2019年度J2チームデータを可視化して勝つための要因を探ってみた

FC岐阜がJ3に降格する危機が迫っています。

明治安田生命J2リーグ第40節のアルビレックス新潟対FC岐阜戦が9日に行われ、ホームの新潟が2-0で勝利を収めた。この結果、FC岐阜はJ3自動降格圏の21位以下が確定している。
FC岐阜、J2で21位以下が確定。J3上位の成績次第で来季降格へ | フットボールチャンネルから引用

 

ずっと降格圏内を毎年さまよいながら、なんとかJ2に生き残ってきましたが、ついに本当のピンチのようです。

FC岐阜の年度別成績一覧 – Wikiwand

で、改めてJ2のクラブの状況を可視化してみながら、FC岐阜についても理解を深めようと思います。

ちなみに内容は、こちらの記事をほとんど踏襲してデータの取得や分析をしています。丸パクリさせていただきました。すみません。感謝です。pythonで自分でやりたい方は、こちらのソースコードを確認ください。

Pythonを使って2019年度J1チームデータを可視化してみた|Hana|note

改めて、J2順位の確認です。

順位チーム勝点試合得点失点得失点差
1柏レイソル78402398693237
2横浜FC734021109634023
3大宮アルディージャ734020137603822
4モンテディオ山形6740191011553619
4水戸ホーリーホック674018139553619
6徳島ヴォルティス6740191011624418
7ヴァンフォーレ甲府6540181111593920
8京都サンガF.C.6540181111574314
9ファジアーノ岡山654018111149454
10アルビレックス新潟5840161014685018
11ツエーゲン金沢5740141511554510
12V・ファーレン長崎5640175185658-2
13東京ヴェルディ52401313145356-3
14レノファ山口FC4740138195264-12
15FC琉球46401210185577-22
16ジェフユナイテッド千葉43401013174662-16
17愛媛FC4240126224558-13
18アビスパ福岡4140118213759-22
19FC町田ゼルビア4040816163455-21
20鹿児島ユナイテッドFC3740107233971-32
21栃木SC3440616183153-22
22FC岐阜304079243170-39

現在最下位です。残念。なんでこうなったのでしょうか。

勝点との関係

Jリーグが公開しているデータから、勝ち点に関係ある要因を可視化したいと思います。それがこちら。小さくてわかりづらいですが、勝ち点と正の相関が高いのが「得点」、負の相関が高いのが「失点」です。まあ、言われてみれば当然なのですが。

そして、得点と正の相関が高いのが「シュート」です。さらにシュートと「CK」はちょっと正の相関が高めです。

逆に、失点の負の相関が高いのが「被シュート」です。これも言われてみれば当然ですよね。

 

得点と失点の関係

次に得点と失点の関係を見てみましょう。

右側ほど得点数が多く、上側ほど失点数が多いです。右下ほど得点が多く失点が少ない、左上ほど得点が少なく失点が多いということです。FC岐阜は左上・・・。

ちなみに、得点がやや多めで失点が多い、失点が少なめだけど得点も少ないなど、各チームによって傾向が違います。ただ、簡単にいえば「得失点差」が重要なので、得点が多くても失点がそれ以上に多ければ負ける可能性が高く、その逆も然りです。勝ち点と得失点差の相関関係も0.9あります。

 

得点とシュート数の関係

得点とシュート数に正の相関があると書きましたが、これもチームによって違いがあります。それを示したのが以下のグラフです。

得点数が多い順に並べましたが、シュート数は違っています。決定率が違うということですね。それを実際に計算したのがこちら。

この2つのグラフをみるとわかるのですが、FC岐阜はシュート数が下から3番目ですが、決定率が下から2番目です・・・。

 

失点と被シュート数の関係

失点と被シュートも相関関係が高いのですが、これもグラフ化しました。

FC岐阜は失点数がリーグで上から3番目です。こちらも決定率を見てみましょう。

こちらはリーグ5番目です。

 

以上、簡単にJ2の傾向を可視化してみました。FC岐阜の絶望的な感じが可視化されて、やりながらつらかったですが・・・。

他にもFootball LABにもデータがあるようなので、いろいろ分析できると面白いかなと思いました。

データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB[フットボールラボ]