ブログを収益化するポイントを考えてみたいと思います。まあ、これはブログにかぎらずWebサイトでも同じです。
トラフィックエンジンとマネタイズエンジンという考え方
ネットでは「トラフィックエンジン」と「マネタイズエンジン」という考え方があります。「トラフィックエンジン」というのは、ユーザーの呼び寄せ水になる、トラフィックを生み出すコンテンツのことです。「マネタイズエンジン」というのは、ユーザーからのマネタイズを実現するためのコンテンツを指します。
これらが一緒の場合もあれば、異なる場合もあります。ブログであれば、トラフィックとしては多いけど、アフィリエイトなどのクリックは少なく収益化には貢献していない場合が考えられます。
今回書くのは、これらを分けて考えて、Google Analyticsのカスタムレポートを使って分析する方法です。
トラフィックエンジンを強化する
もっとアクセス数を伸ばすことを考えます。トラフィックエンジンを強化するためには、「アクセス数が多く、離脱率が高いページを発見する」ことが有効です。
Google Analyticsでは、カスタムレポートで以下の通り指定します。
- 指標:ページビュー数、離脱率
- ディメンジョン:ページ
これによって、ページビューが多いけど離脱率が高いページを特定することができます。それらに対しては、いかに離脱させないかを考えます。例えば、
- 関連記事を表示する(WordpressでいえばYARPPプラグインとか)
- 同じテーマで関連する記事を新たに書く
- カテゴリーを再設計して、カテゴリー内の記事を閲覧してもらえるようにする
などの対策を考えることができるようになります。
トラフィックエンジンをマネタイズエンジンに変える
トラフィックを多く生んでいるページから、収益化を図れるようにします。これを実現するためには、「アクセス数が多く、コンバージョン率が低いページを発見する」ことが有効です。
Google Analyticsでは、カスタムレポートで以下の通り指定します。
- 指標:ページビュー数、コンバージョン率(※)
- ディメンジョン:ページ
※コンバージョンに関しては、前回の記事「」を参照に、アフィリエイトリンクへのクリック数を計測できるようにしておきます。
これによって、ページビューが多いけど、コンバージョン率が低いページを特定することができます。それらに対しては、いかにコンバージョンを高めるかを考えます。例えば、
- 商品リンクの紹介内容をわかりやすい表現に見直す
- リンクを目立つ位置に変更する
などの対策を考えることができるようになります。
マネタイズエンジンを強化する
収益化に貢献しているページを発見し、より強化する方法を検討します。これを実現するためには、「コンバージョン率が高いページを発見する」ことが有効です。
これはカスタムレポートは不要で、前回記事「」でコンバージョンの設定をしていれば確認することができます。「目標」のページからコンバージョン率が高いページを特定することができます。また、各ページのリンクをクリックすると、どのページから遷移してきたかもわかるのです。
これによって、途中で離脱しているページを改善するなどの対応を検討することができるようになります。
というわけで、これらのプロセスを考えながら分析して、日々対策を行うことで、少しずつブログの収益化は向上していくんじゃないでしょうか。
参考:
Google Analyticsカスタムレポートでコンバージョンに貢献したページを調べて売上アップする方法 | 海外SEO情報ブログ