているんだろうなと思っていたから。これ読んで、それがちょっとわかった気がした。
外部の刺激に自分の感情が振り回されていないか
人は外部の刺激にうまく対応するように発達してきた。だから、外部の変化には過敏に反応するようになる。けれど、外部の刺激に影響され続けると、集中力としては散漫になってしまう。
感情がうまくコントロールできていないときは、それを認識し、理由を考える。強制的に心理を変えようとしても無駄なんだよね。それよりも、理由を考えてそれへの対処を考えた方がよほど建設的。
「結果」だけでなく「好き」にもフォーカスする
結果を出すことは大切。結局は、世の中は結果が出ていくことで発展していくのだから。ただ、結果だけを自分の報酬とすると、それを持続するのは難しい。常に結果を出さなくてはいけなくなる。
だから結果だけじゃなくて、自分が何に好きであるかについても考えてみる。結果は他人が評価できるものだけれど、好きであることは主観なので、他人にも振り回されないし。結果に至るプロセスを楽しめるようになれば、何をしても面白く前向きに捉えられそうだ。
過去でも未来でもなく、今に集中する
結局の結論は単純で、過去に縛られることなく、未来に不安を思うことなく、今目の前のことに集中すること。そして、来るべきときに向けて準備をする。それが良いメンタルを生み、最後には結果が生まれる。
この動画も参考になる。スキルを使い、自分にとってチャレンジをしているとき、人は集中力が高い「フロー」の状態にはいるのだそうだ。そして、そのフローの時間が多いほど、人は幸せに感じることができる。
ミハイル・チクセントミハイ フローについて | Video on TED.com
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