Jリーグで一番稼いでいるサッカークラブを以前記事に書きましたが、今日はその逆です。一番稼いでいないクラブを書こうと思います。
Jリーグで最も稼いでいないクラブは?
まず、稼いだ金額の多さ。2005〜2012年の8年間累計で赤字額が多いクラブです。
1位:ヴィッセル神戸(-36億5,300万円)
ヴィッセル神戸 | VISSEL KOBE
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ヴィッセル神戸は、一番赤字ですね。すごい額です。一度経営破綻しかけたところから、楽天の三木谷さんが個人出資している会社がスポンサーなわけですが、なかなか状況はよろしくないようです。年々赤字額は小さくなってますけどね。
2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
-1,228 | -669 | -557 | -479 | -276 | -240 | -90 | -114 |
(単位:百万円)
2位:東京ヴェルディ(-26億5,100万円)
東京ヴェルディ/TOKYO VERDY
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Jリーグ設立初期は隆盛を極めたヴェルディですが、今やJ2の常連になっており、利益も乏しい感じです。ずっと赤字というわけではないんですが、特にJ2に落ちたのと日本テレビの赤字で費用削減が行われた2009年はインパクトが大きく、赤字額も大きくなってます。
2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
5 | -872 | 10 | 10 | -1,454 | -363 | 6 | 7 |
(単位:百万円)
3位:コンサドーレ札幌(-14億100万円)
コンサドーレ札幌オフィシャルサイト | CONSADOLE SAPPORO
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コンサドーレ札幌も赤字続きです。コンスタントに。
2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
-136 | -350 | -187 | -152 | -135 | -234 | -86 | -121 |
(単位:百万円)
Jリーグで最も経営が安定していないクラブは?
前回の記事と同じように、単年度赤字回数を見ようと思います。8年間でずっと赤字のチームが3チームあります。が、既に出ているように、ヴィッセル神戸とコンサドーレ札幌は8年間ずっと赤字です。そして、最後の1チームが以下です。
アルビレックス新潟
アルビレックス新潟 公式サイト|ALBIREX NIIGATA OFFICIAL WEBSITE
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Wikipediaにも、経営状況に関する記載がありました。
しかし、J1昇格に伴う強化費の増加に加え、観客動員数の落ち込み等を要因とする営業収入の落ち込みもあり、2005年から公表されている収支報告では毎年営業赤字を計上した。チケット売り上げ等の興業収入は最大時の2005年に約12億円を計上したが、2012年は最大時から5億円減となる約7億円、興業収入の柱となるシーズンチケットの売り上げは最盛期の2万枚からおおよそ半減している[30]。2009年度以降は東北電力が購入した施設命名権による収入や、後援会からの寄付金等で最終的な黒字を確保しているものの、依然3億円を超える累積赤字は解消されていない[35]。
チームを強化したりJ1に昇格するためには費用が必要なわけですが、収入がないと赤字が恒常的に発生してしまうわけです。あるいは、強力なスポンサーを獲得しても、東京ヴェルディのようにどこかで状況が変わり、収入を確保することも難しくなるかもしれません。
というわけで、Jリーグがもっと継続的に栄えますように。