FC岐阜がJ3に降格する危機が迫っています。
明治安田生命J2リーグ第40節のアルビレックス新潟対FC岐阜戦が9日に行われ、ホームの新潟が2-0で勝利を収めた。この結果、FC岐阜はJ3自動降格圏の21位以下が確定している。
FC岐阜、J2で21位以下が確定。J3上位の成績次第で来季降格へ | フットボールチャンネルから引用
ずっと降格圏内を毎年さまよいながら、なんとかJ2に生き残ってきましたが、ついに本当のピンチのようです。
で、改めてJ2のクラブの状況を可視化してみながら、FC岐阜についても理解を深めようと思います。
ちなみに内容は、こちらの記事をほとんど踏襲してデータの取得や分析をしています。丸パクリさせていただきました。すみません。感謝です。pythonで自分でやりたい方は、こちらのソースコードを確認ください。
Pythonを使って2019年度J1チームデータを可視化してみた|Hana|note
改めて、J2順位の確認です。
順位 | チーム | 勝点 | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 柏レイソル | 78 | 40 | 23 | 9 | 8 | 69 | 32 | 37 |
2 | 横浜FC | 73 | 40 | 21 | 10 | 9 | 63 | 40 | 23 |
3 | 大宮アルディージャ | 73 | 40 | 20 | 13 | 7 | 60 | 38 | 22 |
4 | モンテディオ山形 | 67 | 40 | 19 | 10 | 11 | 55 | 36 | 19 |
4 | 水戸ホーリーホック | 67 | 40 | 18 | 13 | 9 | 55 | 36 | 19 |
6 | 徳島ヴォルティス | 67 | 40 | 19 | 10 | 11 | 62 | 44 | 18 |
7 | ヴァンフォーレ甲府 | 65 | 40 | 18 | 11 | 11 | 59 | 39 | 20 |
8 | 京都サンガF.C. | 65 | 40 | 18 | 11 | 11 | 57 | 43 | 14 |
9 | ファジアーノ岡山 | 65 | 40 | 18 | 11 | 11 | 49 | 45 | 4 |
10 | アルビレックス新潟 | 58 | 40 | 16 | 10 | 14 | 68 | 50 | 18 |
11 | ツエーゲン金沢 | 57 | 40 | 14 | 15 | 11 | 55 | 45 | 10 |
12 | V・ファーレン長崎 | 56 | 40 | 17 | 5 | 18 | 56 | 58 | -2 |
13 | 東京ヴェルディ | 52 | 40 | 13 | 13 | 14 | 53 | 56 | -3 |
14 | レノファ山口FC | 47 | 40 | 13 | 8 | 19 | 52 | 64 | -12 |
15 | FC琉球 | 46 | 40 | 12 | 10 | 18 | 55 | 77 | -22 |
16 | ジェフユナイテッド千葉 | 43 | 40 | 10 | 13 | 17 | 46 | 62 | -16 |
17 | 愛媛FC | 42 | 40 | 12 | 6 | 22 | 45 | 58 | -13 |
18 | アビスパ福岡 | 41 | 40 | 11 | 8 | 21 | 37 | 59 | -22 |
19 | FC町田ゼルビア | 40 | 40 | 8 | 16 | 16 | 34 | 55 | -21 |
20 | 鹿児島ユナイテッドFC | 37 | 40 | 10 | 7 | 23 | 39 | 71 | -32 |
21 | 栃木SC | 34 | 40 | 6 | 16 | 18 | 31 | 53 | -22 |
22 | FC岐阜 | 30 | 40 | 7 | 9 | 24 | 31 | 70 | -39 |
現在最下位です。残念。なんでこうなったのでしょうか。
勝点との関係
Jリーグが公開しているデータから、勝ち点に関係ある要因を可視化したいと思います。それがこちら。小さくてわかりづらいですが、勝ち点と正の相関が高いのが「得点」、負の相関が高いのが「失点」です。まあ、言われてみれば当然なのですが。
そして、得点と正の相関が高いのが「シュート」です。さらにシュートと「CK」はちょっと正の相関が高めです。
逆に、失点の負の相関が高いのが「被シュート」です。これも言われてみれば当然ですよね。
得点と失点の関係
次に得点と失点の関係を見てみましょう。
右側ほど得点数が多く、上側ほど失点数が多いです。右下ほど得点が多く失点が少ない、左上ほど得点が少なく失点が多いということです。FC岐阜は左上・・・。
ちなみに、得点がやや多めで失点が多い、失点が少なめだけど得点も少ないなど、各チームによって傾向が違います。ただ、簡単にいえば「得失点差」が重要なので、得点が多くても失点がそれ以上に多ければ負ける可能性が高く、その逆も然りです。勝ち点と得失点差の相関関係も0.9あります。
得点とシュート数の関係
得点とシュート数に正の相関があると書きましたが、これもチームによって違いがあります。それを示したのが以下のグラフです。
得点数が多い順に並べましたが、シュート数は違っています。決定率が違うということですね。それを実際に計算したのがこちら。
この2つのグラフをみるとわかるのですが、FC岐阜はシュート数が下から3番目ですが、決定率が下から2番目です・・・。
失点と被シュート数の関係
失点と被シュートも相関関係が高いのですが、これもグラフ化しました。
FC岐阜は失点数がリーグで上から3番目です。こちらも決定率を見てみましょう。
こちらはリーグ5番目です。
以上、簡単にJ2の傾向を可視化してみました。FC岐阜の絶望的な感じが可視化されて、やりながらつらかったですが・・・。
他にもFootball LABにもデータがあるようなので、いろいろ分析できると面白いかなと思いました。