これからの思考の教科書 酒井穣

ロジカル・シンキングとかクリティカル・シンキングはわかるけど、ラテラル・シンキングとかインテグレーティブ・シンキングって何?という感じだったので、拝読。面白かったよ。

最近、考えるということは「分析」と「統合」だと思うようになった。分析とは対象を細かく分類して、新しい事実を発見していくこと。統合とは、複数の事象を整合性を保ちながら新しい戦略なり思考に発展させていく行為だと思っている。

そして、ロジカル・シンキングは分析に適しているが、統合には適していない。事実を掘り下げて、正しく事象を捉えるのには適しているが、「飛び道具」的なイノベーションはロジックだけでは生まれない気がしてならない。

そういう意味で、ラテラル・シンキングとかインテグレーティブ・シンキングが登場する、というのが著者の主張だろう。インテグレーティブ・シンキングはまだ未知な要素が大きく、体系だって整理されていない分野ではあるものの、イメージを掴ませてくれる。知的生産を生業とする人は、一度読んでおくべきだと思う。まさに「これからの」教科書だろう。

あと個人的には、最後の曹操のあとがきがよかったなあ。

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