佐々木 直彦¥ 840 単なる情報整理術にとどまらない内容の濃い、成果志向型の仕事術の本 第1章のタイトルが全てを物語ってます |
最近、情報整理について考える機会が多かったので、参考本として購入。いろいろ迷走しかけていた思いが、すっきりした。それは「何のための情報を収集して整理するのか」ということ。
結果を出すための情報整理を
私たちがほんとうに行わなくてはならないのは、大量の情報を、見やすく、あとで取りだしやすいように整理する情報整理ではなく、「ホンモノの情報」を創りだす情報整理なのです。
どうやら自分には収集癖があるらしく、目的を見失って「集める」ことに執着する場合がある。情報を整理することが目的になっちゃいけない。結果を出すことが大事。
相手に行動を促す情報を
情報整理だけでなく、コンサルタントとして相手に伝えるコツも書かれている。これも結構シンプルで自分の中で復習になった。気になったのは次の3つ。
1つ目。伝えるときは、「柱」となるひとつのコンセプトを見つけることが重要。きっと「ひとつ」であることが重要。このブログを書くときに、思いついたまま論点がぼんやりした状態でアップすることもあるけど、もう少しブログを書くときもこういう意識を重視しようかな。疲れるけど。笑
2つ目。論理は一本、物語は複数。論理を積み上げることをコンサルタントは求められるので、その点は磨かれていくのだけれど、物語を出せるかは結構個人のセンスに頼っている気がするな。こういう感性に訴えるスキルというのも、もっと重要視されて良い気がした。
そして最後。この言葉に集約されている。
自分の行動が起こる。相手の行動も起こる。「この二つの行動が起こるための情報整理とは何か」に答えを出したかったのです。
「いつもやり取りしている顧客の上司の上司まで説得できる資料を作れ」と上司に言われたことを思い出した。行動まで結びつけてナンボ。