あなたの住む地元には、どのような特色があるでしょうか?
最近いろんな自治体で実施されているプレミアム商品券など、自治体の横並びと言われる戦略について書かれた記事がありました。
皆がやっていることをただひたすらやっても、それは平均点をとるだけの戦略です。あえてその地域を選択してもらえる理由は、何一つとして出てきません。 多様化している社会において重要なのは、限られた一部の人たちに熱烈に支持される突出したコンテンツを用意することです。
地方はどうすれば「横並び」から脱出できるか | 地方創生のリアル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
突出した「ウリ」となるコンテンツを作っていく、ということなのですが、これをきっかけに少し興味があったので、Googleサジェストを使って都道府県でどういうキーワードが検索されているのか、調べてみました。これを調べることで、注目されているコンテンツを持っているような傾向が見られないかな、と。
以下が調べた結果です。上位5つまでを抽出しました。
内容をみてみると、夏なので、それに関連する季節的なものもあるのかな、と思います。
大半は結構かぶっていて、多いのは以下です。
- 地図(45)
- 天気(44) ※「天気予報」も含めると47
- 観光(42)
- 人口(33)
確かにこれらは普遍的によく検索されているんでしょうね。
あと、観光については地図で表示してみるとこんな感じになっています。
ちょっとわかりづらいですが、「観光」が上位5位に入っていないのは、東京都・神奈川県・大阪府・京都府・沖縄県です。沖縄県以外は都市部ですね。沖縄は8位に観光が入っています。観光地として既に大きく認知されていますので、「観光」というキーワードは少し低めなのかもしれません。
次に、「温泉」というキーワードが47都道府県中13件でランクインしていました。これも地図でプロットしてみました。
これらの県は、温泉地としてある程度認知されている、ということでしょうかね。
さて、他県と異なったキーワードが含まれているところをピックアップしたいと思います。
香川県=うどん
なんというか、当然ですね。「うどん県」ですし。マーケティング的にもうまいんだと思います。香川のうどんは元々有名だったと思いますが、より認知度は上がったんじゃないでしょうか。うどん巡りとかしてみたい!
鳥取県=スタバ
最近、ついに空白地帯だったスタバが進出したことが結構大きなニュースになりましたね。「スタバはないけど、スナバはある」というのは見事なマーケティングだったな、と思います。
先日も記事に書きましたが、今は企業の地方にある資源に注目しています。うまく発掘し、地域の特徴をアピールしていくことが、地方創生につながるんじゃないでしょうか。