Evernoteはノートアプリケーションとしてよく知られているものです。
すべてを記憶する。アイデアを整理する。スマートに働く。| Evernote
クラウドをベースにして、Windows、Macだけでなく、iOS、Androidからでも使うことができます。
登場してきた当初はとても斬新で、僕もよく使ってました。こちらは7年前に書いた記事です。
ただ、最近はすっかり利用頻度が落ちてきています。ノートが大量で重くなったりして、用途に合わせていろんなノートアプリを使い分けてる状態です。
Evernoteの勢いは落ちてきてる?
GoogleトレンドでEvernoteをMicrosoftのOneNoteと比較してみると、Evernoteの勢いが低下してきており、最近はOneNoteの方が迫ってきています。
Evernoteはテキストや画像などを自由に書き留めておけることと、複数のデバイスで同期して使えることがポイントだったわけですが、ほかのサービスでもクラウド時代で追いついてきており、あまり優位性がなくなってきたかもなと感じます。
逆にOneNoteはOffice365でクラウド対応になり、ビジネス系では使われるようになってる気がします。
Evernoteの戦略ミスとは?
同時期に展開されたDropboxと並び、有力なユニコーン企業と言われていましたが、途中から大きな問題に直面しました。これを読むとわかります。
Evernoteを苦しめる「5%問題」は本当に取り組むべきことを照らす道しるべになる – GIGAZINE
財務上は有料顧客の獲得が遅れたためです。フリーミアムではありましたが、なかなか有料ユーザーを増やすような料金プランなどを開発できずにいました。
しかし、もっと深刻なのは多機能すぎることでした。それが故に、製品のアピールポイントがわからなくなってしまったり、フォーカスすべきユーザーを見失ってしまったようです。
また手を広げ過ぎて、コストもかさんでいました。
その後、創業者が交代し、事業を整理しながら改革が進められています。
エバーノート、黒字化へ道筋 プロ経営者の大なた: 日本経済新聞
仕事ではOneNoteを使っているし、個人のちょっとしたメモはsimplenoteを使っていますが、たしかに用途が明確な方が使いやすいですね。
Evernoteは途中から、メモなのかスクラップなのか、自分の中でわからなくなっていました。けれど、今でもUIは使いやすいし、また利用頻度が増えるときが来るかもしれません。
ちなみに、Dropboxは現在上場準備中です。
Dropboxの上場予定価格は16-18ドル、時価総額100億ドルには届かず――別途Salesforceが1億ドル出資 | TechCrunch Japan