情報化社会で、常にPCの前で作業をしていたり、スマートフォンを手にしたりすると、ついつい検索して情報に頼りがちになる。だけど、それだけじゃだめだよなーと思う自戒の記事。
わずかに付加する「新しさ」に価値がある
情報化社会における付加価値とは、新しい視点を生み出すこと。真似るだけでは結局受け取る側として目新しさがないわけだし、差別化が難しい。羽生善治も言っている通り、情報化社会のおかげで「過去の情報」が蓄積され、誰からもアクセスされることで、いろんな人の知識向上に寄与している。しかし、そこにもどこかで壁がくる。
だから、2段階で考えないといけないと思うわけですよ。学んで知識レベルを上げることが1段階め。その知識から新しい観点や考え方を付加するのが2段階め。こんな比率のイメージ。
自分の中に知識をストックして、知識量を増やし、人より早く最低ラインにたどり着くのも大事。そして、そこから自分の新しい要素を付与する。人ひとりが考えることなんて、過去の積み上げから考えれば大した内容でもないし、大した量でもない。だから少しで良い。少しで良いけれど、新しい何かを付与する。
脳内バランスを保つ努力をする
インプットとアウトプットはバランスが大事だ(どちらかといえばアウトプットに比重を置くべきだと思うけど)。インプットを行い続けると、いつの間にか情報を消費して、新しいアイデアを生み出せない自分が出来上がっている気がする。学ぶことが目的化してしまっていたり。
そういうときは、少しインプットから離れてみる。もしくは、全く違う情報に触れてみる。そうすると、自分で考える「隙間」みたいなのが出てくるので、インプット依存症候群から抜け出せる気がする。
定期的にそんなことを思い出しながら、日々を過ごしている。