同じコンサルタントでもタイムマネジメントが下手な人もいる。仕事が終わらず連日徹夜。家庭も崩壊とか。というわけで、僕なりのタイムマネジメントの考え方を書く。
1.自分の時給を知る
まずは自分の時間当たりの価値を知ることから始まる。年収/労働時間なので、簡単に算出できる。
時給がわかれば、自分の時間をどう使うべきか意識できるようになる。わかりやすいのは移動時間だ。例えば、電車だと駅までの徒歩も含めて1時間。タクシーだと20分で、自分の時給を3000円と仮定する。
電車:300円(電車賃)+3,000円(1時間分の労働時間)=3,300円
タクシー:2,000円(タクシー代)+1,000円(20分分の労働時間)=3,000円
こういう計算がさくっとできるようになれば、自分の時間がどれくらい貴重かわかるというものだ。
2.人に頼めることはどんどん頼む
自分で抱え込む傾向にある人がいるけれど、それはNG。自分の付加価値をあげるためにも、人に任せられる仕事をアウトソースしないといけない。
3.見えないコストを測る
精神的・肉体的疲労などは、表層には見えにくく定量化するのは難しいが重要だ。精神的ストレスや肉体的疲労は、作業効率が低下して、結果として時間が失われる。そういう事態が予想される場合は、金銭的解決の可能性を考える。ちょっとした金額で疲労を回避できるなら素晴らしい限りだ。
4.長期的目線で考える
結婚するまでは特に考えなかったが、ワークライフバランスというのもタイムマネジメントを考える上では重要な要素を占めてくる。(独身ならば、目一杯気にせず働けば良いけど。)
プライベートの安定は、自分の仕事を安定させる。そういう意味でプライベートの時間も重要と思えるようになった。あと、出産などのライフイベントは一生でその時にしかできないこと。そう考えると、たかが仕事に比べてとても貴重に思えてくる。仕事を休んだって良いじゃないか。
5.コミュニケーションには時間をかける
上記に挙げた考え方でいくと、人とのコミュニケーションなんてストレスが溜まるし、効果も見えづらいから効率化・省力化に走ってしまいがちになる。しかし、コミュニケーションは時間と労力を惜しんではいけない。コミュニケーションが希薄で、言いたいことや重要なことが共有できていない組織は、大抵どこかで大きな失敗をやらかすのが定石。
これぐらいかなー。