週2日だけ働いて 農業で1000万円稼ぐ法

最近農業に興味を持って読んだりしているが、この本でもいくつか面白いことを知った。

 

「無農薬」のイメージ

「無農薬」とか、農協を通じた野菜よりは、路面で売っているような野菜の方が直販だし新鮮で良い、みたいな漠然としたイメージは危ない、ということだ。農協は「残留農薬」のパーセンテージを明確に基準として設けて、その基準を満たしたものを出荷している。だから、安全な野菜を安定して供給することができるわけだ。

 

「家庭菜園」の野菜は良いのだろうか

また、家庭菜園についても警告していた。素人がベランダ農業と称して野菜を育てるのが流行っているが、ちゃんとした知識もなく、管理もせず育てた野菜が、自分で育てた「無農薬」だから栄養にも良い、と思って食べるのは間違い、だと。

自分も、家庭菜園をやっているクチなので、興味深く読んだ。正直、栄養価なんてものは考えたこともない。漠然と、「自然に育つんだから、良いよね」みたいな感じで思ってしまっていた。(別の側面で、自分で実際に食べるモノを育てる、という行為自体は、非常に楽しいことだと思う。)

 

天然農薬ってなんだ

無農薬が必ずしも体に良い訳ではない、ということは、ちょっと冷静に考えれば分かる話だ。そもそも農薬は、植物が害虫や病原菌に襲われて、育つのが阻害されるのを防ぐのが目的だったはずだ。であれば、農薬がなければ、植物は安全に育つことはできず、変な菌とかが付いた状態であるかもしれない、ということだ。

さて、Googleで「無農薬」で検索すると、無農薬野菜が必ずしも体に良い訳ではないことを述べている記事は、結構ある。その中でよく書かれていたのが、「天然農薬」。初めて知った。

詳細は下記ページでも読んでもらえれば良いが、言うなれば、植物自身が作り出す天然の農薬。発ガン性がある成分もあるらしい。そして、その比率は人工の残留農薬の比ではない、とも。うーん、もう何を信じて良いかわからない。
そろそろ無農薬/有機栽培野菜に対する盲信を見直してはどうか

 

「奇跡のリンゴ」だって

「奇跡のリンゴ」を読んで、無農薬リンゴを完成させるまでの話に感動したわけだが、上記を踏まえると、栄養価などはどうなんだろう?と興味を覚える。甘くて濃厚だ、という評価とのことだし、食べてみたいんだけど、栄養価を比較したデータとか、どこかにあるのかな。 (「奇跡のリンゴ」は、長期間放置しても腐らずに枯れる、ということは有名ですが、その点について、解説しているサイトはありました。http://keiziweb.com/dView.pl?m=1&user=keizi&thid=20090105191926&tid=20090328123507

 

結論として

この記事で誰かを批判したり、何かをダメだって言いたいのではなくて、情報に踊らされるのはだめだってことでして。(知れば知るほど、真実がわからなくなる、ということでもあるけど。)

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